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紹介文
間違いファックスが元で潜入した秘密の会合。見知らぬ男から打ち明けられた風変わりな身の上話。動物園では聖者然としたオランウータンと目が合って…。藤原新也の行く先には偶然か必然なのか、奇妙な事件、心暖まる人やユーモラスな動物との出会いがある。時間と空間を自在に旅して描かれたエッセイ集。
女性誌「クレア」に連載されていたエッセイ集だそうですが
バブル全盛期からやや下りにさしかかって弾けたあたりの文章のようです。
近くて遠い90年代
の香りがプンプン。
今は見直されてしまった『ゆとり教育』に関して筆者はこう述べています。
ゆとり、とか自由といったものは誰かに割り当てられる種類のものではなく、ましてや管理する側が管理される側に、これがゆとりですよなどといって与えるものではなく、個人の中に自然発生的に生まれてこそ、すなわちゆとりであり自由である。つまりだれかがゆとりという命題のもとに規定した時間はゆとりという名の新たな時間管理にすぎない。
拍手~。
早々に日本中が間違いに気がついてあっという間になくなったけれどもね、ゆとり教育。
始まった時はバブルでうかれて頑張らなくてもお金が手に入るようになったら
子供たちに勉強させるのも面倒くさくなっちゃった大人たちが
短絡敵にきめたんでしょうけれども。
この子たちが今社会に出てきて『ゆとり世代』って言われるのはかわいそうな気もするけれどもね。
今は亡き野村証券の中堅社員研修であんまりがんばるな、的な
講演を任せられるという摩訶不思議な話も今となってみれば
バブルの斜陽をみるようでなんとも言えないわびしさを感じます。
嗚呼本当に近くて遠い90年代。
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