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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2017.02.26
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​ 夜中、寝室の屋根裏から聞こえてくる小さな物音。
 私は、客用寝室でそこへの入口を見つけると、薄暗い空間へと入り込む。
 そこの梁の上では、みみずくが眠っていた。
 そして、入口のわきには包装された絵画が。

 屋根裏からスタジオへと運び出し、
 何日かの逡巡の後、『騎士団長殺し』を包んでいた和紙と白い布をはがした。
 そこには、『 ドン・ジョバンニ 』をモチーフにした飛鳥時代の光景と、


  「ああ、あの人殺しが、私のお父様を殺したのよ。
   この血……、この傷……、
   顔は既に死の色を浮かべ、
   息もこときれ、
   手足も冷たい
   お父様、優しいお父様!
   気が遠くなり、
   このまま死んでしまいそう」(p.104)

   ***

『1Q84』はヤナーチェクでしたが、今回はモーツァルト。
私は、オペラはタイトルを知っていても、

飛鳥時代の光景が記されていても、全く結びつきませんでした。

でも、まぁ、知ってしまえば、確かにウィーン。
やっぱり、そこに何かありそうです。
そして、天井裏への入口を連想させる、地上に開いた穴・四角いマンホール。
いよいよ村上さんらしくなってきましたね。





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Last updated  2017.02.26 20:46:53コメント(0) | コメントを書く


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