AYSA'S DAYS

愛するって、難しい。


私は、人の愛し方がわからない。


今まで、一緒になった男達が、私の一挙一動に、感動したり、

そして時に涙を流したり・・・・


はたまた傷つけて自殺未遂をした男などがいたけど。


でも、そんな男達を、冷めた目で見ていた自分がいた。



常に、一緒にいるのに、心の何処かはいつもいつも冷たかった。


愛の言葉を囁かれる度に




「そんな事言ってたって。

どうせこの男もいつかは私の前から消えてまくなるんだろう」


って、想ってた。





私の実の母親が私を捨てる事の出来た様に。



血の繋がっている母娘でさえ、そんな事が出来るというのに、

血の繋がりも何にもない、赤の他人の愛だの恋だの


「永遠」


だなんて言葉、



その頃の私には、到底信じられるものでは、なかった。






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