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昇先生は本当に面白い方だ。 産婦人科の先生にして お笑い学会の副会長をしていらっしゃる。 しかも話す内容が深く、 ウイットに富み、飽きさせない。
最初、お笑い学会副会長、と聞いただけで チョッとあやしい雰囲気を想像してしまったが アニハカラン、私が浅はかであった。
ソモソモ "笑い"を今まで 軽視しすぎていた。(マッ、 吉本の影響もかなり入っているのは事実だ。品がないお笑いTVが多すぎるのだから。)
その点、昇先生は一線を画す。"笑い"に対する 熱い思いがあるのが伝わってきた。
人は何のために生まれてくるのか。
この問いかけを産婦人科医の昇先生から聞くのは 意味深である。
昇先生は言う、「 人は人を喜ばせるために生まれてくるのですよ 」、と。
そして この笑いこそ 心の中で一番の癒しをもたらす源泉であり、いやそれ以上に 人が生きる根本理由と言ったらいいかも知れない。
人を笑わせるとき 私も幸福になるからだ 。
昔 ヘンリー ナウエンの 「ローマの道化師」(Clowning in Rome) という本に触れたことがある。絶望が渦巻く町にあってひと時の笑いを提供するピエロ。当時の私は ピエロという職種について 薄給で苦労の多い仕事ダナー、くらいしか思ってなく、たいした印象をこの本にも残さなかった。しかし昇先生の話しを伺って 今一度この本に戻ってみようと思った。
一人の人を笑わせることがどれほどの奇跡的なことなのか、私自身が今まであまりにお笑いに対して 偏見を持ちすぎていたようだ。
昇先生の問いかけに、「人が息を引き取るとき 何を思うか知っていますか」、というのがあった。彼の答えは 「楽しかったことですよ。一瞬にして人生の楽しかったシーンを見納めるのです。」と。
これも 私をいざなっている。 そう、かねがね思っていた、人生の目的とは今をEnjoyすることではないのか、と。 難しい目標や夢もいいかも知れないが もっとシンプルなものでは、とウスウス感じてはいた。
アッ、ずいぶん話がそれてしまった。 実は 昇先生が言っていた 幸せの秘訣は 笑わせることに言及していない。 ( いや、笑わせることは 幸せの秘訣の一つなのだが、) 彼が会場で言った秘訣は別のものである。
幸福そうにしている人のそばにいること 、
これが幸せの秘訣だそうです。
そういう意味で もう少し 昇先生のそばにいて 話を聞きたかった。
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