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内容に根拠はありません、私の感想です。彼らは人としての感性は一般的な健常者より、よい意味で尊(たか)いのではと思うことがしばしあります。此処では彼らを仕事上で叱るとき本人ではなく指示者をきつく叱ります(怒鳴ります)。実はそのほうが彼らの行動に変化が見られやすいのです。もちろん叱られる指示者と彼らの信頼関係が必要不可欠な要素であることは間違いありませんが。仕事の指示は正確にできる(仕事上の信頼が置ける)指示者に対して、彼らなりに尊重しているように思えます。昔、私達が元請の2階にいた頃、A君がオカンに言ったそうです。「何で社長は俺らが悪いのに、専務(元請)に怒られんのかな」って、この話をA君のオカンに聞いた時から頭に残っていました。簡単に言うと。「自分が叱られるより、自分のせいで大事な人が叱られる事を嫌がる」ようです。おそらく。「自分のせいで大事な人が不愉快な思いをすることが嫌」だと思います。個人差はかなりありますが・・・・。もしかしたら借りをつくるのが、嫌なのかもしれません。気高いのだなぁと感心。この後は、事の是非、善悪、そして限度を教えることなのでしょうが、其れを体得したらどんな社会人に成るのか個人的にとても楽しみにしています。ウチのコたちとの戦いで答えのようなものが見えてきそうに思う、今日この頃です。
2007/06/20
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岩戸君はオカンの愛情系叱咤激励のおかげで「いただきます」の壁によじ登り飛び降りようとしています、次は「ご馳走様でした」の壁です。ところでチンって電子レンジで暖める意味なのは我が家だけでしょうか。最近、岩戸君に「ポイ」と言ってる自分に気がつきました。「ポイ」とは掃除、片付け、ゴミすての複合語です。「デキタ」は終りました、材料がありません、確認してください、トイレに行きますの複合語。 「ハイ」はごめんなさい、話を終わって下さい、うるさい等々の複合語です。 岩戸君はこの三つの単語で日中の仕事をすべてこなしていきます。 これでいいのか、ほんとにいいのか。やはり仕事ごとに正確な語句で指示することを、倦まず休まず飽きずに繰り返していくべきでしょう。やらなければ岩戸君のホームです。「ありません」「落としました」「おしっこ」と言う時もあります。でも面倒なのか、忘れるのか相手を見るのかほぼ上の三つの言葉でうまく活動しています。私が返事をしてしまうのが敗因です。その場で訂正をしなければ、こちらがアウェーです。AM08:30<おはようがざいます>今日も試合開始のホイッスルが鳴ります。
2007/06/19
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月曜日は、ほぼ全員が清潔で気合を感じます。普段不潔と言うわけでなく、きのう散髪したコが殆どなので、清潔に感じます。家族にしてもらったかして少々虎刈りのコもいますが、髭もきれいです。夜来の雨、あたらしい一週間の始まりです。
2007/06/18
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ウチの施設内に自動販売機があります、これが魔女の提案でカップの自販機なのです、理由は皆さんの想像にお任せするとして。皆がそれぞれ持ち込んだ缶コーヒーをはじめとする、空き缶を自販機の傍に放置する。一日に、三や四つあるはずなのですが、最近ほとんど見かけない原因が判明。チビ太が空き缶を集めて、コンビニのゴミ箱に捨てているの発見した。それを昨日まで知らなかった。夕べ、魔女にチビ太はすごいって言ったら。「健常者にはなれなくても社会人にはその日から成れる。ゴミをそのままにするなって皆を叱ったでしょ」「あれからあのコずっとやってるよ、何をみてるの」「ちゃんと見てなきゃかわいそうでしょ」「自分がいったことちゃんと覚えてなさいよ」って。少しでも早く、一歩でも社会人に近づきたくて。 「デキルコトスル」PS、コンビニさんごめんなさい。
2007/06/17
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岩戸君の独語ニューバージョンは「手を合わせて、いただきます」です。たぶんお母さんとウチで練習を始めたみたいです。問題は全員がいただきますのときに「手をあわせて」から始めるので、全員の発声がおわってから岩戸君が一人でい「ただきます」って。手を合わせてで両手を合わせて、発声。 自分が周囲と発声がずれている自覚はあるらしく、目がおびえているのがわかります。昨日から手を合わせてを無声、いただきますを有声でさせようと、いろいろ工夫したが結局、私がいただきますの時だけ前に座り、目止(此処だけの用語)してみた。吶々とではあるが、有声無声、の使い分けが出来たようなのでしばらく(2年ぐらい)続ける。それにつけても週に2日宿直のある岩戸君のお母さんは息子の会社での行状をほぼ完璧に把握している、岩戸君が報告しているのだろうが親子のコミュニケーションはそれぞれにすごい。PS 先日の「かわいいなかわいいな」は、「かっこいいなかっこいいな」とお母さんが髭をそったり、髪を切ったりするときに岩戸君に懸ける呪文だと判明しました。
2007/06/16
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A君が2階から降りてくる、入れ替わりに魔女が2階へいく。「AAAA」 <はい、はい>ダッシュで2階へ「あんたってコは」<はい、はい>「手を洗ったら回りは拭きなさい」<はい、はい拭きましたよ>「手を拭いたペーパータオルはゴミ箱に入れなさい」<はい、はい入れましたよ>「まったく、毎日、毎日、毎回、毎回、前(ファスナー)開いてるぞ」<はい、はい>M君が休憩時間に新聞を読んでいる、仕事が始まっても止めない。「M君なんですけど、新聞を止めさせるのと、仕事に遅れないようにさせるとどちらを優先しましょう」 <休憩時間の新聞購読は止められないだろ>魔女が脇から「あのコは読んでないよ、あとは私がやるから」 「MMM、新聞しまえ」<はい> 「MMMMM、読んだらしまえ」<はい>A君の流しまわり拭きは3年、M君の新聞しまいは2年半両方とも記録更新中。魔女と彼らの戦いは今日も続く。ある日ふと、「M君の新聞が逆さまじゃないのか」<今頃なに言ってるの。横の時もあるし日によってばらばらよ>「ちゃんと読み方を教えた方が良くないか」<いいのよ。好きなようにさせてれば、仕事に遅れるのは皆の迷惑、新聞が逆さなのはは個人の自由>「へー」<だから読んでないって言ったでしょ。読むことを習得したければ、出来ませんって言うんじゃない>「なるほど」仕事に限って、出来るように教えて?・・・とほぼ全員が言いにくる(言い方は色々、デケヘン、むずかしいなぁ、これでエエの)「はてしなく続くサバイバルレースだな」<さっさと仕事しなさいよ> 「デケヘン」<殺されたいの>
2007/06/15
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<どうして夫婦喧嘩するんかな> 「あんたがちゃんと働かないからよ」<ちゃんと、働いたら無くなるかな> 「やってみれば」<ほんまに、ちゃんと働いたらなくなるかな> 「疑うならやめれば」<どうしょう> 「自分できめなさい」って魔女が言った、あれから3年たった。A君のオカンがきた<なにか出来ることありません> 「なにがです」<たまには親らしいこと出来ないかと> 「別に」<笑ってます> 「まあね、どうしたんです」<パートの曜日も減ったし、肘の調子も悪いし> 「パートはともかく、肘はどうしたんです」<いやあ、テニスやりすぎて> 「テニスなんかしてましたか」<子供に手もお金も掛からんようになったから、テニスはじめたんですよ> 「へー」<障害児の親、卒業してから、始めたんですけどね、さすがに歳なのか、肘にきて> 「はい(どうせムキになったにちがいない)」<久しぶりに障害児の親しようかなって> 「久しぶりに何をしたいんです」<だから、施設の掃除とかバザーの企画とか> 「いりません」<親の会の立ち上げとか> 「いりません」<やっぱり > 「此処は職場で作業所は職場の訓練施設です」<知ってますよ > 「ご主人の会社に掃除とか親の会とかありますか」<暇なんですよ > 「だから、障害児の親は卒業したんでしょ、子離れして下さい」<そういえばウチの子、明日行くって言ったらものすごく嫌がってましたわ、 > 「そりゃよかった」<子供の部屋の掃除も娘(A君より一つ上)がしてくれるようになったし。>「そりゃあすごい」<しゃあないから、主人と旅行でもしますわ> 「しゃあないからですか、(結局それか)」<なんかあったらなんでもしますからいつでも言うてください > 「そのときは連絡します」「家族の微妙な緊張感が無くなったかしてA君のオカンはヒマらしい」と魔女に言ったら「ふ~ん、良かったじゃない、こっちはあんたの相手であいかわらず大変だけどね」
2007/06/14
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チビ太は小さい、私(魔女がちびって私を呼ぶ)よりも小さい、当然手も短い。勝気なチビ太は誰にも負けたくないので岩戸君(175cmぐらい)より少しずつ余計に仕事をする。 コンテナを運ぶ時も目を離すと岩戸君が2段なら3段、持とうとするが手が届かない、「2段ずつ持て」と支持すると、恨めしそうに私を睨んでから、駆け出して運ぶ。「走るな」と指示する、パタパタ羽ばたきながら(両手をばたつかせて) <デケヘン>「仕事を続けろ」 パタパタ A君が弁当のコンテナを運んでいた <デキル>A君の後ろを付いて歩いて<デキル>パタパタ <デキル>パタパタ A君にコンテナを置かせて、「運べ」手が届かない <デケヘン>パタパタ 翌日から一回り小さいコンテナにして運ばせる。それ以来、弁当のコンテナを運ぶのはチビ太が専任になった。チビ太がコンテナを3つ運んでいた、<何故、3つ持ってる>「ダレニイワレタ」 <誰かに言われたのか> 「ン」 <誰に言われた> 「ヤマダサン」 その場で確認する <山田、チビ太に3つ持てって言ったのか> {いいえ、言ってませんよ}<言ってないって言ってるぞ> 「--―-」 <誰に言われたんだ>手をあげて 「自分」 <勝手にやったのか> 「ン」<だめだろ> 「ン」<勝手に判断するなよ> 「ン 」不審なときはその場で確かめる。前向きなコほど勝手に判断する。チビ太は自分の判断だと申告するようになった(それだと怒られないとチビ太は学習したようだ、しかも怒られないためには指示された事以外しない事を最近習得しつつある)(^^)v 今日もチビ太の挑戦は続く
2007/06/13
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お昼時O君が、紙の袋に入った箸を取り損ねた正確には自分の物を取った弾みに一つ台の向こうに落とした。すぐ彼はその落とした箸をひろって自分の手に持った箸を戻し、拾った箸を自分の弁当の脇に置き、手を洗いに行った。返ってきた彼に「落とした箸をどうした」と訊いたら驚いたような顔をして<これ>って弁当箱の脇から箸を持ってきた。 「よし」 顔が崩れた。 お母さん(ひょっとしておばあさんかも)に{ハナ丸}
2007/06/12
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望という字は呪うという意味が籠められているそうです。広辞苑ではなく宮城谷さんの小説からですけど(勝手に引用してます、すいません)で、望台に立ち、かの地を望むというのはかの地を征服することを祖先の霊に誓い、其れが叶うよう呪いを懸けることになるそうです。 呪いには供物がいります、ささげるものこれを惜しむと自分に呪いが返ってくるってたしか聖書にもあったような気がします。魔女の望みは私より先に死ぬことです。私より先に死んで死ぬほど後悔さてやると言うのが望みだそうです。「謝罪や贖罪で傷を癒すことなど出来ない」って言うのでじゃあ何故一緒にいるのって訊いたら、嫌な所が少し少ないからって。いい所も、悪いところ一緒に受け入れられるのは女のギフトなのかも。 「俺が悪かったのなら謝る」とか「言ってくれなきゃ解らない」とか言うと、思ってもいないくせに(その場を何とかって思ったのは確か)その言い草が相手を見下しているって。 じゃあどうすればいいのかって訊いたら、仕事や趣味に逃げないで黙って前に座ってろ、バカ男に出来ることは其れぐらいだそうだ。 (バカが全ての男をさすのか木登り豚を意味するのかは確認していない) とにかく私だって、自分にのろいを懸けている、それを叶える為に供物を惜しまないように気をつけたいと思っている <やってから言いなさい>って魔女は言う 魔女は呪い懸けている。 あなおそろしや。
2007/06/11
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少し前に箸のことを書いたと思う、あれは挫折と言うかフリーズしてます。今は、「いただきます」「ご馳走様でした」を優先してます昼食時に全員で「いただきます」「ご馳走様でした」を発声してます。その時全員がいってない、理由はそれぞれ、ともかく言わない者は言わない。じっと顔を見ると、思い出して言うA君、ボキャブラリーが多すぎて言うたびに訂正されやっと言えるM君、声が出ない(身体)K君。全員で言ってると徐々に正確に「いただきます」「ご馳走様でした」と発音するようになる。そのうち10年もすれば食事の時「いただきます」と「ご馳走様でした」っていえるようになるかなって。で岩戸(E君もは岩戸と書きます)です。このコは入職時はオウム返しとかぎられた独語しか話さないコでした、判定はAで就労という単語から一番遠い存在だったらしい。訂正、養護学校の先生と施設職員(一人を除く)と施設の父母会は遠い派、中学の先生(普通校)と母親は就労希望派だったようです。ウチへ来たのは納得しない母親をなだめるため施設の職員が施設にも父母会にも内緒でうちに連れてきました(実はこの職員は山田の親戚)。手がきれいだから大丈夫と言う魔女の言葉で雇用を決めた(手きれいと言う基準は岩戸だけ)、無言でやって見せ、やって見せ、やらせて、ダメならやり直し、やらせて、ダメならやりなおし、残業してやりなおし。 母親に遅くなると電話すると「はーい」不気味だった。 ものの一週間で仕事ではA君やT君のレベルに達し、今はNo1だ。岩戸くんをつれてきた職員がひょっこりきた「岩戸くんどうです、騒いでません」 <なにが?>「家が大好きで、施設では3時過ぎぐらいから帰る用意して、玄関先でうろうろし始めてたんですよ、此処ではどうです」 <別に6時前まで働いてるぞ>「進歩してますね、あんなにお家ずきなのに」 <家の嫌いなコドモがいるか、働かせただけだ>「岩戸君にとってはよかったみたいですね」 <何しに来たんだ>「いやあ、僕ひょっとしたら施設を替わるかも知れないんで」 <どうして>「まあそうなったらまたきますわ」 間もなくこの施設職員は辞めた、その事はまた次の機会。岩戸君のいた施設から電話があり、見学希望者があるのだけどどうかと聞かれ<私は外出中だが問題ない>と答えた。見学にきたのは岩戸君の中学時代の恩師(魔女がそういった)で彼のことを気にかけていたらしく中学卒業以来、年に一度は養護学校やら施設に顔を出していて、就職したと聞いて飛んできたそうだ。岩戸君も同行した施設職員に対するものとは違っていたそうだが、すぐ(1,2分)岩戸がばいばいっていったら、「はいはい、わかったわよ、帰るわよ」ってニコニコと嬉しそうに先生は帰ったらしい <お母さん以外にもあのコの話が通じる人がいるのね>って魔女もうれしそうだった。 魔女説では、岩戸は自分を好きでない人とは口を利かないそうだ、私はからかわれても口は利いてもらってない。そうそう、いただきます。彼は5つ以上の発音はしない(出来ないのかも)いただきますは限界なのかもしれない、オウム返しの限界かな、ごちそうさまでした、は9語たぶん限界をこえている。いただきます、を皆と一緒に言うのは二日ぐらいでクリアーしたが、食べ終わるのは一緒ではない、したがって皆と一緒に発声できない。彼が食べ終わるタイミングにあわせて私もご馳走様でしたと発声することにした。がすぐ止めた、私がずっと彼と一緒にいられるわけではない。「ごちそうさま」、「ゴチソウサん、@@@」 何をいっても目をみながら返事をしない、状況を判断して一番適切な言葉を発声させるために状況とボキャブラリーを刷り込む。「ご馳走様でした」と発声するまでうなずかない、やっと発声しても自身が無いのか声が小さいときもある、当然こちらも返事をしない。 いま7回ぐらいいろんなことを発声してからやっと「ご馳走様でした」にたどりついている、昨日2回で発声した今日はどうかな。 今日はK君も皆と同じ様に、手を合わせ「@」ごにょごにょ言ってる此の人は口が利けないのに みんな同じ船 ナイスな週末でした そんな今日この頃です。
2007/06/10
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いつまで、続くんです。可哀想な後継者をめんどくさいのでこれから山田と呼びます。「M君なんですけど、最近テンション上がりっぱなしで、僕しんどいんですけど」と山田が言ってきた、<自分でまいた種だろ>「そうですけど、一ヶ月も前からですよ」 <まあしょうがないな、本人は命がけなんだから>「分かってますけど、こんな事いつまで続くんですか」(いつもの愚痴がはじまった)「だってそうじゃないですか、毎日おなじことを指導してもちっとも進歩しないし」 <ほんとに進歩してないか?>「いや、みんなちょっとは進歩してますけど」 <してるんだろ、でも完成されない>「はい、もう無駄だと思うんですよ。どうでしょう」 <君は完成されてるのか>「いいえ」 <では、進歩してないか>「少しはしてると思いますけど」 <でも完成されない>「人間、完成することはないですよ」 <自分に出来ないことを彼らに求めるのか>「それとこれとは問題が違います」 <どう違う>「だから成長が遅いと思うんですよ」 <つまり成長が遅いが成長はしてる>「まあそうです、いつまで待てばいいんですかね」 <M君が36歳としてあと33年だな>「またですか、その根拠は」 <ない>「だれが確認するんです」 <君だ>「そんな」 <毎度、同じ事を言うが、進化しないコはいない、そうだよな>「それは認めます」 <彼らに必要なものは>「悠久の時間と間断ない支援、受け売りですけど」 <受け売りは余計だけど、否定するか>「それはしません」 <雇用するということは、彼らとの接触時間に関してそれまでに接触した誰よりも確実に長くなる>「そうです」 <だからより長くお互いが快適にいるために、最低限のルールが必要になる>「はい、はい」 <原点としてのルールは人類が文字を知る以前からある>「この話な長くなりますか、しんどいんで帰りたいんですけど」 <倦まず、飽きず、唯続けて指導すれば進化する>「もういいですM君のことなんです」 <M家の出したSOSに、山田先生が気がついた>「先生は辞めて下さい」 <その手を振り払うのか>「辞めるって言ってません」 <では約束は守れ>「約束って」 <同じ船に乗ると言う、そういうことだ>「いつから乗ったんです」 <君が入職し彼らが入職した日からだ、同じ会社、同僚とはそういう物だ。彼らが俺たちの指導を比較的聞くのは運命共同体の意識が伝わるからだぞ>「彼らに解るんですか」 <どう思う、おれは解ると思う、障害のレベルに関係なくね>「最近は解ると思うようになりました」 <そりゃあよかった、でどうする>「M君とやります」 <それが君とM君が選択した道だ> <そもそも人は約束と @ : \ & % # >「もう帰ります、お疲れ様でした」 <山田、に逃げられた。>少なくとも納期に間に合わせようと、MAXで仕事をしている時はほぼ全員が、ひたすら仕事をする。普段とはあきらかに違う、彼らが同じ船に乗っていると思っているからだと思うのだがどうなのだろう。 そんな今日この頃です。
2007/06/09
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07:30AM施設に着く、チビ太が立っている、寝ておきたら施設がなくなっているのを心配するように。すぐ新人のI君が現れる、彼は前の会社が倒産して、7年の自宅待機を経てうちへ来た。 「でけへん」 チビ太が入職して程なく、指導に対して抵抗した。出来ないのかやりたくないのか、とにかくうちでは嫌がるものにはやらせない。皆が仕事をしていると傍にきてやらせろと喚く。返事をしないと「アタマ、イタイ、ネツアル、タイオンケイ」、具合が悪いなら帰れと言うと「ナオッタ、シゴト」 指導すると「デケヘン」。思い通りにならないと「アタマ、イタイ、ネツアル、タイオンケイ」、その当時ウチにいた集配担当のS氏がいた。彼は温厚な人で障害者のことだからと一人優しく接していた。 チビ太にS氏が優しく指導した、でもスキルアップしない、周りの誰よりも遅い。「自分が満足に出来ないとこのコたちの指導なんてできないのよ」 と魔女に言われS氏の顔がゆがむ。魔女の基準ではS氏はドレスアップした仕事が出来ないらしい。A君やT君より汚く遅いが新人のチビ太よりはまし。でもチビ太は負けず嫌いで人より前へ出たい。 そんなある朝いつもより早くチビ太がきて、私の机の前で「でけへん」 手には昨日できなかった仕事の材料、もう一度顔をみると、目を潤ませて「でけへん」、一週間、毎朝指導した。 それから毎朝、チビ太が一番に来る。「なめんなよ」S氏と元請の専務が立ち話をしている時、通りすがりにチビ太に指示したとき、そう答えたらしい、その事を元請の専務から聞いた時、S氏に対して問うた。大人が話す傍で、子供が「なめんなよ」って何にも思わないのかって<そらあかんでしょうな>じゃどうして叱らないの<言っても分からん者にしゃあないでしょ><専務と話してたし、あとでええやろって> やらかしたらその場で俺たちは解決してるんだしあんたにもそうしてくれと言ってるよね。<聞いてますけど、後で話したら分かりますやん、社長のやりかたはまちごうてますよ><障害者が言うことに一々目くじら立ててどないしまんねん、こんなんしょっちゅうでんがな、健常者で大人なんやから、長い目で見たりましょうな> 君が社長ならチビ太を雇うのか<あほなことを、そんなんワシの仕事とちゃいますがな>「Sさん、今日はもういいから帰って」「なんか、おかしいと思った、底が抜けていたのね」私より魔女が先にそういった。S氏の指示にチビ太は聞こえないふり、もしくは従わなくなった。そんな日々が続き、S氏は連絡なく休み、4日目の夕方に電話で<社長のやり方にはついていけませんわ>と辞めた。 暮れで忙しくて人手の足りない時期に辞めたのはわざとだといまでも思っているが、魔女は止めてもらえるって思ったんじゃないと。いまも、チビ太は朝は一番、そして少しでも人の前に出ようと、悪戦苦闘している。 朝、私に「でけへん」って言いながら。 という今日この頃です。
2007/06/08
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此の話は長く取り留めないです(いつもそうですが)私たちが仕事(町工場)を始めたとき、今の元請さんの中二階の8坪ほどのスペースで始めた。夏は40℃を超え、冬は通風孔から粉雪が舞った。三番目の障害者としてO君が来た、支援員さんがウチのことをどこかで知り突然現れ<いろいろなことのあるコだががんばりよく働くコ> だと、置いていった。よく働く、とにかく働く、階段は駆け上がり、駆け下り、汗びっしょりだった。1週間ほど何事もなくすぎた、そしていろいろなことが始まった。 その日は残業だった。 此処では終わりと指示されるまで終わらない、定時が過ぎる頃O君が「タイオンケイ、」とぶつぶつ言い始めたが無視していた、そして突然消えた。階下の元請さんの事務所で叫び声がして、事務所からO君が飛び出してきた。階段を駆け上がり私に<誰にたたかれた>と喚いた。無視して働けと指示して目を離すないように魔女に指示して下の事務所に入った。いきなり入ってきて<アタマ、イタイ、ネツアル、タイオンケイ>と叫んだそうだ、元請の従業員さんが「自分とこの社長にいえよ」といったらすぐ飛び出して行ったそうだ(冷静に話したそうだがたぶん叫んだのは彼だと思う)。2階にあがると「気に入らないからって人に手を掛けてはいけない」って魔女がきつくたしなめていた。すぐ支援員さんに電話すると「やりましたか、明日一番で伺います」と返事があった。前の会社では実習中に工場見学のメーカーさんに<誰ニタタカレタ>と訴えて実習が即中断されたそうで、気に入らないことがあるとこの種の騒ぎを起こすらしいことをこのとき初めて私に話した。 『社長を見込んで預けるんです、お願いします何とかしてください』 ブタもおだてりゃ木に登る、ブタになろうと決めた。ほぼ毎日、O君は本人にとっては違う形で気に入らないアピールを繰りかえした。トイレといって階段を下りるO君の後を魔女が追う、なんかやらかしたら現場で時間を空けずに対応する。気に入らないとき、階下の元請さんの従業員のなかで彼に優しく接する相手を選んで、通りすがりに殴る。 その瞬間、忍び寄った魔女が対応する。自分に優しい人は反撃しない、抵抗しないから、手を出す。元請の従業員さんたちから、「障害者にきびしい」といわれ注意されると、「このコが外で同じ事してあんたがなにしてくれる、うちへ苦情がきてそのときは私たちが行くんだ、従業員の不始末は会社の問題」だって。 夕方、最寄駅の駅員からお宅の従業員さんだと思うんですが<誰かになぐられた様なことを叫んでますが>って電話が入る、そのたびに駅に行って駅員に謝る。 そんなことが半年、続いた。 彼が仕事を覚えるにつれ起きる間隔が広がる。 最近O君はいい子になったと魔女がニコニコいってた、そういえば最近は謝りに歩いてない。彼は、小学校に上がる遥か前から施設で育ったらしいが、親の話も兄弟の話も私たちは聞いていない。彼との一連の騒ぎのとき影に日向に、様々な慈善家さんたちの圧力から私たちを防いでくれた支援員さんは今どっかの何かの所長になったそうだ。 この話は続きます 今日この頃です
2007/06/07
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11:30pm遠くで (世界中の誰よりも着メロ) が聞こえた、はい「Mです、留守電を聞きました」 <う~ >「遅くにすいません今、帰ってきたもので。」 <ハイハイ、M君のことです>「又なんかしましたですか。」 <怒られるような事はしてませんよ、彼はなんか言ってましたか>「いえとくに何も、いま私の食事の用意してくれてます。」 < ん? 食事の用意>「何でしょ?」 <ハイ、彼の此処での時間を長く出来ないかの相談なんですが。>「え - - - 」 M家は一家4人で、結婚して家を出た長男とM君の男兄弟と両親で長男は聴覚障害、お父さんは10年ほど前に交通事故で中途障害になったらしい。うちが作業所を始める2年前ほどに、作業所を転々としたあげく最後の作業所の職員が施設にも母親にも内緒で連れてきた。ここで、かわいそうな後継者がなぜ車中でM君の話しを持ちだしたか思い当たった。M君は今でこそ、それほどではないが、ウチに来たときは落ち着きのないコで朝から鳥小屋にイタチを入れたようなテンションで昼前にはへばって動かなくなって、ヘロヘロになって帰るコでした。仕事を始めた頃、例の母子家庭(引越)のお母さんがパートでいて、M君が魔女に教わった包装を確認しをしていた(たぶん3日ほど)。彼に「これが出来たら此処にずっと置いてやる」と偉そうに言った覚えがある。その時いらい、M君はどうしてますかと母子家庭のお母さんに訊かれるし、今回後継者君にも訊いたのかもしれない。 私のオカンによそのコには気長にしてやれるのに自分の子にはねえって涙ぐんでたって聞いた覚えがあるし。 『あのコはお兄ちゃんのこともあってほったらかしで、それまでなにもさせらへれんかったけど、お父さんの具合(障害の程度?)が悪くなってから、おもいきってやらせてみたら案外、出来るようになって、自分がお父さんの病院に泊り込んだりしてもチャンと一人で留守番させられるようになったし、そんでお前に負けてられへん、と始めて(何が初めてか不明) M君にお父さんがいってからもう家族が (夜中に電話口で泣かれても) 社長さんのおかげです』 (家事なんか教えてない、仕事しかさせてない、やってるとしたら本人がお母さんを見て学習したはず) <家事は自分で学習したと思いますよ、此処は働く場所ですから>『 でも 』 <子供はは親をみて学習するんですよ>『 』(だから夜中に電話口で泣かれても) 今日はいっそう、M君が上げたテンションで可哀想な後継者君を困らせていた。 報告、7月から、3時の休憩後さらに30分働く事して様子を看る事に決まりました。M君のお母さんと電話では何度か話したが実際にあったのは2度、一度目は、彼が復帰したとき、2度目は去年12月に施設としての契約時。M君の技術指導はウチのコたちの中ではかなり楽なほうで、本人は仕事が出来ることがここに居場所を作る最短コースと自分で見定めているように思う、そして家にも居場所を見つけたようだ。 そんな今日この頃です。
2007/06/06
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思い込みの勘違いかもしれないが才能は英語でギフトって言うそうな(誰か綴りおしえて)。母親のなかには子供が家に帰った瞬間に外で何があったか悟れる人がいるらしい。確証はない、仄聞の範囲でしかないが、どうも、母親の特権らしい。うちの事務所は階段の下にある、二階にロッカー室があるので全員が上下する。職員全員に今の足音は誰かと尋ねる。そんなことを毎日繰り返すと識別が出来るようになる。朝聞いた識別と夕方それぞれの一日の出来高を比べる。さらに過去の出来高を比較評価、ほぼ毎日これを繰り返す。ルーチンになったころ作業の出来高を朝に足音を聞いて時点で予想させる。変化を予見させ、その差誤の中から個別の特徴(個性)、志向を感じることができれば。目に見える物だけでなく、目に映らないものでも利用したい。気の毒な後継者たちと母親に与えられた伝説の武器(ギフト)を身につける手法を模索している。 今日この頃です
2007/06/05
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入職して8ヶ月のT君の母親から今月いっぱいで辞めると電話があった、理由は聞かなかった、いや訊けなかった。夜、魔女にT君が辞めると話し、翌朝全員(魔女と私とA君とT君)にT君が今月いっぱいで辞めることを話した。 それからA君が毎日のように、休憩の度に「T君、辞めるの」 「なんで辞めるの」と訊くので知らないと答えていた。 あまりうるさく訊くのでT君に訊けと言っても本人には訊かなかった様だった 1週間ほどしてA君の母親から連絡があり、T君の家では敷地の一部を提供してグループホームを作り、そこで彼を自立させる計画が進捗中であること、その関係で会社を辞めることにしたらしいと聴いた。 A君が家で「T君、辞めるの」 「なんで辞めるの」とそうとう執拗に訊いたらしい(お父さんが怒るほど)。月末に向かってT君の顔色はどんどん悪くなり、A君は延々と「T君、辞めるの」 「なんで辞めるの」と繰り替えし、魔女はいつものように寡黙に、そして私は営業に逃げた。T君が辞める前の日、仕事が終ってから「な な 何で辞めるの」とA君が訊いた。「 - - - - 」横向きながらT君は黙って帰った。最後の日、朝T君がいなかった、母親から<休むといったが、怒られるから行きなさいと今出したので、遅刻します>と連絡があった、初めての遅刻だ。夕方、解散しても全員がぐずっていた時、T君の母親が最後の挨拶に来た、菓子折りをおいてもなかなか帰らないし、魔女が珍しく長話している<ごめんトイレ>といって魔女が私の足を踏んでった。 辞めた後の就職は決まったのですかとお母さんに尋ねた。<まだ決まってないのですよ> じゃあまた自宅待機ですか。<はい - - - > う~ん < - - - - - > トイレから戻った魔女にT君は次がまだ決まっていないらしいと話すと「じゃ、決まるまで、うちを手伝ってもらおうよ。」<いいんですか>「あったり前ジャン、ね」 うんまあ「じゃそういうことで、私、先に帰るね。」 そそくさと帰った<じゃあ、また明日からおねがいします> そそくさと帰ったA君、T君が2mほどの間隔で外に立っていた、明日も仕事だと怒鳴ると、そそくさと帰った。夜、A君の母親から電話があった。T君が初めて親に楯突いて辞めたくないと泣いたことらやいろいろ聴いた。T君は今も次の仕事が決まっていない。そしてA君はT君だけに限って、見えないと必ず理由を聞きにくる
2007/06/04
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公団の3Fの引越し、上司に強要されてうれしい仕事ではない。 その帰りの車中で気の毒な後継者(私の勝手な願い)がいつもの皮肉な口調で、私に尋ねた。<M君って、家でも会社と同じようにテンションが高いままなんですかね> 「どうかなお母さんの話では最近落ち着いてきたらしいけど。」<でも、限度が在りますよね> 「まあな」<M君っていくつでしたっけ> 「35か6かな」<まだ間に合います?> 「なにが」<だから体力を付けることですよ、> M君は「お祝い」のM君で、体力不足もあり、3時で帰っている。 「体力付けてどうする。」<同じ事だから夕方までいるようにしたらどうです。> - - - - <どうですかね - - -> つまり、こうか。 就労時間を通常に近づけることによって賃金のアップと家族の精神的負担を軽減したいと言うことか? (顔が崩れていくのが自分でも分かった)<別にそんなこと言ってませんよ、僕には関係ないことですけど、手間が同じなら仕事なんだから、やればといってるだけですよ><気持ち悪い顔してニヤつかないで下さい、ほんまにキモイです> わかった、とにかく週明けに身体を造るスケジュール作るよ。<ひまなんでしょ、明日したらどうです> (顔が凍りついた)こいつ魔女に言い草が似てきてる。
2007/06/03
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やっと引越しから帰ってきた。 途中チョーうれしいことがあったのですが明日書きます。 引越しを手伝った家の話は機会をみて、とにかく、チックもなくなり、母親の就職も決まり幸せのようでした。 後は嫁にやるだけ。
2007/06/02
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今日は休みです、月に一度、第一土曜日が休みで、塾も臨時休み。 でも運の悪い従業員は出勤、私のオカンの趣味(おせっかい)にお付き合い。今日の趣味は引越しです。オカンの近所に住む母子家庭のような家庭が本物の母子家庭になったのでオカンの住む公団に引っ越す手伝い。 この家庭とオカンとの付き合いは20年以上、よく顔の分からないお父さんと一つ年上の奥さん、耳の聞こえない長女と、たぶん健常者の妹。 よく顔の分からないお父さんは、長女の障害がはっきりした頃から、いい人が出来たらしく母子家庭のような家になった。ごめんなさい、運の悪い従業員が集まってきたのでとりあえず引越しに出発します。続きはあとで。
2007/06/02
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電話が切れた後、耳鳴りがした。嵐のような一週間だった、始まりは作業をお願いしている作業所からの電話<役所から頼まれた希望者なんだけどそちらでお願いできませんか> はい<ではそちらの場所を教えます> お願いします20分で親子が現れ、明日から来ると言う。30を少し過ぎたぐらいのコでひどく落ち着きがなく、自閉があると母親は説明した。よく働く、指示も積極的に受けるし逸脱も自己判断も一度注意してからはしない。3時までの約束だったので指示するとぐずったが結局かえった。夕方母親から電話、<あのこは体力がないので間違いなく3時に返してほしい> はいよく日、3時に指示したら昨日よりぐずり夕方まで働きたいと言う、帰ってからお母さんに皆と同じように働きたいと相談しなさい、。翌朝、母親から電話、<どう言うことでしょう> なにがですか<息子は体力がないと申し上げたはずです> はい<その息子に夕方まで働けなんてむごいことをおっしゃるんですか> いえ彼がそう言ったのですか。<私にはわかります、あの子が自分でそんなこと言うはずがありません、あなたに強要されたにちがいありません> ブチ、頭に中で音がした、確認しますが、彼はなんといったのですか<あの子はちゃんと口が利けないから私が守っているのです> 彼は何も言わなかったのですね<当然です> ではなぜ夕方まで働く話になったのですか<もう結構です、あなたのような人に何をいっても無駄です、役所に通報します>電話が切れた。結局、誰も来なかった。 A君のいた施設にもあの親子は2年ほどいたそうで、あちこちの施設を大体2年ぐらいの周期で渡り歩き、それぞれの施設に対するクレームを役所に持ち込んでいたらしい。時々遊びに来る就労支援担当の方に此の話をしたとき。<この業界では家族の意思に逆らうことはタブーです。当然どんなアドバイスも家族の感情を害するようであれば控えます、国も役所も施設も学校も誰も逆らわない。> <みんな、家族があるサラリーマンですからね>でも<個人経営なんだから思うようにやって下さい、潰さないでくださいね>へこんでブログ辞めようかといったら魔女に蹴飛ばされた。
2007/06/01
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三時の休憩後の時間が一番好きです、養育手帳AとB1だけが残りB2達の遣り残した仕事を片付けて行く時間でもあり、なりよりも人の声が無くなります、コンプレッサーの音だけ。昨日、その時間にレギュラー4人と健常者一人でチームを作り新しいプレスの仕事を検討した。480/Hショットだった、請け単価が1ショット7.6円、 5人でやったので。480×7.6/5=729.6 時給換算729.6円になる。夕方健常者4人でやって345/Hショットだった。この種の前段取りはレギュラーが圧倒的に早いし、長丁場になると差は開く一方だ。 そういえば大学時代部の先輩、団長と空手部の主将は二人今○西の漕艇部のレギュラーだったそうで二人から聞いたコックスの話を思い出した。コックスを負け犬がやる艇は強いが勝てないそうだ、つまり5番目ではじき出されたてやったコックスより、やりたくてやるコックスの艇がほんとのウィナーになれるのだそうな。 コックスはオールを持たない、5番目のレギュラーではなく5人全部がレギュラーということらしい。 だんきち4005さんのブログを呼んでいてそんなことを思い出した。 おやすみなさい
2007/05/30
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矯正を始めるとき、キーワードのあるコとそうでないコの所要時間は大きく違います、また私たちの消費エネルギーも違います。仕事の指導に関してのキーワードは障害の軽いコに対しては「できるふりをするな」重いコには「できなふりをするな」 そして「芝居をやめろ」(此処では様々な定義、基準がありますが、障害の重い軽いは、コミュニケーションが取れるか否かでと理解してください。)でダメ押しが「オカンに言うぞ」これらの言葉にはみんな明解に反応します。家庭というかオカンさんたちにこのキーワードがより効果的になるようにしてほしいのです。社会性に反する行動をしたら露骨にいやな顔をして叱り、叱り、叱りしてほしい、その時に効果はなくとも必ず本人の将来のアイテムになります、これをやるとオカン以外に怒られたとき、おかんと自分以外の世界を認識し始めるように思います、此処は仕事をする場所ですが、職場と家庭の生活はリンクしていると思います。仕事以外(本人がそうおもっている)のこと、たとえば鼻くそをほじった手をそのまま口に入れる、その時「オカンに言うぞ」 びっくりしてやめます、だってオカン以外に言われたことがないのですから。子供にとって親の仏頂面(失礼)ほどつらいものはありません、その原因がじぶんであればなおさらでしょう。 また自分に関わりのあることかどうか理解するのは続ければ見えると思います、必ず、それを信じてほしい。このコたちは私にこれだけ怒鳴られ、怒られてなぜ辞めないのかな。と魔女に訊いたら<此処に来るまで、ちゃんと怒られたことも、褒めらたことも無いからじゃない>ってちゃんとしかられる場所も居場所なのではないでしょうか。
2007/05/30
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スタッフが呼んだ、同じフロアーで動きは目に入っていたが、呼ばれるのを待っていた。いつものようにM君だった、指示されていない動き(勝手にパーツを他から持ってきた)すぐ行った、M君の目が泳がない、いつもと違う、いつもは怒鳴りながらいくが、今日は怒鳴らなかった。 どうした - - - <僕が、勝手に、袋、を、取った、ダメ、ごめんなさい> 「勝手に取るなよ」 <はい> 「仕事にもどれ」 <はい>いつもは、片足つかまれたニワトリのように泣き喚き何にもしてないだった。それでも怒鳴りあげ、自分は何様と思いつつただ怒鳴っていた。 私が近づくと目が泳ぎ、緊張していた、だから私のそばに絶対近づかなかった。今日は目が泳がなかった、そして
2007/05/29
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昨日の続き、 ここでの対応 ----リストラ対象 1 仕事も出来ないのにうるさい対処、雑談に返事をしないことで、今、自分が雑談をしていること自覚させる。リストラ対象 2 臭い対処、毎日、銭湯に伴い身体を洗わせる、耳の裏や足の指などとくに、入浴は身体を濡らして終わりにさせない。リストラ対象 3 最後まで食事するな。対処、弁当は会社のおごりで、仕事だからと5分ずつ短縮させる。 リストラ対象 4 褒められようとするな。対処、前日より進化が見えたときにだけ魔女がきれいねと品物だけを見てその場で私に報告する。対処の前に「君の親はいつまで生きてるの」「ずーと生きてると思うか」と問いかけ変化を確認してから始める。継続しているコも辞めたコも変化が無かった例は無い。PS,昨日、隣接市の市議会議員さん達の見学(視察ではない)があった。かたやQ産党でこなたG民党です。 なんか変でしょう。Q産党の先生は以前、うちが隣接市にいた時代に立ち話をした際にうちの存在を伝えていたのです。で先週、他の議員さんと共に見学したいと連絡があったのですが。この二人、ミスマッチじゃないですか。Q産党の先生いわく、此処の問題は党派や政策の次元ではない、自分よりG民党のほうが此処(施設)の応援ができるから、連れてきましたと。二人とも同じ会派に内緒で来たらしい。選挙の道具ではなく純粋に支援したいと言ったのをつい信じたいと思った。政治家もまだまだ捨てたものじゃないのかな。
2007/05/29
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盗癖、失禁、癲癇発作、自己判断。雇用側や同僚にとってどれが一番迷惑だろう。前の3者は予め情報があれば殆ど未然に対処が可能ですが、自己判断だけは対処が困難。しかもこれは後天的に与えられた障害と私たちはよんでいて、職業訓練に入る前にこれを除去することに、エネルギーを浪費しています。リストラ対象 1仕事も出来ないのにうるさいコミュニケーションを無理にとらせることを辞めさせてほしい。職場で必要なコミュニケーションは指示に対する受領と報告だけで職場で日常会話は必要ありません。リストラ対象 2 臭い風呂で身体を洗え、洗えなければ洗えるようにして。職場のコミュニケーションの一つです、障害があろうが無かろうが不快は不快です。やれば出来るのであれば親の生きてるうちに教えて。 リストラ対象 3 最後まで食事するな。昼休み時間いっぱい食事するな、休憩時間の半分で食べ終えて。ゆっくり食事するのは職場以外にしてください。 リストラ対象 4 褒められようとするな。出来るのが当たり前、職場でほめられるのは、見下されたとき。褒めてくれのは家庭だけで十分。褒めること、認められることは違う、出来るようになれば認められ、そしてそこが居場所。
2007/05/28
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最近、ブログを書くことの許可内容から逸脱気味との批判がさる方面からあった。 <魔女に決まってる>目的は、 すでに在籍し継続しているコらを通して、継続の秘訣のようなものを現在、就労するよそのコたちに伝えたいこと。 これから在籍するであろうコやそうでないコの区別無く ------- これから就学から就労に向かうコらにいま身に着けてほしいことを理解してほしいこと。 身につけられなかったコに、そうできなかった責任者なんてどうでもいいから改めて身につける術を伝えたい。 そして何よりも愚痴りたい。 伝説のセリフ。 作業所ではなかった時代、新人の女のコが持ち場を離れ、ニコニコと <社長、昨日うちで花見いってん> --- 無言 ---- <そんでな、姪っ子が-@&%#> うるさい < ---- > おまえ此処へ何しに来てるの <働くため > そりゃよかった、働け <親の面倒を見なあかんねん > いいから働け < > 早く持ち場に戻れ 出来たものを並べる、見っとも無く並べる。 他のコは並べない、投げ込めと教えたから。 当然このコにも投げ込めと教えた。 でも目を離すと並べる。 出来高は他のコの 1/10 並べるなと指示すると、持ち場離れて、ニコニコと <一生懸命きれいに並べてます> 並べるように誰に言われた? <いや、この方がきれいやし> 並べるように誰に言われた? <お客さんもこの方が喜ぶし > 並べるように誰に言われた? < > 並べるように誰に言われた? < > 並べるように誰に言われた? 訊いたことに答えろ、それとも勝手にやったのか? <親の面倒を見なあかんねん > 並べるように誰に言われた? < > 言われたように働け 元受の社長と立ち話。<君とこのあのコな、結束機を使えるそうやてな、すごいな、しかも親の面倒みたいなんて見上げたもんやな、いまどき健常者でもそんなコおらんで、いやー関心やな。> へえー<昨日、仕事帰りによったみたいで、ここで働きたいようなこともゆうてたから、そのうちなとこたえたけど、ええコはいったんやな> ここで雇ってもらえますか?<うちはそんな余裕ないし、君ほど物好きでもないからそら堪忍して。> むごいことしましたね<なんで > この話の前に結束機を手に入れた、機会の傍によるなと全員に言ったが誰かさわった形跡があった。 よく日、結束機を使えるかと訊いた。 <まあ、普通にはね > 普通って? <このコらよりは > どこで覚えたの? <前の作業所で、結束は私以外は出来なかったし> T君よりもか <いけるんちゃう > やらせてみたとても雑で遅かった、10年の成果。 T君の番、本人はとても嫌がる経験が無いのだから当然、指導する。 T君は指導には一番、従順。 2分ほどで使い始め、5分ぐらいでスタッフより早くなった。 < > T君のほうが早い見たいだな。 <そんなんずっこいやん、T君ずっとやってたんやろ> 初めてとT君。 <みんなで私のことばかにしてるんや > <親の面倒を見なあかんねん > なきながら勝手に帰った。 よく日からB難度の仕事をさせ2日してから <この間、早退したのは病院へ行くからやったんです> で <医者がこの仕事は向いてないっていわはるんです> で <そやけど仕事を続けて親の面倒を見なあかんねんってゆうたらBの仕事から他に変えてもらえって言われました> で <そやから他の仕事します。> 必要ない <そうの方が会社もいいだろうし、会社のためを思って。> Bの仕事いがいしなくていい。 <でも遊ぶのも何やし > Bしないならを遊んでてかまわない、そこに座ってろ。 < > 3日間、連絡なし。出社して <辞めます> はいよ <親にはまで話してないんです。> で <辞めます> はいよ < - - - - > それだけか <はい - - > 親には自分で辞めたって言えよ <はい - - > 約束だぞ <はい - - > あとどうするの <元受の社長さんがいつでも来いって言ってくれるから> - - - - <失礼します> 夕方、元受の社長から電話あった。 <あのコ辞めたんかいな、おしいな> - - - <首になったて泣いてたで、かわいそうに何とかならんのかいな> そちらで雇ってあげてくださいよ。 <はずみでしゃべったこと真に受けられてもこまるし、だから電話してるんやろ。> 自分で辞めたんだから。 <うちどないするねん。> 知りません。 <元受に冷たいな、自分とこだけが下請けちゃうで。> 元受もね。 <君、友達無くすで、なあ頼むわ。> 1週間以内に親が来ますから。 <へ - - - > 今後無責任に物を言わないで下さいね。 <ありがとう、かんにんな> こいつは百年たっても絶対変わらない よく日、彼女の両親が来た。 (本人と父親、そしておばあちゃんと思ったがちがった。) このことはあとで。父親が話す <娘に出来ないことをやらせたそうで> Bを見せた <こんなこと? > <娘に仕事輪やらせないそうで> はい <どうして> やらないから <そんなばかな> 彼女は気に入った仕事しかしません、好みに関係なく仕事をするまで此処では何もさせません。 < - - - > 伺いますが、彼女は最近医者に行きまたか。 <いや - - どうして> いえ、たいしたことではありません。 <障害者にそんなこと好みに関係なくしごとするなんて出来んでしょう> ここで働いているコは障害者です。 < - - - > 手帳での障害の程度は彼女が一番かるいです。 1ヶ月ほどして父親から呼び出された。いろんな話。 娘は40前で、母親は自分より1周り上で自分は去年定年を過ぎたこと。 家のこと、娘の事は、母親に任せてきたこと。 娘の現実と母親の苦労を知らずにきて、のんびりの老後をあきらめて、もう一度働くことにしたこと。 どうしてこれまでの施設の人は何も言ってくれなかったのかとも。 そして、両親に何かあったら頼むと。 約束できないと答えると、施設がそんなことでいいのかと訊かれたので。 うちは施設じゃありません。去年12月に、施設になったと手紙を出した、母親が死んだらお願いしますと返事があった。 今日は休みなので長い。
2007/05/27
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作業所を始めてから5人の聴覚障害者がきて、一人を除いて辞めました。続かない原因を絞ってみると、私の以外に手話がある。手話が使えるわけではないのではっきりとはしないが(聴覚障害者の団体へ問い合わせたが判然としない)、手話には「てにおは」が無い。 したがって正確な作業指示ができない、当然精度を求められるさぎょうがむつかしい。学校で何をしてた という問題ではなく学校では雇用側の要望に関係の無いところで授業が進んでいる。 就学と就労の開きがは障害者と雇用主がモロにうける、これから逃れたければ障害者の雇用を避けるほか無い、雇用しても支援と呼ばれる声援しか受けられず、うまく行かなければ、理解の無い雇用主と処断される。水戸黄門なら雇用主=越後屋であろう。 障害者に人権があるように雇用主にも人権がある。雇用主の人権など粗大ごみ以下であるらしい。 興奮して話がぶっ飛んでしまった。聴覚障害者の話だ、就業中の手話を禁じた約20cm四方のダンボールを用意し、指示は全て文章語でそれに書き、作業完了報告のとき本人が別に与えた用紙に文章語で報告を書いて2つを戻す手順にした。 恐ろしいことが分かった、手話は全国共通でもなく就学年齢や学校によって違うということ。でも話はなんとか通じるらしい、何とか、何とか、なんとーか でも手話の使えない聴覚障害者もいるらしい。 バベルの塔だね 5人とも口語でダンボールに書く、本人たちが聞いたこともない口語で、存在すら知らない文章語などもってのほか。 暗号よりも始末が悪い、まったく読めない。 魔女が口述し文章語に変換し、書かせたものを添削する作業を仕事中に始めた。 座って学習することが苦痛にになり、作業をさせてもらえない、いじめられていると保護者になきつく。 保護者は子供の味方、結局退所。 残ったKさんは文章語で書けるよう努力継続中。 最近、疎遠であった親戚から、Kさんの手紙がついたと電話があった。はじめて読める手紙で在ったとの事。 文章語、口語この記述は学校で教えてほしい。 希望を持って、職場で仲間を作って、と教えるより先に。 宮城谷さんの小編に「沈黙の王」がある。
2007/05/26
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2005/5/25 夜来の雨 昨日、営業から帰ると顔色を変えてA君が <きれいに拭きますすいません> と駆け寄ってきた、分かったと冷たく言うと <ほんまです> 分かったから仕事に戻れと促す。魔女がガアコがまたやりやがったと報告するので、Aから聞いたとAに聞こえるように答えると、魔女の目が笑った。 台所の流しで手を洗う時、Aはそこらじゅうとび散らす、それこそびしょびしょに。鳥が水浴びしたようで、あひるのようだ、それから流しの周りにアルミホイルなどで囲いを作り、雑巾を絞り、ゆすぎ、拭き、ゆすぎ、絞り、決められた場所に置く。 その訓練が完璧に身についたのは2人、ほかは訓練中。 やらかして報告しないとスタッフが私にチクる、私がけたたましく怒鳴る。 でも自分で報告すると<お咎めなし> 報告しないでスタッフに先にばれるとまた スタッフが私に報告するまえに自己申告すると<お咎めなし> <人並みな贅沢しないでね> なんのこと <誰からも好かれたり、尊敬されようなんて馬鹿なこと考えないでね> <あのコたちやスタッフ全員から嫌われるようしてね> <起きたその時確実に怒る、それぐらい出来るでしょ> 此処を始める前、魔女は私にそう約させた。 PS, 営業は 来週に見積もりを提出するので、日曜塾のあとに仕事ができた
2007/05/25
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今日は、春先に断った仕事先に営業にいく、厳密には謝辞したのであるが今忙しいのであれば少し落ち着いてからということであった。それもあって、昨日夕方、電話したら大喜びしてくれたので今日、行くことにした。 で心配なことが一つ。先方はこちらが施設で障害者が仕事をすることを知らない。 うちのコたちが仕事をするのをいつカミングアウトするか、結構悩む。魔女は断られたら断られたときというがね~いまの得意先さ丸3年気がつかなかった、気づいたきっかけは、他の下請けに比べて異様なほどの不良率の低さで生産工程、管理の見学にきたときだった。 (その時の騒ぎはとても面白かったのまたブログで書きます)今回もうちの仕事だけをみて探して電話で訪ねてきたのだから作業所の名刺は出さずにいようと思う。
2007/05/24
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夕べ、ブログのコメントを見て固まってるとき、音も無く後ろに魔女が立った。わかったふりしないのよ相手を傷つけるだけだから ふくれったてしょうがないでしょ、わかったつもりなのはあんたの勝手なんだからあんた何がしたいの? ブログ書きそれとも会社? できることしなさいよ、こんなことあんたにしか出来ないんだから 雇用をした実績、それがあったらみんな同じように雇ってくれる。 そしたらわかってくれるよ、コメントしてる人たちは自分の目でカタチをみたいのよ。此処でおわりじゃないでしょ、なにあまえてんの 昔、大魔女(魔女の母)が、子供がゆうこと聞かなかったら殺したっていいのよ、だって産んで育てたんだよっていってた。 魔女に大魔女に逆らったことがあるかと訊いたらあんたと一緒になることって。 大魔女も魔女もきらいです。
2007/05/23
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重復障害児、R 2007年05月22日 Mにスーパーで会った、私の知らない友人と一緒だったその友人紹介されたが名前を覚えていない。 知り始めのころの連れはRだった、MとRを見かけたのは近所の公園の出入り口のあたりで、自転車の後ろでMにしがみついていたRをおぼえている。 あとで聴いた話では、Mは就労経験があり軽度の知的でRは身体の重度(脳性の麻痺と軽度の知的)、おっとりしたMと勝気なRのコンビで作業所の帰りに毎日、公園の池で釣りをしていたらしい。 梅雨の終わりころ、公園の出入り口で二人声をかけた。 <バイトしないか?> 忘れたころTと名乗る女のコがバイトの話はほんとうかと訊きにきた、本当だと答えると先生(作業所の所長のことらしい)はそんな話はウソやといったという。 Rでもかとしつこく訊くので、怒った。でも安いぞ200/Hだと話すとそんなにと興奮して帰った。妻に公園で猫を拾ったと話すと微笑っていた。 よく日からTかMのどちらかが自転車にRを乗せて通ってきた、夕方5時から7時まで二時間、日曜も時々来ました。 補助具、治具ができるとすぐ慣れ、時給は3週めには500/Hになりました。 工賃の約4万円をうれしそうにもって帰る後姿を、すごいなと妻と見送ったのがRを見た最後でした。 よく日、先生と名乗る方から電話があった。<障害者につまらない夢を見せるな><親御さんを心配させて何の得があるのだ><あいつらが働けるはずが無い><すでに市当局には通報済みだ> いちど此処を見てほしいとお願いすると<その必要はない、俺はだまされない><あいつらは俺の許可なしで何にもでけへんのや><今度あいつらに近づいたら警察に通報するぞ><この偽善者め> 電話が切れた。 夏が終わるころTとMがきて、そのときの話を吶々と話した、Rが工賃で釣竿と父親の靴を買いそれを貰った父親が不安に思い先生に電話してあの騒ぎが始まったこと。自分たちは働いたことが無いRを働かせてみたかったこと。Rには小さいときから母親がいないこと。先生はだめといったがRが働けるなら自分たちも働けるのかと。Rは一人ではどこにもいけないこと。 その後一度だけTの自転車に乗ったRを見た、Mは前に務めていた工場に(社長から電話があった)復帰した。 子供を信じてほしい、親が思う以上に親を気にかけ、生きようとする力はあるのだから。 このときから妻は魔女になった。
2007/05/22
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先週、見学に来た精神のコが今日からきます。精神のコとか養護学校のトップクラス、中途障害の人たちの共通する点で、自分より障害の重いコをさがし、そのコとの格差を回りに認識させようとする傾向があると思います。自分はこのコたちとは違う、このコたちよりましだ。たぶんそれが一番、就労への障害かもしれません。 此処では、口がうまく利けないことや手が遅いことが、働く事にとってあまり重要ではないことを理解させることに腐心します。 まわりと(自分の基準で)比べ自分の方が勝っていることを口先で納得させようとすることが無駄だと理解させます。此処で望むことは君達の自律と自覚で容を変えた甘えには付き合えないことを理解してもら得るよう勤めます、でも理解すると、殆どが障害者に理解のある雇用主を探して職安に戻ります。 辟易します。 現在、がんばっているコたちは<病気が治らない>ことを受け入れ病気が出たときに対応しながら職場を放棄することなく就労を継続する方法を身につけつつあります。 障害は消えません、だから受け入れてほしいのです。受け入れることが出来れば、障害を制御する方法を身につけ、自分で生き延びる道をここで学習できます。 新人君の初日です。
2007/05/21
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ノートって何のために書くのでしょうか。うちでは、自己判断して先走りが収まらないコにはノートを書かせます。賃金体系が基本給40.000に技術給が加算されるのですが、技術は能力検定試験が最低月に一度あります。その際試験には自分で書いたノートだけが持ち込み可です。 ノートを持ち歩くようになり指示されればメモ、ノートをすぐ書くようになります。 魔女がA君にメモを渡して<これ持ってきて>と倉庫から物品を採ってこさせてからですが、メモを見る限り間違えないことが判るとさらにノートに作業手順を書くこともするようになりました。 夏の塾のネタですが メモを自分で書いてもらってお使いをしてもらうと、自分で読めるように書くようになり。 間違いをしない工夫が自分で出来るようになる道程ですね。 自分で書いたノートが一番たよりになること。ちなみに うちでは気の毒な後継者たちも同じように最初は放置され、壁にぶち当たってからノートをとることをアドバイスされます。 PS A君の宝箱(作業台の下の棚)は宝物が1杯です、内容は私が作って渡した作業見本の商品です。 ある時期から、同じ仕事をするときはそれを引っ張り出して睨みつけてから仕事をはじめるので、指示通りしてないと私に怒鳴られことはなくなりました。 どうも魔女が絡んでいるよう出すが、向上心とノートをとることがシンクロしているようなので、何がきっかけかは訊いていません(ほんとはくやしいし)。
2007/05/20
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墓場ではなくゲゲゲでした
2007/05/19
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3時の休憩から5時まで、この時間はコドモたちの人数が一番少ない。そんなこともあって、6台ある作業台のうち1台で作業することが多い。昨日も一台の作業台を全員が取り囲むように作業をしていた。 ふと、聞きなれない独語が聞こえた、なんとE君が<かわいいなかわいいな>と歌っている。 このコが歌うのを始めてた、魔女が笑いながら<楽しいなでしょ>って言ったら続けて<楽しいな>って歌い始めた 全員が固まった。 そしてE君は顔を赤らめて脇を向いて恥ずかしそうに笑った。全員帰ったあと<あれは墓場の鬼太郎だよね>って嬉しそうに訊いた魔女の目が赤かった。 天の岩戸が少し動いた
2007/05/19
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貧乏になるので、へこむのやめました。魔女が私に何か買ったら復活するとほざくのです。 レッスン(インストラクター) 新人君の作業はまずBランク系(例、HP動画上段右)です、それをバディ(同じ作業をする先輩)とします。 <作業台上に相対する位置(新人君がバディの正面)に一箱分を2人分セット> <新人君に接触して意識を喚起させバディを呼び作業位置に誘導>「エンビをブラケットに付けて」 <口頭で説明しながら作業手順を明示>「理解したか」 <新人君には発声での返事を期待しないこと> <何らかの意思表示があればそれを記憶>「理解したか」 <それぞれの応答を確認> <二人にそれぞれ返事があるままで繰り返し確認>「始めて」 <指示を待たずに始めたら、強く無言で静止> <バディの方を示しながら>「勝手に動くな」「始めって言われるまでだめ」 <静止を確認して>「始めて」 <ふたりの作業開始を確認してその場を離れる> <新人君の意思表示方法を管理者に報告> <エンビありません、ブラケットありません、出来ました、等の指示を求めたら迅速に指示をだす> <指示をを求めず自己判断で行動を起こしたら注視> <作業の進行に伴う自己判断の場合はその行動が終わるまで放置> <持ち場を離れたら理由を問う> <理由(排泄を含めて)の如何を問わず>「勝手に行くな」「報告してから行け」 <作業の自己判断は行動が終わった時点で静止しないようを確認し全て元通りに復帰させ改めて始めさせる> <上記の行動はインストラクターは無言で、譴責、小言は口にしない> <新人君には>「勝手に動くな、判らなければ、呼んで」 <新人君への注意指示は何か間違うまでしないこと> a 指示の無い行動はNG。 b NGは行動であって結果に関係ないこと。 c 失敗、が予見されても失敗をするまで放置すること。 d 物が壊れそうならば壊れるまで放置すること。以上四つが新人君の初期の習熟規範です。その目的は以下 a 指示通りしていれば怒られない。 b 指示通りしていれば失敗しない。 c 指示通りしていればうまく出来るようになる。 です
2007/05/18
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今日は、此処に来たくなかったんです。でも因果なことにみょうに丈夫で、具合が悪くならない。 昨日の終礼で、やってしまったんです。小言のための小言、自分の都合の説教、職員(健常者)はともかくコどもらにはばれてます。フリをしてもだめ、中身が無ければだめなのに 本気で怒らないと不安にさせるのに。 初めてすぐ自分が本気で怒ってないことが気がついていたのにそれをごまかしたこと。 絶対不安にさせました。 あやまっても、終わらない。 親ってすごいですね、 こんなもんじゃないのでしょうね。風邪でもひかないかなと期待したんですけど。 もうすぐ朝礼、今日も一日が始まります。
2007/05/17
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ホームページの動画、上段左はA君、中段右はE君、下段右はT君。A君は右利き、T君は左利き、E君は両方です。何の話かというと、うちでは入所時に魔女が魔法をかけて能力判定をします。この判定をガイドラインとして、初期の作業学習の形態を2つに分けます。A君、E君はニュータイプ、T君はノーマル。ニュータイプは天才型、ノーマルは努力型と理解してください、おおむね自閉系はニュータイプが多いですが、どちらも教導方法しだいで 800/H 以上の出来高になります。これまでに到達時間はともかくできなかった原因は親の妥協がほとんどです。 まだ早い、自分が生きている間はこのコにつらい思いはさせない、etc さて話の続き、E君なのですが多分、食事時の庇護者との位置関係が影響していると思います。つまり何でも真似してると両手が使えるようになるとゆうことです。 で推論として自閉系で両手が使えるコは起用で頭と身体の連携がうまく出来ているか、出来るようになるとおもいます。 その気なると覚えは早いが、飽きるのはやく、飽きたらそれに見向きもしない そろそろ時間なので、続きはあとで。
2007/05/16
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お願いとゆうか、募集です。 私たちの施設では、社会生活を送るつけて必要と思われることを従業員、利用者にたいして習熟させ全員がそれぞれに身につけてそれが給与や日常生活に反映させていることが出来ていると自負しています。 さて、その訓練やノウハウを就学中から始めるともっと効果的ではないかと、就労経験や社会経験のない児童、学生に試してみたく今夏(夏休み期間中)に、塾として2週間程度の日程で行います。 希望される方は教材の都合もありますので、日程、訓練科目(なにを身につけさせたいかなど)の希望も含めてお知らせください。 予定している科目は待機(待て)協調(複数で働く)計数(数える)などです。 費用は教材、食費(本人分)も含めて無料ですが、移動はご自信でお願いします。
2007/05/15
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久しぶりにA君、かれの独語はVシネマとお母さん、この二つの繰り返しです。 最近は魔女のせりふもはいってきました。 独語の解析は面白いので全員のをよく聴いています。 入職して間もないころ私も障害者と働くのは初めてなのでお互い(A君と二人)睨み合いでした。 最初の従業員が彼だったことはとてもラッキーでした、かなり気を使ってもらいましたが、短期(気が小さい)な私が怒鳴るたびにべそをかきながら一生懸命やります、と5分間だけガンバッテくれ、約6分後に怒鳴りを繰り返し、一日20回(数えるのを途中でやめた)以上怒鳴ったことがありました。 やがて東京から魔女が来たときの第一声は、このコってすごいねでした。 あんたみたいな活舌の悪い人に指導されたのに、教えられた仕事はあんたより出来るんじゃん、でした。 こっちのコ(A君の次に来たT君と魔女は同期)は少し手間がかかるかもしれないけどいいコだね。 健常者としては障害者より仕事が出来ないといわれるとかなりプライドが傷つきます当然のごとく、時間のあるときを見計らって計量(そのうち動画でUPそます)のチャレンジです。ところが3回やっても私のほうが速いのです。 ニヤニヤしながら魔女が変わるというのでやらせたら魔女が先に終わります。 その夜<昼間のこと解った> 解らん<ほんとに> だから解らん<あのコあんたのすぐ後で終わるよね> うん<私のすぐ後でも終わるよね> うん<あんたあたしより早い?> へ<あんたとあたしの時間差は約1分よ> く<解った> ‥<あのコ、人の前に出ないように調整してるよ><たぶん物心ついてからずっとね、気づいてるのは母親だけじゃない><障害者って優しいのね、ずるいのかもしれないけど> ショックでした、今でもこのことに少しコンプレックスがあります。 観察を始めると、彼はほぼ全周囲の状況が意識に入っているようで、この傾向は自閉気味でボーダーから遠いコほど顕著のようです。彼らの認識の範囲は私たちより広角で、しかも時間の要素、結果もかみされているようです。健常者の感性でたとえるなら一番近いのはオーケストラの指揮者ではないかと思いますがどうでしょう。 こんなこと書くとヒンシュクをかいそうですが、毎日あのコたちと働いてるとその思いは強くなります。
2007/05/14
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そう遠くない昔、S市では障害者の仕事を創るため市が出資した株式会社が公園などの掃除を市から請け負いました。障害者達は一生懸命に掃除しました。 そうとは知らない市民から汚い、掃除をしてるのかとクレームがつきました。 慌てた市はその会社が掃除したあとに、以前から掃除をしていた清掃会社がもう一度掃除するよう手配しました。 それからは汚いとのクレームは来なくなりました。 たぶん障害者が掃除してると知ってたらクレームなんかついてない。 この話は地元福祉関係者の中では公然の秘密。
2007/05/14
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作業所を始める前それなりに経営が安定してた頃、耳に入った言葉。 一般ピー 儲かってるの? (それなりにね。) 補助金なんかすごいんやろ? (貰ってない。) どうして?もらえる物は貰えばいいのに。 (ほっとけ) 貰わんでもやれることは貰いたくない、貰ってあれこれ指図されるのはいやだ! 自分のやりたいようにやりたいから。 変ってるなあ、経営がなりたたんやろ? (いいからほっとけ) 福祉関係者のご託宣 あのコたちはちゃんと仕事は出来ないよ、あなたの気持ちは尊いけど現実はそんなものではないよ。 (ああそうかい)就労させても、結局「お客様」か「ペット」なんですよね、それに雇用主が気がついたらやがて退職を促される、雇用の継続は会社の体力しだい。 (なるほど) 前にいた会社の元従業員(私も元従業員)の本音 あのコたちと昼食をとると食欲がなくなる。 障害者の雇用は社長の道楽。 何が悲しくてあのコたちが汚したトイレを掃除しなきゃいけないの。 仕事はできたよ、段取りはべつの健常者がやってね、2人羽織だね。 一人前に給料貰ってたんだよねあれで。 残業しないから、あのコたちの仕事の後始末は健常者の仕事なんだよね。 魔女 あんた始める前、補助金貰わなくてもあのコたち使って経営成り立つって言ったよね。 (確かにいった) 今、成り立ってるよね。 (^^)v それで終わり? (へ・・) それで終わりなの? (?_?) あんたほんとに無責任ね、あんた死んだらあのコたちどうするの (-"-;) 命預かるってそういうことじゃないでしょ。自分が死んでもあのコたちの暮らしが成り立つように会社の基盤と、健常者と、障害者、後継者の育成。明日あんたが死んでもいいように。後のことが出来て初めて終わりなの、会社を誰かに譲ってやっと終わり、私たちに子供はいない、かわいそうな後継者を育てなければ。指導方法、育成方法のガイドライン、インストラクター職員の管理、工程の管理方法、エトセトラ、エトセトラ、エトセトラ(by王様と私 古い)。 (魔女め) B型作業所 (社会に通用する障害者を期限を定めず育成できる、だめでもここでずっと) グループホーム (身寄りがなくなっても職場の社宅として) 職場の開拓 (後継者問題を抱える企業をB型作業所化して職場そのものを造る) (どうだ魔女め) できてから言えば。でもまだまだよ自分が死んでもそれが前へ進むようじゃなきゃね。 (;_;)
2007/05/14
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最初の障害者A君、二番目に来たT君、この二人と魔女(カミサン)との4人だけで、ずっとやっていればかなり裕福だったと思う。 今在るガイドラインはこの時代にA君とT君のせい(おかげ)でできました。さてA君。毎日シーラー(そのうちHPで画像アップします)ばかりです。理由は忙しくて相手をするのが面倒くさいときに持たせる子供だましのオモチャ(簡単な仕事)をつくりたかったのです。 A君はその仕事は簡単に出来るようになりました(2分ぐらい)。私が自分の指導能力の賜物と悦にいったのは言うまでもありません。 6月になってT君(彼の話はT君の章で)と魔女が来ました、彼女は箱根の先は死んでも行きたくないと言ってたくせに、私にある事を確認、約束させてから支援に来ました。 魔女がA君のシーラーをみて、怒り狂ってあんたは無責任でプライドがないと罵倒しました、 「ドレスアップしなさいよ。」 仕事は常にドレスアップした最上の仕事を目指す。そのためにシーラーもドレスアップしたやり方、「はい、やりました」でなく胸をはって「どうぞ」と出せるように、品物には作った人のプライドと責任が値段に関係なく反映される。 指導するなら最上の物が身につくように教えることが教える者の使命、時間がいくらかかろうとそうするつもりがなければ教える資格はない。 そういわれてA君を見ると《ボーダーの下限の少し上》この状態で仕事をすると心の声が連発。(ドレスアップした仕事の最中は独語だけで心の声は在りません) もう一度シーラーの再教育、魔女が教えるとドレスアップ出来る。でもそれから彼がずっとシーラーがドレスアップして出来るならテレビドラマです。 現実はネバーエンディング 毎回仕事を始める前に怒らないと勝手にドレスダウン、3年たった今でもその繰り返し。 結論、A君は私よりチャンと仕事がしたい。でも気持ちが続かない。 魔女がA君に教えるところを一歩下がって視ていると、彼が仕事を教わっているのは仕事を教えてもらうのではなく、《盗んでいる》のです後日に記載する予定のT君とはまるで違います、T君は《刷り込む》です。 A君とT君はともに自閉があり、学習障害があるとのことでしたが2人の受修方法の違いは意外であるとともに納得もしました。 魔女と私で指導方法のガイドラインをず~と作り書き残すことにしました。 以下次回
2007/05/14
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A君を最初に見たとき笑いました(もちろん心のなかで)、紹介してくださった施設の副施設長さんの説明どおりでしたから。 曰く、心の声が口に出る。 曰く、顔が怖い。 曰く、紐が手放せない。 仕事ぶりは独言とともに仕事場をグルグル、与えた仕事が終わると紐をポケットから取り出しコネコネ、ひとしきり終わると。「次、何しましょ」 『じゃこれやって』「はい」間髪を入れず「なんでせなあかんねん」『なんか言ったか』「なんもゆうてません」『うそつけ確かに聞いたぞ』これが心の声でした、それが恐ろしい?才能の前触れでした。 A君の心の声は私の揚げ足を取っていたのです。 あのコがこころの声を出すのは不安だからよ。アンタの段取りが悪かったり、指示がいい加減だからよ。 あのコはあんたがしっかりしてないと不安なのよ。心の声はあのコの悲鳴よ。 と魔女私的解析、心の声及び独語心の声 (管理人の都合で解析拒否)(対処) 指示者が仕事を把握し、しっかりしていればあまり発しない。独語 「ただ働きや」「こんなんいやや」「もういやや」 最初の職場(彼は普通高を卒業して食品会社に就職していた、その職場では手間の掛かる厄介者で残業要員で毎晩11時すぎ帰宅、残業代は出なかったそうです。 (A君、母親談)以下次回
2007/05/14
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去年12月にB型作業所を立ち上げたのですが、それまでは小さな製作所でした。 16年2月に仕事の一部を市内の障害者作業所に内職をお願いし出来たパーツを作業場で組立、包装、梱包の仕事です、つまり内職屋、始めたときは自分一人でした。 作業所に依頼する仕事は1作業所に一工程、納期は不定、出来たときに連絡を貰って集配にいくようなものでメーカーや元受にはのんびりした道楽仕事と揶揄されましたが、納品単価が安く納期に遅れることもなっかたので、仕事をきられることもなく過ぎました。 もちろん納期の変更(材料の調達が遅れても納期は変わらない)はありましたが、その時は他を探せと断り顰蹙をかったのはいうまでもありません。 「下請けはおまえの所だけではない」はしょっちゅうでそのたびに「仕事をくれるのはお宅だけでない」と答え、結局は元受がおれて納期をずらして納品してきました。 こんなわがままが許されてきたのは、障害者の作る製品が、健常者の作るそれよりも完成度が高く、不良率が極端に低いからです。 その理由をこのブログで少しでも多くの人に伝えることが出来ればさいわいです。同年4月からA君(知的障害B1)が作業所の紹介で入りました。これが障害者と働く日々の始まりでした。 A君のことは次回で。
2007/05/14
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先月からHP立ち上げたり、ブログはじめたり忙しいのだけれど、また使い勝手の都合でブログを此処に引っ越します。向こうに書いてあることは沢山わ無いので、あまり手間はかからないけと思うんだけれど。 今日からあのコたちに食事時の訓練を始めようと思い、まず箸使いと思って見回すと、なんと該当者がほぼ全員(当然職員も)すぐ方針転換、職員を集め趣旨を説明して賛同(強制)させ職員とあのコたち全員に明日から訓練を始めます、まさに灯台元暗し。
2007/05/14
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