一丁の猟銃が元となって
アメリカ、メキシコ、モロッコ、日本の
それぞれの家族を巻き込みながら
惨劇が起こっていきます
バベルの謂れの 「言葉を乱し」
が
家族のコミュニケーションをおろそかにして
人々が愚かだった為に
信頼が損なわれていくようすや
悪事を働いたわけでもないのに
事件が起きていく有様に
表わされているように思いました
絶体絶命の苦しみを味わった後に
救われるのは愛によってでした
ブラッド・ピットも
ケイト・ブランシェットも
菊地凛子も良かったですし
メッセージが聞こえてくる
良い作品だとは思いましたが
もし、銃撃を受けて怪我をしたのが
アメリカ人でなかったならと考えると
割り切れないものも少し残りました