中国茶・台湾茶と旅行 あるきちのお茶・旅行日記(旧館)

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2007.05.07
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テーマ: 中国&台湾(3303)
カテゴリ: 旅行
龍井茶の産地・梅家塢へやってきた、あるきち。

「農家菜(=農家料理)を食べていかないか」と声をかけてきた、おばちゃんについて、一軒の農家へ入っていきます。

まずは席を用意してもらって、席に着きますが、すぐに呼び出されます。
さらに家の内部へ案内され、土間のようなところに連れて行かれます。

ここには、新鮮な野菜がテーブルにズラリと並び、たらいの中では魚が泳ぎ、籠に入った軍鶏や鶏、さらには…

(゚゚;)エエッ

なぜ、カメが居るんだ、カメが(^_^;)


どうもスッポンのようなのですが、これまた籠に入っています。
食べる人もいるんでしょうねぇ。。。

どうやら、この中から好きな食材を選べ、ということらしいので、無難に野菜を2品選びました。
よく分からない地の物と思われる野菜(菜っ葉という表現が正しい)と茄子。



それから白いご飯。


注文して、席に戻ります。
壁には、衛生許可をきちんと取ってます、という張り紙とその証明書が飾ってあります。

娘さんが出てきました。
卓球の福原愛に似てます。小学校4年生ぐらいでしょうか。
こちらが外国人なので興味津々みたいです(^^ゞ


まず、お茶が出てきました。
お茶請けは、ひまわりの種です。リスになった気分で食べます。

梅家塢のお茶


さて、お茶のお味は…


おおっ、ここのお茶は美味しいヽ(^o^)丿

日本で市販されている明前龍井あたりとは違って、線が細くないお茶です。
おそらく、雨前あたりのお茶だと思うのですが、高級品では決してありません。

これは、帰りにここで買って行きましょう。


さて、そうこうしていると、お料理も出てきました。
まずは、正体不明の野菜。

農家菜1

高菜みたいに切り刻んで油で炒めてますね。
白っぽいのはニンニクです。


そして、続いて茄子が出てきました。

農家菜2

こちらは、日本でいうとナスの味噌炒め、という感じの料理です。
少々濃い目の味付けで、ご飯が進みます。これは美味い(^^♪
農家菜のオススメ料理として、ナスを推薦いたします(笑)

しかし、2皿でも、かなりの量です。食べ切れません。
中国の料理は食べきるより少し残すのがマナーなので、まあいいとしましょう。


十分に食べて、「お茶見せて」と声をかけると、「準備をするから待ってて」と言われ、お茶を啜りながら、しばらく待機。

別室に連れて行かれて、2つの包みを見せられます。

1つは、明らかに茶葉が大きいもの。穀雨(4月20日頃)の後に摘んだものと思われる茶葉。
もう1つは、より緑が浅く、小さめのもの。ただ、農家のものなので、やっぱり不揃いですなぁ。

あ:これ、いつ摘んだ茶葉?

老板:こっちが最近ので、そっちが明前(清明節・4月5日頃より前という意味)。


やっぱりね。
まあ、明前と言っても、今年は、茶摘みが早かったので、そんなに早い時期のものではないでしょう。
何より、味がしっかりしてたし。まあ、その方が好みなのですが。
値段次第ですねぇ。

あ:さっき飲んだのはどっち?

老板:こっち。明前のやつ。

あ:1斤いくら?

老板:350元(500g5000円と言ったところですか)。


うーん、これはおそらく明前じゃないなぁ。。。
まあ、明前じゃなくても、美味しいので良しとしましょう。

あ:じゃあ、1斤ちょうだい。

1斤を量るのは、昔からの天秤です。
そしてパッキング。

おっ、ここは農家なのにちゃんとした袋が用意されてる♪
こんな感じで、密封パックにしてもらいました。

梅家塢の龍井

これが3袋。

結構、お買い得?だったのではないかと。
日本の茶荘に並ぶ超高級な龍井ではないですが、普段飲みにはこのぐらいがバランスがとれていて良いような気がします。



さて、雨も相変わらず降っているので、一旦、西湖の近辺に戻ってから茶葉博物館にでも行ってみましょう。

と、一旦戻ってきて龍井村方面行きのバスに乗り換えました。


しかーし、順風満帆に行かないのが、中国の旅(苦笑)

前の席に座ったおばさんが声をかけてきました。

お:どこ行くの?

あ:茶葉博物館

お:龍井村には行かないの?

あ:後で行くかも。

お:龍井に行くなら龍井茶室だよ。うちでお茶見て行きなよ。

あ:いや、先に茶葉博物館に行くよ。

お:龍井村案内するから。


んー、確かに龍井村の中までは入っていないのよね。
ということで、ついて行くことに。

・・・これが間違い?の元。。。

龍井茶室のバス停で降りると、目の前が昨年も来た龍井の井戸のところ。

ここから、山を少しあがっていくと、龍井村と書いた門がある。
ここをくぐってスタスタと、下っていく。

すると、集落が見えてきてここが龍井村なのだそうだ。

お:向こうの斜面があるでしょ、あれが獅子峰。

と、いろいろ雑談をしながら歩くこと10分ほど。

おばさんの家に到着。
普通の茶の間を通り過ぎ、キッチンへ。


ふと冷静になってみた。

中国の龍井村まで来て、普通の農家のキッチンに座っている日本人がここに1名。。。

「行き当たりばっ旅」というのは、こういう旅行のことを言います(苦笑)


ここで見せてもらったお茶もやはり2種類。200元と400元。
片方が明前だという。

・・・これはどこもパターンらしい(-_-)

ただ、ここのは形のバラツキが大きい。
でも、飲んでみると美味い。

まあ、龍井村の龍井も買っておくか、ということで1斤だけ購入。

龍井村の龍井

ここのパッキングは紙。ある意味、包種茶ですね。
しかし、それを紐で堅く巻く。
あー、茶葉が砕ける~(>_<)

その後、家にいた親戚?だというドライバーが居るので、雨だから10元で好きなところまで送っていってあげる、という話をしてきたので、これに乗っかってみた。


これがさらなる間違いの元。

何のことはない、タクシーといっても、白タクですよ。。。(-_-;)

まあ、行きがかり上、乗ってみた。
どこに行くとも決めてませんでしたが、玉泉がイマイチだったので、コホウ泉に行きたい、ということで送ってもらうことにした。
#だって、茶葉博物館だったら、10元は高すぎ!

すると、ドライバー氏(宮川大助似)のセールス開始(苦笑)

曰く、杭州の名物は3つあって・・・

1つが龍井茶。2つめがシルク。3つめが真珠だ。
ちゃんと他のものは買ったか?

という。

「興味ないよ」と切り返すが結構しつこい。

そうこうしているうちに、

ドライバー:ここが龍井の標高の一番高いところだ。この辺のお茶は良いお茶だ。見ていかないか?

あ:さっき、買ったんだけど。

ド:あんなところのお茶よりずっと良い。お茶は標高が高ければ高いほど美味いんだ


・・・オイオイ(^_^;)

とはいえ、言っていることはあながち間違いではないので、ちょっと見てみることにしてみた。
#少しだけ、興味があったので(^^;)

寄ったところは、お店というよりは、通り沿いにあるフツーの民家。

名刺をもらったところ、ここは翁家山というところ。

翁家山というのは、龍井茶の産地の1つ。
杭州の龍井茶の著名な産地は5つあり、それぞれ頭文字をとって、獅(獅峰)、梅(梅家塢)、翁(翁家山)、虎(虎ホウ)、雲(雲栖塢)と言われてます。
実は、その一角に来ていたのです。
以前このあたりをバスで通過したときも、この辺に車を止めて、茶葉を買い求めていた人が目立ったのですが、そういう産地だったのですね。
この辺は翁さんという名字の人が住んでいるので、翁家山と呼ばれているのですが、このお店の店主のお名前も翁 振発さん。

名刺には、

茶葉専業戸

と書いてあります。お茶専門の農家なんですね。


ここで出てきたお茶はやっぱり2種類。
しかし、値段がそれぞれ倍します。
400元と800元。
800元ということは、500g1万3千円!結構良い値段しますねぇ。。。

しかし、驚くべきはその茶葉の質。
茶葉は綺麗に整っており、日本の茶荘で販売されている15gで4000円とかいう、最高級龍井と変わらない品質に見えます。
そう考えると、やはり農家直売なので安いですね~

試飲させてもらいました。

やば、、、これ美味しい。。。

香りも嫌みのない良い香りですし、味わいが・・・
今までのよりも、圧倒的に旨みが濃厚というか、茶質も多くて、「アミノ酸しっかり入ってます~」という味なのです。
新芽だけで線が細いか、というと全然そんなこともなくて、美味い(^^)

もう、このお茶を気に入ってしまった時点で負けですねぇ。。。

しかし、手持ちの人民元もそう無いので、半斤だけ売ってもらおうと思いました。
と、件の大助氏が畳みかけてきます。

ド:半斤??そんな少ないんじゃ、すぐ無くなっちゃうよ!それで、家に帰ってから、「あー、もっと買っとけば良かった」って後悔するよ~。今、どこのホテルに泊まってんの?そこなら、1泊600元はするだろ。もったいない!ここに2日も泊まれば、2斤は買えるじゃないか!勿体ない!

お茶屋:次に来たときはここに泊まっていきなよ。この辺は安心だよ。みんな知っている人しかいないから。

ド:そうだそうだ!だからもっと買え!

あ:だからね、お金がないの。

ド:(クレジット)カード切れ!カード切れ!

あ:現金主義なんだよね(苦笑)。わかった、また来るから。今年は半斤。ね、ね、ね。



ということで、無事に半斤で着地。ふぅ~(^^;)

何とか購入したのがこちら。

翁家山の龍井

しかし、このお茶、ホントに美味いんですわ。
日本に帰ってきてから、丁寧に淹れてみると、思わずニヤニヤしてしまいます(←危ない人?)


その後も、ドライバー氏の営業攻勢は止むことはなかったのですが、無事にコホウ泉へ到着。
長くなったので、続く。

※良い子は真似をしてはいけません





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Last updated  2007.05.08 00:32:37
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