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信の手紙---------。
信の住んでいた村へ向かった小春たち。
そこにあった真実は・・・信の壮絶な過去だった。
そして、自分の経験から小春と紗千の和解を願った信。
結果的にそれが彼の最後の願いになってしまったわけで・・・。
たどり着いた土産物屋の店主から受け取った信の書いた手紙。
信は終バスに乗り遅れそうになり、慌てて帰ったから手紙を忘れて行ったというのだ。
それを一人で読んだ方がいいといわれて、小春はまず一人で手紙を読むことに。
そこに書かれてあったのは・・・信の過去。
あの日「あの人」に会うためにここへ戻ってきた信。
信がこの村に住んでいたのは15歳まで。
だが、そのうち8歳から10歳までの3年間は一人暮らしをしていたというのだ!!
どういう意味かと思えば、信の母親は毎月信に金だけ送りつけ、自分は東京で暮らしていたのだ。
男と・・・。
それでも信は、母との「約束」を守るために、子供心に気を使って、お金を分けてちゃんと使い、髪は自分で切り、服も臭くなれば洗った。
週に3日風呂に入るという生活を、たった一人で、3年も続けていたというのだ!!
救いだったのは、それを信は楽しんでやっていたこと。
冒険王になった気持ちだったという。
たまに帰ってくる母。
そしてご褒美にキャラメルを買ってくれ、抱きしめてくれた。
もうちょっとで一緒に暮らせるからねといっていたのだが・・・。
冒険が3年目に入ると、緑の縁取りの封筒が届かなくなってきたのだ。
それでもなんとか生活を続けていたけれど・・・流石にそれも限界。
だが、信は母と約束したのだ。
誰かに見つかったら、牢屋に入れられてしまう。
牢屋に入ったら会えなくなってしまうからと・・・。
そんな信を助けてくれたのが、宮前という郵便屋さん。
彼は今、病院に入院しているよう。
見舞いに彼が大好きだったプリンを持って、結婚と子供が生まれた事を報告した信。
宮前は知らせをくれなかったことを怒りながらも、自分の事のように喜んで涙まで流してくれた。
「よかったな、死なねぇで」
それに頷いた信。
母は今も綺麗だという。
息子に生命保険をかけて・・・殺そうとしたのか。
そもそも金だけ送りつけて一人で暮らさせるような酷い親だったけれど・・・。
結局信は「あの人」を置いて逃げたのだ。
それでも、宮前はしみじみと言うのだ。
「生きててよかったな。
生きて、親父になったんだから」
そんな彼に「家族ができました」と報告できたことが信には何より嬉しく誇らしかったろう。
家族が待つ家に帰ろう。
そう思った時、ふと立ち寄った駅前の商店街で見つけた花瓶。
何を求めているわけでもなかった。
謝罪がほしいわけでもない。
だた母に見せたかった。
大人になった自分の姿を。
「おかあちゃんにこっち、向いてほしかったんです」
そして、母の働いているコーヒーショップへ向かう信。
母を見てどう切り出そうかと思うけど・・・母は普通の対応をし、気づいてくれなかった・・・かと思われたのだが、彼女は鍵を渡し、家で待っているように告げたのだ。
家の窓から見えた花。
それは缶に生けられていた。
そのための花瓶を買って渡した信。
母はそれを見て、テレビをくれと言い出したのだ。
息子に金をたかり、愚痴をこぼす母。
そこで家族ができたと話をする信。
でも、それなら生命保険も解約すれば金もあるだろうと言い出すような酷い人。
それでも・・・信の母なのだ。
母が手編みで作ってくれたオレンジのマフラー。
それは信の子供の頃の思い出の品。
母からもらった大切な・・・。
電球の紐に繫がれていたそれ。
酷い人だけど、母もまたそれを捨てられなかったんだね。
それだけもらっていくと告げる信。
だが・・・どうしてもちゃんと自分の思いを伝えたかったのだ。
背中を丸めて眠ってしまった母に語りかける信。
「お母ちゃん。
僕、楽しかったです。
色々言われたかもしれないですけど・・・。
お母ちゃん、僕、大丈夫だったんです。
僕、お母ちゃんと約束するの楽しかったです。
お母ちゃんの事好きだったから。
お母ちゃんの楽しいのが、僕の楽しいのだったから。
今月は何日にくるのかな。
それ考えるの、幸せでした。
お母ちゃんの封筒の字見るの、住所の字見るの、幸せでした。
人はお母ちゃんの封筒見て、いろんなこと言ったけど、僕にとっては希望だったし、
みんな僕の事不幸って言ったけど、僕にとってはただの現実だった。
僕、生きてるだけだよ。
泣いてても生きてる。
悲しんでも生きてる。
僕・・・生きてただけだよ。
そういう・・・。
あのね、僕と同じで、彼女もちょっと寂しがりやです。
だから、一緒に生きてます。
気持ちに寄り添うこと。
悲しみに寄り添うこと。
丁寧に、心をこめて生きること、子供らに伝えます。
お母ちゃん。
ありがとう---------。
僕は元気です。
元気です」
息子の言葉に声を上げて泣き出してしまった母。
彼女は息子が突然大人になって訪ねてきて、どうしたらいいかわからなかったんだろう。
本当はずっと許してほしかったのかもしれない。
人生に失敗したのを全部子供のせいにして・・・。
酷い親だと自覚があったからこそ、最後までそれを演じようとしたのかもしれない。
でも、信は恨みも何も言わないで、むしろ感謝された。
母が許された瞬間だったろう。
でも、信はそれを告げながら、小春と紗千がどうすれば仲直りできるか考えていたよう。
今は信にとって一番大切な家族は小春で、望海で、来月生まれてくる陸なのだから。
「僕は小春ちゃんと、小春ちゃんのお母さんと、一緒にご飯が食べたいです」
なので、今から紗千に会いに行くと書いていた信。
二人が一緒にご飯を食べている姿が見たい。
「きっとうまくいく。
そんな予感が・・・
予感がして仕方ないんです-------」
そこで終わっていた手紙。
そして信は紗千を訪ねたよう。
その手紙を、子供たちにも読ませることにした小春。
初めて見る父の字。
それに感動する望海たち。
そして・・・信が家にやってきた際、何を食べたのかを電話で紗千に尋ねた小春。
覚えてないわといいながら、紗千は鮮明にその日作った料理のひとつひとつを口にしたのだ。
・・・信とはほとんど口をきかないで、話を聞いていたのもしゃべっていたのも健太郎ばかり。
それでも、突然娘の夫が訪れ、子供ができたと聞かされて、嬉しくないわけがない。
不器用で、意地っ張りな紗千は、本当に小春そっくり。
話を振られないように、自分からは何も言わないように・・・常に口に食べ物を入れていた紗千の姿。
ものすごく印象的だった。
うまいよなぁ、田中さん。
だから信は今度陸が生まれたら、小春たちと一緒にまたここへきていいかと問う信。
小春は意地を張っているだけ。
本当は母に会いたいのだと。
子供たちを見てもらいたい。
お願いしますと頭を下げた信を思い出した紗千。
これは本当切ないなぁ。
でも、信の思いや、考えはちゃんと子供たちに伝わっていた。
望海は、手紙を読み終えた後、間違ってるかもしれないけどと前置きしつつ小春に言ったのだ。
「お父さんね、幸せだったと思うの」
うわぁ。
この言葉泣けた。
小春もそう思うと賛同する。
「幸せとか不幸なこととかってないの。
「幸せだ~」って、感じられる心だけがあるの。
お父さんには「幸せだ~」っいぇ感じられる心があったの。
それはね、お母さんすっごく強いことで、すっごくステキな事だと思う。
望海が生まれたでしょ。
陸が生まれたでしょ。
お父さん、もうそれ以上何もいらなかったの。
家族と一緒にいられるだけで、幸せだって思える。
それはね、お父さんがくれたものだよ。
願ってくれたことだよ。
今も、お母さんと望海と陸は、お父さんがくれた幸せの中にいるの」
子供たちの手を握ってそう告げる小春。
でも、本当あの手紙はしあわせに満ちていた。
それが救いであり、だからこそ、今からだって話だったのになぁと、悔しさも隠せない。
そして、植杉家へ戻ってきた小春たち。
すると、そこには信が来た日に作ってくれたご飯と同じメニューが用意されていた。
紗千の気持ち。
それを感じた小春。
そして、薬を飲もうと降りてきた台所で、栞が遅めの食事をとっていた。
そこでもう少し普通にしたらどうかと言い出す栞。
ここにずっといるのだから。
母は梨を渡したからと自分を責めていたし。
そう告げる栞に、そんな風に思っていないという小春。
何かの、誰かのせいだとは思っていない。
小春が気になるのは、原因探しではなく、信が思い残すことはなかったのか言いたかったことはなかったのかという事。
すると栞が、先ほど望海に聞かれて漢字を教えるついでに信の手紙を読んでしまったことを告白。
動揺してしまったか、コップを落としてしまった小春。
それで足を切ってしまったのだ!!
わぁ。
これ血が止まらなくなるパターンじゃないことを祈るよ~(><)
救急箱を用意した栞は、突然「私、お姉ちゃんと仲良くしたい」と言い出す。
それに頷く小春。
普通家族が死んだらと言う栞に、信は死んだんではないといい返す小春。
「生きたの。
生きただけなの」
そして------栞はついに告白をする。
「あの日・・・私が電車で青柳信さんを痴漢だっていいました。
私がウソをついたから、ああいうことになりました。
青柳信さん優しい人でした。
私の事心配してくれて、やさしくしてくれて・・・。
だから手紙の事わかるっていうか、幸せだったんだなって・・・」
栞の告白に、一気にこみ上げるものがあった小春。
嗚咽をかみ締める小春。
そんな小春に、栞は土下座して「ごめんなさい」と謝罪する。
逃げようとした栞を捕まえ、押し倒した小春。
散乱する食器。
「何で!?何で!?」
そう問い詰める小春に、栞はただ「ごめんなさい」としか言えない。
その時、物音を聞いてやってきた望海。
栞を押し倒し、馬乗りになっている母の姿。
何してるのかと近づこうとした望海を、割れてるからダメだと厳しい声で叫ぶ小春だった・・・。
ここで言ってしまうのか。
小春がどんな答えを出すかが気になるね。
そして、紗千は少しずつ歩み寄ろうとしてくれている。
それが救い。
それなだけに、仕事帰りに買ってくれたケーキが無駄にならないように祈りたい。
信の過去も壮絶だった。
だからこそ二人にとって家族の大切さは何にも変えがたいものだったんだろう。
過去の映像と現在のリンクのうまさ。
演出が光った回だったと思います。
さぁ。
いよいよ病気も加速していきそうですね。
次回はどうなる。
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第6話
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