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びびあん・り
心は体の一部であり、体は心なしではありえないことを実感する今日この頃。メンタルな体、フィジカルな心について考えてみたいのです。（いろんな意味でね）
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2010年09月10日
テーマ： ひとり言・・？(17630)
カテゴリ： ちょっとしたこだわり
今日まで、 ほぼ日刊イトイ新聞で、ジョニーとイトイさんの対談
「フィギュアって、政治的なところもあって、
すごくいろんな要素がからんでくるんです。
だから、ぼくにできることは、
もう、自分の演技をして、観てもらって、
ぼくの旅にみなさんを連れて行くことだけ」
「僕が代表できるのはジョニー・ウィアーだけ」
というジョニーは、
あのかっこいいジョニーそのもので、
今回の記事は、何と言うか、とても読みやすい。
ジョニーの写真集（？）のロングインタビュー が、
ひたすらバンクーバーへの恨みつらみやら、
確かでない情報や想像での内幕暴露みたいなのやらで、
非常に後味の悪いものになってたのに比べ、何たる落差。
まずは、想定される読み手の違いなんだろうな、と思う。
「ほぼ日」では、ジョニーファンが読むことも、もちろん想定してはいるだろうけど、
大部分の読者として設定されているのは、常に「ほぼ日」にアクセスしている層で、
きっと、フィギュアスケートについて詳しいわけではなくて、
ジョニーについても、「あ、バンクーバーでバラかぶってた人か！」くらいの認識で、
となると、エヴァン・ライサチェクとのライバル関係とか、
アメリカスケート連盟との確執とか、
そのあたりから説明しなきゃいけないようなややこしい話題にはなるはずもなく。
「ジョニー・ウィアー？バンクーバーオリンピックで、あの人きれいだったよね～」
というようなイメージで読んでくれてる人々相手に、
彼がメダルにふさわしい人物かどうか語れるほど、彼に詳しいわけじゃないし」
なんて話始めちゃったら、
「え？同じアメリカ代表なのに、どゆこと？」
と、混乱させるだけだろうし。
一方、ジョニー本では、対象となるのは濃いめのジョニーファンなわけで、
ジョニーのアメリカ代表としてのポジションやセクシャリティーが、
バンクーバーでの採点に及ぼした影響だったり、
エヴァンの金メダルに対する感想だったりが聞きたくなるわけで。
そして、聞き手としても、
ジョニー本でインタビューをまとめていた田村明子さんは、
視野が広く冷静で、選手への取材もしっかりした信頼のおけるフィギュアのライターさんなのだけど、
バンクーバーの採点に対しては、現地で見ていた分、いろいろと疑念があったようで、
どうしてもそのあたりの話が多くなるし、
ジョニーへの肩入れもあったりなんだり。
対するイトイシゲサトさんは、
それまでのジョニーのこととか、そもそもフィギュアスケートのこととかよく知らないけど、
とにかくバンクーバーのジョニーを見て、
「ひとりだけ違う次元で滑ってるなぁ。すごいな～」
って思ったという、ただその一点で話をしている。
もちろん、対談をするにあたって、ジョニーに関する基礎知識は仕入れているし、
彼のセクシャリティーに関することは、それなりに承知しているようなのだけど、
そのことが、フィギュアスケートという採点競技におけるジョニーの立場を難しいものにしているとか、
いろいろジョニーを取り巻く複雑な状況については、無頓着な状態。
だから、語り手であるジョニーも、
イトイさんのイメージの中にある「オリンピックで素敵だったジョニー」像におさまる範囲で話をしている。
つまり。
なんか強引にまとめにうつっちゃうと、
インタビュー記事とかって、
語り手がなにを語るかじゃなくて、
聞き手（書き手？）が何を聞きたいかの方が大きいんだよねってお話。
うすうすそういうのって気がついてはいたけれど、
今回のインタビューの比較で、
自分の中で、ものすごく納得しちゃったって次第。
「フィギュアって、政治的なところもあって、
すごくいろんな要素がからんでくるんです。
だから、ぼくにできることは、
もう、自分の演技をして、観てもらって、
ぼくの旅にみなさんを連れて行くことだけ」
「僕が代表できるのはジョニー・ウィアーだけ」
というジョニーは、
あのかっこいいジョニーそのもので、
今回の記事は、何と言うか、とても読みやすい。
ジョニーの写真集（？）のロングインタビュー が、
ひたすらバンクーバーへの恨みつらみやら、
確かでない情報や想像での内幕暴露みたいなのやらで、
非常に後味の悪いものになってたのに比べ、何たる落差。
まずは、想定される読み手の違いなんだろうな、と思う。
「ほぼ日」では、ジョニーファンが読むことも、もちろん想定してはいるだろうけど、
大部分の読者として設定されているのは、常に「ほぼ日」にアクセスしている層で、
きっと、フィギュアスケートについて詳しいわけではなくて、
ジョニーについても、「あ、バンクーバーでバラかぶってた人か！」くらいの認識で、
となると、エヴァン・ライサチェクとのライバル関係とか、
アメリカスケート連盟との確執とか、
そのあたりから説明しなきゃいけないようなややこしい話題にはなるはずもなく。
「ジョニー・ウィアー？バンクーバーオリンピックで、あの人きれいだったよね～」
というようなイメージで読んでくれてる人々相手に、
彼がメダルにふさわしい人物かどうか語れるほど、彼に詳しいわけじゃないし」
なんて話始めちゃったら、
「え？同じアメリカ代表なのに、どゆこと？」
と、混乱させるだけだろうし。
一方、ジョニー本では、対象となるのは濃いめのジョニーファンなわけで、
ジョニーのアメリカ代表としてのポジションやセクシャリティーが、
バンクーバーでの採点に及ぼした影響だったり、
エヴァンの金メダルに対する感想だったりが聞きたくなるわけで。
そして、聞き手としても、
ジョニー本でインタビューをまとめていた田村明子さんは、
視野が広く冷静で、選手への取材もしっかりした信頼のおけるフィギュアのライターさんなのだけど、
バンクーバーの採点に対しては、現地で見ていた分、いろいろと疑念があったようで、
どうしてもそのあたりの話が多くなるし、
ジョニーへの肩入れもあったりなんだり。
対するイトイシゲサトさんは、
それまでのジョニーのこととか、そもそもフィギュアスケートのこととかよく知らないけど、
とにかくバンクーバーのジョニーを見て、
「ひとりだけ違う次元で滑ってるなぁ。すごいな～」
って思ったという、ただその一点で話をしている。
もちろん、対談をするにあたって、ジョニーに関する基礎知識は仕入れているし、
彼のセクシャリティーに関することは、それなりに承知しているようなのだけど、
そのことが、フィギュアスケートという採点競技におけるジョニーの立場を難しいものにしているとか、
いろいろジョニーを取り巻く複雑な状況については、無頓着な状態。
だから、語り手であるジョニーも、
イトイさんのイメージの中にある「オリンピックで素敵だったジョニー」像におさまる範囲で話をしている。
つまり。
なんか強引にまとめにうつっちゃうと、
インタビュー記事とかって、
語り手がなにを語るかじゃなくて、
聞き手（書き手？）が何を聞きたいかの方が大きいんだよねってお話。
うすうすそういうのって気がついてはいたけれど、
今回のインタビューの比較で、
自分の中で、ものすごく納得しちゃったって次第。
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