人生やだとはいえない by やだもん

人生やだとはいえない by やだもん

3. インターンシップ



前回のようなわけでボストンでインターンを探す前に、大学1年目と2年目の間の夏休みに実は初めてのインターンをしました。どうやってゲットしたかというと、母のアイディアで、「とおおおおい親戚の人が会社をおこして、そこの会長をしてはるので、頼んでみたら」、と言われたので、ぜひとも実際働いてみたいと思っていたやだもんは、めずらしく素直に、その1回も会ったこともないとおおおおおい親戚である会長に手紙をかきました。

私はこうこうこういうもので、ぜひ、実際に働いてみたいと思っています。なんでもしますので、どうぞつかってください。というようなことを下書きを3回くらいして、書きなれない日本語なので清書も5回くらいやり直して(手書きのほうが伝わるかと思って)、だした手紙の返事はこころよくOKで、まあ、東京にしたら安い時給でしたが、無給でもするつもりだったので、ラッキー、と思って、東京にゆきました。

私は関西の人間なので、初めての東京ぐらし。新しいとこに住むのは慣れてるから大丈夫なものの、いろいろ目新しいこともあり。

会社はコンサルティング会社で、私はひとつのチームに所属して、そこのアシスタントのようになりました。仕事内容は、データ入力、データ分析、日本語英語の訳(でも、あまりにも訳が下手で、笑われてました)、リサーチ、などなど。パソコンが基本です。もともとエクセルなんかは大学で習ってたし、タイプもできるので、重宝されました。会社の人々も親切なひとたちで、よくしていただいてとってもありがたかったです。

ちなみに2年目と3年目の夏休みも同じところでインターンをしました。最初は1ヵ月半、2回目は3ヵ月半、と新入社員のようにいろいろさせてもらいました。

インターンで得たことは、実際に会社っていうのはどういう雰囲気か、働くというのはどういうことか、という感覚がとりあえずつかめたこと、どういう分野で働きたいかを考える材料、今までと違う範囲での人間関係、などです。もともと働きたかった私ですが、実際にやってみてそれが確かなこともわかり、アルバイトとはまたちがう、中に入ることのできる良さ、みたいなものがありました。

日本でよく聞くのは、1週間くらいの短期間で、いろんな学生と集まって、リサーチやプレゼンをする、ということですが、私はそれより、もうちょっと長い期間、実際に社員にまじって働く、というところにインターンの意義があると思います。

会社の人も忙しいし、なんにもわからない学生は邪魔かもしれません。私はたまたま経営学部だし、少しは知ってることもあったので、重宝してもらえましたが、実際のところ、なかなか実施するのは難しいのかもしれません。でも、学生にはとてもいい経験になるし、会社のほうもそこから雇いたい、という学生を見つけられる可能性も多いにあるので、ぜひもっと増やしてほしいと思います。

(ちなみに私もその会社にぜひ入ってください、とありがたくお誘いいただきました。自分のがんばり次第でそういうこともあるんだな、と思って、とってもうれしかった出来事です。結局いろいろ考えて入らないことに決めたけど、いろんな人にお世話になり、大変感謝しています。)

2004.1.18


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