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財閥会長の運転手・梶田が自転車に轢き逃げされて命を落とした。広報室で働く編集者・杉村三郎は、義父である会長から遺された娘二人の相談相手に指名される。妹の梨子が父親の思い出を本にして、犯人を見つけるきっかけにしたいというのだ。しかし姉の聡美は出版に反対している。聡美は三郎に、幼い頃の“誘拐”事件と、父の死に対する疑念を打ち明けるが、妹には内緒にしてほしいと訴えた。姉妹の相反する思いに突き動かされるように、梶田の人生をたどり直す三郎だったが…。
この間の 話を聞かない男、地図を読めない女
の印象が強かったせいか
やけに洞察力の強いこの主人公の男性に
違和感。
初対面の女性を見てネイルアートがキレイに出来ているなんて
普通じゃ ありえない
ような気が。
下手するとネイル自体に気がつかないか
気がついたってキレイに出来てるかどうかなんて
わからないんじゃ??
と、この小説全体を通して主人公は
いい意味で脱力系( ムラカミハルキ的脱力系
とでも言おうか)
なのですがこのものすごい観察力には
やっぱり違和感。
作者が女性だから、そしてこの作者の場合こういった
とってもリアルな描写がウリであり
魅力のひとつだったりするのですが、
男性の一人称にしてしまったところがちょっと失敗?
話を聞かない男~以前に読んでいたら
あまり気にならなかったかもしれませんが、
かなりあの本に 洗脳
されてしまったらしく・・・。
摸倣犯みたいに大事件が起こるわけではないので
結構スゴイ事が起こるのかも??とワクワクして
読み進めましたのでその辺はちょっとガッカリ。
あと壊滅的に仲の悪い姉妹にもゲンナリ。
人のものは何でも欲しい 性格の悪い妹
に
いじいじいじいじ
暗い姉。
両親がいなくなったのだから別々に住めばいいのに。
主人公自体はシアワセらしいからそれはいいにしても
この話に出てくる人は皆不幸そうで
イマイチ後味が良くない
本でした。
でも過去に何かあったらしい義父やその愛人との間の娘
(主人公の妻)など 個々のキャラクターはとても魅力的
で
もっとこの人たちのことを知りたいと
思わせるのはさすが。
同じ主人公の別のお話があるそうなのでそっちも
読んでみたいと思います。
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