あきゅらのちょっと休憩

あきゅらのちょっと休憩

第五章・・・召天。

第五章・・・召天。

今から10年前の1993年7月25日の日曜日。
午前の礼拝を終え、午後の集会にあわせて準備をし、
いよいよ集会が始まろうとしたその時。

教会に一本の電話があった。


別のメンバーの一人が受け取り、「すぐに病院に行くように・・・」
との伝言をもらい、すぐに病院に車を飛ばして行った。
教会の礼拝が終わり既に先に来ていた父と姉、
そして親戚のおじさん、おばさん達まで来ていた。
予想はしていたが、母は危篤状態だったのだ。
私が母のいる病院の個室に着いた時には、時既に遅し、
話が出来る状態ではなかった。
酸素マスクを付けながら激しく呼吸する母。
姉はもう既に泣きじゃくりながら、祈っていた。

私は母が意識があったときには、
まだ教会にいたので分からなかったが、
先に病院に行っていた父と姉に、母は、
「先に天国行ってるね。天国で会おうね。ハレルヤ(「神様をあがめます」の意)!!」
と言って意識が無くなったそうだ。

やがて、オシロスコープの波形が徐々に小さくなり、
とうとうフラットになってしまった。
「ああ、主よ。なぜ、なぜ、母を・・・。癒しを信じていたのに・・・。
神様を信じていたのに・・・。50歳の誕生日を一ヶ月前にして・・・。」
と神様に裏切られた思いで心の中で叫んだ。

第六章へ続く・・・。

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