*胡蝶の夢*

*胡蝶の夢*

~その7 藤原 鷹通



《藤原 鷹通》

私はどうもこういった、真面目で厳格な方が苦手なのですよ。
話を聞いているだけでも、かなり息が詰まりそうです。
いろいろな話を聞いたり、勉強させてくれるのはいいんです。
それは別に嫌ではないのですが、自分の考えや理想を押しつけてくるのはかなり辛い。

戦闘中の応援もね、ちょっと疑問なのですよ。
どうして「頑張って」はいいけど、「信じてる」はダメなの?
しかも、☆を下げてまでムッとすることかい?
なんか、彼の中の基準が今をもってしてもよくわからない。

同じ天の白虎でも、譲クンはお父さんキャラだったから許せた。
(いや、むしろお母さんキャラかしら?)
甘えられる余地があったから、それが魅力的だった。
だけど、鷹通の場合はね--懐に飛び込んでいけないの。
こちらも彼との間に一枚壁をつくってしまう。
たぶん、目の前に鷹通が現れても、恋愛感情を抱くことはないと思う。

--しかし、恋愛イベントをクリアしていくと、だんだん彼が変わるのですよ。
理性よりも感情が前に出てくるようになって--
恋をすると人間って変わるものなのですね・・・
意外と感情が豊かなので驚きました。
でも、いいですよ。そういう彼の方が好きです。
なんか、一緒にいてあげてもよくなってきた(笑)
最終決戦前のアクラムとのやりとりも面白いですよ。
さすが、鷹通。あのアクラムを正面から論破してました。


 ☆通常恋愛☆

第1段階。まだまだ堅物。
「京を守りたい」という気持ちが強いのはわかるけど、正直しんどいんだよな~

第2段階。彼の仕事につき合って河原院へ。
鷹通のお母さんの話なんかが出ます。
彼が「京を守りたい」と強く思うのは何故か、気持ちは一応理解。
真面目で一本気なんだね。
「優しい人なんですね」と声をかけたら、照れたあと態度が急変。
パシッと手を払われたりして-- なんやねん?
そのままイベントは終わり。気まずいままでいいの?
意識し始めたということなんでしょうが、ちょっとモヤモヤ。
ちなみに、途中の選択肢で、神子が鷹通に好意を抱いているような台詞を選ぶと、
「冗談はやめてください」みたいな感じで一蹴され、イベントが失敗します。
この辺が難しいところですね(笑)

第3段階。この辺からいよいよおもしろくなってきますよ♪
朝、いきなり友雅さんが現れるので、一瞬誰とのイベントなのか混乱しましたが、
友雅さんも鷹通のことを心配していたのでした。
友雅さんの案内で鷹通のもとへ。
合った早々「お会いしたくありませんでした」なんて言われたけど、我慢我慢。
こういうところ、もう少し言い方を考えてほしいんですけどね。
でも見た感じ憔悴しているので、まあ許そう。
--我慢して話をしていくと、やっぱり彼は神子を意識してるんだと。
しかも、彼女が現代に帰ってしまうことなんかにも思いを巡らせているらしい。
フフーン、可愛いじゃない♪(シリン風)
私の中にもシリンがいるのでしょうか?
彼の悩んでる姿を見て、好感度アップです!

そして最終段階。
「歌でも詠みたかったのですが・・・」 うん、今回も可愛いやん♪
やっと彼は自分の心を素直にさらけ出してくれます。
ここで、神子の選択肢に「私のことが嫌い?」みたいな台詞がありますが、
この展開、遙か3と関連がありますね。
こういう計らいも気が利いていてよいです。楽しめました。



 ☆急展開恋愛☆

第1段階は、鷹通さんのお母さんの話など。
ゲームの中では初めてだけど、アニメやマンガなんかですでに知っていたので、
そんなに新鮮味は感じませんでした。
でも、まあ、自分のことを話してくれると、少し距離が縮まる気がしますね。

第2段階。
いきなりこれが最終段階なのですが、それにしても急な話で、
私自身がついていけなかった。
鷹通に対する私の気持ちがそれほどまでにふくらんでいなかったので、
その辺に微妙な心のズレがありました。
だけど、ここでの鷹通はいい感じでしたよ。
まあ、恋愛イベントでこっちにケンカを売ってくるようなヤツはいないと思いますが、
いつもはきっちりした性格ゆえのきつさが目立つ鷹通が、いつになく神妙に見えました。
そうやって、正直に自分をさらけ出している彼には、とても好感が持てました。
‘一緒にいてあげたいな’ 一瞬だけど、マジでそう思いましたもん。
台詞は、遙か2の泰継クンに少し重なるような気がしました。
ちょっとキュンとします。
景色もなかなか風流なのですよ。 彼にしては上出来の演出。



 ◎現代エンディング◎

鷹通、こちらの方が格好いいですよ。
なんか、頭良さそうなカップルですね~
鷹通の場合、現代に来た方がその能力を活かせるような気がします。
京は出世のためには家柄や身分が必要でしょう?
出世だけが、人生のすべてではないけれど、
彼のように高い理想を持って、しかもその理想を実現しうる実力を
持っているのならば、その能力を活かせる場所を与えてあげたい。
現代だったら、法曹関係に従事するのもいいと思うし、公務員になってもいいし。
努力次第で道は開けそう。
その方が、彼にとってもやり甲斐があるような気がするのですが--



 ◎京エンディング◎

現代エンディングに比べると、いたって普通。
とりあえず結婚とかしちゃうのでしょうね・・・
鷹通は一応貴族なので、衣食住に困ることはないだろうし、
どちらにとっても普通の幸せが待っている。そんな気がします。
それはそれでいいのかも。

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