持てあますほど富を持ち
功なり名遂げ洗練された大富豪を
ロバート・レツドフォードが
目が吸い寄せられる素敵さで演じています
初老にかかろうとする男が
どこか寂しさを匂わせて魅力的です
ロバート・レツドフォードには
『追憶』
『夜霧のマンハッタン』
『華麗なるギャツビー』
『スティング』
『愛と哀しみの果て
』など
大好きな映画がたくさんあります
監督としては
『 普通の人々』
でアカデミー賞を獲得
制作者としても活躍しています
美しい妻のデミー・ムーアは
若さに輝いて富豪の目を捉えます
デミー・ムーアには
『夢の降る街』
『ゴースト/ニューヨークの幻』
は
大ヒットしましたね
『スカーレット・レター』
も好きです
高校時代の同級生だった夫は
貧しい建築家ですけど
夢を持っています
破産の危機に瀕したふたりは
一攫千金を求めて
有り金を持ち
ラスベガスにやってきました
そこで
あなたの奥さんを
一夜百万ドルで貸してくれませんか?
こんな言葉に廻りあったのです
ただの二枚目がこんなことを言えば
鼻もちならないですけど
ロバート・レツドフォードが言えば
いやらしく思えないのは
彼の品格のなせるものと思います
さぁ~
そこで、ふたりは、どうしたでしょうか
もちろん最初は
もってのほかの悪い冗談という感じでしたけど
だんだん考えてくるのですね
貧乏から脱出できて夢が適う
千歳一隅のチャンスを
逃すのが惜しく思えて来たのです
とんでもない失礼な奴だと断っていれば
映画にはならなかったでしょう
私は、受けるか断るかの選択ではなく
許せるか許せないかの話だと思いました
究極、愛とは相手を許すことかも知れません