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torres8 @ Re:帰ってきたトレス8(11/10) ドイツからスペインには7月末くらいに飛ぶ…
torres8 @ Re:帰ってきたトレス8(11/10) 今 ドイツにいます。 雨ばかり、早くスペ…
torres8 @ Re[1]:帰ってきたトレス8(11/10) アラネアさんへ 覚えてますよ。今東京の自…
torres8 @ Re[1]:帰ってきたトレス8(11/10) ビーニャさんへ 浦島太郎です。懐かしいな…
2005/03/30
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004_dojimode



おじいちゃんおばあちゃんで一杯

朝飯を食いに行くとき

エレベーターに乗ろうとしてると

見知らぬおばあちゃんが廊下からよたよたと

現れた。




そして、かあちゃんに

「マドモアゼル!」

そして、かあちゃんはどっかのばーちゃんと







中々帰ってこないス



しばらくして・・・かあちゃんもどってきた。笑



なんでも、ばーちゃんは、荷物を詰め込むのに

トランクのふたが、閉まらなかったらしい ス 


一人で宿泊中のばーちゃんもお人よしのかあちゃんも

どーなるのでしょうか 


ここ、みんな湯治客ス


医者に行って背中が痛いあっちが痛いと言うと

保険で来れるとのことスヨ

ここもドイツと同じだ、と思った ス



チェツクイン時受け付けのおじさんが



説明していた訳なっとくです

我々まだ、腰痛には早いよ




出発してスペイン国境に近づくとラジオが

フランス語からスペイン語にかわっていく

一時期スペインのこの辺は



今はだいぶ落ち着いて

スペイン語で放送しているラジオ局が多い ス

考えてみればたいへん スヨ

スペイン語しか、現実にはわからない人々が

フランコの死後、民主自由スペインだから

急にバスク語をしゃべろうったって




それからスペイン国境地帯を含めて、ほんの短い距離で

4箇所も料金所を通過、これ昔からかわってねえス

なんか一キロごとに料金所って感じス

超めんどくせースヨ





我々のスペイン行きは大昔とこの数年の間に

空白地帯があるス


空白地帯とは、全然車でスペインに行かなくなってしまった

とゆう意味なんスが

なぜなら低料金航空会社が

どんどんできて飛行機のほうが

だんぜん早く安くスペインに行けるように

なってしまったからス



それがスペインに海の家がほしいとゆうかあちゃんの

突然の決定からまた状況がかわりましたス



もうずーっとスペインの家族の方々には

洪水のように一方的なお世話になりっぱなしで

何のお返しも全然やってないスヨ

海の家を作ればみんなが好きなだけ泊まったりできるスヨ

作るにあたっちゃたぶんドイツでさえあれだけあったんだから

いろいろめんどうくさいだろうけど

やろうと決心したス




そしてスペインにも車持ってたほうがいいということになりすぐに
カングー を買ったス

それから又自動車利用が多くなったわけス






現在の道路事情ドイツの高速道路に比べると

スペインは圧倒的に車の交通量が少ない

(だからポルシェの実車走行発表会、スペインでやるんだ スネ)




さて我々のドライブの話に戻りますが

道路のまわりに雪景色が残っていても

高速道路自体には、雪がないス


それで超気分がいいス

なんせほとんど車に会わずでそみたいス

どんどん走っても車いないス



スペインは西暦2000年以降、めちゃくちゃ高速道路が新設されたスヨ。



個人的意見ですけどドイツの次、ここの道路、状態いいスよ。ww


なんせ新しいから、ドイツのアウトバーンの知識、

全部導入できたでしょうし、

なんせ、交通量が、少ないのが、気分よく運転できる最大のポイントス。




昔も、北スペインから、ブルゴスまでは、

高速道路がありました、しかし、そこからマドリッドまでは、ひどいもんでしたス。


狭い一車線のみ、砂埃で、真っ白になるところもあるし、

真夏でも普通の車にはクーラーなんてついてませんでしたス。



ドイツのベンツでも、大多数は、クーラーなんて、ついてませんでしたスヨ。


まあ、ドイツは、そんなに暑いことないからいいんでしょうけど、

ベンツ注文するとき、クーラーは、オプションなんですよ、

その当時の値段で付けると、10万円以上ですよ、安きゃないですよ。


それに、2000年までは、

スペインには、ほんとうにわずかな外車しかなかったんスヨ。

自由に輸入出来なかったんス。





真夏、高速道路のない、一車線のガタガタ道を、

対向車の合間をぬって、追い越しをかけながら、走りぬけるのは、

神経の磨り減ることだった ス。



ひどいときには、完全に頭に血がのぼったドライバーが、

前方、対向車無視で突っ込んでくるスヨ。



こうなると、みんなは、お手上げ、車をいっぱいに路肩によせて、

通りくるトロ(闘牛場の牛)から身をかくします。www



何百キロメートルも追い越したり、追い越されたり、

そして砂塵、熱さ、、、。





その地獄が、今は、天国に変わってしまったス。

今は、最低、片側2車線、3、4車線なんて区間もありますヨ。ww

この格差、たまんないス、

スペインでは、なんでも思いがけないことが、起こるんスヨ。

太陽と影の国、

中間なんてないんスヨ。

今は、もう本当に、田舎道にいたるまで、

完全舗装に近いンすよ。www


最近まで、大型トラックに挟まれてヒイ、ヒイ、山越えした所なんか、

バイパスで山、通りもしないんですから、

大マドリッドも同じ、

迂回パスしちゃうんすよ。



国土も平地が、多いので、新しい高速を走っていると、

古い車道が放棄されたまま横たわっているのを見かけス。


そんなに土地が余ってるのか、と思いますよ。ww



Dax―スペイン国境―Vitoria―Burgos―Madrid―Badajoz―Merida direction―,

Sevilla,Zafra,Portugal,―direction Los Santos de Maimona―Zafra―

Fregenal de la Sierra― Jerez de los Caballeros(かあちゃんの実家の

ある村)―Fregenal de la Sierra―Huelva―Portugal direction―

Lepe Oeste―Ayamonte―La Redondela―Islantilla




とにかくこの日は、約1080km走り、

アンダルシアの海岸までは、180kmを残すのみとなったス。


16:40 Jerez de los Caballeros村到着、二番目の姉 ルイシー の所で一服して、残りを走る予定が、泊まることになったス。





義理の母が亡くなってから、もう十年以上の繰り返しス。

急いで、一番上の姉 マリテレ テテ伯母 などに挨拶にいくス。





あまりの到着の早さに、みんなビックリ、ところがスヨ。

ルイシーの長男のどじモデが、まだ帰ってきていないとゆう ンスヨ。


朝、セビリアを、車で出て、普通ここの村に着くのに、

2時間もかからない、それがまだ着かない、

おかしいじゃないか?


「もう8時間は、経ってるぞ」私


「だいじょうぶ事故じゃない、今さっきも、携帯で話したから」とルイシー


どじモデは、

「雪の中で走れない」 と繰り返して、言うだけだったそうです。


ルイシーは、携帯で、話ながらの息子の運転の危険を考えて、

すぐ携帯を切ったそうス。




「灼熱の国スペイン、異常気象で、アンダルシアに大雪」 テレビ放送

50年ぶりのグラナダ、ハエン大雪!!

そのうち、義理の兄貴 モデストー が帰ってきたス。

兄貴は、全然息子のこと気にもかけず、

俺に昨日ハンティングで獲った野ばとをしきりに見せるスヨ。




夜6時を、過ぎて、どじモデがようやく着いたス。

みんな急いで外に出る、どじモデは、いつもとかわらず、

出迎えたみんなのりょう頬に、挨拶のキスをしているス。


それも二回、どんなに急いでいるときも、

これはかかさないス。



「今日朝ひげそったんだろうな、俺のホッペに、

おまえの頬っぺたあまりつけるなよ。」と俺



「うふふと」とにや笑いのどじモデ。


そして、かまわずに、ひげでチクチクする俺の頬っぺに、

自分の頬を、こすりつけるどじモデ  スヨ キモチワリー。





雪崩ののような、質問と、スペイン人の母親の息子に対する非難が、

始まったス。

もうみんな、だれも相手のことなど完全に無視して、

一人一人勝手にしゃべっているス

(スペイン人は、興奮すると、

相手の言うことなど最後迄どころかまったく聞かずに、

自分の意見をまくし立てる ンスヨ。)




ものすごい喧騒、いつものなりゆきに、

しゃべりながら、自分がしゃべりすぎていることに気が付き、

笑い出している者も、いるス。




黙っているのは、いつも、俺とどじモデ、

俺は言葉が下手だからス、どじモデは母親の剣幕に、

いつもたじろいでいるからス。



ときどき「ママ、違うんだよ、、」とか「ママ、誤解だよ、、」といいだすが、

話の腰はすぐに折られ、あとはただ嵐の過ぎ去るのを、まつのみス。



「朝早くセビリヤを出た、お前がなんで、同じ朝フランスから出発し、

ピレーネ山脈をこえて、1000km以上運転してきた、

おまえのおじさん、おばさんより遅くつくのよ。




セビリアからここまで、普段なら2時間もかからないんでしょ。

一体全体どこをどうほっき歩いてたの。



まったくお前は、どじなんだから。」とまくし立てるルイシーに、

押されながらも、みんなの意見は、この点では一致していた ス。





以下はどじモデ(モデスティーン)の釈明ス



「朝アパートを出て、

イサ(モデの旧彼女、建築事務所共同経営者、二人とも日本で言う一級建築士)を、

彼女のアパートからピックアップして、

彼女の新しい男友達の所へ送っていった。



だいたい、いつも車20分位、の所なのだが、

しかし今日に限ってセビリア市マラソン大会のため、

道が、全部一方通行に、変わっていて、

なかなか、着かない、結局一時間以上かかってしまった。



その後、急いで、ここに来ようと思ったが、

道が雪でいっぱい、時速20kmでのろのろ運転、

スピードは、ここにあと40kmの所まで、

全然上げられなかったんだ。」

と、どじモデ。





モデストー(父親)がすかさず早口でまくし立てる。



「イホミヨ、パドレ!、

イサにはかまうな、そっとしてあげなさい、

よりによって、なんでイサをこともあろうに、

男友達(新しい恋人)の所に、

イホミヨ、よりによってお前が送りとどけるんだい、

お前たちは何考えてるだ!!

マドレミア、ほんとうに、はたで見ているだけで、つかれちまう。」

とこんな感じス。




イサとモデは、大学の同じクラスだったス。

二人で建築事務所共同経営者となり、

しばらく同棲していたス。

我々も何度も食事している、才色兼備の普通の女の子ス。

しかし、突然婚約解消、両親を驚かす。




もっと驚いたのは、二人ともお互いに最高の親友であり、

もっとも信頼できる共同経営者と信じ、

今までの仕事上の関係を維持していることであるス。

もうあれから、2年近い歳月が過ぎたス。



このことについては、

俺はもちろん、理解に苦しむこともあるス が、

どじモデが仕事の能率は上がるし、

彼女との信頼関係も、今まで一番うまくいっている

という言葉には、なんの疑いももたないスヨ。



俺はこのがきンチョを小さな時からよく知っているからス。

道路が変わった、だけではなかった ンス。

何とスペインはかわってしまった スカ?


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Last updated  2010/06/17 08:26:04 PM
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