おとぼけ香港生活から脱皮

おとぼけ香港生活から脱皮

弱肉強食


シンセンの田舎町でもそれを見る事ができた。

市場までほぼ、毎日足を運んでいた。←(自転車です)
ここの野菜はとても安い。
香港の半分、ないし2/3の安さである。

この市場にたどり着くまでの道の通りの両面にも
自家製農作物を売りに来る人でごった返している。
そして、痛んだ野菜はこの通りの中央にに捨てられ、
車や、人の行き来で捨てられた野菜達は潰されて、潰されて、
土に返っていくのだ。

だが、この捨てられた野菜を拾っている母子がいた。
たかだか、1元を出せば、買える野菜を拾っているのだ。
その1元さえも、この母子には貴重すぎるのかもしれない。

潰される前の商品にならない痛んだ野菜をこの母子は
今晩のおかずにするのだろう。

更に、この通りで野菜を売っている人たちの所へ
バイクに二人乗りをした
公安(今では警察官って言うんですか)達が来て、
違法としているこの物売り達の野菜を踏み潰してるではないか!
(ある所では逃げる人もいる。)

それが当然のように権力に行使して横暴に振舞う警官の顔が
憎悪に満ちている。
なんか、戦後の日本の警察のようにさえ思えてくる。←(そんな時代に私はいたのか?)

そして、その公安達はショバ代を回収し始めたのだが、
ショバ代をもらうのならどうして、踏み潰すのだ?

そして、ショバ代を払えない農家の人は
野菜を踏み潰される羽目になるのだろうか?

こんな光景をみて、やはり公安は市民の安全の為にいるのではなく、
実力行使で自分の権威の見せ付けるものでしかない。

そして、この公安は上司の前では出来る人間として振舞うのだろう。


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