読書と杉サマと浅井長政が好きです

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ケチな商人の女房


やがて、祝言の後、二人は夫婦の契りを交わすのですが、その商人はこう言ったのです。「これでお前を嫁に貰うために使った金の元がとれた」それには女もあきれたのですが、とにかく二人は晴れて夫婦になりました。
ところが、商人が女房を可愛がってくれたのは最初の日だけで、後はおざなりになってしまいました。女房がそのことを訴えると「男は女と違って体力もいるんだ。勿体ない」商人は相手にしません。もともと、男好きのする女房ですから、不満は募ります。そこでとうとう、店の
使用人に秋波をおくり、深い仲になってしまいました。それを知った商人は怒り心頭に達するのですがその使用人の言に納得してしまいました。「いかにもおかみさんとこのようなことになって申し訳ありません。これからはおかみさんとするときは旦那様にお金を払います」「それならいいか」その後は、その女房、その使用人だけではなく、番頭から丁稚まで、相手をすることになってしまいました。ことに丁稚などは10文でおかみさんを抱けると喜びました。そうなると、女房は昼も夜も・・ってことになり・・これでは嫁にきたのか女郎にになりにきたのかわからないと、今度はそんな不満を募らせていきます。
で、この夫婦の結末は・・・忘れてしまいました。どうなったんでしょう。

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