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紹介文
新作ホラー小説の構想に悩む作家の元に、ある電話がかかってくる。小説「弟切草」の登場人物『松平直樹』と名乗るその男は、作家に「その小説を書くのは止めてください。ストーリー通りに人が殺される!〈ヒトラーの賭〉は、すでに始まっているんです!」と謎の言葉を…。しかし、ブリュッセル、ゲント、ナミュール…ベルギーの古都を舞台とした恐るべき殺人ゲームは動き出してしまった。中世フランドル絵画の傑作『神秘の子羊』に隠された謎とは!?『弟切草』ワールド三部作、ついに完結。
寄生木
弟切草、彼岸花、ときてこれが3部作の完結偏らしいです。
弟切草は映画を見ましたが本は読んでません。
彼岸花も読んでません。
が、特に問題なく読めました。
しか~しっ。
ゲームのストーリーとしてはいいんじゃないかと思うんですが
小説としてはあまりにお粗末
ではないでしょうかね~。
すべてのことがあまりにご都合主義。
ありえないし。
っていう偶然ばかり。
たまたまネットデートしていた相手がお互い
殺人事件に巻き込まれた子供同士だったとか。
これは偶然ではなく実は“組織”とやらが細工をして裏で
糸を引いてるって言ったって・・。
まぁ偶然装って引き合わせることは可能でしょうよ。
でもその中でぞっこん恋に落ちるかどうかは・・どうだろう?
100歩譲ってそれもアリだとしても
実際に会ってさらに恋愛続行になるかどうかなんて
掛けとしても成功率は低いような。
そしてどちらがどちらを殺すかと言うのが
“賭け“の内容らしいんですが。
組織、暇なのか?
一応場所(ベルギー)からドイツ人も出てくるものの
基本皆日本人。
万が一にもこんな賭けをするならもっと現実感を楽しめる
そしてあやつりやすい同じ人種でやらないでしょうかね?
もしこの組織がヨーロッパのものなのであれば
対象を日本人にしたのは大変不自然。
そのまえに世界をウラで操る組織なら他にやることが
沢山ありそうなもんですが。
殺された女の娘が女の友人の劇団長に拾われて
命日に再現劇をする企画を立て、
関係があると思われる人にだけ招待状を出す。
場所は事件現場、
集まった人間は仮面をかぶって観劇。
その後日を改めてベルギーへミステリーツアーに出かける。
このツアーがまた
“冷やかしが入らないようにかなり高額で設定されている“
らしいのだが結局13人の大所帯。
かなり関わっている人ならともかく
心中カップルの教え子だったというふたり、
何しに来たのか最後までわからないうちに真っ先に殺されてるし。
参加すること自体が不自然。
もう一人卍山というあやしい14歳。
14歳じゃ保護者の同意無しに海外旅行なんか
しちゃいけないんじゃ?
もぅ何から何まで不自然でよくもこんなもの
出版したなと感心するくらい。
ゲームのストーリーとしてはナカナカ面白いと思いますけどね。
ヒトラー、卍、お城、中世の絵、悲しみの姫。。。など
興味をそそられるパーツはたくさん。
ゲームだけにしておけばよかったのに。
そして、なによりイラっときたのは
主人公カップルのドキドキワクワクなのぼせ上がり様。
すれ違いがイライラするんじゃなくて親の死の真実を
探求しに来てしかも周囲に皆関係者、っていう
シチュエーションでこの傍若無人なのぼせ上がり方。
お父さん、お母さんまじめにやってくれって泣いてるよ。
2作目の彼岸花、読むかどうかは微妙。
探してまでは買わないな。
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