詩と写真がキスをした☆

2004年までの詩　選１

詩　寝たきり時代～2005年
特に気に入っている詩を　少しずつ　載せていきます

『痛みを捨ててください』

あなたの
痛みを
ここに
捨ててください
そして軽くなってください
どうか
このゴミ箱を
利用して信じてください
もう痛くないよって
どうかあなたの
愛する人にそういって
喜ばせてください
どうかあなた自身に
もう痛くないからね
と安心させてあげてください
そしてこのゴミ箱を次の患者に持って行ってあげてください
ありがとう
あいしているよと
言い残して

『神様の無邪気な子供でいよう』

神様の
無邪気な
まるで猫がお日さまが大好きと
寝転ぶみたく
無邪気に
無邪気に
のびー
しよう
無邪気に
無邪気に
生きよう
そうしたら
神様に
可愛がってもらっていることを
実感できるから
今
その瞬間に

『またあの時を』

過ごせたらいいね
温泉で話した事
あなたを苦しめる人はいませんか
厳しい日は多いですか
あなたが何年何十年経っても
私にとっては
かわいいまんま
道に咲く花の声は
聞こえて楽しいですか
のんびりした風が
木々とわかち
あなたを包んでくれてますか
最近いいことありましたか
どうか平和でありますように
あなたの周りがいつも
たんぽぽいろの
ふわふわが飛んでいますように
そうあの時
あなたの周りにあったように…
2003 10 12

『いやし』

けんめいにいのるとつかれちまう
いやしがきましたと
せんげんするもんでもないさ
ちからはいってたらあかん
いやしっつうもんは
ほーっとして
かぜのいろやみどりのえんそうが
みえたとき
じぶんがしぜんのなかに
ふにぁーととけこんで
からだでかんじたとき
むこうからふわーと
くるもんだぁ
ぼーっとしといたらええ
じーっとこどものころ
ありさんのしごとを
ながめてたように
するんじゃあ
そしたら
ちゃーんときよるよ
2003 9 11

『やりたいこといっぱい』
あったか
それならわすれず
なにがしたかったか
よーくからだにかきのこし
かがやくばかりに
こうしたかったと
さけぼう
しっかりかなわなかった
ねがいはかためて
つぎうまれてくるとき
ころりとわすれないよう
じぶんのへそに
ゆわえよう
のこるのは
ほんとうにやりたかったこと
だれにもえいきょうされず
ほんとうにほんとうにじゅんすいにやりたかったことだけだよ
2003 11 24

ジャンル別一覧