どこが陣痛だったの??まだまだ大丈夫、私にはやり残した事が沢山あるんだ! と、先生に1度家に帰っていきたいとの旨を伝えると・・ 「何バカ言ってんだ?!」 と冷たく却下。そしてMY BABY ちゃん、陣痛が始まったはいいがなかなか 下に下りてきてくれなくて。私は、下りたくないって事はまだ地上に出てくる 準備が出来てないって事なのよね~なんて気楽にまたまた構えてたら、なんと次 は破水してしまったのです。これは一刻を争う事態・・・考える間もなくオペ室へ。帝王切開となった。 今の手術室は前の時も感じたんだけど、BGMとか流れてるし昔よりかはいいかも。 前回の時なんてマイケル・ジャクソンとか流れてたしなぁ(笑)前回の麻酔の 痛いレッスンが効いたのか、今回は一発OK,先生にも腰の曲げ方(蝦みたいにするの。妊婦にはきつかった~)が上手と褒められました(笑)麻酔も効いてきていよいよ切開。しばらくして、ズズ~ッ、ズズ~ッって、なんかを引っ張っている様な感覚がひそかだけど、しっかりと伝わってきた。よ~く、目をこらして下を見てた。そして・・・・「ふ・・ふ・・・ふんぎゃぁぁぁ~!!!」 やった~MY BABY の誕生!!!そして、思っていた通り、可愛い可愛いBABY GIRLだったよ。わ~い、やっと会えたね~ず~っとず~っと待ってたよ。 会いたくて仕方なかったよ。あなたのお陰でママは癌という病気を発見する事が 出来ました。あなたを身ごもっていなければ今頃ママはここにこうして笑っていられなかったかも知れません。本当に本当に、有難う。 涙が溢れてきて止まらなかった。丁度いいタイミングにSMAPのライオンハートとか流れてきちゃって(汗) 処置をして一足先に出たMY BABY 後を追って私も外に出たら、心配で今にも泣き出しそうな顔で立っている旦那がいた。「DID YOU SEE OUR BABY?? SHE IS SO BEAUTIFUL!!」 私は、微笑んだ。静かに、でもはっきりと彼は私の手を握って、 「本当に美しい子だった。そして、そんな娘を産んでくれた、今日まで色々な困難に僕と一緒に立ち向かってくれた・・・本当に本当にありがとう。 I AM SO SO PROUD OF YOU 」 彼の瞳が、濡れていた。