Alice Boy's Pictures

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ないしょの話

ないしょの話
2008/7/13 記

次男くんはゴキゲンの様子でデイサービスに出かけました。
母はセッセと仕事をする日です。

セッセッセ。
自分でいうのもナンですが、働き者の母です。
そのワリにはお金になっていないのが悔しいところです。



ベッドのシーツを取り換えて、お人形を並べなおしている次男です。

まだ、この子達が必要なのか。
まだ、必要なのか。。。。。。と思います。

次男が保育所に通っている頃に、実家の母から責められて、たくさんあった次男のお気に入りのお人形達を手放しました。

こんなものをたくさんおいているから、いつまでたっても幼稚なのよ。
知恵遅れみたいに!


本当に「知恵遅れ」なんだから、仕方がないのよ!!

連日責められて、気持ちが弱りました。

今思えば、母が訪れる時には、母に見つからないところに隠してしまえばそれで済んだのですが、そこに気がつかないほどに、私は力をなくしていたのでしょう。

キレテしまった私は、たくさんのディズニーシリーズのお人形を抱えて次男が通っていた保育所に走りました。
ミッキー、ミニー、ドナルド、デイジー、チップとデール、スクルージおじさん、ランチパッド、ヒューイ、デューイ、ルーイ、etc.

長男も次男も呆然としていました。
あのお人形達の中には、言葉にならない息子達の気持ちがイッパイに詰まっていたのに。。。。
随分経ってからそう気がついて、自分の短慮が悔しくて泣きました。

障害児の母を追い詰めるのは、苦しめるのは、世間一般ではなくて、親族であることはよくあることです。

今、次男のベッドにいるこの子達の中には、次男のどんな気持ちが詰まっているのでしょうか。


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