隊長さんの山ある記

隊長さんの山ある記

May 13, 2023
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カテゴリ: 読書
知人から「これはいいよ」と勧められて読みだしたのは、戦国武将、今川義元の嫡男、氏真を主人公にした長編時代小説「氏真、寂たり」静岡新聞社発刊。タイトルは、うじざね、さびたりではなくじゃくたりと読む。いま、NHKの大河ドラマ「どうする家康」を毎週欠かさず見ているが、どうしても家康に関わる扱いが多いのは仕方がないが、静岡市民としては、今川さんも同様に知りたいと思っていたので願ってもない書である。我が家の近くに今川家の菩提寺、臨済寺もある。人質ながら太原雪斎の教えを氏真とともに過ごした家康が天下統一を果たした一方で、心ならずも今川家を潰してしまった氏真の心の変化が手にとるようにわかる。小説だから、必ずしもすべてが真実とは云えないだろうが、史実に基づいて、時代考証されたうえで描かれた氏真の心持が美しくはかなく爽やかで凌ぎよい!



結局、登場人物の多さにどういう関係なのかわかりにくく2度読み直した~ウィンク

また、この小説に出て来る、静岡県内の数々の城、砦、思ってもみなかった近所のお寺が実は今川家に関した由緒ある寺だったり、登ったことのある山が山城であったりで最後まで興味深く読み切った!





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Last updated  May 13, 2023 09:39:05 PMコメント(0) | コメントを書く


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