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助けてください、お母さん---------!!
今回はもう、この台詞だけで涙だった。
それまでの思い出の回想。
つたないやり取りから、昔二人でよくやったあやとりをシャドウでするシーンは微笑ましかった。
助けて欲しい。
ようやく口に出来た小春の心の叫び。
抱き合って泣き出した二人の姿を見て、こちらも泣けて泣けて仕方なかった。
そしてもう一人。
親の務めを果たそうと栞に会いに行った健太郎があんな事になるなんて・・・。
栞はもう対人恐怖症になる勢いじゃないのか?
そんな事にならないためにも無事だといいけど・・・。
仕事中に怪我をしてしまった小春。
そのせいで熱も出てしまい、澤村に2日間の入院を命じられてしまう。
仕方ないけど、こればかりは仕方ない。
そこで仕事が忙しくて帰れないと望海にはごまかし、健太郎に託すのだが・・・。
今日は紗千が望海たちの面倒を見てくれているよう。
一緒に冷凍マンモス展へ行って大はしゃぎ。
でも、何をしても母・小春の事を思い、一緒にこれたらよかったのにといわんばかりの二人。
本当まっすぐに育った子供たちだよなぁ。
いい子だ。
しかも、 観覧車に乗らないのは、1日に2個楽しいことがあったら、どっちが楽しかったかわからなくなってしまうからだって!!
望海の考え方もすごいなぁ。
面白い。
でも、それだけひとつひとつの出来事や感動なんかを大切にしてる子なんだよなぁ。
一瞬一瞬を精一杯楽しく生きてる。
そんな所がお母さんに似てるという紗千。
そして今日は健太郎と4人で川の字になって眠る事に。
そこで望海に小春の幼いころの話をしてくれるのだった・・・。
教科書を捨てた事。
世の中にはもうひとりの自分がいる。
その子を探しにいくといったというのだ。
学校なんか楽しくない。
だからもっと楽しい事を見つけるためにその子と変わってもらうのだといったというのだが・・・。
どんな大人になるのか心配だったけど・・・心配いらなかった。
望海たちの素敵な母親になったのだ。
小春は。
自分とは違う。
翌日。
骨髄検査をするために病院へ向かった紗千。
そこでようやく健太郎に小春の病気の話を聞かせるのだが・・・。
健太郎はこれは運命なんだと。
そのための再会だし、償いをするチャンスだという。
だが、小春はきっとそういうことを嫌がるだろう。
それに、そんなことで償えるものではないのだ。
それでも家族だから、みんなで頑張ればと説得を試みる健太郎。
そして栞がずっと聞いていたプレイヤーの中には信が好きだった曲が入っていたと言ってくれるのだが・・・。
そうじゃないのだ。
何もわかっていない健太郎に思わず紗千は泣き崩れてすがりつく。
そして・・・ついに栞が犯した罪を告白したのだ。
泣きながら栞が書いたスケッチをめくる健太郎。
何も知らなかった自分を責めただろう。
そして娘にそんな罪を背負わせた事。
栞の父親として、これから小春たちにどう償うか・・・。
それを考えずにはいられなかっただろう。
だが・・・祈りむなしく、 紗千の骨髄は一致しなかったのだ。
小春のドナーになれなかったのだ。
そこで食事の準備を始めた小春に、澤村先生がいなかったという話をした紗千。
それで小春は紗千が病気の事を知ってしまったと知る。
「ごめんなさい、無理でした」
その謝罪を聞かなかった振りをしてまったく違う話をする小春。
それでも何度も何度も謝罪する紗千。
「ごめんなさい。
ごめんなさい。
丈夫に産んでやれなくて・・・」
やめてくださいと制止する小春。
だが・・・ この会話を望海が聞いてしまっていたのだ!!
あぁぁ。
一番恐れていた事態に(><)
そして、今日も台所に立つ小春と紗千。
敬語での会話は相変わらずだけど、何も言わなくても味見をしてもらったり、少しずついいやり取りが出来てるよう。
山吹色のエプロンを覚えていた小春。
そういえばご飯を作っていたら、ずっとそばにいたと、昔を懐かしむ紗千。
そこであやとりをしていたと言うと、小春も当時を思い出したよう。
そこでシャドウであやとりをはじめる二人。
そこに紐があるかのごとく、川や田んぼ、ダイヤモンドなんかを作って盛り上がった事を思い出し、楽しそうな雰囲気。
見てて本当微笑ましかった。
昔の話を聞かせる紗千。
でも、覚えてないとそんな事あったのかという小春。
そんな中、小春は幼い頃、ずっと考えていた事を思い出す。
「人は死んだらどうなるか?」
それを眠れないほど考えた小春。
紗千は 「お星様になるのよ」
と答えた。
では今なら何と答える?
どこへ行くのか?
「あなたはそんな事にはなりません。
絶対に、そんな事はありません」
だが小春はもう一人の自分がいたら、いてくれたらと思うのだ。
そしたら子供たちの事を預けるのに。
「私ね、子供たちいなかったら、別にいいやって思ってたと思うの」
反応がない紗千を責めるように 「返事して」
と促す小春。
「それぐらい許せないんだよ。
あなたの事も、あなたの娘の事も、許せないんだよ。
それはね、一生、一生なの。
そんな人たちに頼らなきゃいけない自分も許せないの
ねぇ。
嫌なんだよ。
許せないんだよ。
助けてよ。
許せないんだよ」
娘の必死の願いに「うん」と相槌を打つしか出来ない紗千はうなだれてしまう。
そんな紗千の肩を何度も何度もはたいて訴える小春。
「助けてよ」
「うん」
「ねぇ」
「うん」
「お母さん・・・お母さん・・・お母さん-----!!」
せきを切ったように泣き出す小春。
娘を抱きしめ背中を思い切りさすってやる紗千。
小春は声を上げて泣くしか出来ない。
泣けた。
ただ泣けたシーンだった。
切な過ぎた。
小春の気持ちも、そして何もしてやれない自分をふがいなく思いながらも今度こそ自分が助けると思っただろう紗千の事も。
ようやく母と呼べて、取り戻せた親子の関係。
やっぱり母はどれだけ許せなくても母なんだ。
助けてって、小春が唯一言える人なんだよな。
「私はお星様にはならない。
絶対ならない。
でも、絶対なんてないから------------。
お母さん」
そう言いながら必死に紗千の手を掴む小春。
その時、子供たちが呼ぶ声が聞こえ、顔を洗った小春は行ってしまうのだった・・・。
一方、健太郎は栞に会いに行く。
これからどうするのか?
何もしてないから、してない事をするという栞に、健太郎は小春にちゃんと謝ろうと説得を試みる。
「償い、わかるか?
出来るかどうか、別だよ」
それでも逃げてしまう栞。
帰ってきなさいと言う健太郎。
店は売ろうと考えているよう。
それを小春に渡し、3人でアパート見つけようと。
3人で働く。
返せるか分からない。
それでも、償わなければならないのだ。
何の話かと笑う栞に、自分がしたことは人の命を奪った事なのだといい含める健太郎。
「世の中で一番悪い人は、自分のしたことを分かってない人だよ」
自分もまた何も分かっていなかった。
栞の事、紗千の事。
栞がやった事は命を奪ったことなのだ。
信という小春にとって、子供たちにとって大切な人の命を、彼の人生を断ち切ったのだ。
だが・・・栞はまた逃げてしまう。
後を追った健太郎は帰ろうと言うのだが・・・。
その時、 足を滑らせてしまった健太郎は、川へと転落してしまうのだった--------。
この展開は予想外だったわ。
これで健太郎まで・・・とかは勘弁だけどね。
その夜・・・望海は布団に入った途端、泣き出してしまう。
「何でもない」というけど、何もないわけがないのだ。
どうしたと抱きしめてやると、望海は泣きじゃくりながら母に問う。
「お母さん、病気なの-----?」
返事が出来ない小春。
望海にどう話すつもりなんだろう。
もうここまで知ってしまったら誤魔化せないだろう。
それこそ内に抱えてしまって、望海が壊れてしまうだろうし。
健太郎は助かるのか。
また栞は逃げるの?
栞がドナー適合して、この償いが移植で解決されるなら、それは都合よすぎる話だと思ってしまうんだけど、それも小春の気持ちしだいなのかなぁ・・・。
そこらへんをどう見せてくれるかが最後の見せ所かな。
そろそろラストだよね。
どうなるのか最後まで見守りたい。
◆キャスト
青柳小春:満島ひかり
植杉紗千:田中裕子
青柳信:小栗旬
青柳望海:鈴木梨央
青柳陸:高橋來
砂川藍子:谷村美月
植杉栞:二階堂ふみ
砂川良祐:三浦貴大
蒲田由季:臼田あさ美
澤村友吾:高橋一生
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