中国茶・台湾茶と旅行 あるきちのお茶・旅行日記(旧館)

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2009.04.01
XML
テーマ: 中国&台湾(3305)
カテゴリ: 旅行
明けて2日目。
杭州市内のホテルからバスに30分ほど揺られて、梅家塢の茶葉学会へ移動します。

茶葉学会

農業科学院直轄の茶葉研究所も併設されており、言うなれば中国のお茶研究の総本山です。
そんな場で勉強させていただけるのは、光栄の極みだと思います。

目の前には、龍井茶の茶畑が広がっています。

茶畑

肝心の授業ですが、8時半から開始で、昼食と夕食を1時間ずつとって、終了は夜の8時半!
ぶっ通しの授業です。。。(-_-;)

いつも感心することなのですが、講師陣はその道の第一人者の方ばかり。
国家標準を制定している先生がいたり、品種の研究一筋の先生だったり、生産面の専門家で多くの著書を書いている先生だったり、副所長さんだったり。


時間を空けるのは相当大変なことです。
実際、講義中にも、至急の電話が何本も飛んできていました。
それでも、何とか時間を作っていただいての、この講座。

うちの先生、クオリティには一切妥協しませんので、そういうところは非常にありがたいのです。


ただ、困ったのが、とにかく教室が寒いこと。
この時期の杭州、底冷えするんです。
お茶は飲み放題でしたが、とにかく足元がガタガタ震えるほど寒い。

足元からは冷気、脳みそには吸収しきれないほどの大量の専門知識 (&杭州訛り←途中で聞き取りを諦めて、先生の翻訳に頼りました・・・)
上下から攻め続けられる数日を過ごしました((((((^^;


初日に勉強した内容は、評茶の理論的な部分だったり、工場出荷検査のことについて。
中国の食品ラベルの表示基準や工場のことを知ったって・・・と思いますが、茶葉生産に密接に関与する評茶員には、そういう知識も求められるのです。

でも、色々と話を聞いていくと、なるほどと思うことが多々あります。


食事休憩の時に、ちょうど茶摘みをしていました。

梅家塢の茶畑

その様子を授業の一環として見学させてくれました。

茶摘み中

茶摘み中2

このあたりに植わっているのは、龍井43号という品種です。
茶葉研究所が、龍井の在来種の中から選抜して挿し木で増やした、いわば龍井品種のエリートです。

龍井43号



新芽と老葉の大きさ・色の違いも、こうしてみるとハッキリと分かります。

魯先生の手の上の新芽と老葉

新茶の季節だからこその、貴重な体験もできたのでした。


翌日から、いよいよ難敵の評茶実習です。
続く。


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毎日ハードな授業です(^^;)





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Last updated  2009.04.01 22:25:44
コメント(4) | コメントを書く


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次はだいじょぶです。  
上海小町  さん
杭州なまりw
聞き慣れますから♪
(2009.04.02 00:52:51)

上海小町さんへ  
やっぱり、慣れますかね(^^;)
確かに、日本によくいらっしゃる先生の言葉は聞き取りやすいのです。
頑張って勉強しますw
(2009.04.03 13:37:07)

杭州でお茶を学ぶ  
チカ さん
こんにちは、はじめまして、あるきちさんのブログを読ませていただいて、杭州にてお茶を学ぶ方法をお聞きしたくメッセージを送らせていただいています。
中国に、以前住んでいたこともあり中国茶にはとても興味があります。現在仕事の関係でタイに住んでいるのですが、仕事も調整できそうなこの機会に中国茶のことをもっと深く知りたいと思っています。杭州でぜひ学びたいのですが、どのように申し込めはよいのか教えていただけると幸いです。 (2009.06.30 04:15:07)

チカさんへ  
はじめまして。
コメントありがとうございます。

現地で勉強するとなると、茶芸師もしくは評茶員の学習班に参加するのが一般的かと思いますが、中国語ができるかどうかで、だいぶ選択肢が変わってきます。

中国語が問題ない(ネイティブ並みに意思疎通が可能)ようでしたら、開催している主催団体に申し込むのが、コストの面でも効率は良いと思います。
杭州だと、中国茶葉学会、中国国際茶文化研究会、浙江大学などで開催しています。それらのHPで問い合わせ先を確認し、直接申し込むというのが1つめの方法です。
(参考URL)
中国茶葉学会 http://www.chinatss.cn/
中国国際茶文化研究会 http://citci.teagov.com/
浙江大学 http://www.zju.edu.cn/

2つめの方法ですが、日本の中国茶関連組織の行っている日本発のツアー形式に参加する方法です。私が参加したのは、こちらです。費用面ではかなり差がありますが、語学面や滞在面などでの心配が要らないのが、大きな利点です。

(参考URL)
華泰茶荘 http://www.chinatea.co.jp/koushu/m-hyouchain.html
中国茶芸師協会 http://www.geocities.jp/jcteaia/

事前予習なども必要なので、直接現地参加ができるかどうかは分かりませんが、お問い合わせしてみる価値はあると思います。
以上、ご参考になれば。
(2009.06.30 08:48:33)

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