中国茶・台湾茶と旅行 あるきちのお茶・旅行日記(旧館)

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2006.09.25
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カテゴリ: 旅行
さて、今日は梨山を出発する日。
花蓮に一泊するか、それとも太魯閣(タロコ)の手前の天祥で一泊しようか、とか色々考えましたが、台北茶文化博覧会もあるので、少々ハードながらも、今日中に台北へ入ることにしました。

そうなると、ルートが問題。

ホテルの人に、花蓮行きのバスの時刻を確認してみると、午後3時だとのこと。。
これでは出発が遅すぎて、花蓮で一泊せざるを得なくなる。
運が良くて、台北に深夜到着。でも、これは避けたい(-_-)

それならば、いっそのこと宜蘭へ抜けて、そこから台北に戻った方が良いかもしれない。
宜蘭行きは8時30分発。これに乗れば、昼過ぎには宜蘭に着いて、遅くとも夕方には台北に着くだろう。

台湾を代表する景勝地・太魯閣峡谷を見れないのは、少々残念だが、子どもの頃に見ているから、まあ良しとしよう(覚えてないけど)


#バス停は展望台のすぐ脇にある。

朝の梨山の風景は、空気もさらに澄んでいて、非常に美しい。

朝の梨山

雲が下から湧き上がってくるようだ。

朝の梨山2

バス停に到着。

PICT0768_320.JPG

うん、確かに8時半発だ。

と、バスの時間を待って、景色をパチリパチリと写真に撮っていたら、タクシードライバーのおっちゃんが声をかけてきた。

タクシー:どこ行くの?
あるきち:(来た来た)宜蘭。今日中に台北に戻るの。
タクシー:花蓮から帰らない?タロコ、見てないでしょ?
あるきち:(高いからねぇ)タロコねぇ。。。
タクシー:(料金表を取り出してきた)天祥まで往復2200元だから、この値段で花蓮まで行くよ。
あるきち:(おいおい、ちょっとそれは安すぎないか…)ホントに?
タクシー:花蓮に戻る所だから。


とのこと。確かに花蓮縣のタクシーのようだ。

タクシーチャーターで大体6時間以上かかる道のりを2200元というのは格安だし、観光もしながら戻れるというのが何より魅力なので、この話に乗ることにした。
#この判断はどうだったのか。結果オーライだったから良かったが。。。(意味深)

(伏線)
実は、彼が提示していたタクシーの料金表は、花蓮市内から天祥までの協定往復運賃だったのだ。
花蓮-天祥と梨山-天祥-花蓮は、距離にして3倍ぐらいの違いがある。
通常だったら、5000元か6000元以上はするだろう。。。彼は、その間違いに天祥まで行って気づくのだ。
そして…
(伏線終わり)


花蓮へ向けて出発!

梨山を出発

行きのところでも、ご紹介したように、大禹嶺-梨山間の道は非常に悪い。



こんな道がところどころに出現します(これは結構良いほう。ひどいと大きな穴ぼこが開いています)

梨山大禹嶺間の道

元々はキレイな舗装路だったんです。

それがどうしてこんな事になるかというと、

崖崩れ1

崖崩れ2

あちこちで頻発する崖崩れ。これで道路がぶっ壊されているのです。

崖崩れの直接の原因は、近年の台風に伴う大雨によるものがほとんどですが、その根本的な原因を探ると、


確かに、道路が悲鳴を上げている感じです。


そして、もう1つの原因が、

茶園など農地の乱開発

だと言われています。

花蓮縣側は、太魯閣国家公園になっているため、農地利用などには制限がかけられているのですが、いわゆる梨山のある台中縣や隣の南投縣ではそのあたりの規制が緩く、あちこちで森林を伐採し、茶や果樹などの高付加価値の経済作物が植えられるようになっていました。

森林は、根を張り、山の斜面の強化をしますが、後に植えられた茶や果樹、キャベツなどでは、土壌の保護が出来ず、土壌が流出します。

ここに台風などで大雨が降ると、ひとたまりもなく、土壌が流れ、土石流となり、大きな被害を与えているのだ、という声がかなり強まっています。

梨山へ至る、もう1本の道、力行産業道路は茶畑のアクセス路として有名ですが、ここも土砂崩れで不通になったりしています。


そう、

高山茶ブームで広がった茶園が、台湾の高山の美しい国土を破壊しつつある

のです。


もちろん、政府は対策を打とうとしています。
これが少々過激です。

高山地域において、原住民の生活の為の畑以外は一切耕作を認めない。今ある農地は早々に放棄して林に戻すこと

という法案を出して、これが通ったとか、通らないとか。
#福寿山農場も3年以内に閉めるんだ、とかいう噂も。


この法案に対して、至る所で、農家の人たちが、白い布に黒で文字を書いたシンプルな、しかし思いのこもった横断幕を張って抵抗しています。

果樹にも命がある

とか

ここを捨ててどうやって暮らしていけばよいのか

とか。

…悲痛な叫びです(-_-)


なにより、台湾茶ファンとして、大変懸念をするのが、

このまま行くと、梨山茶はもう飲めなくなる可能性がある

ということです。


実に悲しいのですが、これが茶産地・梨山の現状です。
美味しいお茶が出てくる裏では、こんな問題も起こっているのです。

台湾茶ファンとしては、自然と開発のバランスを取った、賢明な政策を政府には望みますし、金儲け主義の無茶な開発を行なおうとする茶農には自粛を求めたいと思います。

長く、良いお茶を安定的にいただけることが、ファンとしては何よりですから。
国土を痛めつけてまで、美味しいお茶が欲しいとは思いません。
#こういう話は、現地に行かないと分かりません。。。


さて、そんなことを思っているうちに、合歓山トンネルを抜け、

合歓山トンネル

大禹嶺へ到着です。

大禹嶺の看板

路線図

この地図の中心です。


小型車だったので、ミニバスより快適でした(^_^)v

ここの売店でしばし休憩。

ここにも、大勢のワンちゃんが。

大禹嶺の犬

大禹嶺の犬2

そして、売店はタクシーの運転手氏の顔見知りなので、お茶も1杯だけご馳走に。

大禹嶺で飲んだお茶

美味しい梨山茶でした(^^♪

ドライバー:酒飲んでんのか?(確かにそう見えるな)
あるきち:いや、お茶。



さて、一休みして、タロコ峡谷の入り口、天祥を目指して出発します。






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Last updated  2006.09.25 23:39:29
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