中国茶・台湾茶と旅行　あるきちのお茶・旅行日記（旧館）

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本日のお茶は、雨前西湖龍井。

聞き慣れない名前ですが、「雨前」つまり、穀雨（4月20日）の前に摘まれた、西湖付近で採れた龍井茶です。

一応、龍井茶の時期によるグレード分けとしては、

今年の場合、3月下旬ぐらいから収穫が始まって、

１．明前龍井

【清明節・4月5日】

２．雨前（明後）龍井

【穀雨・4月20日】

３．雨後龍井

というような順番になりますので、時期でいえば２番目のお茶になります。
しかし、意外とこのタイミングの龍井茶って、日本に入ってこないんですよね。
＃明前じゃないとブランドにならないから高く売れないし、かといって雨後より仕入れ値が高いので特売価格には出来ない。中国茶は、業者さんが商売を考えると、どうしても両極端になりがちです。。。

何のことはない、日曜日に自分でパッキングしたお茶です(^^ゞ

＃正確には、お茶農家のおばさんの話を信じれば「獅峰龍井」だと思うけれども、茶畑を実際に見たわけではないので、西湖龍井にしておきました。

そんなわけで、現在は、こんな荷姿で、
雨前西湖龍井パック

こんな感じでシールされてます。
シール部分

二重にシールするとやっぱり安心感があります。

さて、このお茶を、月曜日に早速、職場に持って行って数名のお茶好きに配ったところ、

「美味しい♪」
「初めて飲んだけど、飲みやすくてウマイ」

等々、絶賛の嵐

えっと。。。現地以外で飲んでません

ということは、口が裂けても言えないので（笑）、自宅に帰ってきてから、すぐに飲んでみました。日本の水に合うかどうか、確かめてみないと。

さて、茶葉ですが、

雨前西湖龍井茶葉

香りもしっかり龍井らしい、青豆の香り♪

今日は、手抜きをして中国風にグラスで淹れてみます。

・・・ところが。。。

雨前西湖龍井茶葉入れすぎ

しまった…茶葉入れすぎた

何というイージーミス
仕方ないので、アモイで買ってきたチャトルに詰め替えました。

ちょうど水面が、茶葉を通さない網のところに来ています。ちょっとペースを早めにお湯を注ぎ足して、薄めて飲みましょう。

さて、そんなこんなで飲んでみました。

なるほどな～。

龍井の高級茶葉にあるような、味の繊細さ、線の細さのようなものは、あまり感じられませんが、龍井の飲み口の良さや香り、さっぱり感はしっかり出ています。

味も、決して大味ということではなく、バランスが取れてます。新芽特有の弱弱しさがない分、この方が、意外と好きって人は多いかも。

気合を入れて、「美味い龍井を飲むぞー」というシチュエーションには向きませんが、普段飲みより、ちょっと上という感じで、いろんな意味で飲みやすいお茶です。

お土産で当たる（喜ばれる）お茶というのは、得てしてそういうお茶が多いんですよね。
＃台湾で奮発して、阿里山を買ってきてあげたら、あまり人気がなくて、価格が3分の1の四季春のほうが喜ばれた。そんなもんなんです。

しかし、こりゃ明日の朝のお茶も龍井茶だな。。。

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