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書名仕事がはかどり暮らしが整う おうちワークの文具術 [ 高橋 拓也 ]目次1 文房具でつくる小さいオフィス2 おうちワークの文具術3 おうちワーク文房具図鑑感想まずこの表紙を見て!?この日常のすべてを詰め込んだ小宇宙感、秘密基地めいた自分の城の雰囲気、手の届く範囲にすべてが効率的に配置された四畳半神話大系、ちいさな書斎であるホームオフィス。うらやま。ものぐさトミー (岩波の子どもの本) [ ウィリアム・ペーン・デュ・ボア ]起きてからすべて全自動で機械仕掛けで進んでいく絵本を思い出した。私は在宅ワークの「ざ」の字も見当たらない、現場百遍!の職場で働いている事務職。なので、取引先の会社がオフィスにはほぼ不在で、在宅勤務なことに驚く(特に東京)。みんな家で仕事してるんや…いいな…。保育園と学校の送り迎えも余裕があるし、お布団やシーツも平日に干せるし、昼休みに好きなことできるし、晩御飯の下ごしらえとかもできるんだよね…。うらやま…。この本は、リモートワークで会社づとめをしながら、ウェブマガジン「毎日、文房具。」を運営し、「小さいノート」もプロデュースする方の「在宅勤務」の創意工夫がぎゅぎゅっと詰まった一冊。A4用紙を横向きにして、左上に黒のマスキングテープを貼り、白のポスカで日付と目次を記入して管理するメモとしての使い方は参考になる。マステとポスカが面倒なので、「タイトルの付け方」の方法だけ真似して普通のペンでやってもいいかも。以下、この本でおすすめされていて気になったもの。【楽天1位】リカバリーサンダル レディース サンダル メンズ スポーツサンダル ロッカーサンダル シャワーサンダル ビーチサンダル 靴 厚底 リラックス 疲労回復 疲れにくい アスリート スリッパ 衝撃吸収 ジム ^bm1065^紹介されているものがどれか分からなかったけど、「リカバリーサンダル」。運動回復を目的にしたサンダルを、室内履きとしてスリッパ代わりに履くとよいのだそう。ペンたて ペンスタンド 文房具 収納【あす楽14時まで】equalto Wavy イクォルト ウェーヴィー革のペンスタンドシンプル おしゃれ 高級 かわいい 革製 デスク ギフト ステーショナリースタンド 日本製◇鉛筆立て 卓上 整理用品 インテリア革のペンスタンドがあるんですね。シンプルでおしゃれ。【無印良品 公式】 ポリプロピレンファイルボックス・スタンダードタイプ・ワイド・A4用ホワイトグレー足元に置くゴミ箱は、よくある丸いゴミ箱ではなく、四角にするとスペースが広くあく。【9/15限定 Rカードとエントリーで更に+15倍】腕時計スタンド エムスコープ D. Watcher 時計スタンド 時計置き 腕時計 おしゃれ 木製 日本製 M.SCOOP 男性 退職祝い 記念品 プレゼント 送別会 プチギフト 女性 ギフト あす楽 ギフト腕時計ホルダー。腕時計を外して置いておくことで、卓上時計の代わりになる。帰宅して腕時計を外したら、私は押入れに突っ張り棒を渡したところのS字フックに引っ掛けてる。( テーブル 下 収納ラック タワー ) tower 山崎実業 公式 公式 通販 サイト デスク 机 テレワーク 在宅 仕事 書類 リモコン ティッシュ 収納 省スペース モノトーン ホワイト ブラック 白 黒 5481 5482テーブルの下に取り付けられるラック。木ネジ使用かあ…。職場では無理だな。ウェブカメラカバー 盗撮防止 カメラ隠し プライバシー保護 セキュリティ パソコン タブレット スマホ iPhone iPad Macbookなど webカメラ ウエブカメラ インカメラ 超薄型 シール 3個セット ネコポスパソコンのカメラを隠せるカバー。こんなものもあるのね。リヒトラブ 机上台 幅590mm 白ディスプレイとキーボードを分ける場合の机上台。私はノートパソコン1台のシンプルさが好きなので、これは使わないのだけど、ディスプレイと分けている人は画面が大きくていいなあと思う。【レビュー2800件突破!】あす楽 雑誌掲載 BoYata 正規代理店 ノートパソコンスタンド N-19 PCスタンド 高さ/角度調整可能 姿勢改善 猫背解消 折りたたみ ノートPCスタンド 滑り止め アルミ合金製 ホルダータブレット著者は、ノートパソコンをこのスタンドに取り付け、傾斜をつけてディスプレイとして使用。【即納】ロジクール ERGO M575 ワイヤレス トラックボールマウス M575GR グラファイト【送料無料】【KK9N0D18P】トラックボールだと省スペースかつマウスを動かす必要がなくて肩こり防止にもなるのだとか。送料無料 レビュー特典付き ラーニングタイマーS 学習タイマー 勉強タイマー キッチンタイマー 学生 受験 試験 時計 勉強 可愛い 消音 メリハリ モチベーション 社会人 T-603 ドリテック dretec勉強の集中にも役立ちそうなタイマー。リモートワークだとダレてしまってこういう機械も必要なのかな。BASE BREAD チョコレート 16袋入り 完全栄養食 | basefood チョコ パン 栄養食 置き換え ダイエット 食品 オフ 低糖質 食物繊維 葉酸 鉄 分 カルシウム タンパク質 おやつ 全粒粉 送料無料 間食 ベースフード 糖質制限 ベースブレッド 保存食 ローリングストック著者は在宅の昼ごはんをこれにしているのだそう。私もこれ、考えた。完全栄養食パン。ただ、高いんだよね〜…。この値段出すならほかのもの食べたい…。以下は画像が出てこないシリーズ。MARKS&WEBのリードアロマウッド木製の蓋に付け替えるだけで、精油瓶がアロマディフューザーになるという優れもの。精油を石鹸液に足して香り付けに使っているけど、良い匂いとして置いておきたいと思っていた。これコンパクトだし良いな。無印良品のパイン材デスクワゴン息子が来年入学するにあたり、娘と息子に1つずつ「ランドセルラック」的なものを買おうか迷っていて、あれこれ見ているのだけど、結局「ランドセルを平置き出来てべろっとかぶせを開けられる」状態が一番良いんじゃないかと思って。今は、リビングの床に直置き。休日だけスチールラック(1人1台)の上段に置いてる。これが一番、出し入れしやすいんだよねえ。もういっそ「収納付きベンチ」みたいなものが良いのでは?と思って、図工室のイス 850 スツール stool ベンチ 木製 収納 椅子 工作 雑誌収納 踏み台 オリジナル イエノLabo イエノラボこれを1台ずつ買って置こうとも思ったんだけど、ささくれにヤスリをかけるのが面倒。で、この本見ていたら、この無印のパイン材デスクワゴン、良さそうに見える。キャスターも付いているし、A4も入るし、どうかなあ。ただ、上段にランドセル置くには狭いかな…?E-WINのスタンディングデスク勉強している時、どうしてもダラダラしてしまうことがあり、集中力も保たない。立って勉強できたらなあ、と思っていた。スタンディングデスクは、既存の机の卓上に置くものや、それ単体でスタンディングデスクの高さの机。わざわざ買うのは邪魔だな〜使わなくなったら嫌だし…。で、この本の表紙でもメインを飾っているこれ!なんと、「折りたたみ式」「立ち・座りの両方に高さ調整可能」さらに「キャスターと固定足も付け替え出来る」!!えーこれほしい。いいなあ。これで立って勉強したらめちゃくちゃはかどるのでは(夢物語)。大人にとっての「遊び」って、仕事とごっちゃになっていると楽しいんだろうな。私の殺風景かつごちゃついたオフィスデスクを思い浮かべる。だから手帳や文具に凝るのは、ひとつは「持ち運べる秘密基地」みたいな意味があるのかもね。にほんブログ村ランキングに参加しています。「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです。
2023.09.16
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書名不要なものを手放して、50代からは身軽に暮らす 自分、おかえり! [ しょ~こ ]目次CONTENTSFLAG1住まいをととのえるインテリアには人生を変える力があるFLAG2働き方を変える時代を味方に、無理せず楽しく働こうFLAG3暮らしをアップデートするこれからを気分よく生きていくためにAnd now自分おかえり!軽やかな気持ちで私らしく生きていく感想2023年179冊目★★★台風の影響か、インターネット回線が不通になってしまい、タブレットパソコンが使えない〜。と思っていたらスマホからデザリングすればよいのでは?と思って更新してみているなう。私、楽天モバイルのベーシックプラン(低速200kbpsの代わりに容量制限なし)なんですよ。回線が驚きの遅さ!笑娘から感染した喉風邪も順調に悪化の一途を辿っています。しんどい。というわけで昨日の分のブログ記事です。ちなみに、公開しているブログ記事がこれで2000本めと相成りました!下げた記事が30本くらいと、一部「公開しているけど非公開」もあるけども!閑話休題。この本はねえ、団地好きの人におすすめ。私は本多さおりさんが団地暮らしをしていらした頃の本が好きなので、この本も好きな感じでした。キッチンの壁がくすんだ青色タイルなんだよ〜!うらやましすぎる。カーテンは白。私もカーテン(レースじゃないほう)白にしたいなあ。明るいよねえ。ただ、団地は昔の間取り(天井も低い)だから、暮らすのにはアレンジが必要。そこの創意工夫を見るのがたまらなく好きです。タイニーハウスとかにも通じる、なんだろう、そこはかとない「ままごと感」?どこか、ごっこ遊びをしているような雰囲気。懐かしいような、愛しいような。我が家も新築ピカピカ!ではなく、古ぼけた賃貸。どうせな、と諦めの気持ちが漂い始めると、家がくすんで見える。そんなときにこういう本を読むと、やる気になる。そして何かを変えると、確かに家は輝き出すんだ。不思議と。荒んだ雰囲気って、細部に宿るのかしらん。空間に手を入れると、部屋を愛おしむと、「あんた、意外と悪くないやん」と思える。むしろ私、綺麗に作られた新品で気取っているやつより、あんたが好きやわ。著者は、しょーこ(ショーコ)1967年京都生まれの京都育ち。高校を卒業し、OLを経て結婚。専業主婦からヤクルトの販売、広告代理店勤務を経てフリーライターに。おもな活動はインテリア雑誌『Come home!』(主婦と生活社)や『暮らしのまんなか』(扶桑社)など。40歳でシングルとなり、53歳からInstagramのインフルエンサーとして活動中という方で、この本は後半は「生き方」についての話が多かった。「我が家をサンクチュアリ(聖域)にするための心もち」は、心に留めておきたい。1 引っ越す気持ちで行う2 いったんゼロに3 もし明日死んでしまったら?4 余白をつくる5 いつかじゃなく、今6 理想の部屋って?7 どう過ごしたい?8 どこまで捨てる?私は特に1の「引っ越す気持ちで行う」と、3の「もし明日死んでしまったら?」かな。引っ越すなら、「とりあえず置いておいているもの」は処分するだろうなと思う。自分ひとりで、引っ越す。あるいは明日死ぬ。なら、必要なものは本当に僅かだ。ただ、子供を産んで育てていて分かったのは、「もう要らんと思ったものがあとで要ることがある」(しかもけっこうな割合で)。大人ひとり、夫婦ふたり、だとそういう変数がないからコントロールしやすいのだけど、子供はしかたないわね…。小2になった娘の小1のときの教科書とか一式、どのタイミングで捨てたらいいのか悩む。もういいかな?と思っていたら、年度初めに「1年生のときの教科書を持ってきてください」と言われてヒエエエとなったことが。たぶんちゃんとプリントに書いてあったんやろうけどな。いつも流し読みで、まともに読んでへんからな…。(よく見たら、朝顔の鉢植えだって、「これはもう使わないので、もう処分してもらっていいです」とか、「これは3年になっても使うので、保管しておいてください」と書いてくれている)著者は「書くことを仕事にしたい」と広告代理店の編集アルバイトをはじめ、フリーライターになる。ここらへんの熱意と行動力、すごいなと思った。いいなあ、と思いながら、「でも無理だな」と諦めている。出版関係の求人を見たら、東京ばかり。でもそういうやり方じゃないものも、あるのかも。1 過去の自分を振り返ってみる2 軽く始めてみる3 好きなことと得意なことは違うかも?4 頭ではなく心が喜ぶことは?5 もっているものを掛け合わせてみる6 「ない仕事」をつくってみるこうして見ると、自分が好きなことって結構子供の頃から一貫している。私の場合だと、「本を読むこと」「絵を描くこと」「何かを書くこと」。本1冊、紙1枚、鉛筆1本。それがあればワクワクして、幸せ。それすらなくても、頭の中でずっとお話を考えて。仰々しくそれを仕事に、と考えずに、何か私が好きで得意で…ということを、今後に生かしていけたらなあ。今の仕事にその要素、ゼロだもんな…。にほんブログ村ランキングに参加しています。「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです。
2023.08.16
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書名「買い方」を変えたら、人生変わった! つい集めすぎちゃう私のお買い物ルール [ ひぐちさとこ ]目次はじめに 買い物大好き、なんでも集めてしまうあなたへプロローグ 好きなものから余計なものまで……気づいたら部屋が無法地帯!?「つい」を重ねて「素敵な部屋」とは真逆の状況に「買い方」さえ見直せば、もう片付けなんて必要ない?こうして「いいこと」のループに入っていく欲しいものは、あなたにとってコレクション? 実用品?第1章「全部買わなきゃ気が済まない」がなくなる!お金も時間も豊かになる10のルール「欲しい!」と思ったら、自分と会話する「安いから」だけで買ってはいけない「普段使い」のものを買うときのお約束失敗しないコツは「ボロボロになったもの」が教えてくれるベーシックなアイテムは「2個持ち」がいい消耗品で「キャラ欲」を満たす「ファンだから」という義務感で買っていませんか?イベントグッズは「平面」のものをチョイスもう二度と「お土産」で後悔しない!衝動買いには「お花」がもってこい第2章「もったいなくて使えない」がなくなる!「タンスの肥やし」にしない、買ったものの活用法あえて「コレクション」を使ってみたら、こんなにいいことが!このやり方で「使っていないマグカップ」が大活躍!「ちょっといい消耗品」こそ、ガンガン使うポストカード、チラシ、チケットetc.「紙もの」と上手に付き合うもう倒れない、ごちゃごちゃしない! コレクションの飾り方あえてコレクションを「しまって保管」する第3章「買わなきゃよかった」がなくなる!「つい散財」を防ぐ片付けの秘密片付けしたら「買って後悔」がなくなった!「好きなもの」は堂々と残していい!「1年間着ていない服」を捨てたら、8割なくなった話「好きだから手放せない」は思い込みだった!?第4章「いつの間にかものが増えてリバウンド」がなくなる!毎日が気持ちいい「見直し」の習慣【3ヵ月に1回】気づいたら増えている「靴下」を見直す【1週間に1回】散らかりがちな「財布の中身」を見直す【やる気が出ないとき】暮らしの「地味に嫌なこと」を書き出す【ネット通販で】「注文ボタンを押す前の1分」が分かれ道おわりに 日々の小さな選択が、人生を動かす感想2023年177冊目★★★著者は漫画家。コレクター気質があり、片付けられない性分だったが、買い物をするときの「マイルール」を決めたら、散らからなくなった…という内容。すべて漫画のコミックエッセイかと思ったら、時々漫画をはさむ文字がメインでした。著者はお菓子の缶を、「なにかに使えるかも」と取っておいてしまう気質だったという。うう、耳が痛い。私、元々好きなんですよ、缶が。ほら、丈夫だし?保存にも密閉性が優れているし、色柄もクリアで美しいし、使い終わった後は容器として使えるし、使わなくなってもリサイクルに出せるしエコじゃん?と、前からコレクション気味ではあったのですが。・素晴らしきお菓子缶の世界 [ 中田ぷう ]・もっと素晴らしきお菓子缶の世界 [ 中田ぷう ]を見て「いやもうお菓子の缶めっちゃええやん?!」とドバーッと汁(何それ)が出た状態になり、現在うごうごと缶が増加しています。パッケージとか色味とかかなり吟味しているのだがッ!「収納に使えるから」という言い訳は苦しい。だって、缶って微妙なサイズ感だもの。大きな収納の中を仕切るならまだしも、それを容器として使うには小ぶりで不便なサイズ。小さな缶が積み上げられて、どれに何が入っているか分からない。さらにお目当ての中身を探し当てるには、積み上げた缶を避けないといけない。むろん、崩れる。がらがらがっしゃーん★…小さいカンカンは、引き出し収納の代わりにはならない。ということを噛み締めている今日このごろ。カン・ビン回収の日に出すには心苦しいほどのハイ・クオリティ。日本の過剰包装にかける情熱がうらめしい。ジャケ買いしちゃうじゃんこんなん!!さらに私、百均も大好きである。何か日常で「ここを、これこれこういう風にしたいんだけどな」と思いついたら、百均に物色に行く。そして漏れなく関係ないものを買う…。一時、ものを溢れさせていた時代は、百均でストレス買いすることもしばしば。1回の購入が1,500円を超える…なんてざらにあった。何買ってたんだ。絶対いらんやろ。いまでもその名残がある。百均危険。セールにも弱い。値引き額が大きい=元の値段の価値との差額のお得!というほうにばかり目が行ってしまう。そして買ったものの、サイズが微妙にあっていなかったり、色味があわなかったり、お蔵入りになる可能性の高さよ。それならセールで2つ買うんじゃなく、正規で1つ買えばよかったじゃん…。という後悔を繰り返して幾星霜。貧乏性なので成長が感じられない。安物買いの銭失いとはおいらのことさ。この本では、「これが定価で売っていても買うか?」を問いかけろと言う。あるいは「これが百円じゃなかったとしても買うか?」か、かわない…。なしてこない当たり前なことをオラは…。ものを増やさないための買い物の工夫として、著者は「もともと生活に必要な消耗品×好きなキャラクター」をおすすめする。キャラクター、かわいいよね。私はムーミンが好きなのだけれど、ムーミンの服飾品は持たないようにしている。キャラクターを身につけた自分というものが「うへえ」となるので。歯磨き粉とかシャンプーとか、そういう日用品ともよくコラボしているから、そういうのを買って「キャラ欲」を満たせばいいのか。なるほど。ついモノが欲しくなる(所有欲)けど、消耗品だとまた違うものでも楽しめるからいいな。そのキャラクターのために要らん消耗品買ってたら本末転倒やけども。目からウロコの使い方だったのが、「お気に入りのマグカップを冷蔵庫収納に使う」。なるほど、確かに有効活用だ。私は「小さくてかわいい瓶」も缶と同じく捨てられなくて、カトラリーを立てて仕舞っているのだけれど、そんなに瓶ばっかりいらない。次は冷蔵庫の収納に使おう…。また、おすすめの衝動買いアイテムは「切り花」という。これね。みんな言うよね!しかし花を飾るスペースがないのだが?!え、皆さんどこに花を置いてらっしゃるの?卓上?ごはんのときにじゃまになるやん?子供が倒すやん?キッチン?牛乳パック乾かしてる横とかかわいそうすぎるやろ?ちなみに我が家、「机」「椅子」くらいしか家具らしい家具がないので、ほかに飾るスペースはないのである。…飾り棚、ほしいな。無印良品の「壁につけられる家具」みたいなやつ。いやでもうち(賃貸)の壁、画鋲刺されへんねんな。いつか切り花を衝動買いして飾れる暮らしがしたい。素敵なもので溢れている世の中。ぼんやり過ごしていては、「偶然出会ったもの」だけを流されるまま買って、一生が終わってしまいます。「買い方を変える」とは、もの選びを他人まかせにせず、自分の手でコントロールしていくということ。それはまさしく、自分の人生を自分で切り開いていくということなのです。著者のこの言葉は、そうだなと思う。ほんとうに世の中、モノがたくさんある。ちょっと都会へ出れば、どの店にもキラッキラした素敵なものがこれでもか!と陳列されている。しかもそれは、手の届くお手頃プライスで展開されている。そしたらさあ、特に何も考えてなかったら、買っちゃうじゃん。素敵だし。可愛いし。綺麗だし。便利そうだし。役に立ちそうだし。でもそうすると、どうなるか。しんどくなる。というのが、私の経験。誰かの考えた「素敵」も「可愛い」も「綺麗」も「便利」も「役に立つ」も。それは、漠然とした架空の、空想上のもので。私、ではなかったんだなあ、と思う。手に入れたものとのギャップが、そのまま自分の不完全さを表しているようで。打ちのめされて、落ち込んで。もっと別のものなら、今度こそは、とまた買って。失敗を押し込めて隠して、入り切らなくなったら捨てて。それでも永遠に、誰かの考えた「素敵」に到達しない。じゃあきっとこれは、私が悪いんだ。私が、だめなんだ。今ではそれは、違う、と言える。私は私で、理想の自分を描くときに、雑誌の中に出てくる「誰々さん」みたいである必要はない。不完全さに、無様にもがいても。いまだにひどく落ち込んでも。誰かが「素敵」と思ったものを片っ端から「ほしい」だとは思わなくなった。素敵、でもいいわ。それは、私らしくないから。素敵、でもいいわ。私は、もうじゅうぶん持っているから。ありがとう、でも、今はいいの。知識についてはまだそこまで到達できていない。作成している新刊の「読みたい本リスト」が600冊に到達したので、「本当に全部読みたい本なのか?」を精査して、300冊まで減らした。でもねえ、それがジャンルが見事に偏っているの。1 お金もっと手に入れる系2 知識もっと得たい系3 自己肯定して安心したい系4 生活を楽にする系ちょっと自分の病んだ読書リスト見て、「お前な」と思った。お金があったら仕事をやめて家事をちょっとしてあとは1日本を読んで生きていけるのに。という願望がもろに詰まっている。そんなわけで私は「お金欲しいしもっと賢くなりたいし人間関係(会社も親子関係も含む)に悩まなくなりたいし、できれば家事したくない」という欲望むき出しなんだぜ。表面を取り繕っても、綺麗な言葉を並べても。宝くじ当たらんかな?!これ、買い物でも同じだ。足りない、を埋めたくて、買う。だから「買い方」を変えることは、自分を見つめて問い直すこと。切り花を買えるようになりたいな。実用的でないもの。刹那のもの。それをもったいないと思わない自分になりたい。うつくしいを享受したい。それを自分に許したい。あなたの家に花を飾ったっていいんだよ、と。にほんブログ村ランキングに参加しています。「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです。
2023.08.13
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書名捨てなくても大丈夫 (TJMOOK)目次五木寛之モノと記憶とともに生きていく。五木寛之さんが語る「捨てない」豊かさ京極夏彦累積するモノの機能を追求した究極の在処田原総一朗本があふれるこの部屋が最前線に居続けるための拠点赤峰幸生(インコントロ代表)「装う」を極めてたどり着いた真髄と哲学が宿るアトリエの風景吉田豪(プロインタビュアー)地層のように積み重なった捨てられない歴史と生きる郷古隆洋(Swimsuit Department代表)世界中から集められたモノと笑顔にあふれる家族の住処福田春美(ブランディングディレクター)歴代の好きなモノが織りなすくつろぎの“巣”下田昌克(画家、イラストレーター)恐竜が住む部屋で愛着あるモノたちに囲まれてパトリック・モリエス膨大な美術品が物語る独自の美学に満ちたメゾンベアトリス・バロッシーニ/ファブリス・バロッシーニ家族代々のモノと異国のオブジェが同居する感性の住まい積み上がるモノとともに生きたレジェンドの遺品の行方脳の働きから考える好きなモノ・大切なモノと生きる豊かさ捨てない、のその先を考えよう モノの行き先準備ガイド書き出すことで見えてくる!私のモノ手帖感想2023年162冊目★★★甘いもののあとにはしょっぱいもの、ミニマリスト本2023.07.25「161.より少ない家大全 [ ジョシュア・ベッカー ] 」のあとにはマキシマリスト本。この本のタイトルが、世の「捨てるが正義」「物は持たないが正解」という風潮、長く続く断捨離ブームに「大丈夫だから!」と立証しようとするようで頼もしい。私は京極夏彦さんが掲載されているのを目当てで読んだ。しかしこの本、表紙からまずうっとりするでしょう?こんなにモノが多いのに。それはひとつには本が多くてうっとり、ということでもあるのだけれど。インタビューされている面々も豪華。冒頭は物書きが続くので、膨大なコレクションも本が多い。いやもうこれ、どないすんのって量。田原総一朗さんなんて、ホテル住まいなんですよ?なのに床から無造作に積み上がる本・本・本のタワーたち。京極先生の本棚は対象的にピシーっと一部の隙間もなく詰まっている。本が続いた後は、服飾や雑貨が続く。赤峰さんという方のワードローブのコレクションは圧巻。この方は、朝に散歩をしているときの朝焼けの色からその日の服装を決めたりするのですって。いろんな絵の具で絵を描くように。だから少ない服で着回す、私服の制服化は理解できないという。私が一番身近に感じ、「この家いいなあ」と思ったのは、郷古さん。民芸品やら何やらが雑多に組み合わさった、この本で唯一の子育て世代。カラフルでごちゃごちゃ、古いものと新しいものが混在。機械的なものと手作業のもの。歴史と未来。「BEAMS AT HOME」とかに出てきそうな感じの雰囲気のお家。自分で作った恐竜の模型(布で作ったぬいぐるみみたいな骨格標本)がでーんと天井から吊り下げられた下田さんの部屋も面白かった。ここのお家は、カーテン代わりに掛けられた布の透け具合や、玄関ドアに貼られたいろんなもの、マグネットのカオスがアトリエっぽくて素敵。この本で印象的だったのは、五木寛之さんの言葉。そこにモノがあれば、ふわーっと記憶が蘇ってくる。どんなに小さなガラクタであっても、そうした記憶の依代となるものを大事にしたいのです。人は過去の記憶に支えられる存在。記憶を大切にするというのは、(略)人生で困難が訪れたときに、幸せだったころの記憶や、過去に困難を乗り越えた記憶を思い返すことで、今を耐えることができる。それが、前向きな記憶というものです。今をしっかりと生きていく。そのために、記憶を簡単に手放さないで、むしろモノをきっかけに取り戻す必要があると思うのです認知症になった人に、昔の思い出の品を触ってもらうという治療?があるらしい。五木さんがいうように、モノは記憶を呼び覚ますキッカケになる。その当時の思い出を下ろす「依代」に。よく、捨てられない思い出の物は写真に撮って残しておきましょう、という。でもそれでは駄目なんだよね。どこからか出てきたモノに、「あ、これ」と一瞬で記憶が蘇ることがある。手にとって、触って、はじめて依代として機能する。モノがあるからこそ。けれど現実に、すべてを置いておけるスペースはなく、私はたくさんのモノをコントロールできる能力もない。羨ましいな、とコレクションができる人を思いつつ、自分は違うところで記憶を残そうと思う。そもそも私、めちゃくちゃ記憶力悪いから、過去を思い出そうとするとだいたい空白(真っ白)だからな〜。必要ないやん…。より少ないことがより良い。という考え方がニュー・スタンダードのように私は語るけれど。そうじゃないこともあるんだよな、と思う。私は曽祖父だかの一本の木から作った将棋盤を受け継いでいる。将棋も出来ないのに。玄関でちょっとした物置として使っている。高さがあわずにガタついている将棋盤。濃い色に変わった時を経た木。そこにある傷を撫でる時、私は顔も知らない先祖のことを思う。仏壇がないから、先祖のことなんて考えるのはそのときくらいだ。捨てられないもの。手に触れる記憶。捨てなくても大丈夫。にほんブログ村ランキングに参加しています。「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです。
2023.07.26
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書名丁寧に暮らしている暇はないけれど。 実践!自分にぴったりの住食衣41のヒント (だいわ文庫) [ 一田 憲子 ]引用つまり、「丁寧に暮らす」のは、目的ではない、ということ。「丁寧に暮らすために」と目標をかかげたとたん、そこへ向かうプロセスは義務になり、イヤイヤやることになり、苦しくなります。私のまわりには、暮らしに手をかけ、毎日を豊かに暮らす素敵な人がたくさんいます。彼女たちに共通しているのが、暮らしの中の「お楽しみの種」をたくさん持っている、ということ。感想2023年111冊目★★★タイトルが良いですよね。『丁寧に暮らしている暇はないけれど。』ていねいな暮らしへのアンチテーゼ感。田口ランディさんの本で『できればムカつかずに生きたい』というタイトルがあるけど、それに似たものを感じる。「「予防する」という掃除もある」の章。食器洗いの水切りカゴを、吊るして乾かしておくっていうのはすごいな。それなら確かに赤カビが発生しない。ただ、我が家は夜洗ったら朝まで自然乾燥させているから、乾かす暇がない…。「キッチンクロスは洗うより煮たほうがラク!」では、重曹をいれた鍋でクロスを煮ることを勧めていた。私、最近、台所の手拭きと雑巾を、真っ白なものに変えました。なので、こまめに漂白しないといけない。鍋に火をかけて…うわ…想像しただけでめんどくせ…。でもよく考えたら、熱めのお湯ならいいのよね?と考えて、給湯器の温度を上げて、酸素系漂白剤をぶっこむだけにしました。楽ちん。これなら続けられそう。ちなみに雑巾も、子供の学校や学童で雑巾を持ってくるように言われたときに忘れちゃうから、その在庫確保も兼ねて、百均で売ってる学校なんかに持っていく雑巾をキッチンでも使うことにしました。トイレをマイクロファイバークロスで手洗い、はちょっと私は無理。ブラシがある方が躊躇なく掃除できるから、ブラシは必須。これも、お風呂の給湯温度をあげて、たまに酸素系漂白剤をふりかけてお湯をかけることで漂白しています。扉写真のお家が素敵〜。借家の古民家。縁側もある。飴色の木。うっとり。多国籍で無国籍なミックス・インテリアが好きな私。ごちゃごちゃしていて、好き!が爆発しているような部屋が好み。でも、こういう「おばあちゃん家」×「何にもない」みたいなものにも強く惹かれる。で、何でなのかなあと思っていた。この本の中で、著者が古い家は「インテリアにこだわらなくても、そこそこいい感じ」になると言う。「部屋づくりは、古い家の佇まいにお任せする」。ああ、そうか。ミッドセンチュリー、北欧モダン、アジアンテイスト…。それらはすべて「モノ」が作り出す雰囲気。でも、古い家は、その「家」自体がもう完成されたインテリア。だからミニマリスト志向の私は、モノがなくても十全な、経年による完成したその空気と雰囲気に惹かれるのか。古い賃貸の我が家。けれど古民家の雰囲気は微塵もない、ただの古いアパート。それでも家に手をかけてやると、なんだか空気が変わる。煤けていた雰囲気が、ぴかぴか光り始めるような。丁寧に暮らしている暇はないけれど。毎日を愛おしむことは、やってやってもいいんじゃないかな。ランキングに参加しています。「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2023.05.25
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書名旅するインテリア Pieces of Travel [ 口尾 麻美 ]引用モノは多いし、決しておすすめしない我が家のスタイル。ミニマルとは対極に思えるかもしれないが、「好き」という一点を貫く。これこそ究極のミニマルな思考(笑)。モノがある温かな雰囲気がやっぱり好き。感想2023年109冊目★★★著者は、料理研究家でフォトエッセイスト。あー、もー、こういうのめっちゃすきー!ごちゃごちゃのぐちゃぐちゃの、「すき!」だらけ。多国籍・異国籍・カラフル・ミックス・インテリア。混沌としていて、キッチュで、反対色が組み合わされていて。ものが積み重なっていて、あちこちに色々と飾ってあって…。まさに外国のキッチンや市場をぎゅぎゅっと自分の家に閉じ込めたような。ちいさなキャラバンみたい。著者は「流動的なバザールスタイル」と呼ぶ。もともと、ジュウドゥポゥム の『パリの小さなアパルトマン』みたいなシリーズが好きで、こういうお部屋に憧れていた。でもねえ、私には無理だったんだ。管理しきれない。モノがいっぱいの部屋の真ん中で、途方に暮れてフリーズ。あれ?おかしいな、「すき」に囲まれているはずなのに。キャパシティ・オーバーでどうすればいいか分からなくなる。そんなこんなで、「好き」は見るだけに留め、「管理できるもの」に限ったミニマリスト路線へ変更。そうすると生きるのが楽になった。より少なく、より少なく。シンプルに。ミニマムに。でもやっぱり、こういうお部屋を見るとときめく。自分は絶対に管理できないと分かっているから、鑑賞するだけなのだけれど。楽しそうだなあ。素敵だなあ。クマさんの形をしたはちみつの空き容器を色々とコレクションされてるの、いいな。私は詰替えも挫折した人間なので、指を咥えて眺める。笑「見せたい部屋にする」をコンセプトに、著者は「さげる」「つむ」「まとめる」でたくさんのものを収納している。カップツリー(フランスのエリソンというところのもの)も、いっぱい色んなものが吊り下げられていてあれこれ見るのが楽しい。窓辺に集められたガラス容器、ブルーグレーに塗られた本棚。モロッコのハリラボウル(伊万里風)、カラフルな柄のミントティーグラス。大小のタジン鍋、レトロなカラーの大同電鍋、ちゃぶ台のように使う小さなテーブルたち。色んな国の食品パッケージ、おみやげの定番マグネット、刺繍やフリンジが付いた布もの。本棚の真ん中からレースを三角に垂らすの、おしゃれ。我が家は、もはやインテリアのイの字もない。白い壁に、明るい木目の木の家具。あえて言うなら…子育て家庭によくあるナチュラルテイスト?北欧テイストまで言うとおこがましい?ただ、壁のあちこちに子供が描いた絵を飾っていて、それだけがうちのインテリアになっている。年度終わりに、その年に描いた絵を持ち帰ってくる子ら。それを展示して、ヨレてきたり、飽きてきたら1枚ずつ処分。展示には白の養生テープを使っていましたが、剥がれてくる。最近、裏に養生テープを貼って、アクリルの両面テープ(耐震ジェルみたいなやつがロールになってるのを切って使う)で貼り付けるという方法にしたら落ちてこなくて快適です。ランキングに参加しています。「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2023.05.23
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書名あるものを活かして愛着のある部屋に育てる [ 本多 さおり ]引用整理収納コンサルタントの私のモットーは、・捨てを強要しない・買い足しから始めない・家にあるモノを活かす提案をする感想2023年099冊目★★★団地にお住まいでブログをやってらっしゃった頃から、ずっと読んでる本多さん。新居素敵なんやけど、この家で何冊本出すんやろ…とちょっと思ってしまう。けれど、同じ年頃の子供が2人いて、時々刻々変化していくお家の様子をタイムリーに見ることが出来るので、毎回楽しみにしています。今回は、工夫と時点修正の内容でした。防音対策はかなり念入りにやられているようで、すごいなと思った。(遮音材「わんぱくマット」+厚めのラグ+防音カーペット(ミュート防音専科)+床下に断熱材セルロースファイバー)私ですね、実は生まれてはじめて、ハウスクリーニングに申し込みましてん。で、事前ヒアリングで、「お家の様子を写真を取って遠景・近景であちこち写真を撮って送ってください」と言われて、写真撮ったんですよ。…うへえ。よく「家を片付けたくば人を呼べ」「写真を撮れ」と言う。それは、見慣れてしまった自分の目ではなく、第三者の目を意識するから。写真を撮って、送る写真を選定しているときに、愕然とした。何このごちゃごちゃした空間。雑然としてる。薄汚れてる。荒廃してる…?シンプルでミニマムな空間はいずこへ。で、そこからGWに突入したので、めちゃくちゃ片付けて掃除しました。カーテンを洗濯し、窓ガラスを拭き、網戸を掃除し、壁のホコリを落とし、フロアマットを外して掃除し、余計な装飾品を外して処分し、照明器具のかさのホコリをとり、冷蔵庫の上や換気扇の上のホコリをとり、浴室のエプロンを外して中を掃除し、カビ取りをし、子どものあれこれが積み重なっていたテレビ台の平面をクリアにし、使い勝手がいまいちなところを改善、色や素材を考えあっちのものをこっちにやって見た目を整え…。すっごくきれいになりました。すんごい、家が輝いてる…。久々に我が家にときめいた…。いやもうハウスクリーニング発注した時点で家きれいになるやん。すごいなハウスクリーニング!笑(結局、ハウスクリーニングは見積もりを見て、エアコン室内室外完全分解掃除と防カビコーティング、換気扇掃除をお願いしました。)で、その片付けの過程で、この本も参考にしました。「メッシュボックスにご用心」の章で、100円ショップのプラスチック製メッシュボックス、穴の一つ一つにホコリが溜まるしサイズも小さいし✕、と書かれていた。うち、たくさんあります。→2018.08.31「百均セリアの真っ白!万能ケース」我が家の収納ケースは全部これ。確かに、見えるところに出ているとテンションが下がる。でも便利なの。著者も、チープな見た目だから引き出しの中の仕切りや、収納の中での分類に使おうと勧めていた。今回、私のお菓子の缶缶コレクションを表に出し、プラケースは収納の中へ入れてみた。確かにこの方が見た目がきれい。私は、ホコリや汚れが気になったら、ざーっと水洗いしています。メッシュ部分にゴムや紐をつけられるので、私はメッシュ、好きだよ…。カーテンをなくすのは目隠しや断熱を考えると難しいけど、憧れる。著者のお家は障子。素敵だな。我が家は息子に秒で破かれる未来が見える。著者のお家はプラ障子なんだろうか。緑がいっぱい溢れたお家も良いよねえ。憧れるよねえ。まあ、面倒見られへんねんけどな…。エアープランツとかならいけるんかな。著者のお家には苔玉が吊るしてあった。これなら大丈夫…?夫の職場の方が、建築現場で掘削の際にたくさんカブトムシの幼虫を掘り出し、譲ってくれました。というわけで今、家にカブトムシがいるんですけど、生き物がいる暮らしが怖い。植物も怖い…。そういえば娘が去年育てていた朝顔、種が山程とれたから、今年家で植えようと思ってたんだけど植えてない。花と緑のある暮らし、ここからスタートするべきか。まだ間に合うか、朝顔。ランキングに参加しています。「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2023.05.10
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本のタイトル・作者1日5分からの断捨離 モノが減ると、時間が増える [ やました ひでこ ]本の目次・あらすじなぜ「断捨離できない」のか1日5分から玄関の断捨離1日5分からリビングダイニングの断捨離1日5分から調理台の断捨離1日5分から食器棚の断捨離1日5分から冷蔵庫の断捨離1日5分から洗面所の断捨離1日5分からバスルームの断捨離1日5分からトイレの断捨離1日5分からクローゼットの断捨離1日5分から書斎の断捨離1日5分から寝室の断捨離1日5分から収納の断捨離1日5分から後始末&ゴミ捨ての断捨離感想2023年055冊目★★★「1日5分」とあるから、項目ごとがコンパクトで読みやすい。頭ぱかーんとして、すこーんとした部屋が見たくて、たまにミニマリスト本をめくる。でも今回は、やましたさんって結構モノをお持ちなのだと知って驚いた。雑誌やテレビに登場するお部屋はがらーんとしていて、モノがないイメージだったから。この本では引き出しの中なんかもすべて紹介されていて、結構、棚の中とか詰まってる。この本の中で、断捨離が出来ない人の思考が紹介されていたのだけれど、7つの「ないない思考」1「時間がない」…忙しい思考2「ちゃんとできない」…完璧思考3「できない自分を責める」…減点思考4「どうせリバウンドしちゃう」…あきらめ思考5「あまりに大量でどこから手をつけたらいいかわからない」…決定回避思考6「あれもこれも一人でできない」…抱え込み思考7「やり方がわからない」…マニュアル思考これ、勉強にも運動にも、とにかく習慣を変えるとき、新しいことを始めるときに共通して当てはまる。趣味も家事も仕事も同じだな。時間がないし、子育て中で仕事も忙しいからちゃんとできないし、やろうと決めたのにできない私ってなんて駄目なんだろう、どうせ新しいことにチャレンジしても挫折してもとに戻っちゃうし、試験受けようとしてもやることいっぱいありすぎて何からやったら良いかわからないし、やり方もわからないし誰も教えてくれないし…みたいな。あるある〜。身に覚えがありすぎる〜。言い訳しまくり〜。でもそこを乗り越えないと、違うステージへはいけない。時間はつくるもの。細切れの時間を活用する。無為な時間をあぶり出す。小さく始める。0か100かではなく、10でも20でも、0じゃなければ前進している。できない日もある。明日また頑張れば良い。できる自分を信じる。駄目な自分を認めた上で、その自分を手なづけてやっていく。全体像を俯瞰した上で、今目の前にある小さなことから片付ける。千里の道も一歩から。一人でやらなくても良い。一人だと速くいけるが、みんなだと遠くまで行ける。やり方がわからないことを表明し助けを求めること。「わからないことをわかる」から始める。で、断捨離の話。カトラリーは「家族の人数+1」とあるんですが、うち、「家族の人数ー1」なの。笑柳宗理のカトラリーで揃えていて、息子が生まれたあとに買い足そうと思って早…5年。いやあ、大きくなったな?あと1年で保育園卒業だぞ?笑そろそろ買おうと思います。小さいスプーンとか「家族の人数ー2」だしな。すごいなと思ったのが、保存容器の保管も冷蔵庫でしているところ。総量規制と雑菌の繁殖を防ぐためだそうだ。なるほどねえ。トイレスリッパやトイレマット断捨離して素足で、は抵抗ある。うちは昔ながらの便所スリッパが最強では?と思い、百均のサンダル(クロックスみたいな)を置いています。じゃぶじゃぶ洗えるし、消毒吹きかけることもできるし、おすすめ。やましたさんは、ペンは「黒1本、蛍光ペン(ピンク)1本、筆タッチサインペン1本」だけ。ペン立てはお気に入りのマグカップを、交代で使用しているそうな。こういう潔い感じ、好き。私も真似したくて、英語の勉強ノートを多色ペン等々複数使用から「黒ボールペン、赤えんぴつ、青えんぴつ」にしてみた。シンプルでよき。手帳などに使っていた多色ペンが壊れたのを機に、4色ボールペンも緑のない3色に変えてみた。ボールペンはどうしても使い切りで、プラスチックごみがたくさん出るのが気になる。シャープペンシルや鉛筆にシフトするか…。あと、やましたさんは家中のゴミ箱を、ネットで購入した無地のサイズ違い(大・小)紙袋で代用している。袋の有料化とともにエコバッグが普及し、紙袋も貰う機会がなくなってきた。古紙回収用の紙袋がなくて最近困っている。そうか、買うのかあ…。なんかそれもエコじゃない気がするんだけどな…。でも紙紐買うと思えば一緒か…?ひとにモノを渡す時も、最近適当な入れ物がなくて困っている。紙袋を購入してある程度ストックしておくの、ありかもなあ。「ごみ袋は8割で捨てる」は私、無理で。限界まで詰め込んで捨ててる。捨てるのが面倒だから。4人家族で、週に5Lのごみ袋が2つ。多いときで3つ。生ゴミを減らせたらもっと少なくなるのになと思う。生ゴミってゴミじゃないしな。プラスチックごみは分別して別だけど、本当にプラスチック包装が多い。日本人のプラごみ廃棄量はアメリカに次いで世界2位。さもありなん、と我が家から出るプラごみを見て思う。ちょっと料理をするだけで、すごい量のプラごみが出るのだ。なんとかならんかなあ、これ…。ごみの回収の前は、家を回って「いらないもの」を集めて回る。ちょこちょこ捨て、ちょこちょこあげ(お譲り)が家にモノを溢れさせない秘訣。なんとかシンプルにミニマムに暮らしていきたい。…物持ちの良い夫と、物が必要な子供がいると、非常に難しい。これまでの関連レビュー・シニアの断捨離・ウチ、”断捨離“しました!・1ヵ月でいらないモノ8割捨てられた!私の断捨離 [ なとみみわ ]ランキングに参加しています。「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2023.03.18
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本のタイトル・作者31歳、夫婦2人、月13万円で、自分らしく暮らす。 僕たちが見つけた質素で最強の生き方 [ なにおれ ]本の目次・あらすじプロローグ 僕が質素に暮らすようになったきっかけ第1章 少ないお金で暮らすから、自分らしく生きられる第2章 生活自給スキルを磨けば、豊かに暮らせる第3章 やりたくない仕事を辞めると、楽しく暮らせる第4章 お金を貯めるから、理想が現実になる感想2023年034冊目★★これは…なんというか、「n番目のn番煎じ」と思ってしまう系のYoutuber本だった。社会人4年め、27歳で転職。有給消化の1ヶ月の間に、地味で健康的な暮らしをしたら、その退屈さが心地よかった。たくさんお金を稼がなくてもいい、自分はやりたいことをやらずに生きていきたい。生活自給スキルを磨き、やりたくない仕事以外でお金を稼げるようになり、お金を貯める。この3つの要素を突き詰め、人生の選択肢を広げ、本当に求めている暮らしを手に入れた。ーーーなぜだろう。すべての人の選択は唯一無二のオリジナルであるはずなのに、文字にして本にすると、それは陳腐な模倣に過ぎない。どこかで読んだことのある誰かの物語をなぞっただけで、そしてそれは後発であるが故に原形を超えていかなければならず、しかし概念が打ち立てられた時を勝る衝撃や興奮は訪れない。夫婦2人で月13万円の内訳は、家賃が3万2千円に、水道光熱費1万円、食費2万円など。多くの「節約生活」を送っている人が、家賃抜きだと1人5万円くらいで生活している。かなり切り詰めた生活。「買いたいものを買い、食べたいものを食べる」ということは出来ないけど、そもそもそういうことをしたいと思わないような暮らしならば叶えられる。この人の本で「すごいな」と思ったのが、「3年だけやりたくないことを我慢してお金を使わずに暮らせるようになろう」と決めて働き始めて、「どうせあと3年で関わらなくなるし」と転職先ですべての人が月に40時間残業しているのを断り、目的のよくわからない仕事は適当にこなし、結果的に2年で辞めたというくだり。うおう…おめえ…。あれか?私が古い人間すぎるのか??いや、言ってることはわかるんだけど、わかるんだけど、感情的に理解できないんだぜ…。それが効率的なのかもしれない。ある意味では正しいのかもしれない。しかし、その組織で働くと決めたんだよね。失礼じゃないか、それ…?いっしょに働く人への敬意が感じられないんだぜ…。まあ私なんて、毎日やりたくもない仕事をこなしてお金をもらっている身なので、偉そうなこと言えた身ではないのですがね!それでもやっぱり、こういう本を読むとその思い切りの良さに「すごいな」と思うと同時に、この人が切り捨てたものを私はまだ抱えていたいな、とも思うんだよ。ぶつくさ言いながら、あちこち頭をぶつけながら、時々泣きながらでも。何でなんだろうね。イヤダイヤダと言い続けているのにね。ランキングに参加しています。「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2023.02.21
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本のタイトル・作者71歳、年金月5万円、あるもので工夫する楽しい節約生活 [ 紫苑 ]本の目次・あらすじ第1章 年金月5万円、楽しい節約生活第2章 食費月1万円生活を始めてみたら、いいことだらけおひとりさま節約生活(食)第3章 ようやくおしゃれ適齢期おひとりさま節約生活(衣)第4章 住まいも工夫次第で居心地よくおひとりさま節約生活(住)第5章 健康が一番の節約です第6章 捨て活と捨てない生活のバランス第7章 欲望はこうして抑えて、賢くお金を使う第8章 不安がなくなり、生き方が楽になる引用もちろん、年は取っていきます。年齢的にはより死に近づいているのですが、なぜか、死は前より遠のいていった気がします。それが錯覚だとしても、それはそれでいいのではないでしょうか。不安も錯覚ならお金のあるなしも錯覚のひとつ。同じ錯覚なら、元気という思い込みのほうが何倍もいいに決まっているのですから。感想2023年033冊目★★★まず表紙を見て思う。おしゃれ〜。これで71歳〜。すごい〜。フリーランスをしながらひとりで二人の子どもを育て、現在は一軒家を購入してひとりぐらし。土曜日の朝に放映している「サタデープラス」に登場してらしたのを見たので本を読んでみた。もともと、着物ブログを10年ほどやっていて、69歳で節約ブログを開始。「ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫」というブログが有名に。① 一人でも三食ちゃんと食べる② 食費は月に1万円前後とする③ 安く、美味しく、かつ栄養のメニューを考えるをモットーに一人での節約生活の食事を始める。一回の買い物予算は千円。「いわしor鶏むね(200円)」+「卵(200円)」+「牛乳(150円)」+野菜(400円)」を買い、4日〜5日かけて食べる。すごい。いや、たしかに千円だと鶏むねしか買えないよね…。いつも野菜ってタンパク質に比べるとめちゃくちゃ安くてお腹いっぱいになって栄養豊富ですごいよな、と思う…。紹介されていた「甘酒豆乳アイスクリーム」(豆乳ヨーグルト+甘酒+牛乳を混ぜて冷凍)や「チョコクッキー」(小麦粉、ココア、甘酒、オリーブオイル)も美味しそうだった。ご本人は『うつ消しごはん』という本を読んでから、タンパク質と鉄分を取って甘い物への欲求を減らす試みをしていらして、おやつの代わりにナッツとチーズを食べるように心がけているそう。私も、ついつい甘い物を食べてしまうので反省。タンパク質は足りてない。「疲れているときには甘い物」という図式が間違っているんだよな。前に読んだ『太りやすく、痩せにくくなったら読む本 医師が教えるほんとうのダイエット』で、これは東洋医学と漢方の話だったんだけど、「脾(胃腸など消化器系・甘味)」を抑制するには「肝(自律神経や情緒をコントロール・酸味)」なのだって。本の中では、家計簿(みんな、人の家の家計簿見るの大好きだよね??)も掲載されている。公団にお住まいだった頃は、全体の支出は175,000円。家賃が13万円!だから、ほかは45,000円ほど(うち、食費が25,000円)。これも、家賃の占める割合が大きすぎるだけで、十分に質素な暮らしだと思うのだけれど、現在は持ち家で家賃はゼロになり、月の支出は43,000円くらい(うち、食費が1万円くらい)。家賃は、シングルマザーで子どもが小学校〜高校の頃に住んだ家が14年間で2,520万円。その後住んだより広いタワーマンションが月24万円の8年間で2,304万円だという。すごい…。何よりそれだけを一人で払える財力がすごい…。よく若い人のFIRE本で「月10万円(家賃が5万弱)あれば暮らしていける生活レベルを維持する」というような記載を見るから、これが健康で文化的な最低限度の生活としての下限なのかもしれない。一人暮らしの生活保護の金額も、地域の程度の差こそあれ、ちょうど月にこれくらいだ。持ち家があると、その分固定資産税やら維持管理費がかかるけども、家賃を考えなくていいのは羨ましい。我が家は賃貸派で、ヤドカリのようにライフステージにあわせて賃貸を住み替えていこうと思っているのだけども、最後(老後)は中古の一軒家を買うほうが良いのかなあ…。しかしその暮らしが貧しいか?というと、全然そんなことなくて、工夫に満ちてとても楽しそう。精神の余裕。時間の余裕。手間暇を掛けられる幸せ。干し野菜のところは、2020.05.29「寂しい生活 [ 稲垣 えみ子 ]」を思い出した。量から質への転換は、一人暮らしの食事を優雅な遊びにも変えてくれます。とご本人は「プチプラ食生活」を言ってらっしゃるのだけど、たぶんこれがこの節約生活や倹約生活、清貧の暮らしが見すぼらしくない理由なんだろう。頭をひねり、知恵を絞り、工夫を凝らして、手間ひまをかける。改善と改良。生活にダイレクトに跳ね返る反応。自分だけが知る幸せ。これほど優雅な遊びが、あるだろうか。そしてそれは、「日常を遊び、日々生きることを愉しむ」ということでもあるのだよな。紫苑さんは、ふだん自分の年齡を忘れているのだそう。それは毎日毎日をそっくりそのまま受け取って、しっかり自分のものとして咀嚼しているからじゃないのかな、と思った。よりたくさんものを持っていることが良くて、お金のために働くことがすべてだった価値観が反転したら。そこにただ残された自分が、そのときすべてを持っていたのなら、良いな。もうじゅうぶん持っている。あるもので、やっていく。自分の頭で考えて案を出して、自分の力で問題を解決して。それはなんて贅沢な遊び。これまでの関連レビュー・74歳、ないのはお金だけ。あとは全部そろってる [ 牧師ミツコ ]・80代で見つけた生きる幸せ [ G3sewing ]・87歳、古い団地で愉しむひとりの暮らし [ 多良美智子 ]ランキングに参加しています。「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2023.02.20
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本のタイトル・作者それでも食べて生きてゆく 東京の台所 [ 大平 一枝 ]本の目次・あらすじはじめにⅠ酒と金魚「これ、カンドー?」「好き」のプロ電動車二十一歳春。実母と縁を切る愛のあと台所クロニクルⅡ名建築は東京一不便な台所本と恋と団地ごはん八十六歳。終わらぬ問いかけ「この家もらってね」。言い遺してあの女性は逝った二二年目の本心ピンクのワンルームでは母[ 食のプロの台所 ]①小堀紀代美さん 「おかゆ、梅干」。忘れられない献立帳②白央篤司さん 市井の食描く、フードライターの現在地収納宇宙ⅠⅢ旅立つ前の最後の一杯料理写真をつまみに酒を飲む男冷蔵庫、再びぐでぐで親子料理をいっさいやめたふたり台所小論Ⅳ自分の機嫌は自分でとる離婚とコロナと餃子が変えた未来バレンタインのリスタート続・深夜の指定席収納宇宙Ⅱおわりに引用何も失っていない人などいない。みな何かを喪失し、それでも立ち上がり今日もごはんを作っている。感想2023年019冊目★★★★朝日新聞デジタル『&w』連載「東京の台所」の書籍化。前2作で登場した方のその後もあり、なかなか重いお話が多かった。死別、離別。うしなわれたもの、そこなわれたもの、もう二度と戻らないもの。テレビで「家付いてっていいですか」という番組がある。それを見ていると、みんなすごい人生歩んでるんだなあと思う。そして思う。「家付いてっていいですか?」って訊かれたら、断るだろうな。付いてこられちゃ困る。だってそこには何一つ、語るべきことはないから。子どもを子役にしているお母さんが、自分の人生を「ふつうに学校行って、就職して、結婚して、子どもが生まれて」と話して、「私の人生には何にもなくて、私の一生なんて1分くらいで全部語っちゃえるんですよ」というようなことを仰っていて、その自虐的な口調がとても衝撃だった。だってそれはまさしく、私のことだと思った。でも、その「何にもない」というなんてことは、ないんだよね。この本を捲っていると、そう思う。物事の大きさや小ささなんてものは、その人にとってだけの寸法だ。傍から誰かがそれを判定するものではない。自らを卑下するものではない。「料理写真をつまみに酒を飲む男」で、ごはんを囲んで他愛ない話をできるから、その相手がいるから、自分みたいに生きるのが下手くそな人間でも生きていけるんだ、と言っている人がいた。そして相手は返す。自分一人ならペヤングでもいいんだ。相手がいるからご飯を作るんだ。かなしみの大きさをした穴を、その重みをした寸分違わぬ石を、みなそれぞれに引き受けて生きていく。落としながら、失くしながら、忘れながら、削りながら、下ろしながら。その傍らに、誰かがいてくれたなら。いっしょにごはんを、食べてくれたなら。何も出来ないけれど、私がごはんを、作ってあげられたなら。ーーー何もなかった私の人生。そう言った彼女が送ってきた日々を、私は思った。ちいさな女の子が、お母さんになるまでのたくさんの日々を。いろんなことがあっただろう。何が、と言われたら答えられないほど。きっと彼女は、毎日台所に立ち、ごはんを作る。NHKの「趣味どきっ!読書の森へ 本の道しるべ〜第6回 堀川理万子 画家・絵本作家」で、堀川さんが高校の恩師で歌人である島田修三さんの歌を紹介していた。鰤のアラ炊きつつ心ととのふる <本なら熟読 人には丁寧>ままならぬ世にありて、手を動かして、祈るように何かを作る。コトコトと煮付けながら、甘い香りを嗅ぎながら己に言い聞かせる。洗い物をしながら涙が落ちる。啜り泣きは水音が隠してくれる。生きている者は食わねばならぬ。食うて、生きていかねばならぬ。そうして生かさなければならぬ。それでも食べて生きてゆく。何をなくしても。誰をなくしても。その強さと、残酷さ。これまでの関連レビュー・ただしい暮らし、なんてなかった。 [ 大平一枝 ]・男と女の台所 [ 大平一枝 ]ランキングに参加しています。「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2023.02.03
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本のタイトル・作者87歳、古い団地で愉しむひとりの暮らし [ 多良美智子 ]本の目次・あらすじ第1章 87歳、古い団地でひとり暮らしを愉しむ第2章 調理は簡単に食事を愉しむ第3章 無理せずマイペースに健康維持を愉しむ第4章 ひとりの醍醐味 家時間を愉しむ第5章 つかず離れずで人付き合いを愉しむ第6章 メリハリを持ったお金の使い方を愉しむ第7章 将来を心配しすぎず今を愉しむ引用自分から嫌うことはなくても、「私のこと、嫌いなのかな」という人には、ときに出会います。万人に好かれないのが当たり前です。何事も完璧はありません。5〜6割うまくいけばいい方です。人間関係も同様。そう思っています。感想2023年005冊目★★★★★この本、良かったです。おすすめ。・74歳、ないのはお金だけ。あとは全部そろってる [ 牧師ミツコ ]と同じ版元(すばる舎)。シリーズ化するのかな。高齢社会で、こういった本の需要は増すんだろう。特に団塊の世代が読みたいんじゃないだろうか。私も読みたい。・一万円選書 北国の小さな本屋が起こした奇跡の物語 [ 岩田徹 ]・「一万円選書」でつながる架け橋 [ 岩田徹 ]・80代で見つけた生きる幸せ [ G3sewing ]ここらへんが好きな人にもおすすめ。「どう生きてきたか」と、「これからどうしたいか」。それを日常でどう実践しているか。不思議なんだ。それはなんというか、うんと夢と希望に溢れている。少子高齢社会。閉じていく、終わっていくようなイメージばかりがある。年寄りが多いことはまるで悪いことみたいだ。でも、人類の悲願は、ここに来てついに達せられたとも言えるよね。多産多死社会からの脱却。長寿高齢は寿ぐべきこと。不老長寿の夢はまだ、叶いそうもないけれど。私は「自分がどう生きたいか」がわからない。自分の人生を振り返って見れば、「ぎゃー!!」と奇声を発してのたうち回りたくなる。何者かになれるのかと思って。でもなれるはずないとも思って。恥の多い人生を送ってまいりました。NHKラジオの「高橋源一郎の飛ぶ教室」で、不可思議/wonderboyさんの曲「Pellicule」が紹介されていて、これがすごく良かった。そう、いつまでも待っていた。自分は何も持っていないと知りながら。いまでもまだ、何かを、待っている気がする。空っぽの手を握りしめて。そこに何かがあるかのように。ーーー「きっと何者にもなれないお前たちに告げる」2011年に放映されたアニメ「輪るピングドラム」の決め台詞だ。何者にもなれない、私たち。SNSで、「普通の人」がインフルエンサーになる。だから余計に思うんだろう。自分と彼らはどこが違うのだろう?何者かである彼らと、何者でもない自分は。何かを持っている彼らと、何も持っていない、自分は。この本は、それに対するひとつの答えだと思った。私はこの方を、土曜日の朝に放映している「サタデープラス」に登場していらっしゃって知った。いやまあこの方も人気ユーチューバーやねんけどな。(お孫さんが始めたYou Tubeで人気者に)多良美智子(タラミチコ)昭和9年(1934年)長崎県生まれ。小学生のとき戦争を体験、終戦後はミッションスクールに通う。大家族だったため、ひとり暮らしを夢見て、高校を卒業後、大阪で就職。27歳のとき、前妻を亡くし10歳の娘がいる9歳年上の男性と結婚。2男をもうける。55年前、神奈川県の現在の団地に引っ越す。7年前に夫を見送り、以来ひとり暮らし。65歳で調理師免許を取得、簡単でおいしい料理作りを楽しむ。そんな日常を2020年、当時中学生の孫が動画に撮り、「Earthおばあちゃんねる」としてYouTubeにアップ。またたく間に人気チャンネルとなり、登録者数が6万人を超える質素だし、なんというか、地味な暮らしなんですよ。でもすごい。すごい、こんな人いるんだ!と思った。・賃貸の団地(4階・エレベーターなし)にひとりぐらし・ミステリー小説が大好き。1ヶ月に6〜7冊読む・65歳のとき、1年間週5で調理専門学校に通い、調理師免許を取得 パリの提携校へ研修旅行も経験 卒業後は知り合いの居酒屋で1年間働く・72歳のとき、地元の広報誌を見て、年末の「第九を歌う会」に参加 ドイツ語で歌う舞台に立って14年・80歳でピアスを開ける・80歳でイギリスコッツウォルズのツアー旅行に一人参加・85歳でYouTuberにすてきだなと思ったのが、50歳ごろから始められたという「10年日記」。1日3行ほどで1年に同じ日が並ぶ。やりたいなと思って始められてないのだけど、区切りがいい年齢のとき(40?)にスタートしたい。読書記録もつけていらして、読み終わった日とタイトル・著者名を10年日記の空いているページにメモしてらっしゃる。いいねえ。大好きこういうの。いろんなものを貼り貼りする「記録帳」もつけてらっしゃって、素敵。大根ときゅうりを1cm角に切って醤油をかけただけの「大根ときゅうりの醤油漬け」、鶏皮を湯がいて細切りにしてポン酢で和えた「鶏皮ポン酢」は美味しそうなので作ってみたい。プランターも、フェルト生地だと土がそのまま入れられるんだ!持ち運びの取手がついてたら便利だなあ。これも覚えとこう。年齢は、単なる記号で。いつだって、「自分」だけがいる。何者かになるのではなくて、きっと人は、「自分」になるのだ。長い年月をかけて、ずっと待っていた誰かに出会う時。何者かというクエスチョンの人型は、実は鏡に映った自分だったんだよ。握りしめた手のひらを開いて、握手しよう。ずっと待っていたよ、あなたを。ランキングに参加しています。「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2023.01.13
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本のタイトル・作者自分を毎日ごきげんにする 60代からの心地よい小さな暮らし (扶桑社ムック)本の目次・あらすじ01 村上祥子さん(80歳)まだまだ現在進行形!80歳おひとりさま、現役料理家の日々を支える「小さな暮らし」と「食べ力」02 紫苑さん(71歳)築46年のコンパクトな一軒家。月5万円で美味しく楽しく、ワクワクに満ちた心躍る暮らし03 しょ〜こさん(54歳)コロナ禍で「持たない暮らし」へ。好きなものだけに囲まれた、開放的で居心地いい空間04 園田マリエさん(61歳)1LDKのコンパクトな住まいへ。シンプルで便利な暮らしが快適でごきげんな毎日をくれた小さくも豊かなパリのひとり暮らし石井庸子さん(80歳) 80歳を目前に新生活をスタート。 小さな暮らしを楽しみながら、彩りあふれる日々を紡ぐ篠あゆみさん(63歳) 多忙な日々に安らぎをエネルギーを与えてくれる 好きなものが詰まったパリ下町のアパルトマン感想2023年003冊目★★★「かわいいおばあちゃんになりたい」という若い女性が増えている、と前になにかで読んだ。女性としての役割からは解放され、「敵にならず」、けれど「女性らしさ」は失わない…。なんだろなそれ、と思った。無害であることなんて、面白みがない。この本に登場する方々は、みんな芯が通っている。自分というものがしっかりしていて、そういう意味では「毒」がある。それを年月がうまい具合に目立たなく、あるいは中和してくれているだけで。いいなあ、と思う。自分が何が好きか。どう生きたいか。それを追い求めて来た人はみんな、良い顔をしている。迷いと嵐の後であっても。あるいは未だその最中であっても。「かわいいおばあちゃんになりたい」の「おばあちゃん」って、若い人からしたら60歳くらいのイメージ?とんでもない。今のシニア世代は、60歳なんて若手だ。冒頭の村上さんなんて、80歳でこんなに元気なんだ、人間はいつまでも生き生きとしていられるんだ、と驚かせられる。何よりお部屋がおしゃれ…。ニュアンスカラーの壁に並べられた、カラフルな器の数々。「オフホワイトがかったアイリッシュグリーン」の壁や天井と対象的な、鮮やかなペルシアンブルーのドア(ゴールドの取手!)大胆な柄も多いワードローブは30着だけ。靴5足とバッグ4個はすべて黒。しょ〜こさんのお宅は、古道具の使い方が素敵。ふーっと深呼吸をしたくなるようなおうち。風が通り抜けているような雰囲気。いいなあこういうの。大好き。特に押入れ収納に使ってらっしゃるチェスト(小引き出し)とか、もういいなあいいなあ!我が家は「引き出し」が少ないので(ほぼすべてがケース+棚の組み合わせ)、引き出しに憧れる。子供の細々した荷物も増えてきたので、それぞれに引き出しケースを与えようかと思案中。ビエルタというメーカーのクロスドライヤー(物干しタワー)も素敵。室内物干しジプシーなのだけど、どうもこのタイプの物干しに惹かれる。床に敷いたヴィンテージラグもいいな。今は階下への防音・振動対策で、木目調のフローリングマットを敷き詰めている我が家。ださい。しかしこのマット、断熱効果は抜群で、冬でもまったく底冷えしない。子供がもう少し大きくなったら撤去したいと思っているけど、その時にかわりにこういうラグを敷きたいな〜。夢は広がる。この本に登場するお家はどれもとても素敵で、パリのアパルトマン好きの私はもちろんよだれを垂らしてあとのページも読んだ。すっきりしている、片付いている。余計なものがない。けれど自分の「好き」と、その人の「大事」が伝わってくる。私の家は、どうかなあ。今の暮らしは、「とりあえず」の間に合わせで揃えたものが多い。結婚したら、子供ができたら。子供が大きくなったら。その時々で変わっていく暮らしを想定して、その場しのぎになっている気がする。それだとね、クオリティ・オブ・ライフあがらない。私はあと何十年かして、どんな家に、どんなふうに暮らしているんだろう。どんなふうに日々を送り、生きていたいだろう。その空間をイメージして、今から繋いでいけたらなあと思う、けど。好みもまた、変わっていくのだよね。時を重ねるごとに。それを恐れず、年輪のように経ていくこともまた、楽し。ランキングに参加しています。「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2023.01.11
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本のタイトル・作者あっちこっち食器棚めぐり [ 伊藤 まさこ ]本の目次・あらすじ人生も食器も巡り合わせ(冷水希三子さん 料理家)しずかで、おだやかな新居(関根由美子さん リネンショップオーナー)私のコックピット(山本祐布子さん イラストレーター/江口宏志さん 蒸留家)夢々しい食卓(越智康貴さん フローリスト)うちの和食器うちの洋食器器のプロ(おさだゆかりさん 北欧雑貨店オーナー)ものと体力(引田かおりさん・引田ターセンさん ギャラリーオーナー)一に掃除、二に掃除(植松良枝さん 料理研究家)あこがれの籐(岸山沙代子さん ファッションデザイナー)ツチキリシステム(土切敬子さん 台所道具店店主)床の間の食器たち(一田憲子さん 編集者)ヴィンテージ物件マニア(吉川修一さん ライフスタイルカンパニーオーナー)さよならニューヨーク(仁平綾さん エッセイスト)ふたつの家(在田佳代子さん ファブリックショップオーナー)二人三脚の家づくり(カナヤミユキさん デザイナー)真美風茶棚(内田真美さん 料理研究家)和家具とキッチン(鈴木善雄さん ブランドディレクター/引田舞さん インテリアデザインナー)凹んだ棚板(橋本靖代さん ファッションデザイナー)その後の食器棚引用「循環させる」「きれいに保つ」「自分のアンテナを信じる」感想2022年329冊目★★★食器好き、という人たちがいる。この本に出てくるのはそういう人たち。いろんなキッチン。いろんな食器棚。いろんな食器。それを職業にしている人たちが多いのもそうなのだけれど、きっと「人をもてなす(人に食べさせる)」ことが好きな人たちなのだろうなと思う。素敵な食器を見ると、「うわあ、いいなあ」と思う。色とりどりの器、さまざまな形の器。木、陶器、ステンレス。並んでいるだけでひとつのアートみたいなテーブルウェア。ただ、我が家は実用重視で、お皿はすべてイッタラのティーマ(白)。サイズ違いで、料理によって大きさを選ぶだけ。食器はすべて作り付けの収納棚の2スペースに収まってしまう。それは何と言うか、あれだよね。良く言えばシンプルでミニマム。身もふたもなく言えば、文化的余裕のない原始的な暮らし(笑)この本で素敵だなと思ったのは、冷水希三子さんのダイニングルームの一角に作りつけられた書斎スペース。木に囲まれていて、両側が棚で、カーテンのない窓に向けて板を渡したテーブル。卓上の隅にはグリーンが置いてある。光を通すガラスの花瓶。薄暗い床には絨毯。良いなあ。ぴかぴかのステンレスキッチンにも憧れるのだけど、こういう「ほっこり」というのだろうか、その人の手のあとが感じられるようなものを見ると落ち着く。人生観や世界観が垣間見える。関根由美子さんのお宅の、コンクリート打ちっぱなしで天井がとっても高い、もののないキッチンも良いんだけど、ちょっと物寂しいかな。オシャレで、海外のインテリア雑誌みたいなんだけどね。おさだゆかりさんの水回りなんか、団地っぽさもあり、パリのアパルトマン(大好物!)っぽくもあり、好き。鈴木善雄さんと引田舞さんの、和家具を組み合わせたキッチンも良いなあ。紹介されていた料理で美味しそうだと思ったのは、干し柿に冷たい発酵バターをたっぷり塗ったもの。フルーツのオープンサンド。小玉すいかのジンかけ。焼きたてスコーン!器とファッションってちょっと似てるな、と思う。彩りと装い。機能を超えた楽しみ。目を喜ばせるもの。眼福。私の暮らしに欠けているモノ、に思いを巡らせる。いつか私にも、その余裕は出来るのだろうか。それを許容できる大人になれるかしらん。ランキングに参加しています。「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2022.12.21
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本のタイトル・作者無印良品 子どもとすっきり暮らす収納術 [ 主婦の友社 ]本の目次・あらすじ子どもとすっきり暮らしている人の「無印良品」収納術おうちの場所別・すっきり収納アイデア子どもの日常シーン別・すっきり収納アイデアすぐ散らかる 見当たらない 収納に困るあのアイテム、どうしてる?子ども収納がおしゃれに見えない…を解決!Q&Aエディター&ライターの推しアイテム感想2022年318冊目★★★無印良品が好きだ…。好き過ぎて株主になってしまったくらいだ。でも家には小物がちょこちょこあるくらいで、「ムジラー!」という感じではない。見ているのが好き。規格(モジュール)が整った空間。色味が揃った部屋。おちつく…。この本は、子どもがいる家庭での無印良品グッズの活用法を紹介したもの。最近無印に行っていないので、「そんなのあるんだ」と楽しみながら読んだ。最近発売されたという、両側がキャップになった鉛筆キャップ!「両端が使える鉛筆キャップ」2本入りで170円!短くなった鉛筆を両方にはめて、長くして使えるんだそう。へえええ!!!私は銀色の、昔ながらの鉛筆ホルダーを使っているのだけれど、娘の学校では禁止されているらしい。つまり、短くなったらもうその鉛筆を学校に持って行けないのだ。なんという理不尽。SDGsどこ行った。この鉛筆キャップならいいのかな?どうだろう。そして「おえかきマグネットハンガー」。幅2cm×長さ21cmで350円。これは、マグネットバーに子どもの絵を挟んで、ハンガーみたいに紐で吊るせるもの。いいなこれ。欲しい。「子どもの絵は大人カラーのマスキングテープで縁取りするとフレームぽく見えて素敵に見える」というアイディアも真似したい。うち?養生テープで壁に留めてます!笑自立する「ジュートのマイバッグ」(A6・170円)もいいな。あっっっという間にリビングの床に散乱する子どものオモチャやら得体のしれないあれこれを、今は「とりあえず紙袋」(無印の。笑)にぶっこんでるんです。で、掃除機かける。中身の整理は、心と時間の余裕がある時に。でもこれ、見た目が良くない。わたしのやるきそこなわれる。ジュートのマイバッグ、見た目もシンプルだし自立するし安いし、良いなー。がさっとここに入れておきたい。「壁に付けられる家具」は、ずっと気になっている。飾り棚がないので、「ちょっとしたもの」を飾りたいときに飾る場所がない。今、インターホン(受信機)の上に置いてるもん…(笑)ほか、無印良品と関係ないけども、「キッズチェアを棚に使う」というアイディアいいなと思った。我が家も使ってる、トリップトラップのストッケ。これを、上段(座るところ)をランドセル置きに、下段(足置き)はソフトボックスを置いて習い事バッグを入れるように使っている方がいて、「なるほどー」と思った。この椅子、成長してくるとちょっと狭いというか、座り辛そう。うちは、大人は ハンス・ウェグナーの「ザ・チェア」に座っていて、これは我が家ではソファも兼ねているくらい座面がゆったり。子どもも、こちらに座りたがる…。そのうち子どもの分も追加して買うか、別のデザインチェアを買おうと思っているけど、その時子供椅子が勿体ない。ストッケ高かったのに…!いちおう大人になっても使えるという触れ込みだったのに…!で、棚として使うというアイディア。見た目シンプルだから良さそう。2枚板を渡して、もっと「棚」にしてもいいかも。リカちゃんの靴を小さなケースに入れているのも真似したい。というのも、我が家はケースが余りがち。→2020.09.04「100均の歯間ブラシケースで小物収納」乾電池やキーホルダーやら、日用品はあらかた収納してしまい、ケース余りが発生していた。そっか、子どものあの細々したものを入れればいいんだ。先日、「なるみ・岡村の過ぎるTV」で「ロケを楽しむスペシャル企画の第2弾「なるみ&岡村の知らな過ぎる無印良品」!」をやっていた。無印の大型店舗で、10万円分お買い物!いいなあ。何買う?何買う?とりあえずジュートのマイバッグ(170円)と両端鉛筆キャップ(170円)かな!…10万いらんやん。これまでの関連レビュー・もっともっと知りたい無印良品の収納 [ 本多さおり ]・梶ヶ谷家の整理収納レシピ 気がつけば、ずっと無印良品でした。[ 梶ヶ谷陽子 ]・無印良品 片づけ上手さんの収納術 [ 主婦の友社 ]ランキングに参加しています。「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2022.12.08
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本のタイトル・作者カラフル&モダンポップ 海外みたいにセンスのある部屋のつくり方 [ 早[SAKI] ]本の目次・あらすじはじめに 「おしゃれな部屋に憧れるけど、どうしたらいいかわからない」あなたへ0 「素敵な部屋」は、人生を豊かにする1 まず大切なのは「こんな部屋に住んでみたい!」というゴール2 「なんかいい感じ」の部屋をつくる基本のコツ3 「場所別」おしゃれな海外の部屋を形づくるものたち4 もっとセンスのいい空間になる仕上げのルールおわりに 「理想の部屋」が、日々を鮮やかにする引用部屋は、ただ単に持ち物を保管し、帰ってきて寝るためだけの場所ではありません。紛れもなく、人生を生きるための拠点となる、とてもとても大切な場所です。ときめきと愛にあふれた、住んでいる人の「好き」が表現された部屋。そんな場所でこそ、本当に自分らしい人生を送ることができるのだと、私は信じています。感想2022年316冊目★★★よくあるインテリア本なのだけど、著者のインテリア愛が溢れていて、その熱量がすごくて「ほえ~」となる感じ。自ら見て、見て、見て、分析して研究して再現したインテリアオタク(褒めてる)。著者の部屋はほんと海外の部屋見たい。おしゃれ。すごい。私がインテリアに目覚めたのは、大学1年生のとき。元からインテリアや暮らし系の本を眺めるのは好きだったのだけど、たまたま本屋で見かけたジュウドゥポゥムの『パリの小さなアパルトマン』を目にして、パッカーン!となった感じ。これまでの、「よそいき」のインテリアとは、違う。それは、日々の暮らしを楽しく、素敵なものにしようと心を砕く「普通の人たち」の素敵な家だった。ジュウ・ドゥ・ポゥムのシリーズが出るたびに、うっとり眺めた。フランス。ドイツ。北欧。テイストの違うインテリア写真を食い入るように眺め、「やっぱり私は最初に心を打たれたパリジェンヌの部屋が好き」と気持ちを固める。ポップでキッチュ。それは、好き!がたくさん詰まっていて、おもちゃ箱みたいな部屋。自分で工夫して、リメイクして、作って…。うわあああ、素敵。私もこんなふうにしたい!で、色々やりましたよ。箪笥の色塗ったり。ペーパートランク積み重ねたり。でもどれも、「なんか違う」というのがぬぐえなくて、モノが溢れた部屋で途方に暮れていた。その後、断捨離やこんまりやミニマリストに出会い、「そもそも私のキャパシティではこの物量は管理できない」とインテリア関連のものはすべて処分。実用品だけになった部屋は殺風景だったけど、私は心底ほっとしていた。だってこれで、私は「私が何を持っているか」分かる状態になったから。以前は、よく部屋の真ん中でフリーズしていることがあった。本当に、座り込んだり立ったまま、思考が停止して動けなくなるのだ。そのまま気付けば数十分経っていることもあった。モノが多すぎて、情報量が多すぎて、しんどい。元々視界に入って来る文字量が多いだけで疲れ果てるので、無理だった…。だから今は、こういうお部屋にときめくし羨ましく思うけど、自らの分をわきまえて眺めるだけでごちそうさまするようにしている。手を出しちゃ、ダメ。私が目指せるのは、日本の禅寺。あるいは古民家カフェ程度。その中でのベストを目指そう。「色鮮やかで大胆。好きなものであふれた宝箱のような部屋をつくりませんか?」という冒頭の言葉に心がぐらつくけど、ぐっとこらえる。いやあでも、すごいなあ。著者のインテリアは、観察と努力の賜物。「デザインされたごちゃごちゃ感」。およそ自分に管理できる物量ではないので、尊敬のまなざしで見てしまう。窓際がチープに見えるから、カーテンをレースだけにするとか、いっそ何もかけない(!)とか。私は断熱性が気になってしまってカーテンしてしまうわ…。こうやって人は実利を取ってオバチャンになっていき、最終的に勿体ない精神がいかんなく発揮された「実家感」が出るのだろうな…。海外みたいにセンスのある部屋、というときの「海外」は欧米。で、逆に欧米の人は禅スタイルの日本の部屋に憧れていたりする。畳と布団で寝てみたかったんだ!最高にミニマムでクールだよね!みたいな。私は逆にそこを狙おう。「海外の人が憧れる日本」みたいな部屋。ランキングに参加しています。「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2022.12.06
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本のタイトル・作者「お金持ち」が知っている いつも片づく部屋づくり [ 広沢かつみ ]本の目次・あらすじ1章 2000軒以上を回って気づいたお金持ちの部屋の共通点2章 「お金が逃げていく部屋」になっていませんか?3章 「見せない」「置かない」「出さない」で狭い部屋も広くできる4章 少ないモノで豊かに暮らす5章 「お金持ち哲学」で部屋も人生もどんどん変わりだす引用私がゴミ屋敷さながらのお宅に住む人を見てわかったのは、「たとえ地球を埋め尽くすほどの数のモノを持っていても、永遠に、心の満足には至らない」ということです。感想2022年295冊目★★もうこういう本読んでも、私には目新しいことがなく「またか…」と思ってしまうので読むのをやめたらいいのに読んでしまうのよ…。この本は、こんまりと断捨離とミニマリストを混ぜ合わせて、「お金持ちならこうしません!」「お金持ちはこうしてます!」パウダーを振りかけ、フランス人は10着で生きる系風味を加えた感じ。著者は、5S研修や収納コーディネートなどをおこなうコレモッタ株式会社代表取締役。雑誌・新聞の連載を含めて2000件以上の片づけ・収納相談を受けたそう。タイトルの2000件という文句に「へー!そんなにたくさんの家を見た人なら、さぞかし人と違うことを言うんだろうな」と思ったけどそんなことなかった。独自の視点がないというか、いや逆にこれが真理なのか?片づけはすべてこんまりと断捨離とミニマリストに収斂するのか??タイトルのお金持ちなら~っていうのがいまいち信用できないと言うか、いやお金持ちも色々だろ?と思うんですよ。田舎のお金持ちってめちゃくちゃモノ持ってるしな。玄関に江戸時代の立て看板(お触書)飾ってあるからな。お金持ちの家の基本は「玄関がキレイ」家のあちこちが「光っている」 …はいはいそうですよね、まあキレイな家はそうだろうよ。なんだか想定が、白いフローリングに大理石のキッチンに住んでいるバリバリの起業家(風水大好き)みたいな感じのお金持ちなんだよな。ああ、これはアレか。「すべての幸せな家庭は似ている。不幸な家庭は、それぞれ異なる理由で不幸である。」というやつか。つまり、きれいな家は画一性や同一性、同質性がある。片づいていない家には、それぞれの理由がある。それはある意味、個性でもある。お金持ちの家にはティッシュすら出ていません!というくだりがあって、「うへえ」と思ったんですよ。この人の家、殺伐としているんじゃないだろうか。モデルハウスみたいな家!って誉め言葉か?だってそれ、「誰かによく見せるため」の商品としての空間じゃない。そこに住む「あなた」はどこにいるのよ?「こんまり」が流行ったのは、それが「自分の」ときめきを軸にした片づけだったから。「断捨離」が流行ったのは、今・ここ・「自分」を軸にした片づけただったから。「ミニマリスト」が流行ったのは、「自分の」生き方を見直すものだったから。私がピカピカの家に違和感とすこしの怖さを覚えるのは、それが「見せるため」の圧を持っているから。この人は何が好きで、どう生きたいんだろう。というのが、見えないからだ。だからごちゃごちゃしていても、逆にがらーんとしていても、それが見える暮らしが大好き。なるほど、「片づけ」って結局、「自分を知り、自分から始まる」行為なんだ。かくいう我が家は、いかにも「小さな子供がふたりいる家」。とてもじゃないがお金持ちの家には見えない。でも私はこの家が好きで、この暮らしが好きだ。私の家に来た人は、私がどういう人か、何を大事にしているか、きっと見て分かると思うんだ。そういうふうに暮らしていきたい。ランキングに参加しています。「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2022.11.15
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本のタイトル・作者素敵なあの人特別編集 身の丈暮らし。 (TJMOOK)本の目次・あらすじ心地よく暮らす人の身の丈暮らしとは?渡邊雅美さん 「北の住まい設計者」オーナー 森のなかを切り拓いて35年、お手本は北欧の暮らしです青木和子さん 刺しゅうデザイナー 「80歳の自分のため」に 気力体力があるうちに家を整えました麻生圭子さん エッセイスト 今は湖のほとりで自然を満喫中、自分がワクワクできることが大切です素敵な人の身の丈暮らしインタビュー石井庸子さん パリの「カフェ・キツネ」の看板マダム 新生活には好きな家具から小さなものを選びましたウー・ウェンさん 料理研究家 定番のものを定数にして家族もお客さまも同じものを使いますフランスの身の丈暮らしフランス式 モノとの付き合い方は「親友」探し「肩の力を抜いて自分らしく」がパリジェンヌ流身の丈暮らし身の丈暮らしのヒントを見つけよう!ミニマムリッチって知っていますか?暮らしの「最適化」は風の時代の今が絶好のタイミング「幸せな」身の丈暮らしの見つけ方身の丈暮らしをしている人は自然と断捨離をしていました やましたひでこさん「小さく暮らす族」でも手離せない愛用品とは?何歳からだって、幸せになれる!楽しい「自分の身の丈」探し 原田ひ香さん身の丈にできる50のこと感想2022年282冊目★★★60代以上をターゲットにした「素敵なあの人」の特別編集版。いいねえ。すごいねえ。すてきだねえ。自分の芯がしっかりしていると、凛としてひとり咲き続けることが出来るんだ。どの方のおうちも素敵なんだけど、やっぱりパリの家が圧倒的にときめく。何が違うんだろう…。天井の高さ?建物の枠などのディティール?パリの元車庫を改装した25平方メートルのおうちに住んでる方が良かった~。ミニマム×リノベ大好きだから舐めるように見てしまう。そして72歳とは思えない(せいぜい50代にしか見えない)若々しさ…。日本の家は白すぎるんかなあ。陰影がない。明るく!明るく!という印象。私が古民家に惹かれるのも、その翳にうっとりするからかな。どのお家も、プラスチックの類がないか、少ない。いやもう我が家、プラばっかりですよ。百均のプラスチックかご、たぶん家全体で同じものを70個くらいある。→2018.08.31「百均セリアの真っ白!万能ケース」こういう細部が全体の印象に効いてくるんだろうな…。手軽で安いからと安直にこういうものを求めてばかりいると、生活のチープ感が消えない。身の丈にあった暮らしって、何なんだろうな。自分が暮らしやすい量で、暮らしやすいスタイルで。この本では、省いたり小さくしたりと、トライ&エラーをくり返しながら日々の生活を送ること。今の自分に最適な心地よい暮らしを探すこと。「私ファースト」を追求して見つけていく暮らしを指して、折に触れ丈直しが必要。と「身の丈暮らし」を定義している。試行錯誤というのがいいよね。確定された、確立されたものではなく、日々更新されていく私と暮らし。いくつになっても変わっていいんだよな。目指す目標があり、生活があり、でもそれにたどり着いても、変えて良い。ころころ朝令暮改で日進月歩。背が伸びたり縮んだり、そのときにあわせて丈を直して。今の私はまだ背伸びして、そうなれるかも分からない「いつかの私」を高く設定している。けどそこに近づいても至っても、またはそうなれなくても。窮屈なその型にはまらずに、変わっていけたらな。流れる水みたいに。↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2022.11.01
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本のタイトル・作者60歳からのほどよい暮らし 毎日を小さく豊かにすごす34の工夫と発見 [ 石黒 智子 ]本の目次・あらすじはじめに1.60代からの暮らし、歳をとるのも悪くない2.働くこと、エンディングのこと、節約のこと3.心と体の健康を保つ4.日々の暮らしを楽しむひと工夫5.くよくよ悩まないヒントおわりに引用エッセイの軸は共感と発見です。文章だけでは伝え足りないので写真を撮るのだけれど、要する時間は執筆よりずっと長い。読者によって共感すること、発見することがまったく違うはずです。読者が価値観の違いをどうとらえるかが狙いで肯定は共感、否定は発見。感想2022年274冊目★★★何を目指してゆけばよいのだろうな、と思う。日々に追われて、カレンダーは驚くような速さでめくられて行く。気づけば昨日産まれたような子どもは小学生に。その分私も年齢を重ねた。7年で、赤ん坊は大きくなり漢字を習い始め―――では私は?このまま漫然と日めくりして徒に齢を数えていくのだろうか。そんな時、諸先輩方の言葉を聞きたくなる。あなたが「30代でこうしておけばよかったと思うこと」は何ですか。今、その年になって、何を思いますか。それは私の羅針盤になる気がしている。遠くに光る自分の北極星を見つけるための。石黒智子さん、お名前はよく目にしていたけれど、何をされた方か詳しく存じ上げなかった。あの亀の子スポンジを開発された方だったのね!テレビ「やすとものどこいこ?!」でめちゃくちゃ絶賛されてたやつ~。この本には写真もたくさん載っている。この方のおうち、好きだなあ。画になるけど、片づき過ぎていない。そこにいる人が見える。何が好きなのかが。好きなものを手を加え、作りだし、慈しむ。欠けて使えない器を割って、欠片を磨いて箸置きとカトラリーレストに。カーテンの穴あきには、小花の形にカットしたネームテープで塞ぐ。手紙の重さに余裕があるときは絵ハガキや1円切手20枚を同封。気に入らないカードは買い物カードに使う。古いパソコンのキーボードをマグネットにリメイク。使い古され錆の出てきたたくさんの缶!瓶と箱もたくさん。ああ、素敵だなあ。慈しむ。愛おしむ。「丁寧な暮らし」というのは、その言葉だけが上滑りするけれど、本当はこういう暮らしだろう。自分の暮らしと呼べるものがあり、その手触りを楽しむこと。この本の中で紹介されている絵本作家M・B・ゴフスタインの家の外壁に刻まれた文字。A small houseA large gardenA few friendsAnd many booksこれを、著者は「どう進むべきかと迷うときに読む」のだそうだ。確かに、自分の家をどうしたいか(どう生きたいか?)を考えるとき、これはとてもよい指標になるだろう。小さな家に、大きな庭。すこしの友達と、たくさんの本。私もそうありたい。2001年にホームページを開設されてから、1日1文毎日更新しているというのもすごい。写真は家と庭だけ。それでも書きたいことは必ずあるのだそうだ。何かを切り取って写真にしたり書き留めたりしようと思えば、よほどよく目を凝らして日々を送らなければならないだろう。そして新しい1文を上げるときは、古い記事は削除するそう。(パソコンからも削除!)その思い切り、すごいなあ。記録貧乏性なのでなかなか出来ない。「続ける」というのはそれだけで力を持っていて、私のブログも自己満足の極みではあるけれど、毎日のように(毎日と言い切れないのが私の性格!)更新している。過去の自分を重ねると、日々流転するのが人なのだなと思う。けれど変わらない「核」のようなものもあって、繰り返し繰り返し同じことを言って(書いて)いることが、きっと私の根幹を成しているんだろう。人生は下りのエスカレーターのようなもの、と前に読んだ。だから上り続けなければ、同じところにはいられない。むしろ同じ自分でいることは、変わっていないことは、「動いていない(成長していない)」ことなのだ。私は今、36歳。これからの40代、50代、60代、70代、80代、90代?もう既にうんと生きたような気がして、でも先を見ればそれは途方もなく長く思える。私は幾つまで生きるのだろう。平均寿命までだとしたら、87歳くらいまで日本の女性は生きる。だとしたら、今「もう歳だから」と思うのはあまりにも尚早だ。だってまだ、半分にも到達していない。Live as if you were to die tomorrow.Learn as if you were to live forever.永遠に生きるかのように学び、明日死ぬかのように生きろ。ガンジーの言葉だというこれは、その昔「ほぼ日手帳」の今日の言葉に載っていた。それがいつかは分からなくとも、年齢を言い訳にするのはやめよう。何歳だから、と枷をはめる必要はない―――もう周囲がそれは十分やってくれてる。私は、著者が自身のブログを書く時の引用部「肯定は共感、否定は発見」という捉え方をすごいと思う。歳を重ねるごとに、過ちを認めることが難しくなる。昔取った杵柄で何でもかんでも解決したくなる。天下の宝刀、打ち出の小槌みたいに。けれど幾つになっても学ぶ姿勢を持ち続けていたら、日常から何かを感じ取り受け取る力を鍛えていれば、「否定は発見」だと思えるのだ。であれば、反対意見や不同意はむしろ歓迎すべきものだ。何を目指してゆけばよいのだろう。私はどうなっていくのだろう。欝々と、悶々と、日々を過ごす。飛ぶように過ぎ去る毎日。1日はどうして24時間しかないのだろう?恨み言を口にしながらおざなりに今日を扱うでも時々、こういう本を読んで、ぴしゃりと頬を打たれたような、頭から冷水を被せられたような気になる。残された時間の砂時計の砂を御覧なさい。まだたくさん残されているのに、何を言っているのか。叱咤激励を受け、しゃんと背筋を伸ばす。すぐに丸まってしまうそれ。そうして砂時計の残り―――それにすら意味はないのだと。「彼女たち」は時計をひっくり返す。砂は何度でも流れる。循環する。詰まりながら、遅くなりながら、速くなりながら。それをひっくり返す限り、積み重なるものは止まない。積み減らして、積み重ねていける。だとしたら怖がらなくて良い。老いることも、死ぬことも。これまでの関連レビュー・58歳から日々を大切に小さく暮らす [ ショコラ ] ・老後レス社会 死ぬまで働かないと生活できない時代 [ 朝日新聞特別取材班 ]・50歳からの私らしい暮らし方 [ 柿崎こうこ ]・老後とピアノ [ 稲垣えみ子 ]・60代ひとり暮らし 軽やかな毎日 [ ショコラ ]・74歳、ないのはお金だけ。あとは全部そろってる [ 牧師ミツコ ]・LIFE SHIFT 2 100年時代の行動戦略 [ アンドリュー・スコット ]・91歳のユーチューバー 後世に伝えたい!家庭料理と人生のコツ [ 道場六三郎 ]・「わたし、五十歳です」 主婦からのキャリアアップ [ 森田信子 ]・もっと早く言ってよ。50代の私から20代の私に伝えたいこと [ 一田憲子 ]↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2022.10.24
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本のタイトル・作者台所図鑑 キッチンには人生がつまっている [ 大木奈 ハル子 ]本の目次・あらすじはじめに・70代1人暮らしの台所・猫踊る!白×木目の明るい台所・60代シンプリストの台所・ゆるミニマリストの台所・築古団地をDIY・偏愛ミニマリストの台所・オブジェ好き主婦の台所・鉄鍋育てる自宅サウナ―・かっこいい系インダストリアルキッチン・アウトドア好き家族の台所・家事を「お家遊び」に・ミニマリスト男性の合理化ミニキッチン・アジアンテイストなDIYキッチン・毎日フル稼働!大忙しの台所・アメリカンアンティークなDIYキッチン・インテリアデザイナーの台所・我が家は「お酒の飲める美術館」!・キャンピングカーの台所・海外のアパルトマンのような台所・ミニマリストの小さなキッチン・お寺に嫁いだスパイス大好きママの台所・雑貨好き等身大カップルの台所・50代で建てた小さな平屋の台所・シンプルだけど工夫いっぱい・自炊で50キロダイエットした主夫の台所・アンティーク・骨董品大好き台所・汚部屋経験を活かしたキッチンづくり・紅茶とパンの香り漂う優しい台所・散らかりにくい台所・これぞリアルな男性1人暮らし・美容アドバイザーの台所・簡単DIYでリノベキッチン・みどり色大好きオウム飼い主婦の台所おわりに見せてください!あなたのお茶碗感想2022年218冊目★★★★著者2名を含めた33人の台所。元は、著者2人の運営するキッチンと愛用品のWEBマガジン「台所図鑑」のコンテンツ「台所拝見」。いやあ、台所好きにはたまらん。舐めるように細部まで見てしまった。どちらかというと、設備・そこにあるもの、がメインの紹介。で、読んでいて「このキッチン好き!」と、「そうでもない」がある。これって何だろうな?いったいどこが好きで、どこが好みじゃないんだろう?色々見ていると、私は「海外っぽい」キッチンが好きみたいだ。元々パリのアパルトマンみたいなインテリア本が好きで、あのポップでカラフル、ごちゃごちゃしてる感じが好き。アジアンでも古民家でも、その人の「これが好き」が垣間見えるような楽しい空間にときめく。で、私はミニマリストを標榜しているし、指針としているんだけども、そういうキッチンは「へー」「掃除ラクそう」と思うけど、ときめかないんだよなあ…。がらーん!の部屋に「すごーい!」と思っても、写真を拡大して食い入るように見る食いつきはない。それって、のっぺりしているからなのかな。フラットでニュートラル。よくミニマリストは禅寺を目指すけど、その静謐さは没個性ともいえる。ダイソーのキッチンバサミを半年に1回買い替えるというミニマリストが出てきて、「それは…」となった。そういうところがなんかなー。もやっとするねん。というわけで、シンプリストやミニマリストのキッチンはときめかなかった。ナチュラル系(昔で言うところのカムホーム系)もあんまり好みじゃない。・築古団地をDIYは、扉の色が可愛い。公団型キッチンの扉にターコイズブルーの壁紙を貼ってらっしゃる。うちの台所の扉も色をつけたくなった。アニメ「輪るピングドラム」の高倉家のキッチンが理想なので、幅広マステとかでカラフルにしてみようかなあ。すぐ飽きるの分かってるから。笑この方の使ってらっしゃる「テーブルウェアイースト」の「和のスモールボウル6色セット」も、色味が素敵。・オブジェ好き主婦の台所は、カラフルで賑やかな感じがアジアンぽくて、香港の台所みたいで素敵。香港に行った時に牛乳瓶が可愛くて、飲んだ後服にくるんでスーツケースに入れて持ち帰った私としては、こういうの大好きですねん。フューシャピンク×グリーンとか、もういいよね!!!・インテリアデザイナーの台所は、ほんま外国っぽい。ヨーロッパ。ほかの方のところで、「なぜ海外のアパルトマンぽく見えるのか」を検証していて、それは文字がプリントされたものがないから、とあって「なるほどー」となった。プラスチックも少なく、ステンレス・鉄・木・ガラスのみ。私も視覚情報苦手でラベルは全部剥がすし、物理的・情報的に剥がせないものは裏を向けるのだけど、めっちゃ日本やねんな…。なんでなん?・簡単DIYでリノベキッチンは、いっちばん私好みで「はうあ!」と心を奪われたキッチン。築50年以上の昭和っぽい団地をリノベした、著者のおひとりのお家。いやもう、私、団地大好きだし、カンカン(缶)・瓶・箱が大好物なんですよう。このキッチンは、その組み合わせでときめく。プラスチックを使わずカンカンを使った収納。カラフルでにぎやかで楽しい。インテリアのこだわりが「色数を制限して統一感を出さない」「~風というテイストを意識せず自分が気に入ったモノを飾る」なのも好き。「ユーモラスでレトロ」まさにこれ!!スチールラックの無骨な感じに、キッチュな赤。いいなあ、こんなキッチン。憧れる。自分が飾るもの、暮らす場所。使うもの。それって、「自分がどうありたいか」「どんな自分でありたいか」だよな。私は人生の最終目標として、「ウィットに富んだクレバーな人間」になりたいと思っていて、それって「ユーモラスでレトロ」とも通じるものがあるかも。「すき。すき。すき。ぜんぶすき。」という空間で暮らすのが夢。でもそれってミニマリズムと同じで、「役に立たない物」「好きじゃない物」を排除する狭量さの現れになるのかしらん。これまでの関連レビュー・働く台所・男と女の台所 [ 大平一枝 ]↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2022.08.27
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本のタイトル・作者片づけ下手でも おしゃれな部屋って言われたい! [ オギャ子 ]本の目次・あらすじはじめにオギャ子ついに奮起する!!第1章 片づけ下手でもキレイな部屋って言われたい!お片づけルール編・「できた!」を感じやすいところから始める・ゴールを「お片づけ」にしない・はじめに収納アイテムを買わない・全力で全部出す・捨てることをマイナスにとらえない・引き出しは入れるものではなく出すもの・ちょい置き禁止&どんなものも定位置に戻すコラム オギャ家の間取り第2章 片づけ下手でもキレイな部屋って言われたい!オギャ子家のお片づけ編・キッチン・食器棚・片づけの順番・コンロ・シンクまわり・リビング・ダイニング・玄関・靴箱まわり・クローゼット・おもちゃ収納・絵本収納・洗面所・脱衣所・階段下収納コラム LINE活用術第3章 センスなくても、おしゃれな部屋って言われたい!インテリア編・迷ったらナチュラルテイスト・飾る場所は一か所でいい・飾りは3の法則・アクセントカラーで遊び心を・照明ひとつでプロの仕上がり・カーテンは素材で選ぶ・狭いスペースこそ壁を有効活用・子ども部屋・スタディースペースおわりに感想2022年218冊目★★★かなり読み応えがあり、実例豊富で面白かった。子育てブログを書いている人気ブロガー・オギャ子が、友人であるインテリアブロガー・ドキ子(yuki)に教えを受けながら、念願のマイホームを憧れの空間に仕上げていく。オギャ子さん、レタスクラブで拝読していて、三兄弟というのはすごいな…と思っていた。いやもう、生活空間がリアルすぎて。ビフォーの写真が登場するんだけど、もうすごくて。散らばったおもちゃ、積もり積もったちょい置き…超絶リアル。我が家かと思ったわ!笑それが…なんということでしょう!「片づけられる人」の教えを請うことで、シャレオツなお家に!池田暁子さんの『片づけられない女のための こんどこそ! 片づける技術』『必要なものがスグに! とり出せる整理術!』が好きで何度も読み返しているのだけど、きれいな家に住んでいる人、いつも片づいている人が無意識に習慣化していることって、言語化されて説明されないと出来ないんですよね。この本もそういう「基礎の基礎」「言うまでもないこと」を言ってくれているので助かる。そして何よりイラストと「ここまで見せていいんですか」という赤裸々なビフォー写真で楽しく読めました。で、本を閉じて自分の家を見渡すじゃないですか。雑然としてるな~…。この本でも「基本」として「片づけの順番」として、1 全部出す2 カテゴリー別に分ける3 使う頻度で分ける4 今使わない物を捨てる5 毎日使う物からしまう6 増える物の置き場を決めるとあるんだけど、とにかくもう「まず捨てろ。話はそれからだ」ってなるんだよね。それ罪悪感はんぱないから、要らんもの買わないようにしたい。「あったらいいな」は「なくてもいい」なんだ…。とりあえず、子供が保育園で作って来たひな祭りの飾りを取り外す(注・今8月)。プレゼントで貰って置き場所に困っている額縁入りの写真、オマケでついてきたオモチャ…。ごちゃごちゃを少しずつ片づけて、絡まった糸を解すように。すこしさっぱりした。一人暮らしのときは、もうストイックにミニマリズムを追求していた。その後、ひとりめの子どもが生まれ、それでもまだコントロールがきいた。家に訪問に来た保健師さんに病的に片付いた部屋にドン引きされた思い出。でも、今や我が家はすっかり「小さな子ども2人のいる家」。人が増え、それぞれの性格や曲があるなら仕方がないことなのだけど、どうしてもそのノイズに心が乱される。この本は、最後「片づけ」からの「インテリア」まで至る。我が家…うむ…。程遠いな…。ベージュのカーテンを白にしたいなあ、とか、キッチンの扉を幅広マスキングテープカラフルにしたい、とか、耐水耐熱のタイル風シートを貼りたいとか、ふすまを柄の壁紙に貼り換えたい、とかいろいろ思うのだけど。賃貸なので、出来る範囲で自分の好きな空間にしたいんだけど、飽きっぽいから難しい。そもそもインテリア的なものの手入れをして愛でる余裕が今の私にない。クッションフロア敷き詰めている時点で台無しだしね…。とにかく今は、「すっきり片付いている家」を目指したい。↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2022.08.26
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本のタイトル・作者大切なこと 穏やかに暮らすための48の工夫と心がけ [ 内田 彩仍 ]本の目次・あらすじわが家の正解で暮らす家事も仕事も大切に特等席で仕事をする季節を感じる玄関に好きな場所をつくる花の代わりに観葉植物を受け継いだ庭を大事に育てる五十の手習い花のある庭に流し見でインプットわが家で非日常を眠りにつく前の灯り日に一度は本を開くひとりの時間を過ごす場所買い物はとことん吟味してから長く愛せる空間づくりそらの爪研ぎ日用品は更新期間を決めておく収納はわかりやすく家事は仕組みづくりをしておくながら家事に助けてもらう自分の背中は自分で押す新しい生活に合わせた日用品選び家事の簡略化日用品は洗いやすいものにわが家の防災対策工夫しながら日々の食事を大切にするこまめに保湿する自分にこそ手をかけて普段着はワンピースで足元を冷やさないようにしゃんとさせてくれるイヤリングバッグは小ぶりのものでちょうどいい距離を保てるように罪悪感を手放そう休日は家族で過ごすそらとの時間家族のつながり味方でいること笑顔の出し惜しみをしない今までの自分を誇りに思うざわざわを拾いに行かないように誤解はその場で解いておこう続けることできなくなったことは手放そう気持ちに当てはまる言葉選び雨の日に頭痛がしたら休日に今日も幸せだと思う引用だから今も、新しいことや、少し苦手だなと感じることも、まずは重い腰を上げてやってみようと思っています。何事も納得するまで続けることができたら、それがちょっとした自信にもなり、新たな未来へとつながる、近道のような気がしています。感想2022年201冊目★★★目の保養本。落ち着いた木のお洒落なインテリアにたっぷりのグリーン。そこに猫ちゃんも出てきて、「はーいいなー」となる。まあ、およそ自分が出来る(したい)とは思えないのだけど、それとこれとは別。書斎デスクいいなあ。キッチンの片隅に、夫の父母が新婚時代に食卓机として使っていた机(結婚した時にお下がりで頂いた)を置いて勉強したりパソコンしたりしている私からしたら、夢のような話。IKEAのワゴン、複数使いするのもありだなあ。食品や日用品のストック、一室物置になっている部屋に段ボールで直積みしているので、こういうワゴンやラックにぴしーっと整えたい欲望に駆られる。「収納用品自体を増やしたくない」と今はまだブレーキかかってるんだけど。普段着をワンピースにするの、楽そうでやってみたい。タイツやストッキングが大嫌いで、ワンピースも着たことがない。そこんとこ、みんな平気なのだろうか。ひざ下ストッキングや、靴下で間に合わせてはいけないのかな。子どもも抱っこを卒業してきたので、ワンピースでも行けそうな気がする。「コーディネートが楽!」とみんな言うワンピースライフを一度送ってみたい。が、私小学生の頃からズボン派だからな…無理かな…?「誤解はその場で解く」は夫婦感において大事ですよね。私、夫に何か言われてカチンと来た時とか、無言で押し黙って「不機嫌」をアピールして、ずっと心の中で呪詛を吐いていたんですが、ある日「なんでそういうこと言うの?」「そういうふうに言われるのいやなんだけど」と夫に言ってから、毎回言うようにしています。なんかね、言っちゃだめなんだと思ってた。自分が黙っていればいい、我慢していればいいって思ってたんだけど、言わないと駄目ですね。じゃないと、許容したことになる。これって、何故なんだろうと思い起こすと、祖母や母は、祖父や父に対してそうしていたからだ。溜息を吐いて、諦める。しょうがない、と肩を竦めて力なく笑う。不機嫌の嵐の前には、笑うしかないから。そして後で思い切り罵詈雑言の限りを尽くす。愚痴を言う。だからずっと、それが正しい反応なんだと思ってた。違う。言っていいんだ。でもこれ、相手から言われると超絶ムカつくので諸刃の剣!笑素直な心で「ごめん」と言えたらいいけど、言えない!↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2022.08.09
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本のタイトル・作者私をあたらしくする51のこと 暮らしと自分アップデート [ 本多 さおり ]本の目次・あらすじ1 変えてみた2 やめてみた3 取り入れてみた引用しかしこうなると問題なのは、保管場所。これまでオフシーズンの間は預かってもらっていたものに、居場所を与えなければなりません。家のなかで一番大きな寝室スペースの収納を眺めて、なかにあるものを見つめなおしました。「本当に今必要なものはどれか」「ここになくてもよいものはないか」と。この作業、大ごとな気がして敬遠されがちですが、暮らしやすい家を維持するための一番の近道です。「今ある収納でなんとかするぞ」と心に決めて、「その収納に本当に入れるべきもの」を明確にすれば、たいがいの新しいものは入ります。いや、入れるのです。これは、ものの整理整頓で家のなかをすっきりとさせる、大きなチャンス。ものはどんどん増えていくから、機会を逃さず手放していくことが肝要です。感想2022年188冊目★★★本多さんの本、夫婦で団地(社宅)暮らしの頃から拝見しているので、その変遷を楽しく見ている。今回はリノベーションしたマンションの新居に移られてから、新型コロナの影響もあって、そして変わったあれやこれや。お子さん(男の子2人)の年齢が近いこともあり、「へえ、そんなふうにしてるんだ」「なるほどね~」「わかる!」がたくさん。何かの本で、同じ場所にずっといるというのは、停滞している(劣化、衰退している)ということなんだと読んだ。動き続けるエスカレーターのように、その階段を昇り続けなければ、同じ場所にはいられない。だから変わることを恐れないで進み続けるしかない。ワンフロアの家で、土間に空いたスペースの棚板をそのままにひとりの居場所にするの、いいな。私はキッチンの片隅に置いたデスク(夜~早朝は私の作業スペース、それ以外は買ってきたものを置いたり、配膳に使ったりするスペース)のみ。自分だけの固定的なスペース、欲しいなあ。狭くて良いんだけど。うちは、夫に自室があるので、余計に不公平を感じる。たまに家出したくなる。「日常のささいな不都合を見逃さない」っていうの、大事。私は今、「ゴミ箱をどうするか」に不都合を感じてる。夫は自室に小さなゴミ箱を買ったけど、家全体にほかにゴミ箱を置いていない。(息子がオムツを外れたので、トイレに置いていたオムツのごみ箱は処分した。)どうしているかというと、冷蔵庫の横にマグネットフックをつけて、そこにビニール袋を吊るしてゴミを捨てている。ただこれ、冷蔵庫の廃熱が気になる。素麺の木箱の蓋にマグネットを貼り付けたものを、断熱材として冷蔵庫の側面に貼り付けているけど、ほんのり温かい気がして気になる。後は生理用品の処分。今はその期間だけ、トイレに紙袋とビニール袋を置いているんだけど…。これもう、ゴミ箱買った方がいい?って思ったり。(いっそ、月経カップにしてゴミを出さないようにするか。)あとは時計。うちにあるのは、置時計のみ。洗面台にひとつ、夫の部屋にひとつ。しかしリビングに時計がないと何かと不便。そう思いながらかれこれ数年…。著者は、鏡が必要だと思ったら家じゅうに鏡を置いている。そういうのもアリだよなあ、と思う。数を減らして不便だと思って生きるより、ちゃんと持って便利に生きる方が。今回は、暮らしの変化の紹介以外に、「先生にちゃんと習いたい」というコーナーがあり、「グリーンのある暮らしがしたい」「ナチュラルクリーニングでもっとラクにきれいに!」「今の私に合うメイク」の3人の先生と対談している。グリーンのある暮らし、良いですよね。憧れる。でも、私には世話が出来ないし、物が増えるのも嫌だった。今年、小学一年生の娘が学校から朝顔の種を貰って来た。鉢と土と支柱を揃えて植えた。夏休み、娘が学校で育てていた朝顔の鉢を持ち帰り、今は2つ。芽が出た、蔓が伸びた、蕾が出来た、花が咲いた。その楽しみ。ベランダに目をやった時に、グリーンが目に入る。いいな。ちょっと、そんなふうに思い始めてる。ナチュラルクリーニングに関しては、「重曹、クエン酸、石鹸、過炭酸ナトリウム、アルコール」があればよいのだそうだ。うちには「重曹、クエン酸」がないな。お風呂の水垢やトイレにはクエン酸…。化粧品については、ハトムギ化粧水がおすすめされていた。これ、私が唯一使っていた基礎化粧品!笑やめちゃったけど、また使おうかな。著者おすすめの骨伝導イヤホン、いいですね。次買う時は骨伝導にしようかな。私が今使っているのはワイヤレスイヤホン。これだけでもずいぶん、自由度があがった。有線より無線!!!片耳だけつけて、英語を聴きながら家事をしている。でも気密性が高いので、話し掛けられた時に訊き返すこともしばしば。その点、骨伝導だと耳が開いているから便利だろう。本の中で紹介されていた情報管理の「トレロ」というアプリ、取扱説明書の型番を入れておけばアプリで管理できる「トリセツ」、気になる。ほか、寝かしつけと自分時間についてや、母として妻としての役割についてとか、色々「あーわかるー」「でもわたしはむりー」とか、思うところも色々。息子さんが小学生になってからのお部屋についてもまた見せてほしいな。これまでの関連レビュー・家事がしやすい部屋づくり [ 本多さおり ]・もっともっと知りたい無印良品の収納 [ 本多さおり ]・モノが私を助けてくれる 10年先も使いたい暮らしに投資するモノ選び [ 本多さおり ]・暮らしやすい家づくり [ 本多さおり ]・今の暮らしを快適に変える収納レッスン [ 本多さおり ]・暮らしをまわす [ 本多さおり ]・暮らしをそのままの自分に寄せて [ 本多さおり ]↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2022.07.26
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本のタイトル・作者会社の片付け! by トップ整理収納アドバイザー [ 川井 かおる ]本の目次・あらすじプロローグ 整理収納アドバイザーの風第1章 所在不明なモノからのサイン第2章 職場におけるポジティブ片付け第3章 仕事場の個人スペース片付け第4章 心地いい職場を創る片付け7つの扉第5章 片付けがもたらす共鳴効果エピローグ 今こそ! 会社の片付け感想2022年132冊目★★職場がめっちゃ汚いので読んでみた。けど、あんまり参考にならなかった。商品管理とかそっち系のほうが役に立つ感じ。私が知りたかったのは紙文書の保存と整理だったのでちょっと違った。でも、この本を読んで、取引先にこれまで紙でもらっていた大量・定例の文書を、データにしてもらうことにした。もうね、紙モノに埋もれている。1 年度が替わって新しい文書が大量に発生する2 古い文書をとりあえず段ボールに詰める3 そこらへんに積み上げる4 離れたところに借りている倉庫に段ボールを持って行くのすべてのステップがもう、ぐっちゃんぐっちゃんで。保存期間決めているけど、倉庫に持っていた文書とか覚えてないしな!そんでたまに過去の資料探さないといけなくなって、家探ししてる。誰やねん、この段ボールの外側と中身違うやんけ!!!業務的に人員に余裕がない(片づけという業務を入れ込む隙がない)のもあるのだけど、これは本当に定期的に期限を決めないといけない。ルール化しないとな…。倉庫の文書もエクセル化して、持って行った時に古いものを持ち帰って処分すればいい。わかっちゃいるんだ、わかっちゃ…。いっつも書類を探している人、いますよね。そしてよく無くす。そういう人を見ていると、まず机が汚い。書類の分類・整理方法が定まっていない。この本でもおススメしていたけど、クリアファイルに1案件1ファイルで入れるのおススメ。この本では、インデックス付の「見出しフォルダー」を使うように言っていた。私は長方形のふせんに油性ペンで案件名を書いて、内側から貼っている。「後から見るかな?」程度の書類はスキャンしてOneNoteに添付。日付とキーワードを入れておけば検索できる。メールものちのち参照しそうなものはOneNoteに飛ばす。「スキャンする間でもなさげ」なものはひたすら時系列順に一冊にファイリング。1年間使わなかったらまとめて処分している。組織としての整理整頓って、人それぞれの好みややり方がある。机の上が砦と化している人は、その状況が心地よいということもある。なかなか難しいですよね…。私、上司なのにひとりで棚片づけてるもんね…。システムを作っても、それを継続して運用できるようにしないと意味がない。デジタル化も同じく。しかしまあ、紙を減らしたい!!!!!紙が減るだけでいろんな労力がぐっと減るよ!!断捨離だ断捨離。まず入り口を断つところから始めよう。そうすれば何年後かには、「残っているものはすべて保存年限切れてるから全捨て」だ!!↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2022.05.29
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本のタイトル・作者子供4人共働き・賃貸60m2でシンプル丁寧に暮らす [ ベリー ]本の目次・あらすじ第1章 子供4人・共働きでもできるシンプル丁寧な生活第2章 スモールスペースですっきり暮らす工夫第3章 手早く美味しい食事を作るキッチン第4章 子供の持ち物管理と教育のこと第5章 毎日の家仕事をもっとラクに第6章 私の持ち物・少数精鋭アイテム第7章 お金をかけずに家族6人で楽しむ暮らし感想2022年冊044目★★★ブログ「ベリーの暮らし」の書籍化。ブログ村のランキングでお見かけしても、なんとなーく読むことなく来ていて、アイコンしか知らないというブログだったんですが、書籍はとても読みやすかったです。勝間さんがお好きだということが良く分かった。すごいよね、子供4人。2人でも「うへえ」となっているのに、これが×2て。どないなってるん。両親遠方の共働きで、賃貸60㎡。フルタイム勤務。スペックきいてもう「ははあ」ってなるよね。ひかえおろう。平日の時間割が載っていて、22時に寝て6時起き。夕食後に家庭学習まで!!モノが少ない家を眺めるのが好物なので、子供が4人いての「すかーっとしたお部屋」にうっとり。いいなあ、モノが少ないって!!な?!カラーボックスでスペースを有効活用したり、段ボールを収納に利用したり、フレキシブルかつ有意義に空間を使っていらっしゃる。子供の服がそれぞれ引き出し1つ分(シーズンオフ別)ってすごい。…あ、でもうちもシーズンオフを除いたらそうか。子供って結局自分が好きな服(柄が好き・着心地が好き)ばかり着るし、よく破くし穴を開ける。あっという間にサイズアウトするし、3~4着あれば充分ですよね…。うち、もはや2着を「洗う」→「着る」のセットで回しているんですが(収納すらしない。夏はそれをパジャマ代わりに翌日の服として着せて寝ていた)、さすがに親が見飽きるので、2着よりもう少し必要。保育園に置いておくストックもいるしね。サイズアウト服は、著者はサイズごとに段ボール箱に入れてクローゼットの上段に収納していらした。うちは女男なので、その子がサイズアウトしたら即処分(捨てるか譲る)。なので、今はもう「これから着る服(おさがりなどで頂いた服)」と「もう着られない服(欲しい人を見つけてあげる)」の2分類にしています。「これから着る服」から探せばいいから楽になりました。子供の靴は、今の靴+新品1足ストックの2足だそう。うち、「今の靴」だけで、ダメになったら慌てて買いに走っている。ストックしておこう。歯磨き粉で靴を洗ってるの衝撃だった。確かに研磨剤入ってるけど。ランドセル置き場、参考になりました。引出し1段こまごましたもの入れにするように置いてらっしゃる。うちもそうしよう!家庭学習は…うん、私には無理です。夫の方が熱心で、たまにドリルをやらせたりしているんですが、その横で「いっしょにカムカム(朝ドラ)みよーよー」と誘うのが私…。ホワイトボードにダイニング、いいな。賢くなりそう。ホットクック、いいんですかね。みんな持ってるよね。家電を増やしたくない(私にとっては、あらたにペットを飼う位の心意気)ので、ルンバもホットクックも食洗器もない我が家。場所を取るしメンテナンスしたくない。たぶん今後も持つことはないだろうなあ。季節の飾り物が小さなケースに色々入っているの、おせちみたいで可愛かった。素敵。我が家は「飾りスペース」がなくて、ちまっとしたものを飾れない。そういうところが欲しい。ガラスのひな人形とか飾りたい。ミニチュアで季節感を感じる装いをするの、いいなあ。ま、去年ツリーを買っちゃったのですけども…。手拭きをタオルではなく手ぬぐいにしているの、マネしたい。すぐにびちゃびちゃになるかなあ?家族がいると、「自分はこうがいい」と思って試して見たくても、ほかのひとが「普通じゃないからいや」というとダメなんだよねえ…。うう。しかし、日々の暮らしを工夫して、日進月歩にアップデートして暮らしている方を見ると、「私もやろう!」と意欲がわいてきて、よい。最近おもちゃを大量に処分した。結局、長く、よく遊んでいるのは「ままごと」「マグフォーマー」「いろっちブロック」。あとはお絵描き。既製品の遊び方が決まった1テーマおもちゃは、ほんと1週間くらいしか熱中しなかった。さあ、ランドセル置き場作り始めよう。↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2022.02.23
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本のタイトル・作者かあさんの暮らしマネジメント 仕事、家事、人生をラクに楽しくまわすコツ [ 一田 憲子 ]本の目次・あらすじ子育てと仕事を両立する方法はモノを減らすということ保手濱歌織さん誰にでもいい顔をして自分を苦しめるより、正直になってご機嫌な顔でいるほうがずっといい 江口恵子さん私の人生の主役は私。責任と覚悟を持った日から毎日が楽しくなりましたりょうこさん子育ては一緒に生きることイイノナホさん「忙しいからちょっと待って」を飲み込んで子供の話を聞いてあげる。たったそれだけがいちばん大事宮崎優子さん仕事や子育てに追われる毎日でも、朝になれば、クリアでニュートラルな自分になる。それが、すべてのものごとをブレずに迅速にこなす基本藤田ゆみさん私は私。夫は夫。子供たちは子供たち。それぞれが自立した生き方、暮らし方を石渡深里さん子供を預けたり預かったりだけでなく、悩みも迷いも、喜びも子育ての荷物を分け合う仲間がいたから、ここまでこれたと思います澤田伊公子さん引用「子供がいる。私にはこれだけの時間しかない。でも、やりたいことがある。一見それは成立しなさそうなんだけれど、いかに成立させるか、とことん考えます。そして、成立させるためには、まず『やる』と決めちゃう。子供がいる、いないに関係なく、『やれるかな、やれないかな』ではなく、『できること』を前提にして、逆算して物事を考えていくんです」(江口恵子さん)感想2022年043冊目★★★8人の「おかあさん」のインタビュー。みんな、共通して「自分自身をご機嫌にすること」を大事にしている。すてき。お母さんは家庭の太陽、というのだっけ。お母さんが曇りでも雨でも、家族は不幸。でもそれって、裏を返せば「いつでも晴じゃないとダメ」みたいじゃない?それは無理だ。にんげんだもの。嵐の日もある。お母さんだけじゃなく、お父さんもそうだし。ただ、出来たら明るく行こう。自分の機嫌は自分で直す、それが大人である最低条件だ、と何かで読んだ。いまだに出来ない。当たり散らしてしまうこともある。内に籠ってしまう日も。けど、出来たら楽しくやろう。そのためには、まず私が幸せで、輝いていること。それは「お母さん」であることの、もっと手前の話。私が私であること。私単体で幸せであること。誰かのためじゃなく、誰かのせいじゃなく。それが、前提条件。本のなかで、りょうこさんという方が、「状況によって決められてしまう人生じゃなく、自分で決めたことをしていける自分でいたい」と仰っていた。結婚する、子供を持つ。韓国の小説で、「そうするといきなり、社会からあれしろこれしろと言われるようになった」という表現があった。「今まで誰にもそんなことを言わせたことはなかったのに」と。「妻だから」―――は力を減じてきていても、「母だから」の大義名分は大きい。お母さんなのに、と。100人いたら100人違って、子供には「みんな違ってみんな良い」とか言いながら、「お母さん」になったら許されない。そうじゃなくて、100人いたら100人のお母さんがいて、そりゃ違う人間なんだからいきなり型にはまって量産型お母さんにはなれんよ、と思う。私は私のままで、ママをやる。自分の自由な時間がない。好きな時に好きな所へ行けない。ちいさな人がいるから、仕方がない。でも、物理的な制約以外ではわりと好き勝手やっているので、私は楽しい。たまにイーッ!!となるけど。どうして私ばかり、って思うけど。じゃあ一人暮らしだったとき、自由にあちこち行けていた時、好きなだけ時間を使えた時、何をしていたか?っていうとそんな有意義に時間を使っていたわけでもなかった。出来ないと気付いてから、やりたくなるだけなのかもしれない。保手濱歌織さんの「脳みそのキャパと、ものの量は比例する」。わかる!余白がたっぷりあると、脳もすっかすかで気持ちいい。空間があると、そこで何かが出来る。余裕がある。風通しがよいこと。大事。学校のプリント、スキャンしてスマホに入れておくといいんだ。来年度から上の子が小学生なので、そうしよう。保育園は月に1枚(それも園全体共通)だったので、小学校のプリント量に怯えている。これまでの関連レビュー・暮らしを変える書く力 [ 一田憲子 ]・大人の片づけ [ 一田憲子 ]↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2022.02.22
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本のタイトル・作者大人の片づけ できることだけやればいい [ 一田憲子 ]本の目次・あらすじ1章 なぜ片づけるのかを考える2章 一田家の片づけ術・台所編・リビング編・クローゼット編・書斎編3章 時間の整理術4章 人生後半のものの持ち方[Column]整理収納アドバイザー・Emiさんに教えてもらいました「今さらですが、片づけってなんですか? 」「クローゼット見直し大作戦」引用自分を大きくもなく、小さくもなく、ありのままに把握することは、思っている以上に難しいもの。私は、若い頃からなかなか自分に自信が持てなくて、何をするときもすぐ「私なんて……」と言いたくなっていました。でも、それは実はプライドの裏返し。失敗したくないから、その言い訳として「自信なさげにふるまっておく」というかくれみのであることがだんだんわかってきました。自信を持つということは、覚悟を決めるということ。そう知ってから、「私なんて」という口癖が少し減ったように思います。感想2022年016冊目★★★ほっこり古民家的な雰囲気の良い感じの写真で、パラパラ捲ってふーんと読める本。整理収納というより、著者(編集者・ライター)のエッセイ的な要素が強い。OURHOMEのEmiさんがゲスト登場していて嬉しかった。「毎日寝る前に、自分に1日の出来事を説明してあげる」これ、有用だと思うのですが、私は自己嫌悪の渦にはまって抜け出せなくなってしまうので、出来ないんです…。まだ朝にやるほうが前向きになれるからマシかな…。他の本で読んだのだけど、ぐるぐる同じところを思考がまわっているとき(特にマイナスの思考のとき)に、紙に書き出して破り捨てたり、パン!と手を打って「おしまい!」と言うのがいいらしい。ついつい無意識下で「あんなこと言わなきゃよかった」「言いすぎた」「もっと違う方法をとればよかった」云々をひたすら考えてしまうので、やめたい。私は、仕事帰りにズドーン!となったら、帰りにひたすら元気になる歌を集めたプレイリストを聴くようにしています。ちなみに、落ち込んでいる自分のための「ティラミス」と名付けたプレイリスト。「Tirami su」はイタリア語で「私を引っ張りあげて」=「私を元気づけて」。「これを使う人にはどんな風景が見えるのか」良いもの、高価なものを買う意味って、これにあると思う。だから、代替品を買うのは、本物を手にしてからじゃないと、分からない。一番欲しいものを買わないと、物欲は満たされない。「日常のなかの小さな違和感」を見過ごさない日々の暮らしを快適にしていくポイントって、不便や不合理を、見つけて潰していくこと。自分に暮らしを適合させていくことだと思う。(暮らしに自分を適合させること、ではなく。)家が片付かないのは、それがまだ適合していないから。何かが出来ていないのは、自分が悪いんじゃない。仕組みを変えたほうが良い。ということが、整理収納の本を山ほど読んでわかったこと。自分を否定することからではなく、肯定することから始める。こんな自分でも出来る、というシステムが大事だ。何が得意か、好きか。何が苦手か、嫌いか。過去の自分を責めるのを、未来の自分に期待するのをやめる。今、ここにいる、私を尊重する。収納とか片づけって意外と奥が深くて、自分と向き合うことになる。いっとき問題を解決しても、環境はどんどん変化していって、そのたびに新たな問題が発生する。繰り返し繰り返し、問いかける。今の私に、必要なことは何?今の私にあった仕組みは?これって、あらゆることに言えると思う。そして、それが出来ると、かなり生きるのが楽になる。気がする。著者が機能性を重視して箱収納をやめた…という段、耳が痛い。私もスチールラックに可愛い缶や箱を積み上げて収納しているんだけど、取り出しにくい。でも可愛い。今は機能性より可愛さを取っている。本当は引き出し式の収納にした方がいいのは分かってる…。これまでの関連レビュー・暮らしを変える書く力 [ 一田憲子 ]↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2022.01.25
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本のタイトル・作者暮らしをそのままの自分に寄せて [ 本多さおり ]本の目次・あらすじ1章 暮らしの人です2章 母で妻でのけもの道3章 試行錯誤な仕事の話4章 自分を知って生きていく感想2022年014冊目★★★★本多さおりさん、団地暮らしでブログをやっていらしたころから拝見している。NHKにガッチガチになりながら出演していらしたのも、また懐かしい。年齢が近く、子どもの年も近いので、知人の近況報告のような心持ちで読む。今回は収納や暮らしというよりは、短いエッセイのような感じ。整理収納のほうは今は殆ど活動されておらず、文筆がメインのお仕事になってきたのかな。ちょっと違うけど、OURHOMEのEmiさんみたいやな。「自分は変えなくていい。でも、周りは変えられる。」これ、精神論だと逆のことを言いますよね。周囲の人を変えることはできない、できるのは自分を変えることだけだ、と。でも本多さんは収納に関しては自分に寄せたらいいんだよと言う。そう言われて思う。周囲の環境をコントロールすることができるなんて、なんて贅沢なのだろう。家にいる時間って、自分の支配が行き届く空間でもあるんだ。「ものの準備は、しすぎないほうがいい」来年小学生になる長男さんのことを書かれた章。うちも来年、娘が小学校に上がるので、よそのお家の事情に興味津々で読みました。実態を見てから揃えて充分間に合うよ、というアドバイス。そうだよね。ランドセルラックを買いたくなる気持ちをぐっとこらえる。結局我が家が今のところ準備しているのは、ランドセル。以上。押入収納(ニトリの衣装ケース)を片づけて、子どもたちに1列ずつ割り振り、そこにおもちゃも仕舞えるようにして、スチールラックにあるおもちゃを移動。スチールラックをランドセル置き場にする予定。…赤ちゃん用品やらなんやかんや、売るか譲るか捨てるかしないとなあ。さすがにもういらんやろう。処分すること考えただけで面倒になってくるんだけども…。(お譲りする時って、ステップが複数に分かれるから面倒くささが増すんだよなあ)「やめた家事」の製氷機、うちもやめてます。理由:氷できる→水いれるの忘れる→容器洗うの忘れる→いつの氷か分からん→使わん。自動製氷のスペースは、冷蔵庫のスイッチを切り替えて冷凍庫に。アイスの専用スペースとして機能しています。我が家は氷を使う人がおらず、いちおう百均で製氷皿を買ったけど、使ってない。「騒音問題の紆余曲折」は前のめりに読みました。うちもコロナでステイホームになった際、階下からかなり厳しく言われまして。そこから床にマットを敷き詰めたり、休日は階下の人の行動パターンに合わせてます…(決まった時間に外出されるので、その時間は家にいて、帰宅される頃に外出する)。子どもが大きくなったら解消するのか…?隣の部屋は中高生だけどかなりうるさくて、「あーまたやってんなー」くらいにしか私は思わないんですが、これも気になる人なら苦情言うんだろうなあ。要するにマンションの騒音対策、全然あかんやん?っていうはなし…。「仕事の姿勢に関わる衝撃体験」で、茨木のり子さんの「汲む Y.Y.へ 」に触れられていて、読んでみたらとても素敵な詩だった。生牡蠣のような感受性。これは今、堕落した大人になったからこそ、刺さる詩だ。等身大の自分、というときに、私はいつも自分をよく見せようとする。ほんとうの自分はとるにたらない。みにくく、臆病で、どうしようもない。ありあわせのガラクタで作った鎧に隠れた、いばりんぼうの、みえっぱり。けれどその子はいつも、道に迷った子どものように、不安な目をしている。見破られやしないか。嘘が剥がれはしないか。誰かがこの中にいる自分に気づくだろうか。気づいて欲しい―――誰も気づかないで。動くたび、ぽろぽろ部品は壊れてく。あちらこちらを必死に直す。修理が追い付かないほど、外の世界は過酷だ。鎧はもうツギハギだらけで、仕草はいつもぎこちない。もっと滑らかに動けたらよかったのに。みんなみたいに。世界はくるくる踊ることが出来るバレリーナたちの舞台。ギシギシ軋む身体を寄せて、隅っこでそれを見ている。遠い世界の映画みたいに。やわらかい自分を、傷付けて。血が乾いたら、強くなるような気がしていた。でも、もうそれは、必要ないのかもしれない。不格好な寸足らずの鎧で。そのやわらかさを、うしなうことをおそれるように。今度は大切に包んで、守るように。これまでの関連レビュー・家事がしやすい部屋づくり [ 本多さおり ]・もっともっと知りたい無印良品の収納 [ 本多さおり ]・モノが私を助けてくれる 10年先も使いたい暮らしに投資するモノ選び [ 本多さおり ]・暮らしやすい家づくり [ 本多さおり ]・今の暮らしを快適に変える収納レッスン [ 本多さおり ]・暮らしをまわす [ 本多さおり ]↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2022.01.23
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本のタイトル・作者無印良品 片づけ上手さんの収納術 [ 主婦の友社 ]本の目次・あらすじすっきり暮らす人の「無印良品」収納術収納のプロが選んだ、無印良品の「絶対使える!」収納アイテム無印良品ですっきりとおしゃれを両立!片づけ上手さん25人のキッチンの収納アイデアバス・トイレまわりの人気収納アイテムを発表!玄関をおしゃれに変える、無印良品の魔法おしゃれに迷わなくなる!無印良品ですっきりクローゼット&押し入れに無印良品ですっきり!いつでも人が呼べるリビングのつくり方「片づけられる子」に育てるキッズ収納あこがれの「ワークスペース」を無印良品でつくる収納に困る「アレ」、無印良品なら片づきます!片づけ上手さんの無印良品 収納格言感想2022年012冊目★★★無印良品で揃えると、どうしても没個性になるなあ。そこにどう自分のテイストをプラスしていくか、だ。無印良品のトタンボックス、無骨なルックスに惹かれる。これの小さいバージョン(廃番)をサイズ違いで持っているんだけど、スチールラックに並んでいるのを見ると「いいなあ」ってなる。うちでは、蓋は外してスチールラックの「引き出し」として使っています。蓋は洗面シンク下のトレーとして使用中。無印良品のスチール工具箱もかなり好み。でも入れるものがないんだよなあ。(可愛くて素敵なお菓子の缶を捨てられなくて、空っぽのまま積み重ねている。)【無印良品 公式】縦にも横にも連結できるポリプロピレン平台車約幅27.5×奥行41×高さ7.5cm縦にも横にも連結できるポリプロピレン平台車。重いものを乗せて置いたり、仮置きのものを置いておくのに良さそう。掃除機をかけやすくなる。【無印良品 公式】持ち手付帆布長方形バスケット スリム 中 約幅37×奥行18.5×高さ16cm持ち手付帆布長方形バスケット、手持ちの収納に良さそう。【無印良品 公式】ポリプロピレンケース引出式・薄型・縦(V)約幅26x奥行37x高さ9cmポリプロピレン収納ケース(引出し式)を木枠に入れてる方がいて、家具っぽくなっていいなあと思った。【無印良品 公式】 ステンレス横ブレしにくいフック・大 2個入・約直径1.5×2.5cmこのフックをハンガーの首のところに引っ掛けて、バッグをセットにして使っている方がいて、それいいなと思った。無印良品のテーブルベンチも素敵。棚として使いたい。【無印良品 公式】 ポリプロピレン収納キャリーボックス・ワイド・ホワイトグレー文房具を入れてそのまま移動するのに良さそう。子どものお絵描き道具とか。うちは、今は、「色鉛筆」「カラーボールペン」「それ以外」に分かれていて、色鉛筆は古いお弁当箱に、カラーボールペンはお菓子の缶に、それ以外の糊やハサミは私が使っていた黄色い絵の具バケツに。絵の具バケツ、同じように持ち手もあるし、させて置けるからおススメ。【無印良品 公式】 ポリプロピレン持ち手付きファイルボックス・スタンダードタイプ・ホワイトグレーこれ、リビング学習に良さそう。娘が春から1年生なので、ちょっと部屋を整理してモノを減らして、新しい生活リズムにあった暮らしを作ってあげたいな。これまでの関連レビュー・もっともっと知りたい無印良品の収納 [ 本多さおり ]・梶ヶ谷家の整理収納レシピ 気がつけば、ずっと無印良品でした。[ 梶ヶ谷陽子 ]↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2022.01.21
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本のタイトル・作者すっきり暮らすためのもの選びのコツ [ 柳沢 小実 ]本の目次・あらすじ1 ごはんの準備がはかどるもの2 めんどくさくない掃除・洗濯3 くつろぎ時間をつくるもの4 ご機嫌でいられる服たち5 おうちの表情をつくるもの6 毎日のケアを助けるもの感想2021年300冊目★★★わお、記念すべき300冊目です!いろんな道具の紹介。「コンパクトな暮らしを始め、ミニマリスト的な視点になった」と著者は言うが、食器とかすごい量。批判ではなく、その人によっての適量(ミニマム)ってそれぞれだから、「これがこの人の必要十分なんだなあ」と思う。○気になったもの・鍛金工房 WESTSIDE33 の四角鍋(中)変わった形のお鍋。これで水炊きしたら美味しく見えそう。・高木金属 デュアルプラス グリル・オーブントースター用 トレー(大型)こういうのあったらグリルで魚を焼くの楽だろうな。魚焼きグリルでパンを焼いているのですが、毎回洗ってません!週に1回しか洗ってない!いやだって、トースターの網って毎回洗わんやん?そして我が家は片面グリルなので、調理には向かないんですよね…。・貝印 SELECT100 セレクト100 せん切り器 DH-3003・貝印 SELECT100 セレクト100 細せん切り器 DH-3004せん切り器がないので、きんぴらごぼう作るときとか大変。せん切り器欲しいなあ。・貝印 select100 キッチンばさみ分解して洗える。うちのは、一人暮らしを始めた時にダイソーで買ったものなので、「いいキッチンばさみが欲しいな」と思い続けているんだけど、まあ今ので切れるし(分解はできないけど)まあいいか、とそのまま。いつか買い替えたい。・ミドリ ダンボールカッター著者は冷蔵庫に貼り付けておき、柑橘類を剥く時に使っているそう。なるほどー!・漆マニキュア漆器の補修に使えるマニキュア。そんなのあるんですね。漆器を使えるようになりたいんですよ。憧れ。良い漆器をふるさと納税で揃えようかな…と思いつつ、自分に使いこなせるかと足踏みしてる。・ダイソーのくるっとキャッチ私も使ってます。浴槽の排水口にセットするとごみを取るのが楽になるやつ。これ本当におススメ。一人暮らしを始める人がいたら、これと無印良品のシリコンスプーンをプレゼントしたい。・キャリーザサン キャリー・ザ・サン ソーラーライト太陽光で充電できるソーラーランタン。ペタンコになる!前に停電した時、ランタンが必要だなあと思って(ろうそく使った)。その後小さいランタンを貰ったんだけど、日ごろから使えるのがあるといいよな。・銀座菊廼舎 冨貴寄私もこれ好き!以前いただいてから、贈り物の定番にしています。・無印良品のウールインナー通年でウールインナーがいいんですよね。と、知ってウールに変えようかなと思っている。著者は「もう、インナーはこれさえあればいい。」と仰ってる。ウールでブラトップとかあるのかな?・ユニクロのカシミヤビッグストールストールが苦手です。ひらひらして邪魔じゃない?でも、管理を考えればストールのほうが温度調節もしやすいし、かさばらない。暖かくて良さそうなんだけど、私はカーディガンにしたほうがいいのかな?・ウカ スカルプブラシ ケンザン頭凝りがひどい。そういえば昔、カッサプレート買ったことを思い出した。まずカッサプレートでやってみよ。・ディプティック リフィラブル ソリッド パフュームディプティックの練り香水。可愛い。・アカイシのツボフットツボ押しもやりたい。妹に「やわこ」を貰ったけど、使いこなせてない。これまでの関連レビュー・これからの暮らし計画 今を満たして、明日に備える工夫 [ 柳沢小実 ]↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.12.21
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本のタイトル・作者ケチじょうずは捨てじょうず [ 小笠原洋子 ]本の目次・あらすじ第1章 ものを溜めない日々の心がけ第2章 ケチカロジーな暮らし第3章 私の家にないもの第4章 捨てたけれど忘れがたいもの第5章 台所スリム化計画第6章 衣類は買わずに楽しむ感想2021年290冊目★★★著者は、1949年生まれのフリー・キュレター、美術エッセイスト。若い頃から草庵暮らしに憧れていたという方。「ここまでは、無理かな…」という吝嗇っぷりで、すごいと思った。でも、祖母なんかは普通にやってるよね、こういうこと。マスクの紐を取って置いたり、きれいな包み紙もストックしてある。ものが十分にない時代を経験しているから。ミニマリストってこう、カッコつけてるじゃないですか。ストイック、禅、みたいなファッション性もある。けど、「少ないものを大切にして暮らす」って、ほんの数十年前までは当たり前のことだったんですよね。むしろ今の「普通」の大量生産大量消費の状態が、一時的な「異常」なわけで。著者は、一日の予算千円で生活している。自炊だけならいけるけど、娯楽を入れるのは厳しい。だから、お茶を水筒に入れて散歩する。それでじゅうぶんじゃないか。著者はほとんどゴミを出さないという。骨も皮も実も食べる。お茶を入れたあとの茶葉も食べる。ケチって、エコだ。「地球にやさしい暮らし」という欺瞞に満ちた言葉で飾り立てなくても、「SDGs」なんて新しい言葉を使ってみなくても、それは当たり前で、そこに立ち返るだけ。出来ていない、と感じた。私はモノを買わなくはなったけど、それでもびっくりするくらいモノが家に入って来る。ほぼ食品しか買っていないのに、家がゴミで溢れる。プラ、プラ、プラ。袋を洗って乾かしながら、いくつもぶら下がったプラゴミを見て怖くなる。こんなにたくさん、私たちは一体、どうする気なんだろう。著者が立派な箪笥が新居に入らず、上部を捨てた話。これがある限り草庵暮らしを叶えられない…という葛藤。心の中では「この人と別れたい」と思っていた、という表現に、「わかる…」となった。私も立派な箪笥を持っている。私が生まれた時に、「ベビー箪笥の代わりに一生使えるものを」と祖父母から贈られたもの。つまり、捨てられない。でも、好きじゃない。大学時代にパリ風インテリアに凝り、シャビ―インテリアに憧れて、アンティークホワイトでペイント、やすりをかけて「ペンキが剥がれた風」にしました。前よりは好きになったけど、それでもやっぱり、圧迫感が半端ない。背丈まであるので、上にものを置くにも不便。何より、地震で倒れてきたらと思うと怖すぎる。「持って行きなさい」と言われたけれど、一人暮らしを始める時に実家に置いて来ました。今は実家の箪笥部屋で使われています。現在の我が家に箪笥はなく、プラスチックの衣装ケースを押入に入れているだけ。空間広々。地震も怖くない。引っ越しも簡単。たまに「家具」が欲しくなることもあるけれど、この箪笥の教訓があるので、身軽に生きていきたいからやっぱりやめておこう、と思い直す。草庵暮らし、いいよなあ。もし一人で暮らすなら、畳の部屋に布団とちゃぶ台。押入に衣装ケースとハンガーラック。以上。そんな暮らしがしたい。↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.12.11
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本のタイトル・作者ひとり暮らし 月15万円以下で毎日楽しく暮らす [ すばる舎編集部 ]本の目次・あらすじ#01 Mimi(25歳)社会福祉士月12万円/1KInstagram:@mroomi___フォロワー8.2万人#02 なち(32歳)会社員月14万円/1LDKBlog:ひっそり暮らし『ひっそり暮らし』(大和書房刊)#03 nanoha(30歳)会社員月15万円/1KYouTube:nanoha styleチャンネル登録者数4.39万人#04 りお(20代)契約社員月10万円/1KYouTube:りおの節約生活。チャンネル登録者数2.73万人#05 トモ(46歳)会社員月15万円/3LDKBlog:Tomolife継続10年#06 あおみ(30代)パート月10万円以下/1RYouTube:結婚願望ゼロ独身パート勤務の暮らしチャンネル登録者数7.35万人#07 ショコラ(65歳)パート月12万円/1LDKBlog:60代一人暮らし大切にしたいこと『58歳から日々を大切に小さく暮らす』(すばる舎刊)感想2021年287冊目★★★手取り15万円以下で、ということかと思ったら、実際使っているお金(一部の人は貯蓄を含め)が15万円以下という設定だった。人気インスタグラマー(みたい。私はインスタをしないのでよくは知らない)を集めた本。プチプラのファストファッション、厳選したものを持つ、業務スーパーの活用…と、オシャレとライフスタイルの衣に包まれた節約本かと思ったら、後半の「トモ」さん、「あおみ」さんに至って「ちょっと違うな」と思った。この方々は、「生き方」の方。そんなに稼がなくて良い。自分が生きていけるだけの金額が、15万円。それだけ稼げる働き方で、自分の時間を、人生を大切にして生きていく。ああ、いいなあ。私もこういう生き方をしたい。けれど私は結局、組織でほぼ労働に人生を費やして生きているのだけれど。そういう時に、「将来どうする気?」「独身だから出来るんでしょう」「無責任」みたいなことを思うのは、違うよなあと思うんだ。それは私の羨ましさと、妬ましさと、やっかみで。それを選択する勇気がない自分への、かなしみ。ただ、お金はやっぱり必要だ、とも思う。お金がなくてもできることはたくさんある。ミニマリストな生活をはじめて思った。私は少ないお金で楽しく生きていくことが出来る。けれど、お金があれば、生活に余白がある。その余裕で「やりたいこと」が出来るのだ。金銭はそのまま、自由度といってもいい。諦める、ということがなくなる。だからこの資本主義社会において金銭が必要で、その金銭を贖うために私は自分の時間を切り売りしているんだけども…。こんな生き方、嫌だしうんざりなんだけど、ほんと…。こんなにお金はいらない。時間がほしい。いつかの、未来の、将来のために、「今」を犠牲にする。それは自分の生が保証されていることを前提にしている。実際はそんな保証、どこにもないのにだ。今のこの時を慈しんで生きることは、出来ないんだろうか。時間銀行に時間を預けても、彼らは時間を返してくれない。お金は―――それに代わるんだろうか?否。それが分かっていて、なぜ、時間をお金に換え続けるんだろう?この本の中で「トモさん」が40代にして、「何をしていれば自分がご機嫌でいられるのか」という自分探しを、やっと始めたところです。私の場合は、1日のうちの8時間もの間を会社勤めに使うのが惜しくなっています。組織に所属しながら、そこで自己実現できれば一番ありがたいのですが、私はそうではなかった。組織からのプレッシャーが重たくないところで、楽しい働き方ができれば、そうしたい。と仰っていて、首肯すると同時に、「でも私は今ちょっと働くのも楽しいんだよな」と思っている。山積する問題を解決していく、その力を身に着けていく。出来なかったことが出来るようになる。知らなかったことを知る。それが自分(新しいことを覚えるのが好き)には、喜びであるのも確かで。たぶんその間で、私はずっと揺れていくんだろうな、と今は思っている。↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.12.03
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本のタイトル・作者片づけを楽しむ、好きになる。 [ 清水幸子 ]本の目次・あらすじ1 「幸子と麻帆」の整理収納ポリシー2 家族に優しい収納テクニック3 プチプラグッズでできる!お悩み別アイデア収納感想2021年267冊目★★★史上最年少で整理収納アドバイザー1級を取得されたお嬢さんと、お母さんの本。前に「親子の整理収納 [ 梶ヶ谷陽子 ]」と混同していたけど、「住人十色」に出てらした親子はこちらだった。押入収納がぴしーっとしていて、もうあんなん見るだけでうっとり。美しい…。私もあんなのにしたい…。押入開けてうっとりしたい。ときめきたい。○参考になったこと・ファイルに数字をふると、直すときに順番に入れられる・引き出しの中が動く時はメラミンスポンジで隙間を埋める・ケースにキャスターを付けると片付けが楽(セリアやダイソーに売ってる)・バスケットにタグをつけるときはプラパンでプラスチックのプレートを作る・ごみ箱も収納用品を使えば統一感が出る・縦型突っ張り棒で、服や小物を引っ掛けられる・突っ張り棒+ブックエンドで簡易棚を作って上にゴミ箱を乗せる(洗面所の隙間)ダイソーのブックエンド(スチール製?)に、マグネットテープを付ければ、組み合わせ次第でいろんな使い方が出来る、というの、マネしたい。ケースの中のしきりに使ったり、棚みたいに使ったり。U型、Z型、T型、コの字型(×2で2段にも)…使い方自由自在。↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.11.13
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本のタイトル・作者パリの小さなアパルトマンで楽しむおうち時間 シンプルシックで心地よい暮らし [ とのまりこ ]本の目次・あらすじ1 パリスタイルで心地よい空間を作る2 限られたスペースをオシャレに活かす3 暮らしをセンスアップするインテリア雑貨4 家事が楽しくなるパリのキッチン5 食卓を彩るカジュアルフレンチ&カトラリー6 気分を上げるファッション7 おうち時間を楽しみ手作りもの付録 パリのお店Map感想2021年266冊目★★★犬の名前に聞き覚えがあり、詳細を見たらほぼ日の「パリこれ」の方だった。35㎡に子どもと夫と3人暮らし。キッチンとリビングダイニングのみ。とにかくパリは家賃が高いので仕方がないのだそうだが、狭いのに工夫してオシャレに暮らしていてすごい。窓から一望できるパリの光景は、狭さに代えがたいものがある。パリが好きだ。パリのアパルトマンっていう響きだけでご飯三杯いける(という時点ですでにパリ感だいなし)。思えば大学生の頃、実家暮らしだった私がジュウ・ドゥ・ポゥム『パリの小さなアパルトマン』を読んだのが始まり。もうそこからどっぷりパリ風インテリア(この、「風」というのが悲しい)にはまり、ペーパートランクを買ったり、実際にパリの蚤の市に行ったり、とにかくいろんなものをごちゃごちゃ並べていた。思い通りにならないことを、自分好みにしたかった。好きな物に囲まれて、夢を追う彼女たち。積み上げられた「私はこれが好き!」。しっかりした「自分」。だから、私にとっては、「パリっぽいインテリア」=「自由へのあこがれ」になっている。でも、違うんだよね。それっぽいものをどれだけ並べても、同じようにはならない。天井の高さも違う、窓のパーツも違う。そして何より、暮らしが違う。内側から溢れる「好き」。私がしているのは、その見せかけの真似っこで、はりぼてだ。それに気付いて、夢から醒めて。そして日本家屋、古民家的なものに惹かれるようになった。シンプルライフ、ミニマルスタイル。パリのインテリアが「縦」の「線」なら、和の暮らしは「横」で「平」。今でもやっぱり、こっちのほうが私は落ち着くと思う。実際の暮らしはどうかというのは置いておいて、寄せていくならこっちだろうな、と。けれど、こういう本を読むと、やっぱり胸がキュンとするのだ。食器が高い棚の上に置いてあると「地震が来たら」と心配して、「日本では無理だな」と思いながら、「素敵」とうっとりする。胸を張って「好き」と言っている。自己主張。パリのインテリアは、それなんだろう。自分に見せる、人に見せる。そのための空間。日本のインテリア(インテリア?)は、隠す。自分を見せない。ニュートラルでフラット。そこに置かれる存在が誰であるか分からないような。床の間に飾る者が表すのも、「その人が何を好きか」ではないしな。私はきっと、何かをとことん好きになるのが怖いんだろうな、と思う。そしてそれを見せるのが。↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.11.12
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本のタイトル・作者【普及版】あした死んでもいい暮らしかた [ ごんおばんちゃま ]本の目次・あらすじ第1章 身辺整理をする。第2章 片づけは頑張らない、ほどほどに。第3章 暮らしはゆっくり整える。第4章 食べ物は小さく、食べ切れるサイズで。第5章 お金のやりくり。第6章 時間は大切。付録 あした死んでもいい暮らしかたチェックリスト!引用私は形あるモノは何も残さず死んでいきたいと思っています。残すのは思い出だけで十分。大して高価なモノも持っていませんし、不要なモノは抜いて来ましたので、生活に必要なほんの少しの必需品が残っているだけです。それを子供たちには処分してもらえればと思います。残すものは姉妹喧嘩もできないぐらいのほんの少しのお金と、たくさんの思い出。感想2021年265冊目★★身辺整理、終活の本。なのだけど、具体的な方法というよりは、暮らしかたの考え方なんかを綴ったエッセイ的な内容。内容にジェネレーションギャップを感じた…。なんだろうな。私はきっと永遠に、夫を「旦那様」とは呼ばないだろうな。それは、夫のことを尊重していないとか、大切に思っていないということではなく。そして私は「奥様」にはなれないのだろうな、ずっと。そんなことを、思った。(著者は長いこと主婦をされているけど、別に働くことを否定しているわけじゃない。)すくない荷物で生きていきたい。著者は、判断基準は常に「使うか使わないか」だという。使わないもの、使っているけど気に入っていない、使いにくいもの。手離すと本当に、自分の人生に対する肯定感が変わる。けれどそれはいっぽうで、何かを排除していることになるのではないかと怯える。断捨離、ミニマリストの人はこわい、と書いてある本を何冊か読んだことがある。何気ない文脈の中で、「この人は人から貰ったお土産も捨てちゃうんだろうな」というのが怖いのだ、とあった。自分の人生のあわいの部分、交わる汽水域のようなものがない。そういうところを、持っていない。すぱん、と、ぱしん、と切ってしまう。けれどそれで、いいのだろうか、とミニマリストを標榜しながら、絶え間なく手放しながら、思う。昔で言う縁側のような、「あちら」と「こちら」、「外」と「内」の間の部分がないと、それはそれで、しんどいのかもしれない。それに、「必要かどうか」という視点でいうと、「そこまで必要じゃないのでは」という問いかけが常に付いて回る。たとえば私は、英語のテキスト一つ買うのに、ものすごく躊躇する。何かを所持することが怖くなっている。「古本で売れるし」「電子書籍ならかさばらないし」と言い訳して買って、そのとき「私はいったい何に許しを請うているのだろう?」と思う。自分の手帳、ノート類なんかは、処分する未来を考えると何も書きたくなくなってしまう。それって、本末転倒だよな。今を生きる、今を生きている。今この時を、よく生きること。そのために、減らし始めた。そのために、手放した。暮らしやすくしたい。身軽に生きたいと願った。しがらみから解き離れたいと思った。けれど結局、別の鎖を巻き付けている。死の先に、何も持って行けはしない。けれどその時までは、楽しく生きよう。自分が決めたルールに従う意味を、今一度考える。↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.11.11
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本のタイトル・作者「どっちでもいい」をやめてみる (一般書 339) [ 引田 かおり ]本の目次・あらすじ第1章 私に合う、だから使う第2章「変わる私」を楽しんでみる第3章 ずっと変わらず好きなもの第4章 私を守るもの いたわるもの第5章 人生は「選ぶこと」でできている引用私の場合、まずやるべきことは「NO」と言う練習でした。「どっちでもいいよ」と、選択を自分以外の人に委ねたままでは、自分の人生は生きられない。それは毎日食べたい食事、手にする生活道具といった些細なことから、家事や仕事の仕方、人間関係など、すべてに通じること。失敗も後悔も恐れることなく、そのときの正直な気持ちを表現するには、「練習」が必要でした。本当に練習が必要なんです。感想2021年258冊目★★★歳を重ねた方が、その地点で「なにを、どうしておけばよかった」と思っているのか、それを知りたいと思っている。人生の先輩方。どうすれば、うまく生きて行けますか。教えてください。引田さんは、東京・吉祥寺にある「ギャラリーfeve」とパン屋「ダンディゾン」を経営。生き方がサラっとしていて、素敵だなあと思う。○紹介されていていいなと思ったもの新宮州三さんの汁椀。ずっといい感じの汁椀を探しているのだけれど、「これ」というものがなく。でも、漆塗りのものを見るとやっぱり「いいな」と思う。管理できるかな、私…。そこだ…。セブンイレブンのノート。ぱきっとした鮮やかなブルーが素敵。ビスレーのキャビネット。ビスレー BISLEY キャビネット ベーシック 29 マルチ収納ケース 6段 H296NL multidrawer with plinth 収納 オフィス スチール 引き出し 棚【同梱不可】これと、コンポニビリ、ボビーワゴンは昔から憧れているんだが、お値段がけっこういい。娘が小学校入学するのにあわせて、引き出しを買いたいなあと思っているのだけど…。こういうのより、木製のアンティークの小引き出しみたいなのが今の気分。鋼正堂の白い器。(↑ほぼ日のコンテンツで紹介されていた)すてきな白い器がたくさん(うっとり)。うちはお皿を白で揃えていて、基本は ittala のティーマホワイト。あとは、碗が無印良品(白みが違うのがちょっと嫌)。白はどの料理にでもあう、けど、同時に料理の実力で勝負という皿でもあるから、柄のものがあると美味しそうに見えるのかしらん、と自分の力量を棚上げして思う。黒の器、木の器、硝子の器があるとバリエーション増えるけど、持ち物も増えるので、やっぱり白だけでいいかな…。フジカのレッグホット。フジカ スマーティ レッグホット 遠赤外線脚温器 新型 LH-2型[正規品 足元暖房 足用サウナ 足元ヒーター 足元 暖房器具 足温器 脚温器 日本製 あったかグッズ 冷え対策 寒さ対策 防寒対策 足 脚 あたため あたたか フットウォーマー 電気 お湯 水 不要]めちゃくちゃかさばりそうだけど、冷え性なので足湯みたいな効果があるヒーター羨ましい。↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.11.03
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本のタイトル・作者日々是混乱 これが私のニューノーマル [ 地曳 いく子 ]本の目次・あらすじ第1章 生き方とこころを見つめよう!第2章 おしゃれは永遠の楽しみ!第3章 BBAこそ旅を!第4章 令和のニューノーマル引用いまできるのは、何か心の頼りになること、言ってみれば「浮き輪」を見つけて、自分を整えること。周りの状況を予測したり、コントロールすることはできませんが、せめて自分自身の心身を少しずつ整えておきたい。こうした時期、気持ちを上げるのは難しいので、整えようと考えるようにしています。感想2021年252冊目★★『服を買うなら、捨てなさい』の地曳いく子さん。何か簡単に使える気軽で身軽なバッグが欲しいなあ、と思っていた時、ムック本で地曳さんのバッグのセットがいいなあと思っていた。365日使える エブリデイバッグBOOK by地曳いく子この本でご本人を始めて見て、「あれ、ちょっと思ってた人と違う」となった。還暦を迎えて、楽しく元気に趣味に仕事にと充実した人生を送る著者のエッセイ。紹介されていた「アニヤ・ハインドマーチ」のハンドバッグが素敵だった。小さな斜め掛けのバッグ、可愛くていいなあと思う。しかし私のバッグはハードカバーの本が入らないといけないので、どうしても大きくなってしまうのであった…。【公式ドクターシーラボ(Dr.Ci:Labo)】リフトアップマッサージャー ※USB充電式 シーラボ マッサージ器 頭皮マッサージャー ヘッドマッサージャー 頭 顔 凝り コリ マッサージ機 フェイスローラー 小顔ローラー 電動 かっさ 美顔器 コロコロ 【drcilabo_dl】これもおススメされていた。頭と首までほぐれるらしい。著者は足や太腿にも使用。私も首凝りひどいからやってみたい。でも、マッサージの習慣が身に着かないのよね。還暦間近でのドミトリー&カプセルホテルデビューも素敵。海外だとドミトリーに一人旅のおばあさんが泊まっていたりする。私もそういうおばあさんになりたい。↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.10.28
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本のタイトル・作者ひっそり暮らし [ なち ]本の目次・あらすじ1 私の小さな家計管理2 小さな住まいと収納3 小さな食事の楽しみ方4 小さな暮らしと家事5 小さなワードローブ6 身軽を叶える持ち物7 物選びのルール8 引き算の美容9 減らす、やめる10 防災は日常の中に感想2021年243冊目★★★著者は、平成生まれの会社員。中古マンションを購入し、リノベーションして猫と暮らしている。不思議だなあ、と思うのが、「ミニマリスト」系の人って、それぞれ単体ではユニークで世の中のスタンダードからは外れているんだけど、「ミニマリスト」カテゴリで言うとみんな同じ型枠に填まっていく。家じゅうの専用洗剤は、せっけん一本に。みたいな。著者はファイナンシャルプランナーの資格を持っていらして、医療保険と生命保険には加入していないそう。これ、悩んでいるところ。保険は、掛け捨ての月1800円のものに入っているけど、貯蓄があれば不要じゃない?やめる?夫に相談したら「割戻金あるから年に16,000円くらいやろ?あと30年かけても50万円いかんやん。かけときや」と言われてしまったんですが。著者が愛用しているイッタラティーマの21センチプレートと15センチボウル。この2つ、我が家も使っていますが本当におすすめです。最近は21センチばっかり使っている。うちでは、晩御飯はこれにワンプレート盛りです。洗って、朝は洗い籠からとってそのお皿にトーストをのせる…。笑同じく著者愛用ツールの、柳宗理のステンレス片手鍋も、我が家で活躍しています。電気湯沸かしポットがないので、お湯はいつもこれで沸かす。注ぎ口が両方に付いているし、蓋をずらして湯ぎりも出来るので便利。お鍋を栁宗理で揃えているんですが、両手鍋も注ぎ口このかたちにしてほしいよ…。著者は揚げ物もやってるんですね。こういうステンレス片手鍋で揚げ物する発想なかった。しかし注ぎ口と深さがあるから、揚げ物に向いてるんだ。私は、焦げ付いたときは過炭酸(粉末酸素系漂白剤)で煮ています。服が冬服9着、夏服6着の合計15着ってすごい。冬服…トップス3、ボトムス3、ワンピース1、アウター1、小物(ストール)1モノトーンではなく、グレージュっぽい色み。夏服…トップス3、ボトムス3、ワンピース3こちらは紺色やグレーが多め。モノトーンだとコントラストがキツいし、どうしても「お仕事」感が強いので、グレージュや紺を取り入れるのいいですね。アクセサリーは3つ。ダイヤのリング、ダイヤのネックレス、パールのネックレス。はー。押さえるところ押さえてるって感じ。私は貰い物を適当に付けているだけなので、もう少し持ってる。靴は3足。パンプス(黒)、スニーカー(ライトグレー)、レインブーツ(黒)やっぱりレインブーツを1足入れておくのいいな。今、私はバレエシューズ(黒)コンフォートシューズ(黒)スリッポン(グレージュ)の3足なのですが、雨の日が結構染みてくるのでレインブーツ欲しい。著者は専用のハンドソープをやめ、ボディーソープを希釈して使用。我が家も液体せっけんを希釈して泡で出てくる容器に入れて使ってます。コロナで手洗いの頻度が増え、ビオレを使っていたら手がボロボロになった。というわけで固形石鹸に戻し、それがなくなったので液体せっけんに。手が荒れない。うちの洗剤は、今「過炭酸(酸素系漂白剤)」と「液体せっけん(洗濯用)」のみ。漂白と洗濯は過炭酸で。せっけんは、洗濯の部分洗いや靴洗い、たまに掃除に使うほか、希釈して食器洗い、手洗い、ボディソープ(洗顔)に使用。どちらもネットで購入するので、ドラッグストアに滅多に行かなくなりました。著者が基礎化粧品としてオールインワンローションを勧めていたけど、これ使ってみたいな。現在わたくし、化粧水(ハトムギ)のみ、でして。乾燥が気になっていたのは、大豆プロテインを飲み始めてからなくなりました。それでもカサカサしたらワセリンを塗ってます。「記憶だけでそこにあるものを書き出す」って面白い。思い出せないものは、使っていないものである可能性が高いもんね…。定期的にこういう本を読むと、「っしゃー!モノを減らして身軽に生きていくぞー!」と発奮するのでよし。これまでの関連レビュー・ミニマリストな暮らしのつくり方・ミニマリストな暮らし方 ・スマホひとつで暮らしたい [ 飯島彩香 ]・モノを減らすと幸せがやってきた [ エリサ ]・社会不適合僧侶の究極ミニマル生活 くるま暮らし。 [ 静慈彰 ]・寂しい生活 [ 稲垣えみ子 ]・ゆるミニマルのススメ。[ 阪口ゆうこ ]・ミニマリストの持ちもの帖 家族5人これだけで暮らしています [ 尾崎友吏子 ]・ミニマリストの愛用品 [TJMOOK]・ものは捨てても、ワタシは「好き」を捨てられない [ mami ]↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.10.19
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本のタイトル・作者暮らしをまわす [ 本多 さおり ]本の目次・あらすじ1章 暮らしは段取りが9割 1日をスムーズにまわす小さな工夫2章 決めて暮らす 自分軸、家族軸を決めてブレない3章 収納は家事を助ける 家事の中心=水まわりが肝心4章 家族が家事に参加しやすい工夫 ガミガミ母ちゃんになる前に5章 いつも機嫌のいい自分でいるために 追われても気にしない“鈍感力"6章 心穏やかな日々を送るための心がけ 怒りの感情をコントロールする感想2021年読書:226冊目おすすめ度:★★★未就学児がいるワーキングマザーには参考になる一冊。1日のタイムスケジュールや、家事の工夫について。・子どもを入浴して遊ばせながらお風呂掃除・保育園の献立表を参考にする・子どもの朝食はワンパターン・鏡はアルコールスプレーで拭くあたりは参考にしたい。著者が勧めていたけれど、夜洗濯はうちでもやってます。ほんとお勧め。我が家は、帰宅→お風呂→ごはん中に洗濯→皿洗いをしないほうが洗濯物を干す→朝、乾いていなかったら外に出すというサイクル。リビングにでーん!と室内物干しを常駐させています。テレビを見ながら、子どもの相手をしながら干したり片づけたりできるし、タオルや服は2セットを交互にまわしているのでそこから着てます…笑これまでの関連レビュー・家事がしやすい部屋づくり [ 本多さおり ]・もっともっと知りたい無印良品の収納 [ 本多さおり ]・モノが私を助けてくれる 10年先も使いたい暮らしに投資するモノ選び [ 本多さおり ]・暮らしやすい家づくり [ 本多さおり ]・今の暮らしを快適に変える収納レッスン [ 本多さおり ]↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.10.04
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本のタイトル・作者今の暮らしを快適に変える収納レッスン [ 本多 さおり ]本の目次・あらすじはじめに暮らしてからこそわかることがある。“もっと快適”に、貪欲に、今日もまた実験。(本多さおりさんの場合)第1部 家全体の収納動線を考える収納は、人の動きに合わせるもの(高橋まりあさんの場合)収納が、家を大好きな場所にする(加瀬弓枝さんの場合)第2部 収納を味方にして、暮らしをスムーズに片付けがきらいでも、収納が助けてくれる(近藤翔太さん(仮名)の場合)嵩のあるモノ、季節モノのしまい方(中島裕子さん(仮名)の場合)不便さに気づく、変える目を養う(田中早紀さんの場合)5軒のおうちを訪れておわりに引用収納の見直しが面倒なのは、まず「考える」から入らないと始まらないからです。モノだけでなく自分のいつもの行動と向き合って、「じゃあどうすればいいのか」を導き出す。(略)つねに、「ほかに方法があるのではないか」と考えてみる。すると、その方法を見つけたくなるし、見つければ実際に仕組みを変えてみたくなる。感想2021年読書:221冊目おすすめ度:★★★実際の整理収納アドバイスを紙面で体験できたような、そんな一冊。人の家がBEFORE/AFTERで変わるのを見るのが大っ好きなので、読んでいて楽しかった。・暮らしやすい家づくり [ 本多さおり ]で中古マンションをリノベーションされたご自宅のその後も紹介されていた。不便と不満が解消されると、人の顔が晴れる。それだけでほかのことにも前向きになる。家族仲も良くなったりする。整理収納って、QOLを上げる。馬鹿に出来ない。ちょっとした「イラっ」「ムカっ」。モノを出し入れする時に、使う時に感じているプチストレス。それって、「日常」になってしまうと気付かなくなっちゃうんですよね。積もり積もっている、毎回更新されているのに。私は、池田暁子『必要なものがスグに!とり出せる整理術!』で「そっか」と思って、それからちょっとでも自分の中で引っ掛かりを感じたら変えるようにしています。この積み重ねがQOLを上げていくのだ…!何よりトライ&エラーで置き場所や動線を工夫するのが楽しい。(夫には「コロコロ方法を変える」と不評ですが)この本でも、「どうしてここにあるんですか?」という質問がされて、「何でなんだろう?」と考えるシーンが多くある。他者の目線で訊かれると、はたと気付く。使用頻度の高いものと低いものが混在している。同じ時に使うものがバラバラの場所に点在している。サイズがあってない、量があってない。これ、ここになくてもよいのでは?そもそも、必要?この視点、いるなあ。そして、「収納用品を買おうとしない」こと!モノが溢れる→収納用品を買うはNG。この本でも再三言われている。他の場所の家具を転用して、使い勝手を見てから必要かどうか、どんなサイズか選ぶこと。紙袋や段ボールを代用して、「もっとここがこうなら」とイメージを具体的にしてから購入すること。はい、ほんと、これ、大事。ついつい、「ここに棚があったら万事解決するのでは?」という視点に立っちゃう。ここで私の標語。モノを減らせ。話はそれからだ。最小限の最低限で、それでも収まりきらなかったら購入を考えること。来年は娘の入学でモノが増える。でも、今ある収納で乗り切ろう。不用品を手放して、スペースを開ける。そして新しいものを収める。この本では、「面を増やす」という表現で収納を増やすことを何度も述べられていた。うち、「面」が少ない。これ課題。今あるもので、と言ってもどうしても限界はある。必要な「面」がどうにも不足するなら、足そう。でもそれは「新しい棚」である必要はなくて、たとえば今のスチールラックに1段棚を増やすとか、そういうことでも対応できる。新しい環境!と思うと、ついつい新しいものを揃えてしまいがちだけど、「小学生になるからこれがいるかな」じゃなくて、実際に小学生ライフが始まって、問題点が見えてから考えよう。これまでの関連レビュー・家事がしやすい部屋づくり [ 本多さおり ]・もっともっと知りたい無印良品の収納 [ 本多さおり ]・モノが私を助けてくれる 10年先も使いたい暮らしに投資するモノ選び [ 本多さおり ]・暮らしやすい家づくり [ 本多さおり ]↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.10.01
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