夢子の夢

夢子の夢

ニュージーランドハイキングの旅



2月15日

朝、関空までのシャトルバスで出発。
関空で友達と合流し、団体受付カウンターで航空チケットをうけとり、今度はシンガポール航空のカウンターでボーディングチケットに交換し、スーツケースを預ける。ふーっ!
出国カードがなくなり楽になった。
12:00SQ985便でシンガポールに向けてTAKE OFF.
現地時間で18;00シンガポールに着き、3時間のトランジット。21;05SQ297便でニュージーランド南島のクライストチャーチへ。映画を2本見て出される食事をひたすら食べて飛行機のいすに座ること10時間。うとうとしたりごそごそしたり。最初から疲れるーう。


2月16日(2日目)

22日AM.11;00(現地時間)やっとクライストチャーチに到着。
空港には麻薬犬ではなく食物や植物や種を持ち込まないようにさせる犬がいる。入国審査に並んでいる列の間を犬が人や荷物をチェックしながら歩き回る。リードでつながれて係官がついているから大丈夫だがやはり中には犬の苦手な人もいるから、そんな人は大きな黒い犬が擦り寄ってきたらいやだろうなあー。X線でのトランクや手荷物のチェックで友達が引っかかり、トランクを開けさせられてしまった。
トランクの中に入れてきたトレッキングシューズが問題だったらしい。つまりトレッキングシューズに土がついていないか調べたようだ。ニュージーランド固有の生態系をこれ以上外来のものによって壊されないために土や種や食べ物や植物の持込にはとても厳しいチェックをしている。何も持っていないと申告して持っていることが分かると大変な罰金を取られるとか。メンバーの一人のおじさんがいろいろな自分の食べ物を持ち込んでいたから、入国審査のところでものすごく時間がかかり長いこと待つことになった。何とか全員入国審査を通過して、バスでまずは市内の大聖堂付近のエイボン川沿いのレストランでお昼。ソフトクリークが甘すぎずにおいしかった。その後また、バスに乗り、テカポ湖へ。テカポ湖はタスマン氷河、ミューラー氷河、ゴッドレー氷河が流れ込む氷河湖で、氷河湖特有の蒼緑色の湖だ。どうしてこんなにきれいな色の水になるのかと言うと、氷河が前に前に前進するときに岩を削り、水の中にロックフラワーと言う岩の細かい粉を含んでいる。そのロックフラワーに太陽の光が当たりあんなに見事な美しい蒼い色の湖の色となるのだそうだ。だからその日のお天気によって湖の色が異なると言う。テカポ湖畔の善き羊飼いの教会とテカポ湖畔の散歩をして本日の宿、テカポ湖畔のゴッドリゾートホテルへ。
ここは、各部屋がロッジのようになっていて、今回の旅行のホテルの中では一番カジュアルな??ホテルだった。
何よりも、困ったのはお湯が出ない。ちょろちょろと出るだけ、バスタブには中々たまらないし、ゆっくり使ってたら湯が出なくなり水になる。友人に湯が出るうちに替わってあげなくてはと、からすの行水で我慢。
それにベッドが狭いシングルとセミダブル。仕方なく私は狭いシングルで我慢する。
明日は朝早くからテカポマウントクック.フッカーバレーの半日ハイキング。早く寝ようっと。お休み。ZU,ZU,ZU、、、、、


2月17日
旅行3日目:マウントクックフッカーバレー半日ハイキング

朝、カーテンを開けると朝まだ早こともあってなんだかうす曇。ああーやっぱり友達は雨女だアー!!
朝食の後、バスで出発。道中、氷河湖の色の美しさに感動しながら、はるかアオラキマウントクックを望めば山の上には雲が!ああーやっぱりハイキング初日は雨か。やっぱりリュックの雨カバーを用意しなかったのは大失敗だ。
マウントクックバレービレッジのハーミテージホテルでいったんバスを乗り換える。ここでツアー20人が2班に分かれる。一人のガイドに12人までと言う厳しい決まりがあるらしい。
ここで寒いのと雨が降り始めたのとで全員雨具を着てバスを乗り変えて出発。
ホワイトホースヒルでバスを降り、歩き始める。まだ雨はそれほどでもないが寒い。この2,3日前から急に夏が終わり秋が感じられるようになったとか。
このあたりは日本の北海道の緯度と同じで、季節は夏の8月の中旬。お盆のころだ。そうか、日本の8月も関西の8月中旬と北海道の8月中旬では気温が違う。真夏の暑さを想像してきた我々はもう初秋の気配に少しびっくり。
歩き始めて、ガイドさんが「皆さん日本の旅行社のパンフレットのお花がいっぱいのマウントクックのイメージと少し違うなあーと思ってるでしょう。パンフレットにニュージーランドの花の代表のようにルピナスの花がのってるけど、あれはニュージーランドのもともとの花ではありません。あれは
人間が持ち込んだ外来種でこちらの在来種をどんどん追いやってはびこるので、今、環境保護省ではルピナスの国立公園内での駆除に躍起なんです。でも、外来種はとても強くて、在来種を負かすのが早くて困ってます。ニュージーランドの在来種の花はたいてい白いとっても小さな花なんですよ。赤や紫やピンクのはでな大きな花ではありません。」
と言われ、外来種の花にはっきりとNO!!と言う気持ちを強く感じさせる口調だった。
マウントクックフッカーバレーハイキング=お花を楽しむハイキングのイメージが強すぎたので、ほとんど花の見られない、氷河のモレーンという石や岩の谷間の雨の中のハイキングは正直少し期待とちがった。
フッカー川にかかる第一つり橋。川の水は氷河に削り取られた岩や砂の細かい粉で白濁している。ミューラー氷河から流れ出した氷河の塊が上流に行くとはっきり見られた。
雨はいよいよ強く吹き殴りになり、雨具をきていても中まで通りだして冷たい。第二つり橋の手前でガイドさんが「エーデルワイスが咲いてるよ。僕が先頭の人に教えたら順に送ってください。」といわれる。岩肌にくっつくようにきれいなエーデルワイスがあちこちに咲いている。数年前にスイスの
エーデルワイスを見に行ったときも7月なのに猛吹雪の雪で、スイスの名峰三峰のうち見られたのはユングフラウだけだったし、エーデルワイスも見られてなかったからうれしかった。でもニュージーランドのエーデルワイスとスイスアルプスのエーデルワイスは少し違うとか。
マウントクックリリーは11月から12月に咲くので、咲き終わった花びらの落ちた状態になっていた。
ガイドブックにはいろいろな花が一番いい状態のときの写真がのってるんだから、いっぺんに全部見られるわけではないことくらい分かっていたが。
第二つり橋を渡り少し歩いたあたりで「この方向にアオラキマウントクックが見えるはずなんですが。一ヶ月のうちでこのアオラキマウントクックがはっきり見られるのは2,3割なんです。そのくらい雨の多いところなんですよ。」といわれる。そこで折り返してまたつり橋を渡り最初のホワイトホースヒルまで帰り山小屋でピクニックランチ。すっかり雨で冷えたから、ガイドさんの入れてくれたコーヒーがあったかくてうれしかった。
バスでまたマウントクックビレッジのハーミテージホテルに帰り暖炉の前でぬれた服を少しでも乾かしてあったまる。
そこからバスを乗り換えてマウントクックビレッジを後にする。テカポ湖のあたりにまでバスが帰るころには真っ青な青空。でも、振り返ってみてもやはりアオラキマウントクックの頂上あたりは雲に隠れていた。ニュージーランドで一番高い山アオラキマウントクックは頂上の3つのピークが見られるのは1ヶ月のうち2,3割だという。
アオラキとはマオリ語で天を貫くものという意味だそうだ。
バスは一路今日のホテルのあるテ.アナウへ。
ホテルで夕食をした後希望者だけのオプショナルの土ホタルの見学ツアーに出発(PM8時)。
寒いから確り着こんで、船でテ.アナウ湖を30分ほど行き対岸に渡る。
対岸に渡ってもまだ明るかった。少し順番を待って、数名ずつ鍾乳洞の中へ入っ行く。体をかがめて頭が当たらないようにして進む。中は水が川のよいうにごうごうという音を立てて流れている。怖いくらいの水の流れ。この水は地表の雨が石灰岩の割れ目から入り込んで洞窟に流れ込んだもの。天然のミネラルウオーターだ。
かなり中に進むと、真っ暗な中を数名ずつボートに乗せられる。ここでの約束事はカメラなどのフラッシュや明かりの禁止。大声をださない。ボートから外に手を出さない。真っ暗な中を無言の静かな静かなボートが進むと、鍾乳洞のぬれたしずくのぽたぽた落ちる岩の天井に、ホタルが。
それは静かな暗闇での見事な感動だった。青白く光るホタルがいっぱいの天井を見つめて、誰もが感動で息を止めて見つめる。何かの幼虫で本当はホタルではないがまるでホタルだ。真っ暗な静寂な世界で青白く輝くホタルはなんだか声を出してはいけないと言われなくとも無言になりそうなほど感動した。
PM11時過ぎ帰りの船に乗って対岸に戻ると、PM11;45.
頭上に目印になるひときわ輝く二つの星を見つけてサザンクロスを仰ぎ見る。今まで、二回オーストラリアに行ったが時期や時間や天候の加減で、サザンクロスをこんなにはっきりと見たのは初めてだ。おばさんたちは「ほおー!!!」
明日も朝早くから最も楽しみにしてきたミルフォードトラックの一日ハイキング。速くお風呂に入り寝なくっちゃ!
お休み。
ZU ZU ZU ZUーーーーーーーー


2月18日

旅行4日目:ミルフォードトラック1日ハイキング
テアナウ湖の虹
ミルフォードトラック



おはよう!!オー今日はお天気よさそう!!!
今日は私は一番楽しみにしてきたミルフォードトラックの1日ハイキング。朝ホテル前からバスでガイドさん二人と出発。途中テ.アナウ湖の上にそれは見事な虹がかかっていてバスから降りてテ.アナウ湖と虹を楽しみ、写真をパチリ!!テ.アナウとはマオリ語で水のほとばしる洞窟と言う意味だとか。昨晩の土ホタルの見学で洞窟に入っていたので、そのマオリの言葉の意味がとっても実感できた。バスで30分ほどでテ.アナウの乗船場に到着。ここから船で対岸に渡り、ミルフォードトラックを歩き始める。
このミルフォードトラックは昨日のマウントクックより入山者の数を規制していて一日に36人しか入れないと言う。これは去年の12月から前より厳しくなったとか。
だから今日もガイド一人に8人と12人のグループに分けられた。私たちはシゲという男性ガイドの8人グループ。
そして、われわれのグループが先発隊。われわれのグループはご夫婦3組とわれわれおばさん二人。
このたびの旅行はハイキングがメインの旅行だから、健脚な人ばかりで年齢的にもわれわれくらいの人が多いかと思って参加したが、なんとこのわれわれの8人の中の最高齢は79歳の男性。ご夫婦とも70歳を越えてらっしゃる。特にご主人は「来年80歳ですわ。」とおっしゃても、とてもとてもそんなふうには見えない。いつもガイドのすぐ後ろをとっととっと歩かれて我々なんか足元にも及ばない。見習わなくっちゃねー!!!
歩き始めてすぐに私は感動してしまった。おおーこんな見事なぶなの木やしだの中を歩けるなんて。想像してたよりもうっそうとした森の中の道を歩き進む。道はとても歩きやすく
トレッキングとはいえない、まさに森林のハイキング道。
ぶなの木が多く赤ぶなが高度の低いほうに多く,葉が一番大きく葉の周りがぎざぎざがあり厚みがうすい。
高度が高くなると銀ぶなが多くなる。この銀ぶなは、葉が小さく厚くて、葉の周りは同じくぎざぎざがある。
山全体にある山ぶなは、葉にぎざぎざがなく葉も小さく厚みがある。ニュージーランドのぶなの木は日本のぶなの木と違って葉がとても小さい、だから、うっそうと茂った木々の間からも太陽の木漏れ日がとてもやさしい。足元は昨日の雨でたっぷりと水を含んだ見事なミズゴケやスギゴケやカサゴケ、それに大きなシダ類でいっぱい。マイナスイオンいっぱいで空気がおいしくさわやか。こんな森は生まれて初めての体験だ。熱帯雨林と違って、温帯雨林だから気温も湿度も快適。歩いていても、まったく蒸し暑くない。空気がやさしくさわやかな感じ。シゲさんがぶなの名前を「あかぎやま」と覚えると忘れないよと教えてくれた。シゲさんはとっても分かりやすく我々が何だ??思ったことや興味を持ったことにいちいち丁寧に足を止めて教えてくれた。ガイドさんにもよってハイキングの楽しさも少し変わるかもしれない。
枯れ枝のような木をさして「これはランスウッド、槍の木です。このやりの木はおもしろい木で幼木と成木とで葉が形が変わるおもしろい植生の木です。ほらこちらの木が成木です。同じ木とは思えないでしょう。なぜ、こんな風に幼木のときは枯れた枝のように槍のような木をしてるかというと、
今は絶滅してしまったダチョウのような飛べない鳥モアと言う鳥がこのやりの木の葉っぱが大好物だったんです。だから、モアが首を伸ばして食べられる高さの幼木のうちはこんなやりのような枯れ枝のような木で、葉っぱがないんです。モアが食べられないほどに高くなった成木は安心して葉っぱをつけるんです。デモね、マオリがモアの毛皮を獲るのに乱獲してモアが絶滅したんで、最近ではほら、こんな幼木でも槍のような枝と葉っぱの混在が見られるんですよ。」と教えてくれた。どうしてランスウッドの木たちはもうモアがいないこと天敵からもう身を守らなくてもいいことを知ったんだろうか?誰に教えてもらわなくても知っている自然の力はものすごい。人間なんか、とっても自然の足元にも及ばないんだわ。と感心しながら歩くと今度は目の前を黒と白の小鳥が何羽も飛ぶ。トムチットというニュージーランドひたき。急いでデジカメを構えるが、デジカメ初心者の私はズームしたら枠の中にトムチットがいるのかどうか分からなくなって。とれたかなあー・・??
やはりこの旅行前にもっとデジカメに慣れておくべきだった!!!
また少し行くと今度は、ブッシュロビンが飛び交う。
シダの名前も次々と教えてくれるんだけど、、、、
クラウンファーン、ボタンファーン、シールドファーン、
シルバーファーン、、、、もうキャパオーバー!!
ニュージーランド航空やおみやげ物に必ずついてる鳥の羽のようなのがこのシルバーファーンで昔マオリの若者が狩りに出かけて暗くなっても仲間にどちらに行ったかを知らせるためにこのシルバーファーン葉の先を折り返して矢印にしたとか。シルバーファーンの羽の裏が本当にシルバーのようで月の光を反射して仲間に道順を示したんだとか。マオリってかしこかったんやなあー!!
ツウツウという木の実はおいしいが食べたら一月は下痢をするという毒の実。でもマオリの人はこの実を食べてもう1つ食べると便秘すると言う実も食べてたと言う。兼ね合いが難しいんじゃない??もちろん落ち葉ひとつ持ち帰ってはいけない国立公園内だから、試してみることもできないが。
あちこちで倒れた木にまたコケやシダが生えて倒木がやがて土に返る。ここではよほどトレッキングの道をさえぎらない限り倒木はそのままにして、その木が土に返りまた森の土になり、その木の養分が次のコケやシダの成長に役立つ。これを倒木更新と言うそうだ。以前テレビで屋久島でも倒木更新が森を守っていると言うのを見たことがある。自然は脈脈と次の世代につなげるように自分は朽ちていくことを知っている。人間たちはどうだろう???
こんなところまで来ている日本人のグループを見てミルフォードの森の木々はどう思ってるんだろうか??
せめてミルフォードの森の木々に笑われないように決まりだけは守って森の木々の生命力を気をもらって帰りたいものだと思った。途中の倒木のくぼみにまるで盆栽のように小さなランスウッド、ブロードリーフ、マーブルリーフ、シダ、コケが育っていた。天然の見事な盆栽のようだった。
水のきれいなクリントン川のつり橋を渡りクリントン川沿いに足を進める。本当にきれいな川だ。キャッチアンドリリースで入漁料を払えばつりもできるらしいが、釣り人はいなかった。シゲが無言でステッキを木のほうにさした。みなも無言で木のほうをじっと見つめる。パラキートと言う野生のインコ。シゲいわくなかなか野生のインコ、パラキートには出会えないらしく我々はラッキーだったらしい。森に入ってからどの木にもひげののようなものがたくさんついている。これは、オールドマンビヤード(おじいさんのあごひげ)と言うコケ。木の枝にふわっと乗っているだけのようだが、ちゃんと着生してるらしい。またシゲが「寄り道しましょう。」といってトレッキング道から森の中に入っていく。「前にも言ったように倒木の上にコケが生えてますから、大きな木の幹が中が空洞になっていて万一その上にのったらボコっと落とし穴に落ちることがあります。場合によっては人の背丈よりも深い穴になっていることもありますから、絶対に僕の歩いた足跡にしか足を置かないように。勝手に別なコースを歩かないように。」とのシゲの注意を守って皆ぶなの森の中に分け入る。確かに足元はトレッキング道と感触が違って少しふわっとしてる。シゲが「これが樹齢500年のぶなの木
お母さんの木です。じゃお父さんに会いに行きましょう。」
もう少し奥に行くと今度はさっきよりも大きく太い幹のものすごいぶなの木があった。樹齢800年のお父さんの木だ。幹に触って自然の生命力と気をもらって、皆耳を幹に押し付けじっと耳を澄ます。ザァーと言う音が聞こえた。ぶなの幹の中を水が走る音だ。本当に800年のぶなの木の生命力をもらえたような気がした。
そこからまたトレッキング道に戻り目的の3マイルのところにある山小屋クリントンハットにPM.2:30に到着。やっと、お昼ごはんのピクニックランチ。1時間のランチと休憩でまたもとの道を今度はそれぞれの自由なテンポでつり橋までもどり、またそこでシゲと分かれてぶらぶら船着場まで戻って、PM5;00の船で対岸に戻り、バスでホテルに。およそ10キロのハイキングだったがとても気持ちのいいさわやかなぶなの森の歩きやすい道だったのでまったく疲れていない。でも明日は
一応ハイキングコースとしては中級コースと言うルートバー
ントラックを16キロ歩くんだから、寝不足にならないように早く寝なくては。
夕食は久々に食べなれた中華だったので、おいしかった。外国で私が食べてあまりはずれのないのが中華料理のような気がする。値段の割りにあたりはずれがあり、はずれの多いのは日本食。海外で和食を食べるのは、お金の無駄遣いのような気がする。なぜ、日本人スタッフもいるはずなのに和食のようで和食でないペンペン♪が多いんだろう???
明日はルートバーントラックの1日ハイキング16キロ。
頑張って歩くぞーーーーー!!!!!!!!!!!!
GOOD NIGHT!!

ZU ZU ZU ZU、、、、



2月19日

旅行5日目:ルートバーントラック1日ハイキング

朝ダー。おおー本日もお天気なり。やったー!!
昨日に引き続いて、晴れの女神が微笑んでくれたようだ。
今日はオプショナルで、このルートバーントラックの1日ハイキングの参加者は14人。
ガイド一人に7人に分かれてバスで出発。
道中のパラダイスというあたりで、ロードオブリングの撮影が行われたとか。今度もキングコングの撮影が行われるようだ。バスで約一時間、ルートバーントラックのスタートに到着。スタートして直ぐにルートバーン川にかかる長い第一つり橋を渡り、ブナの原生林の中を歩く。少し歩くと第二つり橋。このあたりからは万年雪をかぶる山々が望めて、昨日のミルフォードトラックとはまた違った顔を見せてくれた。
山肌には幾筋もの滝が見られる。ここニュージーランドの山は意外に木が生い茂っていないのと地面の下は本当に直ぐ岩のため、雨が少しでも降ると、川の水が一気に増水してトレッキング道もひざくらいの水になる時が時々あるという。
ガイドさんが「あの岩のあたりに大きな木が横になってるでしょう。大雨のときにあそこまで川が増水して流されてきた木々が岩に引っかかってるんですよ。今の川の水面から考えられないでしょう。でも時々、我々も行きの川の水位と、雨が降り出した帰りの川の水位の違いに内心ヒヤッとすることがよくありますよ。皆さんは気づかないけど、ガイドは川の急激な増水はもう怖くて内心ひやひやのこともあります。今日は大丈夫ですよ。」そういえば大きな木が引っかかっている高さの岸壁の岩肌がはっきりと横に色が変わっている。あそこまで川の水が上がってきたということは今我々の歩いてる道も相当な水の流れになっていたことが想像できる。
昨日のミルフォードトラックのガイドのシゲが言っていた、
「2泊3日で歩くとき、たまに雨でトラック道が川のようになって大変なことがあります。ひざや腰位になることはよくあります。時には胸くらいまで水が来ることもあり、救助のヘリコプターが出動することもたまにはありますから。こんな本当に平坦の穏やかな散歩道のようなミルフォードトラックでも、僕が経験した水の高さはひざです。ルートバーンはもっと急激な増水をします。」と言ったのを思い出し、自然はいつも優しい顔ばかりを見せてくらるわけではないことを改めて感じた。
今日もトムチットやブッシュロビンが飛んでいる。飛ぶときに尾を扇のように広げるファンテールやライフルジャケットの色に似ているライフルマンやライフルマンよりも小さい、黒と白のリロリロ、頭の黄色いイエローヘッドなどの鳥が木から木に飛んでアッと思うだけでデジカメのシャッターは間に合わない。もう今日はデジカメは諦めたほうがよさそう。
昨日よりも道のアップダウンがありカメラに夢中になってたらあぶないもの。お花もコロミコという白いう小さな藤のような花や花びらが180°にしかつかず片側の花びらが落ちたように見え、まるで鳥が羽を広げて飛んでるように見えるパナケナケやキキョウ科のニュージーランドブルーベルや白い桜の花のようなリボンウッドやマーガレットの花に似たマーガリートやアザミなどなどの花の写真は撮ったんだけど、上手に撮れてるといいだけどなー!!本当にもう少しデジカメになれておくべきだった。(涙)
今日のコースの一番高いところから今きたほうを見るとスタート地点や歩いてきた原生林が見える。途中の森で二人の環境保護省の人がトラック道をふさぐように倒れていた木を道をふさいでる道の分だけを切っていた。後は倒れたままにしてきった幹もその木の倒れてるあたりに置いておくと言う。
これが昨日シゲの言ってた倒木更新の考え方で道をふさぐ部分しか絶対に切り落とさないんだそうだ。自然のままにしておくことが一番大切なんだろうなー。
きれいな流れの河原で一休み。ガイドさんが「この川の水飲めますよ。」といわれたので一口に含んでみた。さらっとした感じの癖のない水だった。
「ここから今日はお天気の心配がなさそうなので、アドベンチャーコースを行きます。」とガイドさん。
アドベンチャーというだけあって、大きなしだの生い茂る道なき道を分け進む。シダで隠れた穴ぼこがあり、前の人がどこに足を置いたかよく注意して歩かないといけない。
ガイドさんが「穴ですから気をつけて。」といったとたんガイドの直ぐ後ろをを歩いていた79歳のご主人が足を穴に取られシダの上に横倒しになってしまった。幸いなんともなくてよかったが、びっくりした。こんなにしだが生い茂っている道なき道でも怖くないのはニュージーランドには蛇と熊がいない。だから世界一安心なトレッキング道なのだ。
もともとキャプテンジェームズクックがニュージーランドに上陸するまではニュージーランドには哺乳類はいなかったんだそうだ。羊も、牛も、馬も、ウサギもみんな人間が持ち込んだものなのだそうだ。その中に蛇と熊がいなかったので今もニュージーランドには蛇と熊はいないのだ。
道なき道に倒れた木が道をふさいでいた。下をもぐるには隙間がなさ過ぎるので、全員一人ずつ木にまたがって越えるしかない。何とかよっこらしょと木によじ登りまたがったものの、木の向こう側に下りるのも結構身軽な動きがいる。よっこらしょ、どっこいしょと全員がクリアーして何とか通過。今度は秋の尾瀬ヶ原のようなイグサの仲間がいっぱいの広い草原に出る。ここではニュージーランドブルーベルや、マーガリートやものすごく背の高いアザミを写真にとって歩く。やっと、折り返し点の山小屋到着。この山小屋の周りには木苺や桜の花に似た白い花のリボンウッドがいっぱい咲いていた。
ガイドさんの入れてくれた紅茶があったかくておいしかった。あまりゆっくりせずにピクニックランチの後、直ぐに折り返しの出発。
帰り道はアドベンチャーもないので案外早くスタートのところまで帰れて、本日のルートバーントラックのハイキングの16キロ完歩。16キロ歩いたけど、高低差が250メートルくらいだから以外にしんどくなかった。楽しハイキングだった。とは言え帰りのバスでは全員こっくり、こっくり。
クィーズタウンの町に戻り、ガイドさんのお薦めのラムチョップがおいしいというローリング.メグスにリザーブなしでもOKか聞きに行く。運よく、一時間半後の席がリザーブできたので、おみやげ物を見て回った。がしかし、ニュージーランド南島で何番目かに大きい町のこのクィ-ズタウンの町にも信号機ががない。クライストチャーチを出てからある場所で、信号機を見たの最後でそこから南ではひとつも信号機がないのだ。なんとのんびりとした国なんだろう。こんな国の人が日本にきたらどう思うだろうか??
人間と車ばっかりで木や草や花のない国日本と思うだろうか。経済成長や高度な産業技術と引き換えに我々日本人や日本の国がなくした自然やゆとりがこの国にはまだ残っていた。以前テレビでニュージーランドでは少し遠回りでも回って行けばいいんだから山にむやみにトンネルを掘らないといっていた。そうだよね。狭い国土のあちこちに新幹線や高速道路を走らせ山々のおなかを掘り返してトンネルをつくり。確かに早く目的地にいける便利さをもらったが、失ったもののほうがずっと大きいことにいつ気づくんだろうか。
このニュージーランドの人口は400万人、人口密度は14人/1万平方キロメートルだそうだ。昔から、ニュージーランドは人間よりも、羊のほうが多い国といわれるが、こちらへ来て、バスで走っていても、本当に人も車もあまり見ないのに、どこもかしこも羊だらけ。
友達が牧場の中を歩いている人を見て、「ああっっ!人が歩いてるー!」と叫んだくらいだもの。
友達はバスの中でずーっと「なあー羊はいっぱいいるのに人もいないし、人の住んでいそうな家すらあんまりないやん。この羊たちの世話する人どこにいるンやろう??」ばっかり言っていた。ところで最近羊より鹿を飼う牧場が増えているんだそうだ。おなかに赤ちゃんのいるメスの羊一頭が¥3000円なのに鹿は一頭¥40000円。しかも羊と同じ牧場でいいから羊と鹿を一緒に放牧してる牧場が増えてきてるらしい。鹿のお肉は結構おいしくて、高たんぱく低カロリーなので、今後、かなりの期待商品となるらしい。
それに比べて羊毛は化学繊維に押されて需要がかなり落ちているとか。今にニュージーランドは羊の国ではなくて、鹿の国になってしまうかもしれない。
おいしいラム肉は生後一年以内のオスの羊のお肉。羊のオスは二組に分けられる。
一組は今言ったように生後一年以内にラム肉になって人間においしいと喜んで食べられる大半のオス。
後のほんの一握りのオスは繁殖期には牧場から牧場に引き回されてへとへとになりながらも頑張る組。
もし今度生まれ変わって羊のオスになったら貴方ならどっちのオスになりたい???
羊のオスにはなりたくないなーと思いながら、夕食に本当においしいラムチョップをいただく能天気な夢子でした。
今日も心地よいお疲れ。
楽しいハイキングをありがとう!!
GOOD NIGHT !!!
羊が一頭 羊が二頭 羊が、、、ZU ZU ZU ZU=========



2月20日

旅行6日目:クィーズタウン⇒クライストチャーチに戻る

おはよう!!!
今日は、いやみなほどというか無意味なほどの快晴。上天気の朝だ。
今日はクィーンズタウンからバスで途中アロータウンやワイナリーや牧場に立ち寄りながら600キロもの道を北上して最初の町クライストチャーチに帰る。
まず、ニュージーランド名物バンジージャンプが行われる橋の見学。このバンジージャンプは体重によって足につけるゴムのロープの長さが違ってくるから、必ず正確な体重を申告しないといけないとか。ついつい常の癖で過少申告すると体がズッボンと水につかってしまうとか。橋の上からのぞくともうそれだけで怖いのにお金払ってまで、よくこんな所なところから飛び込むものだと思う。
若いかっこいい男性がいろんな器具を持って現れた。
たぶんバンジージャンプのスタッフ。何でも興味を持つ私は直ぐ寄って行き、一緒に写真にと頼むと、喜んで一緒に写真に入ってくれた。両側からかっこいい若者に囲まれてイエーィ!パチリ。
そこから今度は古い町並みのアロータウンに寄り、町を少し歩き、次の、ゴルフリゾートに。ここではそれは見事な実がびっしり付いたナナカマドの大木がいっぱい。きれいなお花もいっぱい。庭にはカモがあちこちをヨチヨチ。人になれてるのか我々のそばまで来ても平気で勝手気ままに歩き回っている。10時のお茶をカフェテラスで。メレンゲのおいしいお菓子と、紅茶を庭の花やカモや遠くのグリーンを望みながら楽しむ。
ゴルフ大好きな我がオジさんに何か買ってやろうと、クラブのショップに。もう、オールブラックスとニュージーランドの黒いゴルフのときに使うCAPを二つも買ってるから、ここではティ(2ドル)だけでいいかと思ったが、やっぱりゴルフバッグにつける皮のしゃれたゴルフリゾートのプレートの付いたネームタグまで買ってしまった。やっぱりおじさんのおかげでこんな勝手がさせてもらえてるんだもんね。お尻に「おじさん命」と書いてしっかりお尻にしいてあげなくっちゃー!
それからワイナリーへ。
ブドウ畑を見学して、洞窟のワイン貯蔵庫へ。お酒が一切だめな(アルコールの分解酵素がない人なんですね。)私はこの貯蔵庫に入っただけで気持ちが悪くなりそうだった。
かっこいい若い男の人(若い男の人なら見境なくかっこいいと思うところがあるが)がワインについていろいろ話しては試飲させてくれる。私は一切口をつけられない。5つの赤から白までの名前を聞いたが覚えているのはリースニングと白の辛口のシャルドネだけ。ここニュージーランドワインの歴史はとても浅くヨーロッパのワインのように伝統はまだないが、その分自由で栓もコルク栓でなく捻るだけのスクリュー栓でコルク栓のように寝かして保存する必要もないし、栓を開けるのにワインオープナーもいらない。
いろいろ聞いてるうちに酔いそうになり私は貯蔵庫を出る。
その後一般の牧場に立ち寄る。この広い牧場もいつもはおじさんと、おばさんの二人だけで、今の羊の毛を刈ったり観光客のお客の多いシーズンだけワーキングホリディーの若者がファームスティして手伝っている。ここでも、やっぱり羊と鹿を飼っていた。えらいものでおじさんが餌の入ったバケツを手に、牧場の柵に近づくと、ちゃんと知っていて鹿のほうが我々のそっばまでよってくる。あんまり近くによってこられるとこっちがちょっと怖かったりして。
次は羊たち、ここでは牧羊犬が大活躍。
ほえて羊の群れを追い立てる犬ハンターウエーと目でじっと羊をにらみ、威嚇して動かすボーダーコリーが牧場主のおじさんの口笛ひとつで羊の群れを動かしている。おじさんの口笛は右、左、止まれで全部違うんだとか。私には全部同じように聞こえたが犬はしっかり聞き分けて、理解して動いている。ああー私はやっぱり牧羊犬にも慣れやしないわ。ほんまに何にも役に立たないんだもんいやになるわ。
ここでお昼のバーベキューランチをいただく。デザートの、おばさん手作りの焼き立てでまだあったかいアップルパイがとってもおいしかった。久しぶりにおいしい焼きたてのアップルパイを食べた。
羊の毛刈りのデモンストレーションは見ていて羊がかわいそうになってきた。羊が小屋の中に入れてもらえるのは毛を刈られるとき、注射をされるとき、そして、お肉になるときの3回だけだそうで羊もよく分かっていて嫌がってひづめでかんかんこんこん床をけって抵抗してたがおじさんに口を抑え込まれて観念したらしい。毛を刈られた羊の体のあちこちに血が出ていた。バッグにオロナインを持っていた私は思わず傷にぬってやりたくなったが、やめておいた。
そこからは一路クライストチャーチへ。牧場をPM!;00過ぎ出発。2時間くらい走って最初のトイレ休憩。15分ほどのトイレ休憩で全員???出発。
25分くらいバスが走った時、一人の人が「あのおばあちゃんがいないんじゃない!」と叫んだ。みんないっせいにバスの中を見回すがいない。このおばあちゃん、たった一人での参加者で、いつもお花を一人で丁寧に見ている。最初ツアーのメンバーがそろった時誰もが内心このお年の方がたった一人でそれもハイキングがメインの旅に参加してることが、驚きだったが、歩き始めたら、なんのなんの、トットトットとガイドさんの直ぐ後を歩かれるし、食事も我々と同じかそれ以上にたっぷり召し上がられて、我々なんぞ足元にも及ばない達者な方。でも、少し反応が遅いというか、聞こえないというかという感じがあり皆それなりに気にかけていたはずなのに。最後の最後になって、つみ忘れたらしい。バスはやっとUターンできるところでUターンして元来た道をおばあちゃん探してひた走る。街角にぽつんと立つおばあちゃんを見つけて、ツアーガイドさんがバスから飛び降り猛ダッシュ。バスに乗り込んできたおばあちゃん、パニックになってるんじゃないかと心配した我々拍子抜けするくらい落ち着いておっとりと「ごめんなさいね。このカードを買おうと思って選んでたらバスがいなくなってしまって、、、。」と言って何事もなかったように。端然としておられる。
ああーこうでなくては高齢に成ってからの一人旅はできないんだわー。79歳の元気なおじいちゃんのご夫婦といい、なんとお元気な70代が多いことだろう!!!!!!!!!
本当に我々のほうがはるかに負けているわアー!年をとるというのは、気持ちの持ちようでこうも違うものだということを本当に学ぶ思いだ。PM7:30日はクライストチャーチのホテルに尽きたいとツアーガイドさんが言っていたがこれでもう無理。まあー無事に着けばいいか。これで楽天の友達のいろあかいちにさんとお会いすることも無理になりそうだと内心あきらめる。
つぎ休憩地はテカポ湖とその向こうにアオラキマウントクックが見られる絶好のポイント。でも、数日前もどしゃぶりだったし、一ヶ月にアオラキマウントクックの頂上が見られるのは2,3割だから、こちらがいくらこんなに上天気でも、山は雲がかかっているかもと思っていたが、やったー!!!雲ひとつかかってない。アオラキマウントクックが青い空の色でミルキーブルーに輝くテカポ湖の向こうにすっくりと頂上まで見える。ああー神様のプレゼントだわ!!ガイドさん自身も久しぶりのマウントクックらしく急遽、休憩時間の延長をしてお写真タイム。カメラと自分の目にアオラキマウントクックを焼き付けてバスは出発。
マウントクックのピークはハイピーク、ミドルピーク、ローピークの3つのピークがあるが、3つが同時に見えるポイントから3つともに見える確立は限りなく低いとか。
見えた!3つのピークが同時に見えた。6年間通い続けてもまだマウントクックを見れない人を、ツアーガイドさんは知ってるといっていた。ああー本当にラッキー!!ありがとう!!!
後はなるべく早くクライストチャーチのホテルに着くだけ。
何とか予定通りにPM7;30過ぎホテル着。さすがに長い道中お疲れ。各グループごとに部屋のキーの入った封筒を受け取り早々と部屋にる。部屋に入ると、封筒がクリップでもうひとつとめてある。何だろう??どこかのみやげ物店のサービ券かかかと思ってあけると、なんと、丁寧な字で書かれたいろあかさんのメッセージだ。わざわざ私たちの泊まるホテルのフロントに手紙を残してくださっていた。楽天のほんのちょっとのつながりだけなのに、世界中のお友達とつながってるんだわとうれしくなって、早速いろあかいちにさんに電話すると、夕食を一緒しようといってくださる。パートナーの方と来てくださったいろあかいちにさんは本当におっとりとしたやさしいい感じで初対面なのに我々も、初めてのような感じがしないくらいに人懐っこいとてもいい方で、韓国焼肉のお店に連れて行ってもらう。
日本の焼肉とは違って初めてだったから、我々おばさん二人はパートナーのTさんが焼いてくれるのをいいことに、美味しい美味しいとパクパク。
ホテルまで送ってもらって、明日朝の、出発前の3時間ほどの自由時間にいろあかさんが町を案内してくださることになり、フロント前でAM8時30分の約束で別れる。
本当に気さくに親切にしてくださってありがとう!!
今度は日本に帰られたら、私たちの町にもいつか来られることを楽しみにしてるね。本当いろあかいちにさんのHPにいけるようにここに書きたいんだけど、ごめんねいろあかいちにさん仕方が分からないのよ。
こうして長い一日は終わる。
おやすみなさい。
GU GU GUZUZU----


2月21日

旅行最後の日:グッバイニュージーランド

おはよう!!
恐る恐る鏡をのぞけば、ああーやっぱり!日に焼けてるー!
昨日風呂上りに気になったんだが、そのまま寝て今朝見れば今までの日焼けのしみがくっきり、はっきり!!!!
ニュージーランドは極に近いのでオゾンホールが大きく紫外線の量が日本の5倍だとか。今までは森の中でもありそれほど気にしなかったが、昨日は馬鹿なほど、能天気な快晴で、その上、ブドウ畑、牧場、バーベキュー、と太陽の光をさんさんと浴びて、なおかつバスの窓側の席に6,7時間。UVケアーのクリームは塗っておいたんだが、、、今まで何とか隠れていたしみまで、くっきりはっきりさせてくれている。
ああー、これじゃ、やっぱり、鹿の角クリームか羊の胎盤エキスのプラセンタクリームを買うしかないかも。
AM8;30ホテルのフロント前に、約束通りいろあかいちにさん迎えに来てくれて出発。3時間ほどしかないので、ハグレー公園にある植物園にいくことに。
大きな木々や花でいっぱいの広い公園をぶらぶら。私の背丈よりも背の高いアザミやカンナの花にはびっくり。このハグレー公園内には\700円で使えるゴルフ場があり、クラブを持った日本のおじ様とすれ違った。「こんにちは。」と声をかけてくださった。これならおじさんがリタイヤした後、1ヶ月くらいスティしても、おじさんが退屈でごちゃごちゃ言い出さないかもしれないなあー。
いろあかさんから聞いたんだけど、観光ビザで3ヶ月だが延長手続きすれば、+6ヶ月合計9ヶ月の滞在が可能という。
まあそんなには無理だろうが、この延長手続き日本をたつ前に日本ですればただなのに、ニュージーランドに来てからだと有料か。
いろあかさんが言うには「今度はツアーでなくて、格安航空券を買って、ホテルを3日くらいとってきてから貸家を探せばいい。」とか。コンドミニアムよりも一軒家の貸家のほうが安いこともあるらしい。それにハイキングや何やかやのセッティングも大聖堂前のインフォメーションでしてくれるという。本当におじさんがリタイアしたら考えてもいいかも。
博物館ではもう、絶滅したモアというダチョウのような飛べない鳥の剥製を見た。マオリが戦いの時にするダンスがラグビーのオールブラックスの「がんばって、頑張って」だとか、舌をえエーと出すのもマオリが相手に自分の強さを示すためのものだとか、ティキというマオリのお守りのようなものについてとか、マオリは日本人の祖先が南に流れ着いたというような説があることなどなど、いろあかさんがっとても分かりやすく説明してくださった。ああーもう、あんまり時間がないということで、いろあかさんに、昼食と夕食の機内食が出る時間がとってもおかしな時間になるからと、モールにパンとおすしを買いに連れて行ってもらう。
私はどんな旅でも、もし自由時間があれば必ず、その町の市場やスーパーマーケットに行く。立派なブランドン店やみやげ物店にない何かがあって大好きだ。前にスイス、ドイツ、に行ったときも、パリに行った時も、市場やスーパーで買い物をした。案外、安くて掘り出し物の洋服があったり、見たことのない調理用のトマトがあったり、日本ではあまり見ない食器洗いのスポンジがあったり、皮むき器があったり。いらんものまで買って失敗もするが、その町の人の買い物する場所での買い物が大好き。
モールで買ったサーモンとアボガド巻きはなかなか美味しかった。今度、うちでもしてみよう。お昼のおすしは買っておいて正解だった。だがしかし、シンガポールの到着時間がスケジュール表では現地時間になっているのに、クライストチャーチとシンガポールとの時差が+5時間なのに、スケジュール表のシンガポールに18;30に着き、22日のAM1;00の日本へ行く飛行機をシンガポール空港で6時間のトランジットと考えて、18;30にシンガポールに着くなら夕食はAM1;00の便で軽く出るだけと思ったのが間違い。シンガポール時間18;30=クライストチャーチ時間の23;30。つまりっクライストチャーチ発シンガポール行きには正味10時間座ってるんだから、遅い昼食と夕食がしっかり出た。クライストチャーチの待ち時間におすしを食べて、その上途中にだされるおやつを食べて、、、本当にブロイラー状態で、シンガポール着。ここで6時間のトランジットはさすがに疲れる。やはり、直行便のニュージーランドエアーラインを使うツアーがお高いのはこういう理由なんだろうなあー!
ハイキングよりも飛行機の時間やトランジットの時間のほうがズーっと疲れる。皆、それぞれに適当ないすに腰掛けてうつらうつら。それでも退屈な夢子はFREEのネットができる空港内のパソコンに近づきあれやこれや触ってみるが、日本語のフォントがないらしく、やっと自分のyahooのメールをあけることくらいしかできなかった。でも友達にメールを送ることが出来、ちょっとやればできるジャン気分。
何んとか6時間の時間待ちも過ぎて、22日AM1;00やっと関空行きの飛行機に搭乗。寝るゾーとばかりに寝て、周りががさごそする音で目覚める。なんとこんな窮屈な飛行機のしかもエコノミーの席で5時間近く寝たようだ。
早速トイレに歯磨きに行く。朝食は久々に和食。
鮭の塩焼きと卵焼きとご飯ポィもの??
同じサーモンでもステーキでなくマリネでなく塩鮭の焼いたもの。卵もスクランブルエッグでなく、オムレツでなく。ああーやっぱり日本人やなあー!!!!!!!ご飯のようでご飯でないペンペン♪のご飯もそれなりに、、、


2月22日(火)

AM8;00無事関空着。

予約してあったシャトルバスに直ぐ乗って自宅までぐっすり!!
AM10;30無事自宅着。
「ただいまーーーーーーーーーーーー!!!」
こうして夢子のニュージーランドどたばた旅行は終わるのであった。

 たくさんのいいツアーメンバーの方々とお会いでき、
 ご一緒できたことを心より感謝します。
 また、いつかどこかのハイキング道でお会いしましょう!

     夢子


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