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2005年09月26日
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カテゴリ: ミュージシャン


(1970年10月)






日本におけるハードロックの創世紀は1970年前後のいわゆる “ニューロック" と呼ばれた頃で、それは元々アメリカのブルーズロックなどの模倣から始まった。


以前のレビュー でも少し触れたが、1960年代後半のGSブームの陰で日本でもロック(当時はR&B色が強かった)という新しい音楽が ゴールデン・カップス モップス などにより根付いていく。 小規模ながらも日本も世界の後追いではあるがROCKの大きな流れについて行っていたのだ。








伝説のウッドストックを前後にROCKはまたもや大きな変革期を迎えた。 それがキング・クリムゾンやレッド・ツェッペリンのデビューだった。 Jazzやサイケを取り入れ前衛的なロックを生み出したクリムゾンもさることながら、 ヤードバーズ からもう1歩踏み出したツェッペリンの新たな方法論、つまりリフ主体の形態(そのタイプのロックを初めて演ったのはヤードバースだと言われている)はその後のハードロックに大きな可能性を見出す結果となった。 その王者が ブラック・サバス ではないだろうか。


ツェッペリンのデビュー・アルバムは 1969年1月 1969年10月 リリース。 ブラック・サバスの1stは 1970年2月 (しかも13日の金曜日というのはあまりにも有名)だった。 このリリース年月をよく覚えておいてほしい。








1970年に入り日本でもそれらの新たなロック(アート・ロックだのサイケ・ロックだのと呼ばれていた)は浸透していく。
そしてかの 内田裕也 率いる“フラワーズ"を母体とし自らもプロデューサーとして “フラワー・トラベリン・バンド" がデビューを飾った・・・・1970年10月のことである。


驚くのはそのデビューアルバム『エニウェアー』の収録曲である。
そこには クリムゾンの「21st Century Schizoidman」 が「21世紀の狂った男」というタイトルで、更に サバスの「Black Sabbath」 までもが演奏されているのだ。 もう一度確認しておこう。 このF.T.B.のデビューアルバムは 1970年10月 リリースだった。 サバスの例のアルバムは同じく 1970年の2月
確かにサバスのデビューは発売日やジャケットのみならずそのサウンドも相当な衝撃であったのは事実だが、こうも早くに取り入れてしまうという無謀とも思えるセンスは驚きを超えて唖然としてしまう。


もちろん肝心の音も素晴らしい。
「人間の証明のテーマ」でお馴染みの ジョー山中 の超人とも言えるハイトーン・ボーカルはオジーのそれを凌駕する勢いだし、GS名うてのミュージシャン揃いのメンバーの演奏力も凄まじいものだ。 本家に比べると当然ではあるが若干オドロオドロしさは薄い。 しかしこの時期にコピーするという彼らの情熱と迫力は音のひとつひとつから十分伝わってくる。


また 「21世紀の狂った男」 石間秀樹 の熱いギターが素晴らしい!! 









彼らはそれから半年後の1971年4月にあの伝説の超名盤とされる2ndアルバム 『SATORI』 をリリースする。 







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最終更新日  2005年09月26日 21時51分14秒
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