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ハードボイルド作家・北村が越してきたマンションには先住人がいた。四人家族の幽霊たち!現実とも妄想ともつかぬ幽霊一家との同居生活を強いられた北村のもとに、おかしな女性ファンから手紙が舞い込んだ。彼女は北村の作品を自分への個人的なメッセージと思い込んでいるようだ。支離滅裂な妄想を語るファンのストーカー行為は次第にエスカレートし、担当編集者は行方不明に…。そして北村の誕生日、恐るべきバースデイ・プレゼントが届けられた!?無関係に思えた幽霊とストーカーが密接に絡み合う衝撃の結末。ノンストップ・サイコホラー。
思えば、 中村うさぎ
って借金エッセイやホストエッセイは
読んだことがあるけど 小説ってはじめて読むかも。
エッセイでは升目を埋めるためか(?)
「どひゃぁぁぁぁーーーーー」
とか
「がぁぁぁぁぁん!!!」
とか 無意味なほどの擬音語
が多くて内心
「もういいよ・・うさぎ・・・」(←呼び捨て)と
少々食傷気味だったりするのですが小説のほうはそのあたりやや抑えられていて
意外とプロットもしっかり
していました。←失礼。
薄い本なのですが「書きたいことはしっかり書きました」って感じで
無駄ない文章でミニマムにまとまっていて、
だらだらと関係ないエピソードなど読ませておいて
読み終わっても結局なんだったんだ?アレは?ということもなく
好感。
あ、ひとつだけ。
最初の生首って誰の?
この説明がもうちょっとあっても良かったかも。
でもちょっと 見直したよ、中村うさぎ。
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