BLUE ODYSSEY

BLUE ODYSSEY

『アリスの大豪邸』第4部 ACT.140



フォルクスワーゲン「……………………。」

アリス「……………………。」

アリスはインターネットカフェに入りずらくなりました。

ニセアリス「この車は”使い捨て”なんだ!
ここでおさらばだ。」

フォルクスワーゲン「そんな!」





しかたなくフォルクスワーゲンは残して、みんなインターネットカフェに入ることにしました。

フォルクスワーゲン「さよなら~~~~、みなさん~~~~~♪
また会う日まで~~~~~♪」







ニセアリス「やれやれ、やっと”壊れたラジオ”から開放された。」

ウサギ「……………………。」

ニセアリス「うるさいだけなんだよ、まったく!!」

ウサギ「……………………。」








アリスはまだミルキーが起きて来ない事に気付きました。

アリス「ミルキーさん!ミルキーさん!」

インターネットカフェに入ったのでミルキーを起こそうとしたのですが……、ミルキーは起きませんでした。インターネットカフェに入れば起きると思っていただけにアリスは焦りました。

アリス「ミルキーさん!ミルキーさん!」

その時、インターネットカフェのBGMが鳴り始めました。






ポロポロポロン♪~~







ミルキー「 はわわわわわ!!!


インターネットカフェだよ!








アリス「……………………。」


ミルキーは バチッ! と目を覚ましました。

ミルキー「はわわわわわ!
マンガがあるよ!DVDもあるよ!」

ニセアリス「やれやれまったく”ノラネコ”みたいなヤツだな。
一日中寝てばかり………。たまーーーに目を覚ます。
ネコの生活と同じだ!」

アリス「ニセアリスさん!!」

さっそくアリスたちは今日の寝床であるブースに行きました。

ミルキーはすっかり元気になり、ブースの中のフカフカの敷物の上でバウンドしました。

ミルキー「アリスタン、マンガ見たいよ!マンガ見たいよ!」

ニセアリス「やれやれ、まだまったくの”おこちゃま”だな。
マンガを読むコトしか頭にない。
やはりその辺の”ノラネコ”と同じ生活だ!」

アリス「ニセアリスさん!!」





ACT.141 映画のDVD 『アリスの大豪邸』 第4部 お屋敷の中へ!編 


一方ミルキーはうずうずしていました。

ミルキー「アリスタン、ミルキータン、マンガ見たいよ!」

アリス「でもミルキーさん、毎日毎日”お昼は寝ていて、夜だけ起きてマンガを読む”生活はよくありません。
今日はあまりマンガは読まないようにしませんか?」

ミルキー「そっ、そんな…!!」

ニセアリス「まったく!オコチャマのくせに”昼と夜を取り替える”とは!
世の中には”昼間は忙しくて、夜は半分眠りながらブログを書いている”ヤツもいると言うのに!」

アリス「……………………。」

ニセアリスはそんな風に言っていました。

アリス「……………………。」

ミルキーはそれで今日は「DVDで映画を観る」ことにしました。
それなら2時間ぐらいで見終わります。その後眠ることにしました。

ミルキー「ミルキータン、『チャーリーとエンゼル工場』が観たい!」

アリス「わかりました。ではそれを探しに行きましょうか?」

アリスはミルキーをつれてブースを出ました。

一方、ウサギさん・由美・モグモグはいつものようにブースの中で横になっていました。
軽く飲み物を取ることはあっても、疲れているのですぐに眠るようです。みんなウサギさんが取って来てくれた無料貸し出しの毛布を身体にかけていました。





アリスとミルキーは「DVDのコーナー」に行きました。
そこは棚に大量のDVDが並んでいました。
ですが……、『チャーリーとエンゼル工場』が置いてあるはずの所にそれがありません。

ミルキー「アリスタン、ないよ!!」





それでアリスはミルキーのためにカウンターで聞いてあげました。

ウエイトレス「お客様、それは現在”貸し出し中”かと思われます。
こちらにはまだ戻って来ておりません。」

アリスはミルキーに「それは今誰かが借りて観ている」ということを説明しました。
そして2人は飲み物だけ「フリードリンクのコーナー」で取って来て、いったんブースに帰りました。

アリス「誰かが戻して来るまで待ちましょうか?最大2時間で返って来ると思いますが。」

ミルキーは飲み物を飲みながらため息をつきました。

ミルキー「はああ~~~~。2時間か……、」

しかし、急にミルキーが、

ミルキー「アリスタン、あれ!あれ!」

と言ってブース内の一画を指さしました。アリスがミルキーが指さす方向をアリスが見ますと、床に寝転んだニセアリスがDVDのパッケージに書いてある説明文を読んでいました。それは『チャーリーとエンゼル工場』のパッケージでした。

アリス「……………………。」

アリスはまたかと思いました。

アリス「あのうニセアリスさん、その映画を観るのなら、ミルキーさんもいっしょに観させてあげてください。」

するとニセアリスは……、

ニセアリス「ヤダ!」

と言いました。

アリス「ニセアリスさん!!」





ACT.142 ニセアリスがまた…、 『アリスの大豪邸』 第4部 お屋敷の中へ!編 


アリスは怒りました。

アリス「ニセアリスさん!」

ニセアリス「アンだよ?」

アリス「ニセアリスさん、それは”観るため”に持って来たのではありませんか?」

ニセアリス「”パッケージを見るため”に持って来た。」

アリス「もうパッケージを見たのなら、それをミルキーさんに貸してあげてください。
ミルキーさんは映画を観たいんです。」

ニセアリス「ヤダ!」

アリス「どうしてですか?」

ニセアリス「は?これはアタシが借りた。今はアタシのモンだ。
どうしようとアタシのかってだ。」

アリス「……………………。
映画を見ないのに借りて来たのですか?」

ニセアリス「どうしようとアタシの自由だ。」

アリス「そうですか?わかりました。
ニセアリスさんはそんな人だったんですね?
これではいっしょに暮らせませんね。

さようなら、ニセアリスさん。」

そう言ってアリスはニセアリスに背を向けました。

ニセアリス「……………………。」

アリス「さあ、ミルキーさん、眠りましょう!」

ミルキーは自分の指をお口にくわえました。

ミルキー「でもアリスタン……、『チャーリーとエンゼル工場』は?」

アリス「ミルキーさん、今は眠りましょう。
今日はどうもあの映画は見れないようです。」

アリスはそう言いました。
そして横になってミルキーを寝かしつけようとしました。
ミルキーもそれにならって横にはなったのですが……、

するとニセアリスはパッケージを読み始めました。

ニセアリス「おお!この映画は!!
エンゼル工場の中はこうなっているのか?
そうか!そうか!おもしろい!」

ミルキーは眠ろうとはしていましたが………、

ミルキー「アリスターン!」





ACT.143 パッケージによりますと 『アリスの大豪邸』 第4部 お屋敷の中へ!編 

アリスはもう眠ろうとしていました。でも眠そうな目を開けて……、

アリス「ミルキーさん、相手にしてはいけません。
相手にしなければその内相手も眠るでしょう。」

アリスにそう言われたのでミルキーは眠る事にしました。

アリス「さあ、寝ましょう」

アリスはミルキーの身体に毛布をかけました。
ミルキーは横になっていましたが、その目はパッチリさえていました。

ミルキー「アリスタン、眠れないよお……、」

するとニセアリスがボソボソ言い始めました。

ニセアリス「なになに……、

パッケージに”あらすじ”か書かれているな。

チャーリー少年はポップコーンのパッケージの中に入っている”金色のチケット”を手に入れたかった。それを手に入れるとエンゼル工場の中に招待されるのだ。
エンゼル工場に入れる機会はまたとない。
だが、そのチケットは全世界で5枚しかないのだ。

チャーリー少年は工場の中にどうしても入りたかった。
けれどチャーリー少年の家は貧乏でポップコーンは年に一個しか買えないのだ。」


ミルキーはこのボソボソが耳に入り、想像力をかきたてられました。




ミルキー「アリスタ~~~~~ン!!」



でも、アリスはもう眠りに入ろうとしていました。



ニセアリス「なになに……、

しかし、ちょうど年に一回のチャーリー少年の誕生日が近づいた。
チャーリー少年の両親はポップコーンをひとつ買ってチャーリー少年にプレゼントしたのだ。
エンゼル工場の中に入れるなど、チャーリー少年にとって一生に一度のチャンスだからだ。

そしてチャーリー少年はそのポップコーンを開けた。





そこにはなんと!





ミルキー「 アリスタ~~~~~ン!!





ミルキーはアリスをゆさぶりました。アリスは眠い目を開けました。

アリス「ミルキーさん、気にしないで寝ましょう。ムニャムニャ……、」

ミルキー「アリスタ~~~~~ン!!アリスタ~~~~~ン!!」

ニセアリス「なになに……、

チャーリー少年が買ってもらったポップコーンの中には なんと ”金色のチケット”が入っていた。

それに工場に招待されるとその”帰り”には”一生分”のポップコーンがおみやげにもらえるのだ。
それに5人招待された子供の内、一人にだけ”とてつもなくビッグなプレゼント”が用意されているらしい。でもその内容はまだ”ないしょ”だ。

そして……、
エンゼル工場の中に入る日がやって来た。




入るとそこにはなんと!




ミルキー「 アリスタ~~~~~ン!!



ミルキーは激しくアリスの身体を揺さぶりました。




ユサユサユサ……、




しかし、アリスは一人先に夢の国へと旅立って行きました。





ACT.144 インターネットカフェから出る! 『アリスの大豪邸』 第4部 お屋敷の中へ!編 





アリス「……………………。」





気が付きますと、「うす暗い建物」の中にいました。
そこは古い建物のようでした。
質素な感じです。

ここはどこでしょうか?
アリス以外誰もいないようです。

アリス「ここは?」

アリスが歩きますと靴音が廊下に反響しました。









アリス「……………………。」








アリス「……………………。」









……アリスは目が覚めました。

アリス「あれはあの”お屋敷の中”だったのかしら?」

イメージと違ってずいぶん質素な感じでした。
靴音の反響がちょっと不気味な感じがしていました。



さてアリスは周りを見ました。
そこはやはり「インターネットカフェのブース」の中でした。

モグモグが丸くなって寝ていました。
由美も女の子らしい寝姿で寝ていました。
ウサギさんも疲れた感じで寝ていました。
ミルキーが……、
ドテッと顔を床に着けて寝ていました。

アリス「まあ!ミルキーさん!」

アリスは思わずミルキーの身体を抱き上げました。
そしてミルキーの身体をユサユサと揺らしましたが、起きて来ませんでした。

ニセアリスは映画のパッケージをしっかりと抱いたまま寝ていました。
誰にも渡さない感じがありありと出ていました。
すっかり眠っているニセアリス。グースカ寝ていました。

ミルキーの顔には涙を流した跡がはっきりと見えました。

アリス「……………………。」





その時、目覚ましが小さな音を立てました。
ウサギさんが飛び起きました。そしてすばやく時計を見ました。

ウサギ「起きましょう!インターネットカフェを出なくては!」

またです!インターネットカフェは慌ただしいのです。






アリスは苦労して「寝ているニセアリスの身体」をインターネットカフェから外へと運び出しました。
重くて大変苦労しました。しかし駐車場にはフォルクスワーゲンがいるはずです。
そこまで運べれば……、

行ってみますと、フォルクスワーゲンは確かにいましたが、フロントガラスに浮き上がっている”目”には”涙の跡”のようなものがありました。(笑)





ACT.145 カギはいったいどこに? 『アリスの大豪邸』 第4部 お屋敷の中へ!編 


アリスたちがフォルクスワーゲンルのところに行きますと…、

フォルクスワーゲン「は?!」

フォルクスワーゲンは目を覚ましました。





フォルクスワーゲン「お帰りさないましーーーー!!」





そう言ってフォルクスワーゲンは喜びました。しかし「でっかい大の字の荷物(ニセアリスのこと)」をアリスたちが抱えてきたのを見てガックリしました。

アリスたちは助手席にニセアリスを積み込みました。



ドサッ!



アリス「ふう!ホントに便利ですね、”車”って!」

前回は苦労しましたが、今度は「車に積み込むだけ」ですみました。後は車が運んでくれます。
その後、寝ているミルキーも積み込みました。

ウサギ「しかし、やはりインターネットカフェに連続で泊まるのは疲れて来ましたね。
早くあのお屋敷の中に入らなくては!」

アリスもそれは思っていました。

そこでウサギさんはタッキーに電話しました。タッキーはずっとお屋敷の”カギ”を探してくれているハズです。





タッキー「みつかりません。
おかしいですね。”カギは弁護士の方が一度預かった”ということです。
あのお屋敷の営業が停止した時、”破産手続き”をする弁護士がそのカギを一度受け取ったらしいのです。ですが、その弁護士の事務所に連絡しても現在そのカギの行方は知らないと言ってますし。
でもそこにあるハズなんですが……」

ウサギさんがタッキーに状況を話すと、もう一度弁護士事務所に聞いてくれることになりました。

ウサギさんはそれをアリスに説明しました。

ウサギ「あのお屋敷が営業を止めた時、弁護士の方がカギを預かったらしいです。」





こうしてアリスたちはとにかく”お屋敷”に向かうことにしました。

アリス「その前にお食事を買って行きましょう!」

それでその日の内に食べられる物を買うことにしました。冷蔵庫がありませんし、現在保存があまり利きません。

アリスたちはお店を探しましたが、朝から開いている所は少ないので苦労しました。

ウサギ「早くお屋敷の中に入って冷蔵庫を用意しなくてはなりません!」

やっと食べ物屋を見つけて買い込みました。
そしてお屋敷を目指します。





フォルクスワーゲン「オイラにお任せあれ!ひとっ飛びです!」







そしてあっという間に建物に着きました。

フォルクスワーゲン「着きましたあーーーー!」

車から降りたウサギさんはマジマジとお屋敷の建物を見つめました。






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