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ジ・イリュージョニスト 大収穫!


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夕べまで原稿書き三昧だった。夜中に原稿を送り、今朝は寝坊してやり残した思いから映画を観た。何という忙しなさだろう。7時半から映画に没頭、9時を過ぎてこの映画に感服した。
遅れてきた名作品、「ジ・イリュージョニスト」。一昨年のアカデミー賞の撮影賞にノミネートされ、奇しくも取れなかった作品だが、どうして、圧倒的じゃないか。怒られちゃうけど桁違いにこの作品は凄い。というよりも撮影のみならず、脚本の上手さ、それに映画としての中身もかなり良いじゃない。時を同じく「プレステージ」が有ったが、今観直すとこちらに軍配が上がる。しかし良く出来てる。今朝は大収穫だった^^

原作はスティーヴン・ミルハウザーの同名短編で、邦訳は「イリュージョニスト、幻影師・アイゼンハイム」アイゼンハイムをエドワード・ノートン、ソフィーをジェシカ・ビール、皇太子をルーファス・シーウェル、警察官僚ユールをポール・ジアマッティという俳優陣。物語は警察官僚ユール、彼の目から見た話として語られる。真実と幻影の境目は、表裏一体に映ったことだけが、事実として観る者に記憶させるのではないかと思った。ご覧になる方は、この映画の謎解を是非ともして頂きたいと思う。
尚、この映画の音楽がフィリップ・グラスが請負ったことも、十分に納得できる調べだ。印象に残る名曲がまた一つ生まれた。


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