劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼
愛と勇気と独断と偏見の感想
告!
劇場版を1回観ただけで感想を書く…という無謀な事をやっております(汗)
思い違い、勘違い、はなはだしい妄想等が含まれるやも知れませんが
生温かい目で読んでいただければ幸いです
舞台は戦国…といっても、今の時代と地続きの戦国時代じゃない。
これはもう、いきなり鬼の口から「ダイエット」とか「リバウンド」なんて言葉が出るより先に、ヒビキさんがバイクの後ろに明日夢を乗せて登場!というシーンでハッキリさせてくれました。
しかもヒビキさんが明日夢を「少年!」ではなく「明日夢!」と呼ぶという駄目押し付きだ!(笑)
(ヒビキさんが明日夢を名前で呼ぶのは、明日夢が鬼になる決心を固めて正式に弟子入りしてからだと思うの)
つまり、今テレビで放送している「仮面ライダー響鬼」ともリンクしてないんだぞ!と、先にハッキリさせられた気分です。
劇場版はテレビとは別物…うん、それは「龍騎」の時から分かってるって!
「劇場版アギト」は話の最後の方に無理矢理テレビシリーズとリンクする部分を挿入してたけど、そこが1番要らないシーンに…(殴!!)
なんせ現代のシーンで師匠と弟子のようになってるヒビキさんと明日夢に違和感を覚えつつ~「これはテレビ版とは違うんだぞ!という御大の優しい心遣いね♪」と無理に自分を納得させつつ(笑)劇場版の世界に入っていくわけですが…
これが結構面白い!!(←あくまでもテレビシリーズとは別物として見た場合)
村に不幸が起きる→鬼の力を借りる→魔化魍が強すぎる→鬼の仲間を集める……
時代劇のセオリー通り…ってかコレ黒澤時代劇だ!!(笑)
「鬼」を「侍」か「用心棒」に「魔化魍」を「野武士」か「ヤクザ者」に変えたら「七人の侍」か「用心棒」かってとこだな(笑)
「トンデモ時代劇と巨匠の作品を一緒にするな!」って怒られるかな?
でも時代劇なんてみんなトンデモだし(時代考証ガチガチで作ったら「時代劇」にはなりません)
「用心棒」の新田の卯之吉も「響鬼」の鬼たちも、キャラでハッタリかましてる点では同じだもんね~
さて、これだけ「テレビシリーズとは違う!」「リンクしてない」といいつつ、たった一つだけ、どーーしても許せなかった設定があります。
装甲響鬼・アームドヒビキ…これだけが許せない…ってか違和感がカタマリで変身してやがりました!!
だって!!「鍛えてます!」がヒビキさんでしょ?
紅になるのにあんなに太鼓叩いて鍛えまくったヒビキさんがアームドセイバーを手にしただけで、アームドヒビキにパワーアップ!って!!
んなアホな!!(裏手ツッコミ!)
実はコッソリ鍛えてた…とか、猛士の想いが響鬼をパワーアップさせた…とか想像しろっていうなら想像はできる!
で・も!!
無理!!(キッパリ!)
龍騎のサバイブカードじゃないんだから「それを手に入れればパワーアップできる」ってのは響鬼の基本設定からハズレまくってると思います。
ディスクアニマルがでっかくなったり、厚みができたり、ガオコングになったり(笑)、猿ビンタでオロチを張り飛ばしたりするのとはワケが違うと思うんだけどなぁ~
せめてふだん何気ない所で鍛えてるヒビキさんのカットが欲しかったと思います
(恒例の「ディレクターズカットを待て!」ってことか?)
まぁ、アームドヒビキはガンダムかよ!!とか、ヒトツミが人間体でいる必要があったのか?とか
アキラくんは出番少なすぎ!!とかとかとかいろんなツッコミどころはもう2~3回は見ないとどうにもならないので(やっぱディレクターズカット版待ち!)
鬼たち、それぞれの感想を♪
響鬼
現代のヒビキさんがオロチに簡単にやられちゃったせいか(入院って!!)戦国時代のヒビキさんの方がカッコよく見えた。
…っていっても、鍛冶屋さんのヒビキさんは鬼であること辞めちゃってたんだけどね。
明日夢が「お前のせいで兄さんが!」ってヒビキさんを叩きながら泣くシーンにウルッときたけど
冷静に考えてみると、別にヒビキさんは兄さんを無理矢理働かせていたワケでもなさそうだったし
ヒビキさんが鬼だったから?その事を明日夢は責めたの??
でも鬼であったからこそ、あの地すべりの土砂の中から明日夢の兄さんの遺体を捜せたんだと思うんだけど…
威吹鬼
バカ殿~~~~~~~~~~~~~~(笑)
鬼に戻るって所で家臣が「殿がご乱心じゃ!!」って大騒ぎしてたけど、その前からご乱心の風体!(こらこら!)
織田信長のフィギュアにわざわざ「うつけ」バージョンがあるけど、それに近かった!(こらこら!)
あのとんでもないチョンマゲは~髷を切っても下がり髷になるためにはあの長さが必要だったのね(笑)
別に出家するわけじゃないんだから、髷切る必要なかったのにねぇ~
だいたいその後も下がり髷にしているわけだし(笑笑)
生贄の白装束がちょっとツンツルテンで可愛かったです♪
あ!エンディングのバカ殿っぷりは脚本にはなかったそうですから、そこは敏樹を責めないで♪(笑)
轟鬼
登場シーンはテレビ版の流用だと思いました(汗)だって…バケガニが…
この世界では響鬼さんの弟子みたいだったので、当然のことながらマツケンさんとの絡みはなし!ちぇっ!
せめて並ぶシーンでは隣を!って希望したのに、ぽややんイブキが空気読めないからさー!!(こらこらこらー!)
ヒビキさんに変身音叉を渡すシーンが見せ場でした…って!もう少し活躍して欲しかったっす!!
歌舞鬼
デザインの基本が歌舞伎というより、毘沙門みたいだと思いました。カッコいいっす!
彼はこの話のキーマンで、結局裏切ったりしちゃうんですが、彼が魔化魍サイドについちゃうワケがイマイチ弱いと思ったです。
でもさーーこの時代は「鬼差別」があるところをみると、鬼は鍛えた人間がなるものじゃなくて、生まれた時から鬼は鬼。
鬼として生まれて、鬼として死んでいく……って設定だと思うんですけど…
取り込まれちゃうと鬼も魔化魍になるんですかね???
とにかく、変身前のカブキが弾けてて(最初の方ね)松尾くんのそういう演技を初めて見たので、ちょっとビックリしちゃったり(笑)
もっとも「時空警察」の竹中みたいだったらどうしよう…と本気で心配してたので(汗)そこは避けてくれてよかったです♪
(いや、アレはマジでキモかったっす/涙目)
凍鬼
北海道!!すでに戦国時代じゃ無い!(笑)
デザインは白熊?(頭部が小さいから)かとも思うんですけど、大阪のトラ、九州のワシ…とくれば
北海道は新庄がモデルじゃねーの?などとバカな話をしてたんですが、やっぱり武器はバットだった(笑)
パンツはビキニだし!!(←新庄に対する偏見ですね。ごみんなさい)
変身前の瞳が青いところなんか、チベットとかあっちの方の生まれのようでエキゾチックでいいですよね♪
ウチのお寺さんも般若心経なので、そんなトコロが嬉しかったり♪小さなシアワセだな!!
煌鬼
登場シーンの凧で、とにかく爆笑してしまいましたッッッ!!!
なんで凧よ!って思ったけど、凧に乗って金のシャチホコ盗もうとしたのは石川五右衛門だっけ?違うっけ??
なんかオイラのハートは凧でがっつりキャッチされちゃいました。
まぁ、それはさておき(おい!)小さい子が好きそうなキャラクターになってましたね。変身前も後も♪
武器がシンバルってのもポイント高し!鍋のフタで真似しちゃいそうです(やるなよ!)
西鬼
ベッタベタの関西人…で、関西の人、怒ってませんか?(笑)
ニシキも小さい子とか好きそうだけどどうでしょう?タイガよりもニャンコ度アップしてるのが可愛いです(トラです!)
大泥棒のエピソードとかね、もう少し入ってるともっと良かったな~
ついつい手癖が悪くて、街を歩くといろんなものを懐に入れちゃうとか…道徳的にダメですか?(笑)
必殺技は「桂三枝!」と書いて「いらっしゃぁ~い!」とルビを打つようなもんですか?(違います!)
羽撃鬼
変身前も変身後もカッコよくってクラクラでっす!!特に変身後は劇場版鬼で1番好き!
武器はシャクジョウかとおもいきや、フルートってあたりもいいなぁ~
しかも戦い方がスマートだし、飛ぶし!!(笑)いいなぁ~いいなぁ~~~~
奥さんが「コッソリ鬼の訓練してたでしょ」って言ってたけど、このフルートの練習とか、飛ぶ練習してたかと思うと(しかも「こっそり」!)ちょっと可愛い♪♪
その奥さんがどー見ても年下なのに、ハバタキさんよりしっかりしてるあたりがまたイイよね~
こういう奥さんじゃないと、ハバタキさんだって安心して鬼になれないってもんです♪
そんで、全てが解決したエンディングで、ちゃんと家に帰って奥さんと子供に笑いかけるところがッ!
この映画の中で最大級に好きなところかもしれない(笑)
でも、まぁ…
今年はやりっぱなしエンドにならなかっただけでも褒めてやろう!(偉そう!!)