Alice Boy's Pictures

Alice Boy's Pictures

心象風景と予感

心象風景と予感

久しぶりに見たこの写真。



タイトル:安全への逃避
撮影者:沢田 教一 氏
ベトナム戦争の時代、米軍の攻撃から逃げて川を渡る2組の親子。
クイニョン北部、ロクチュアンの村で。  1965.9.6

沢田氏は、この写真で、ピューリッア賞を受賞した。


---後述------------
ベトナム解放戦線(アメリカ軍通称ベトコン)の村に軍用ヘリから降りた米兵に隠れていたのを追いだされて、川を渡れと指示された。理由は、近くに隠れているベトコンどんな反応するか、見たかったのらしい、と当時少年だった男性(写真左上)が説明した。


この写真を見たとき、衝撃が走った。

これは、私達だ!!

と思った。
右上のお母さんが、私。
彼女が左手に抱いているのが、私の次男。
彼女が右手でうでをつかんでいるのが、私の長男。

ちょうど、息子達が写真の子ども達の年齢でした。
思いがけず、障害児の母となり、夫からは「障害児ならば、俺の子ではない。」と言われ、
「俺の家系にはおかしな者はいない。」と言われ、
「どうにかしろ!」と言われ、

実の母からは、「うちの家系にもおかしな者はおらんわ。」
「置いてきたらいいねん。うちかっていらんわ。」
あるいは、
「死んでくれたら、いいのになぁ。死んでくれたら親助けやのに。」
と言われていた頃です。

私は、写真の彼女のように、川を渡っていました。
見えない向こう岸を探しながら、長男も次男も溺れさすまい、溺れるまいと歯を食いしばる思いでした。

幸い、いろいろな方々に助けられて、長男も次男も溺れさせることなく成人しました。
ちょっと、ホ~~~ッ としていました。

この写真を忘れていましが、思い出させてくれること起こりました。
さて、今後の展開は如何に。

息子達はそれなにり、順調なのですよ。(^^)
2008/8/2 記述




© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: