独り言だってば。

September 14, 2010
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清らかな厭世


読み終えた。

産經新聞に連載された「阿久悠 書く言う」の再編成らしい。平成16-19年。
見開き2ページが1コラムで、いくつあるんだろ、6~255ページで、249ページで章のタイトルが7だから、242ページ、ということは121のコラム。

なんとなく、飛ばして読んでも内容が理解できるものでもなかった。

で、その中で、印象に残ったコラムのタイトル

  若者はほっといても若者だが、大人は努力なしでは大人になれない

  平成ニッポン トレンドはどうやら「だらしなく」であるらしい

  らしくを否定し もどきに憧れて とうとう顔無しになった

  悪いのは社会だ時代だ いや制度だと言っているけど つまりは一人一人の哲学だよ



  国会が荒れるということは 荒れる人間を選んだ人が いたということ

  親にうしろ姿がないのだから 見て育つにも 育ちようがないじゃないか

  マジメでオトナシイとは その子のことを何も見ていなかったということだ

  少年ぶる父親たちよ 少女ぶる母親たちよ なら 子らは何ぶればいい

  うちのしきたり うちの流儀 うちの言い伝えというのが いくつありますか

  愛情の証明は小さなことを忘れないでいる記憶力の誠意だ


これらのタイトルだけでは内容はわからないと思うけれど、こんな感じ。


団塊含めてそれ以降の世代の頼りなさ、今の世の中がこうも何でもありになって、常識が消えて、「人のふり見て我がふり直せ。」は通用しなくて、「あいつもやるなら、おれもやる。」になって、啓蒙は奨励になって警告にはならなくて、などなど、全体的に世直しコラムかな。

古くさい考えだって思う人もいるでしょうけど、私はある程度自分の意見を再確認できた。







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Last updated  September 21, 2010 03:02:29 AM コメントを書く
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