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○なぜワクチン接種が必要?
子猫は生まれてすぐに特別な母乳(初乳)を飲むことで免疫抗体をもらいます。この抗体が有害なウイルスや細菌から子猫を守っています。しかし、この抗体は徐々に少なくなっていき、生後50-60日後頃は特に感染症にかかるリスクが高くなります。そのため、適切な月齢で適切なワクチン接種を行うことが、子猫の感染症の予防になります。また、感染症のなかには猫だけではなく人にも伝染する病気があるため、家族の健康を守るためにも重要です。
○ワクチン接種が推奨される伝染病
猫ウイルス性鼻気管炎:くしゃみや咳など、風邪に似た症状がでます。空気感染だけでなく、目ヤニや鼻水などの分泌物と接触することによって感染します。子猫が感染すると命に関わります。
猫クラミジア症:重度の結膜炎を引き起こし、目ヤニ、涙目のほかに、慢性肺炎や鼻炎、くしゃみや咳などの風邪に似た症状も見られます。
猫パルボウイルス感染症:致死率の高い病気です。激しい嘔吐・下痢・血便などの症状があらわれ、極度の脱水症状によって急死することもあります。
猫白血病ウイルス感染症:白血病やリンパ腫をはじめ、さまざまな疫病を引き起こします。発熱・下痢・貧血・体重減少 などの症状があらわれます。
猫カリシウイルス感染症:重症化すると、口や舌に潰瘍や水泡ができ、肺炎を起こすこともあります。猫との接触による感染がほとんどですが、飛沫感染・空気感染や手、衣服、食器などから感染することもあります。
○ワクチンの種類と防ぐことのできる病気
猫用ワクチンは、一度の接種で複数の病気を防ぐことができるように、数種類のワクチンが混ぜ合わせてある混合ワクチンが一般的です。対象となっている病気はどれも感染すると命に関わったり、伝染力が強かったりするものです。ワクチンには2種~9種までの種類があります。地域によって病気の発生率も異なるため、獣医師に相談して適切なものを選びましょう。
ワクチン接種後は、食欲がなくなったり軽い発熱が見られたりすることがあります。接種した日は、激しい運動や長時間の散歩は控えましょう。まれにアレルギー反応を起こすことがあるので、よだれをたらす、顔がむくむなど急激な変化が見られる場合は、すぐに動物病院につれていきましょう。
天国のにゃんさん。♪ 2023年04月10日
泪が止まらないよー。 2022年02月23日 コメント(2)
茶トラのにゃんが交通事故にあったかも知… 2022年02月22日