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October 4, 2005

【木材の乾燥（湿気）の問題…】メーカーになろうと思ったことは…3／新作”積木（パズル？）”…Ｎｏ,64

テーマ：【おもちゃと遊び゛☆"】(1053)

カテゴリ：木のおもちゃ等

材質に関しては、もう一つ乾燥（湿気）の問題があったりします。
充分に乾燥させた木材でないものを加工したりすると、
後々変形してしまうのです。(たぶん知っているとは思いますが…)

従って、充分に乾燥させた木材を使用しないといけないのです。

実際に、そのようなことが問題になったことがある
積み木メーカーの話をどこかで読んだ覚えもあります。

ちなみに、ネフの商品の場合でも、
日本に持ってくると、ほんの少し狂いがでてしまうことを、
注意書きとして書いてあるものもあったように記憶しています。

例えば、クラーセン氏デザインのダイアモンドについて、
「日本における精度の維持が保障できません」と、
ニキティキのカタログの中にも書いてありまます。

↑ダイアモンド　胡桃(ｸﾙﾐ)(ネフカタログ付)（39,900円）

↑ダイアモンド　白木（32,000円）…分解するとこんな感じ

ネフの場合、精度を追求しているようなところもあるので、
たぶん、実際に販売される国の環境のことも
多少考慮に入れて作っていると考えられます。
（それでも、ダイアモンドは保障の限りでないということなのでしょう。）

余談ですが、こんな話を聞いたことがあります。
日本で、クッキー等がビニール袋に入っていた場合、

ヨーロッパのほう（国の名前は忘れました）では、
逆に乾燥してしまいせんべいのように硬くなって
食べ難くなってしまうという話を聞いたことがあります。
（そんなに環境が違うんだ･･･、と思った話でした。）

まあ、とにかく、ネフ社の場合、そんな湿気（環境）の問題についても、

結局、精度を要求されるような木材加工製品を、
いくつもの国に輸出する場合には、
そのようなことまで考慮に入れておく必要があるのだと思います。

そして、おそらく、木材加工の分野の中でも、
特に精度が要求される"積み木"の分野は、
かなり、ハイグレードな技術力（経験を含めた職人力）が
必要なのだと思っています。

「たかが積み木と侮るなかれっ！」って感じなのではないかと
勝手に想像していたりします。

話を、少しもとにもどしますが、
この木材加工について、０から取り組むのは、
もともと畑違いの仕事をしていた私にとって、
かなり高い障壁（課題）だなあと感じていたことも、
すぐに自分で製造・販売しようと思わなかった
理由のひとつだったのでした＾＾。

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