ハリネヅミ


本当は、寂しがりやなのです。
ただ、少し臆病なだけ。
少し臆病だから、相手を傷つける。

好きな相手からも抱きしめてもらうことはできない。
自分を守るためにある 鋭い針が 相手の心をも突き通すから。
好きな人の血は見たくないでしょう?

誰にも抱きしめてもらえない。
近づいてくる人には威嚇。
それが、悲しませない方法。
そして、自分も締め付けられない方法。

ハリネヅミは
本当は、弱いのです。
ただ、少し強がっているだけ。
強がっているから、本当の姿を見つけることが難しい。

その痛々しい棘の奥は
暖かい心があるのかもしれない。
いつか気づいてくれるのを待っているのかもしれない。

誰にも見てもらえない。
深く深く覆い茂る針が邪魔して。
みんな「強い」ところしか眼に入ってないみたい。
仕方ないかもしれないけど。
それでいいかな とも思ってる。

でも、内心は「弱いところ」も知ってほしいんだよ。




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