ロックの部屋

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PET SHOP BOYS



割とメジャーで人気もあるバンドの事を書くのは、意外と書きにくい。今更書くほどでもないだろうな、皆知っているだろうからとかね余計な事を考えてしまいます。前から書きたいと思っていた【ペット・ショップ・ボーイズ】もそうなんだけど、まぁエレクトロニック・ポップなバンドでは【ヒューマン・リーグ】と同等かそれ以上に好きなバンドです。

彼らのアルバムで持ってないのは3枚のディスコ・アルバムと黄色いジャケットの『バイリンガル』だけ。デヴューから聴いていてかなり好きです。それほど、現在まで音的には変わっていないと思うのだけど、全然飽きないのですね、これが。しいてあげれば、初期の曲はメロディー重視で甘くスローテンポな曲が多かったような気はする。「LOVE COMES QUICKLY」とか「WEST END GIRLS」とか。

『TELEVISION』というのは、彼らのビデオクリップ集なのですが、ビデオが始まる前に曲ごとに各国のTV番組で出演したワンシーンが写されています。そして、何と1曲目ではフジテレビの「夜のヒットスタジオ」の出演シーンが………他の出演者達の拍手で迎えられ、さっそうと階段を下りてくるペット・ショップ・ボーイズの二人。司会は軽妙な古館伊知郎と軽薄でよく的はずれな質問をしていた芳村真里(この漢字で良かったっけ?)
ところが画像は意図的なのか、かなりノイズが入っています。「夜のヒットスタジオ」といえばかなり豪華なステージセットだと記憶しているのだけど、ボロボロです。(笑)

古館伊知郎「今日ですね、海外から来てくださったのはですね、イギリスのダイナミックディオもう全米と言いますか全世界の話題をさらっています。」(そんなダイナミック?)
芳村真里「ああ、そうですか」(人ごと)
古館伊知郎「ペット・ショップ・ボーイズ来ております。」
芳村真里「どうぞー」(高い声で軽すぎる)

「夜のヒットスタジオ」は良く外タレがゲスト出演していて、それも楽しみだったけど司会のコンビの面白さもあって好きな音楽番組でした。「ザ・ベストテン」なんかは、司会の久米宏と黒柳徹子の神経質なところと生真面目なところが演歌ぽいというか日本人ぽくて好きではなかったな。(見てたけど)あの出演拒否する歌手に向かってお願いするところとか、出演者に対する家族意識っぽいインタヴューとか、なんかしみったれていて、嫌だな、なんだかなーと思いながら見ていました。

ペット・ショップ・ボーイズの曲でヴォーカルを担当しているのはニール・テナントがほとんど、しかし「PANINARO」では珍しくクリス・ロウも歌っている(と言っても喋りに近い)低い声でニールの甘みとニール・テナントの苦みとでマッチングがとれていますね。クリップ集の最後の曲である「PANINARO」あたりからはメロディーの良さに加えてビート色リズム色が強まってきたような気がしないでもない。まぁどっちのペット・ショップ・ボーイズも好きなんですけどね……


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