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この世界で一番美味い生ハム、サラミの食材が『イベリコの豚』です。
セラノは白豚でイベリコ豚は、古代地中海沿岸に生息していた野生の黒豚の子孫の中で、ヨーロッパで放牧用の家畜として残存している唯一のものです。最低限75%の純粋なイベリコ血統を持つもので授乳後、
約100Kgまで森林で自然放牧されます。スペインとポルトガルの南部国境地帯はワインの栓に使用するコルクの生産量が世界の90%を占めていてそのコルクを取る樫の木から自然に落ちる樫の実(どんぐり)を食べて大きくなります。イベリコ黒豚の一番美味しい部分は脂身ですがこの脂身は、
57%がオリーブオイルや他の植物油と同じオレイン酸、でできており体に蓄積されない不飽和脂肪酸です。口当たりもさっぱりとして軽く、そして美味くてコレステロールの蓄積が全く心配いらないというのは驚きで今の食生活には最適と言えるでしょう。このさらりとした脂の要因は、見渡す限りの広大なコルク樫の林の中で全くの放し飼い、池で水を飲み野花が咲き乱れる中を自由奔放にまるで楽園のような環境でゆったりと暮らしています。
餌は太らせないように最小限度に与え野生に近い状態なので、あばら骨がはっきりとわかるくらいに痩せています。そして秋になると他の餌など見向
もせずにコルク樫から自然と落ちるどんぐりだけを毎日毎日器用に中の身だけを食べ続ける事により、体重が一気に60Kg程度に増量し人間の体温以下でとろけてしまう素晴らしいさらりとした脂身を身にまといます。
スペインウェルバ地方ハブコ村産の黒豚はこれまた全くの自然環境の中で塩蔵され前脚で10~16ケ月、後脚は何と30~36ケ月の熟成を経て、
正真正銘の黒豚であることを示すために黒いひずめを付けたまま一本一本の生ハムに生産地番号、賭殺場番号、EU国番号等の原産地証明の刻印をして出荷されます。もともとイベリコの黒豚は生ハム用に育てられた豚なのでスペインでもその生肉は一般庶民でも殆ど口にするはありません。ましてや日本の市場で入手することは不可能でした。
しかし「平成14年11月6日以降の屠畜による豚肉及び豚肉製品」が日本政府の輸入解禁と流通過程、鮮度維持等の格段の進歩により僅かではありますが世界で一番美味いイベリコ黒豚の新鮮な生肉が入手可能になりました。
是非、この機会にイベリコ黒豚の生ハムとステーキを味わってみて下さい。