隊長さんの山ある記

隊長さんの山ある記

Jun 4, 2023
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カテゴリ: 登山・ハイキング
梅雨の合間の青空が朝から広がっている!昨日までの大雨と強風がウソのようだびっくり
さて、以前から気になっている富士山の「須走まぼろしの滝」!見られるのは、雪解けのわずかな期間だけと聞いている~今年は、残雪が極端に少ないのでどうかと思ったが百聞は一見にしかずと家を出た。スマイル

富士あざみラインを走行、グングン高度をかせいで標高2000mの須走口五合目の駐車場に到着。あたりは霧が流れて視界ゼロ、ここで天気が良かったためしがない。風も強く寒いので長袖に着替え、まずは小富士に向かって出発する!

菊屋、東富士山荘の前を通って、、





東屋の横にある小富士遊歩道の入口からハイキングコースへ~













たっぷりと雨水を吸ったコケの緑が新鮮で美しい!ウィンク






イワセントウソウ(セリ科)
深山の湿った苔の上にごく普通に見られる多年草だが、あまりにもか細いので見過ごしてしまいがちな気の毒な山野草である。したがって、ピント合わせが極めて難しい~ウィンク





入口から歩いて5分の場所に富士箱根トレイルの案内標識を見た~びっくり
前から気になっていたが、こんど、須走馬返しからここまで歩いてみたいものだ!






ミヤマハンノキ(カバノキ科)の花穂がいっぱいに垂れ下っている~
上に突き出しているのが雌花の穂、下に垂れているのが雄花だ。この花の香りがたまらなく好きだ!高山へ来たことを実感させてくれる~










ほぼ20分で小富士に着いたが霧と強風で視界ゼロ!号泣





霧の流れが早いので、しばらく待てば青空が見えると予測したらその通りになってきた~雲の切れ間から陽が射して青い空が広がってきたびっくり。山頂は相変わらず雲に隠れたままだったが、待った甲斐があった!

小富士(1979m)の山頂は、左側の石の祠が乗ってる立つケルン~









西側には御坂山塊、その後ろには八ヶ岳、河口湖、杓子山、御正体山、石割山、道志山塊、山中湖、三国山までが圧巻~


もっとも近い山中湖は眼下に見えている~






充分眺望を楽しんで再び須走口五合目に戻った~東富士山荘で「山椒の実の佃煮」を買ったついでにまぼろしの滝の情報を尋ねてみた。今年は、極端に降雪が少なかったのであまり期待は出来ないでしょうと云うことだった。例年は、小屋開きの準備に来れば、入口の半分以上も雪が積っているんだけど、今年は何もなかったとのこと~でも、まあ、百聞は一見にしかずだ!行ってみようと、、。






駐車場の最奥から案内標識に従って山頂方向へ登り始める~あいかわらず山頂は雲の中に隠れたきり~






砂礫地に咲く富士山の固有種だ。強風に耐えてしっかり根を張っているぞ






亜高山帯に多いダケカンバ(カバノキ科)
雪の少ない山では、ほぼまっすぐに育つが、この標高まで来ると深い雪の重みで幹が湾曲している~





森林限界を抜けるとパッと視界が開け、気分爽快だ!





砂礫地に生える、開花まじかのオンタデ(タデ科)






「須走まぼろしの滝」が現れる沢に到着した~

パンフレットでは所要時間20分となっているが、それはちょいと無理!年寄り夫婦とワンコでは40分もかかってしまった。大笑い

(対岸にひとりこちらへ向かってくる。あとでわかったことだが、ワゴニア見物のハイカーさんだった)








現場は?
想像したとおり、およそ滝と呼ぶには程遠いもので雪解け水がチョロチョロと流れているだけ~大笑い
余程良いタイミングを捉えない限り見られない「まぼろしの滝」なんだなと実感!

この滝と、後方の富士山をコラボにしての写真を撮りたかったんだが残念!クール









沢から下界を俯瞰~






まぼろしの滝の落ち口付近を見る~びっくり






岩陰に咲く花を発見!一瞬、イワツメクサかと思ったが、葉形が違う~花も咲き切っていないが、たぶん、ミヤマミミナグサ(ナデシコ科)だろう。ナデシコ科の花は判定は難しいものだ~ウィンク






落ちたらヤバイ岩場をサラは平気で歩きまわる!気が気ではない~




なお、沢の対岸から来るハイカーさんが何組かいたので、聞いてみると、ここから沢を越えて西方向へ2~3回、山頂から派生する尾根を越え、トラバース気味に行くとザレた斜面にフロントを山頂に向けた放置車両が1台、四駆車、JEEPのグランドワゴニアがあると云う。そういえば4月だったか双子山の山頂にいたら
若い女性ハイカーがこれを見に行ってきたと云っていたっけ~御殿場口登山道を突っ切った先の獅子岩手前だったとか~


インターネットで見るとこんな感じであるらしい!ちょっと興味あり~
   (この写真は、掲載したブロガーが撮ったものを借用しました)

想像してみるに、一体、誰が?いつごろ?なぜここに?

ここ(標高2100m)までは、なんとか登って来たもののスタックして身動きがとれず、戻ることも出来ず捨てたとしか考えられないんだが

不似合いな異物ではあるけれど、なんかロマンも感じてしまう~ウィンク






かれこれ1時間近くサラと彷徨した後下山にかかる~





下山は早い!正面に御正体山、山中湖、三国山を眺めながら、、ウィンク






下山後は、道の駅すばしりに寄り道して少し買い物を~スマイル
終始、雲のなかだった富士山頂を皮肉にもここで初めて見ることになった!びっくり



今日のハイクで宿題がふたつ!
①ワゴニア見物にいくこと
②富士箱根トレイルを歩くこと(出来ればラン科の花が咲く近日中に)


<参考コースタイム>
富士山/須走口五合目駐車場12:00~12:10小富士遊歩道入口~12:30小富士12:55~13:25小富士遊歩道入口~13:35富士山/須走口五合目~14:15須走まぼろしの滝15:15~15:35富士山/須走口五合目駐車場

                        歩数計→9860歩   2.5万図 富士山 須走





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Last updated  Jun 7, 2023 02:56:36 PM コメント(2) | コメントを書く


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