KICK@仙台

2004年5月22日(土)
KICK THE CAN CREW TOUR2004
GOOD MUSIC @仙台サンプラザホール
GOODMUSIC



KICK 秋田公演 延期・・・・。 それは秋田公演がある週の日曜日に知った。理由はLITTLEの眼底骨折によるもの。最悪の場合失明。振り替えの秋田公演は平日のため行けず、払い戻し・・・。そして新たに仙台のチケットを入手。チケットは売り切れでもなんとかなるもんです。

自分にとっては最後のKICKのライブだ。ここが自分にとっての日比谷だ。会場に入るとすぐにTシャツ購入。公演変更のためパンフレットは販売されず。八王子で買えばよかったか。客席はどうやらおうぎ型だと思われた。

自分は15列目位ど真ん中、もちろん通路側。跳んではねて暴れろということでしょう。チケットを譲ってくれた方は仕事終わって急いで福島から新幹線でいらっしゃったということで。お互いすごい。そしてまた2人偶然にも八王子公演に行っててしかもまた偶然なことに席が自分の2,3列後ろだったという。運命ですね。そしてまたお互い今日がKICK最後なので燃え尽きようと誓ったのでした。

振り替え公演ということもあり、払い戻しをした人が多く、自分の後ろの列はほとんど人がいない状況。ここで暴れたらそれなりに目立つな・・・。うひょ。

開演直前、ライブ中の注意事項が読み上げられるのだが、アナウンスされた瞬間どよめきが起こる。「え~、この度は皆様に大変ご心配とご迷惑をおかけしました。どうもすいませんでした」客席からは「おかえりLITTLE!!」の声が次々挙がる。そのままLITTLEが噛みながら注意事項を読みあげる。皆大爆笑。


セットリストは八王子と同じ。時間空いたからセットリスト替わったりしないかなぁと少し期待したんだけども。【OPENING】ではやっぱりKREVAはブロックを過剰に蹴りすぎ(笑)坊主が気に入らなかったからバンダナを巻いているのかと思いきやよく見ると黒い髪が見えていました。あ~やっぱかっこいい。あなたのために実習頑張ってきたんです。八王子よりも全然ノリノリのKREVA。私も八王子よりガンガンに飛ばしていきますよ♪

【性コンティニュー】では最後の「ラララ~ラララ」の前にKREVAの「さぁ、みんな一緒にSAY!」というHEY!HEY!HEY!で聞かれたアドリブが入り、嬉しい限りだった。【パレード】ではKREVA氏が手をちょこちょこ動かすんだけど、私も私にチケット譲ってくれた方も八王子公演にてすでにマスターしており、2人で完璧な振り付け。スバラシイ2人。
途中でLITTLEがサングラスをはずす。腫れているのが遠くからでも確認できる。一時は会話もままならない状況だったLITTLEがこうしていつものように歌っている。失明とかしなくてよかった。素直にそう思った。


そしてMC。KREVA氏が「みんな!!待たせたなぁ!!」皆歓声を挙げる。本当に待たせやがって~o(><。)o そしてLITTLEがおもむろに口を開く。
「今回はワタクシ、LITTLEのケガで公演延期になってしまい、申し訳ありませんでした」とぺこっと頭を下げて謝罪。皆温かい拍手。「おかえり~」と声があがる。
そしてKREVAが「俺は今日は1番機嫌がいいっ!!・・・なぜなら今日は俺のTシャツ着てるヤツ1番多いからっ☆!!!」確かに八王子じゃ2、3人しか確認できなかったが今回は結構確認できる。いや~、KREVAさん機嫌いい時に来てよかった。差し入れのツナおいしく食べてくれ(_ _)/


そしてKREVAの【MISSION 1】からまた始まった。客が少ないということもあり、3人とも客を一人一人見ているように見える。客席にも照明が来るのでステージへの照明がきつくないときは客もよく見えているようだ。エリア指定で仰いだりしている。はっきり言ってライブ中98%はKREVAに見入っていた。だからこのライブレポも早い話がKREVAレポだ。すいません。
【ONEWAY】では確かにKREVAのクラップがあったはずなのになく、残念だった。LITTLEのリリックの時も自分はKREVAを見ていた。LITTLEにすべきレスポンスも自分はKREVAに向けてやっていた。「Yeah!間違ってない」で拳をKREVAに向けて叫んでたらKREVA氏もこちらに拳を向けて、指さした。そしてうんうんと頷いた。これは絶対私に向けてですね。間違ってない、です。だってLITTLEのところでKREVAをずっと見てる人なんて自分以外いないでしょう。周りほとんど人いなかったし。


そしてMC。「今回のGOODMUSICツアーは前回のmagicnumberツアーで回らなかったところを中心に、例えば秋田とかを中心に回ってます」と。でも秋田いけないんだよ~会場の下見までしたのに。「それで、俺はこの仙台サンプラザホールが大好きだ!」と。皆盛り上がる。まぁ、青森県民の自分としては「ふ~ん」って感じに聞いてたんですけど(冷)じゃあぱるるは?みたいな。「かの、矢沢永吉の言葉を借りると・・・『この空間、武道館みたいなんだよね』!!!」客席を指差しながらすごい得意気に話すKREVAがとてもかわいい。やんちゃ坊主がそのまま大人になった感じだ。


そして前回のように「今回は昔の曲もいっぱいやるから!!」と【今日から明日】八王子のときはあまりに衝撃的でびっくりしてただけだったけどよく聞くとなんか寂しい。「出会いと別れ 繰り返しながら願いをかなえるために また狙いを定め 進む新たなる世界の中へ」今回の活動休止を思わせる歌詞だ。7年前、定めた狙いが一緒だった小島健司、畠山貴志、小泉雄志の3人が「カンケリ」で活動を開始し、現在に至る。そしてまた新たなる狙いを定めてまた個々になる。思えば日本一のライマーLITTLE、日本一のトラックメイカーKREVA、日本一の色男B-BOY MCUと超スーパーオリジナルな3人が同じステージに立っていること自体奇跡なのかもしれない。


今まで活動休止の話は一度もすることなくライブはいつものように淡々と過ぎていく。自分もそんなことはすっかり忘れて3人に見入っている。客の皆もステージ上の3MCs+1DJも笑顔だ。しかし【ユートピア】で一気に哀愁モードへ。自分はこの歌を聴いて涙を流さなかったことは1度もないと断言できる。3人の「陰」の部分に哀しさを感じられずにはいられない。MCUが下を向きながら歌う光景には絶対泣かされる。「なぜか涙が止まりません」と客からのレスポンスがあまり聞こえなかったのは客が少ないからだけではないように感じたのは自分だけか。いや、もう泣いてる人は自分以外にいないか・・・(汗)そしてその哀愁モードのまま【GOODMUSIC】このイントロのギターがまた泣かせる。3人ともこの曲は聴かせるようにリリックを書いている。HOOKはKREVAメインだ。熱唱するKREVAを忘れまいと目に焼き付ける。


そして本編最後のMC。今回のGOODMUSICについてKREVAが話す。「このGOODMUSICというアルバムは今聴いてもかっこいいんだけど、10年後もかっこいいアルバムだと思えるように作った。10年後さ、人と話してて、『KICK THE CAN CREWのGOODMUSIC、あれいいアルバムだよねぇ~・・・・・えぇっ!!!???知らないの!?えぇぇぇ・・・・ハッ、ありえなぁぁい。ねぇ、知らないんだってよ!!ヤバくない??』と言ってやって」と。ちょっとおばさんくさい口調が笑える。するとあちこちから「かっこいいよ!!」という声があがる。「まぁ、俺らもかっこいいけど、お前らの方がずっとかっこいいぜ!!(><)=b」と客席を指差す。その方向が偶然にもうちらの方向だったので、自分含めあそこらの女子4人ほど狼狽。前の列の女子が「今KREVAこっちの方指差しててビビったよねぇ・・・あはっ」そうですうちらを指さしたんですよ。うちらも君らもぶっ飛ばしすぎて目だってんだよ、と一人にやけツッコミ。


「これが最後のブロックだからお前ら後悔しないようにぶっ飛べよ!!」とKREVAが煽る。「お前らの1番好きな曲、まだだろ??あれとかこれとか!?なぁ!?」と聞くと「まだ~!!」と返る。自分的に【ユートピア】が1番なんでなんとも返せず・・・一応「オゥ!!まだまだ!!」と言ってみたりする。


【ALL NIGHT LONG】が始まるとそう、例の 死を呼ぶメドレー である。しかし、7週間厳しい実習に耐えてきて体力はそれなりについたのではないかとちょっと考えたりした。【GOOD TIME!】が始まり跳んでるとドッグタグが邪魔なことに気付きはずそうと思って少し止まった。そしたらすごいことに気付く。ちょっと気になってはいたのだが客席が前後左右に揺れているではないか。まるで大地震。ずっとしゃがんでいるスタッフの身を思わず案じてしまう。酔っていないか、と(笑)
来た来た【地球ブルース】KREVAが客席を睨んで手を顔の横に構える。自分も即座に構える。この3,3,7に自分命かけてます!客のノリもだんだんおかしくなっている。何百人も全員一気に手を上にアホみたいにあげて「ヨイショ☆」なんてはたからみたらやばい集団だ。【神輿ロッカーズ】ではねぶた跳ねちゃってる人いるし(それは自分・そしてKREVA)【マルシェ】では垂直とびしてる人いるし(自分含め多数)八王子と違うのは跳ねる人が多いということ。八王子ではどう見ても自分以上に飛び跳ねてる人はいなかった。ここ仙台では自分よりびょんびょん跳んでいる人がいる。負けられまいと頑張った。
もうこのブロックは客もKICKも全員バカになって跳んでいる。同じビートをまたいではしゃいでいる。活動休止するなんてことは忘れて皆騒いでいる。いい光景だ。今回のこの死を呼ぶメドレーは八王子よりずっとはっちゃけたけども全然疲れなかった。


そしてとうとう最後、【アンバランス】KREVAが指を指して皆をナビする。アンコールはあるけどこれが最後なんだと思うとどうしても寂しくて涙が流れた。もう1回流れたら止まらない。活動休止告知以来このまま解散してもそれはそれで仕方ないと考えていたけど、もし本当にそうなったらこのライブは一生で最後のKICKのライブになるんだと考えたらどうしようもない寂しさがこみ上げてきた。チケット譲ってくれた方も手を目頭に持っていったように見えた。皆一生懸命手を振っている。ここにきて手を振っていない人などいない。3MCs+1DJの表情も心なしか寂しそうに見える。
「だって安定なんてつまんねぇよ」このLITTLEの一言が重く響いた。結局1曲ずっと泣き通した。



アンコールはパンファンからだから、気分を一新しなくてはと一息置く。
さぁそして響くあのイントロ!!マイケルジャクソン顔負けの「フォーっ!」からは始まるのだが「ふぉ・・・ふぉ・・・・」と何度もフライングをかましてしまった(汗)


そして3人再登場!「まだまだ行くぜ~!!ハイ男子!ハイ女子!」と会場を仕切っていく。最後の最後までこの会場はあなたのものですよ。私はあなたの命令に従うだけです、ハイ。【イツナロウバ】が終わると、KREVAは上の段に座って話はじめる。「今まであえて活動休止の話はしないで来ましたが、もうみんな知ってる通り俺らは一旦活動休止してソロの活動に入ります」分かっていることだけれども皆「えぇー」と言う。するとKREVAが「ハイハイハイ、もう決まったことなのー」となだめる。「俺は一足早くシングルのリリースが決定しました!!タイトルは『希望の炎』で6月18日、そう俺の誕生日に発売なんでよろしくお願いしまっす!!プロモーションビデオももう先行で流れたりしてるんだけどSHUHOの子供出てるんだよな!?」とSHUHOのほうを振り向くとSHUHO「おぉ!!」客から「見た!!カワイイっ」との声。するとKREVAが「見た?かわいいよな☆」出た!KREVAの満面の笑み。死ぬって。「あとはアルバムも出したりする予定です・・・以上KREVAの今後の予定でした。じゃ、次ユウシ君」とMCUにバトンタッチ。「俺は、フライングキッズの浜崎貴司さんとまた一緒にシングルを出したいと考えてます。よろしくお願いしまーす」と渋い声で一発。うはぁ。「はい、じゃ最後りっくんは?」と次はLITTLE。「俺はまだ詳しくは決まってないんですけど、いろいろやっていけたらなぁと思ってます」と3人それぞれの抱負を述べた。「KICKは一旦活動休止になっちゃうけど、またそれぞれの活動を応援してくれたらと思います。そしてそれぞれがKICKに戻ったとき、一回り大きくなってると思うんで、また応援してくれたらと思います。今日は本当にありがとう」
と【脳内VACATION】が流れる。
 とんでもないことにKREVAの彼女のセリフ『え~それじゃタイとかバリ』を自分は間違えて『え~なにそれ・・・』と【パレード】の一端を歌いかけてしまい、自分にびっくり。もう私の脳内崩壊状態です。


さて、とうとう本当に最後に来てしまった。「世界の終わり」がそろそろだ。
ステージに照明が灯り、なんと衝撃のボイスパーカッション披露。すごいね、こんなことまでやってしまうんだ。「とってつけたようなあいさつしなくてもいいだろ? さあ握手かわしてOKじゃん?だから明日へ飛び立とう」KREVAが歌った。【HANDS】のリリックだった。皆びっくり。各地から「かっこいい!!」の声があがる。するとKREVAは「うんうん、苦しゅうない」といった表情。「分かってる分かってる、俺がかっこいいってのは俺が一番わかってるって」とKREVA。あぁ、ごめんごめん。分かってたか。あまりにかっこいいからついつい口にしちゃうんだよね(^^;)
そして最後は【もしも】この曲は決してラストに適している曲とはいえない。でもこの曲を最後に持ってきたのは今までのアルバムの構成を考えると理解できる気がする。アルバム「magic number」の最初のトラック【登場】は、その前に出たアルバム「VITALIZER」の最後のトラック【HANDS】の曲のスクラッチから始まっており、「ストーリー性があるんだ」ということを話していた。今回のライブの最後に【もしも】を持ってきたのは、ただ単に「GOODMUSIC」のツアーだからという理由ではなく、次につながっていくんだよという3人の決意の現れだったのかもしれない。


3MCsが去る。1DJが客席に手をぶんぶんと振る。客電が徐々に上がり、ステージが暗くなる。誰もいなくなったステージに「KICKありがとう!!」と自分を含め何人かの声があがる。拍手せずにはいられない心境だった。自然と会場から拍手が起こった。
公演の終わりを告げるアナウンスと【HANDS】が流れた。


その後
チケットを譲っていただいた方と別れ、この汗まみれの格好をどうにかしようと着替えをしにトイレに入る。大変申し訳ないが身障者用トイレが広いのでそこを使う。そして着替え、荷物をまとめているとなにやら「片付けに入るので出来るだけ早く外に出てくださ~い」とのスタッフの声。急がなきゃ、と思いトイレを出るとすでに真っ暗・・・。ヲイ。
出にくいったらありゃしない。こそこそと玄関へ向かうとスタッフが怪訝そうにこっちを見る。すいません・・・。とペコペコしながら会場をあとにした。

SETLIST
 1.OPENING
 2.性コンティニュー
 3.パレード
 4.MISSION1
 5.sayonarasayonara
 6.スーパーオリジナル
 7.ONEWAY
 8.今日から明日
 9.DJDJ(for RADIO)
10.MISSION2
11.エルニーニョ
12.表裏
13.揺れ
14.ユートピア
15.GOODMUSIC
16.MISSION3
17.ALLNIGHTLONG
18.GOODTIME!
19.TORIIICO!
20.地球ブルース ~337~
21.神輿ロッカーズ
22.マルシェ
23.アンバランス

encore1
1.パンク寸前のFUNK
2.イツナロウバ
3.脳内VACATION

encore2
1.もしも



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