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☆☆英国グラナダテレビ制作のドラマ「シャーロック・ホームズの冒険」の感想です。ネタバレがあるので未見の方はご注意ください。また、エピソードを鑑賞後の方がより楽しめるレビューになっているかと思います☆☆

まず、他の話と決定的に違っているところはホームズが推理をほとんどしないということ。いつものような推理合戦はまったくなしだし、この話では捜査よりも犯罪をしてしまうのだからまったく異端です。(不法侵入、結婚詐欺など)

オープニングタイトルもいつものとは違い、テーマ曲がなく、クレジットが出る静止画。そのクレジットの書体もいつもの格調高いフォントではなく、安いロマンス小説のペーパーバックのようなフォントでのっけから期待できそうな予感が漂います。

しかしなんといってもこのエピソードの白眉は配管工に変そうしたホームズがミルバートン家のメイドをたらしこむ一連のシーン。

メイド「ねえ、キスして」
ホームズ「やり方わからねえんだ」
メイド「かわいそうに」


しかしメイドとはいえホームズとラブシーンを演じる女優なのだからもうちょっと小綺麗な人にしてほしかったなあ。(放送当時、イギリスの大衆紙ザ・サンは「ホームズ、キスをする!」と報道したそうな。えらいセンセーショナル)あと私は基本的に露口さんの吹き替え好きなんだけど変そうしたときのなまりつきの吹き替えはなんだかすっごくお爺さんぽい。

そしてその後のベーカー街でのお風呂シーン。
ホームズが!お風呂に!!でもお湯が白くて残念・・・。胸毛フェチの私はDVDを停止させてしっかりとチェックしましたがつるつるでしたね、ジェレミーさんは。まあ胸毛ってホームズのイメージじゃないしね。その後大きなタオルにくるまってワトソン君とレモネードを飲むシーンが可愛い。お風呂上りの子どもが麦茶を飲んでいるようです。

そしてミルバートンが221Bを訪問したシーン。一触即発か!とちょっとした立ち回りがあり、ホームズがピストルを持ちますが、そのつかの間に007役のオファーを受けていたらこんな感じだったかしら、のジェレミーさんが楽しめます。

そして座禅瞑想するジェレミーさん。手は仏像のようなポーズをとっています。大空白時代にチベットで覚えたんでしょうか。

ミルバートン家に忍び込む準備をする2人。怪し気な泥棒グッズのなかに忍者がつかう手裏剣が曲がったような形の錨が。なんでそんなものを持っているんだ、ホームズ!

あとはダンスをするワトソンくんや、キャバレー(?)でお姉さんに声をかけられてシャイなワトソンくんなどが楽しめます。

フランス風キャバレーもかなりパリっぽくて退廃的なのですが、前半に登場するゲイバーもすごくデカダンぽくていいのです。依頼人レディ・エヴァの親友の婚約者がバイセクシュアルでゲイバーの歌手のもと彼にあてた手紙をネタにゆすられるという設定もぶっとび(死語)だし。クリムト風の舞台で妖し気に歌う歌手。お客は美青年カップル。そして婚約者がいるにもかかわらず「アイラブユー」と囁く大佐。結局その歌手がラブレターをミルバートンに売ってしまうのですが、そりゃ女と結婚するって裏切られたら、怒るよなあ。レディ・エヴァの親友にしても立場ないわけだし、ちょっと大佐の自業自得って感じ。

だいたい今回被害にあってる人ってみんな自業自得ぽいんですよね。大佐にしてもそうだし、レディ・ダイアナも夫が仕事で大変なときに浮気してたわけでしょう。「あの高貴な魂が」とか言ってたけど根本の原因は自分が昔したことだし。レディ・エヴァのもと彼にあてた手紙も未来の旦那に許してもらえないほどの内容って・・・。読んでみたいぞ!!(まあ、現代人が見ると別にって感じだろうけど)しかし21世紀に生きる私から見たら昔のラブレターや写真(ボヘミアの醜聞)で結婚がだめになるって凄まじい時代ですなあ。

ミルバートンも悪役らしくなかなか死ななかったですね。レディ・ダイアナが至近距離で胸部にズトンと2、3発撃ってもまだ生きてたし。結局7発くらいくらってやっと死にましたね。いや、あっぱれな悪役根性。



上流階級のゴシップを食い物にしているミルバートンはすごく汚い奴だけど、普段恋愛とか女性の浅はかさをバカにしているホームズが今回の事件で正義感を燃やすのがすごく意外でした。親切にもミルバートンの部屋から逃げる時に金庫に入っていた大量の手紙を燃やしてからギリギリで逃げてるし。

もしかして隠してあるはずの「わが愛しのホームズ」(注)の原稿がミルバートンに渡っているかも知れないと思ったんでしょうか(笑)

(注)「わが愛しのホームズ」というのはイギリスの作家、ロヘイズ・ピアシーが書いたパスティーシュ(贋作)で今風に言うとBL小説です。白水社から93年に出版されていますが現在では入手困難かもしれません。私は大昔に古本屋にて200円でゲット。せつないお話です。


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Last updated  2006.06.02 22:44:41
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