中国茶・台湾茶と旅行 あるきちのお茶・旅行日記(旧館)

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2006.08.12
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カテゴリ: お茶
最近、トゥーランドットといえば、荒川静香ですが(苦笑)、このお茶は 中国料理「トゥーランドット」 のお茶です。
ここの総料理長、脇屋シェフがセレクトしたお茶が、この凍頂烏龍茶です。

トゥーランドット凍頂烏龍茶

凍頂烏龍茶は、例の「花粉症に効く」ブームのおかげで、味以外の部分でスポットが当たってしまったため、どうも最近は食傷気味&美味しいお茶に会わない傾向がありました。
#あの騒動以来、平気でベトナム産とか中国産の凍頂烏龍茶が売られてますからねぇ。

一方で、少しお茶を勉強し始めると、凍頂は、連作などの障害で質が落ちたという話が聞こえてきたり、台湾の茶業界が高山茶ブームに沸いているということもあり、最近、どうも影が薄くなりがちな凍頂烏龍茶。

しかし、このお茶を飲むと、やはり凍頂烏龍茶の完成度の高さに感服せざるを得ません。


茶葉は、鮮やかな緑色の茶葉です。

トゥーランドット凍頂烏龍茶茶葉

小粒な茶葉も混じっているので、一瞬、機械摘みのお茶かと思いましたが、さにあらず。



今日は茶壷を使って淹れます。

トゥーランドット凍頂烏龍茶茶水

美しい茶水の色と、立ち上る華やかな香り

そして、実際に飲んでみると・・・

しっかりとした花の香りとスッキリとした飲み口。
なにより、苦味や青っぽさというのが一切無いのが素晴らしい!


少し清香系ではありますが、発酵と焙煎がきちんと管理されたお茶だな、と感じさせてくれます。

最近の高山茶の中には、発酵や焙煎の技術が未熟で、香りはあるんだけど、肝心の味が青っぽかったりする「香りだけ」のお茶や、「これは緑茶でしょ」というような発酵不十分のお茶が出回っていますが、その辺とは明らかに違う技術水準のお茶です。

この技術水準の高さは、やはり凍頂ならではでしょう。
まさに、台湾茶の王道を歩んでいる感があります。


どう違うのかは、茶底(抽出後の茶葉)の様子を見れば一目瞭然です。

トゥーランドット凍頂烏龍茶茶底

形がきちんとそのまま残った茶葉。
そして、茶葉の周りが、ほぼ均等に赤く色が変わっている(=発酵している)。

凍頂で採れるお茶の特性をよく理解し、それに合った発酵のさせ方、丸め方といった、総合的な製茶技術がないと、出来ない芸当です。
お茶の性質に適した、発酵・製茶・焙煎が揃うことで、この茶葉の本来の力が発揮されている、緻密ささえ感じるお茶です。手が込んでいるというか、まさに職人の技です。





銘茶は、茶葉の質も勿論ですが、天・地・人の3要素が揃ってできるもの。
この中でも、人=製茶技術の差というのは、本当に大きいなということをこのお茶は教えてくれます。

高山茶と比較をすると、高山の方が銘茶のできやすい気候(霧や日照、オゾンなど)であるため、凍頂よりも茶質を含んでいるものが多いのですが、残念ながら、それを引き出す力がまだまだ、という気がします(あるいは、厳しい気候ゆえに出来が毎年違うので、見極めていくのが難しいのかもしれません)。


才能があっても、大成せずに終わるお茶と、才能はそこそこでも、経験豊富な良い茶師に巡り合い個性を存分に引き出してもらったお茶。

この凍頂烏龍はおそらく後者ですが、何だかお茶の世界だけのことではないような気がします。




今日のお茶:凍頂烏龍茶(トゥーランドット)
まめ d(^o^)bさん からの頂き物です。美味しいお茶を、ありがとうございましたm(_ _)m





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Last updated  2006.08.12 18:29:20
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