人生やだとはいえない by やだもん

人生やだとはいえない by やだもん

7. 学部と就職の関係



今テレビのニュースで、モントリオールの就職状況がでていた。これからは、Mining Industryや医療関係が仕事が多いらしい。ふむふむ。学生のインタビューなんかもでてたけど、しめの言葉は’The best advise for students is to find a job that you’d love to do.’ そりゃ、そうだぜ。

日本では専攻内容と就職と、関係ない人が多い様子。フランス語科の友達は、学科でフランス語に関係ある仕事に就職した人はいない、といっていた。えええ。そうなのね。

ここではおおいに関係ある。もし、English Literatureが専攻だといったら、みんなにOh! How usuful...といやみに言われてしまうであろう(no offece to English lit students)。就職に直結しているのはやっぱりエンジニアやマネジメントの人々だろう。Arts(人文学部?)の人は就職活動さえしてない様子。

就職に実用的だと考えてマネジメントに入ったやだもんだけど、今となってはそれが良かったのか、よくわからない。いろいろなことに興味があって、高校にいる間に、医学部、教育学部、社会学部、人間科学、遺伝子、いろいろ検討した。でも、なんでか、最後はマネジメントになってた。なんでか、いまいち覚えてないのはなぜだ。専攻もいかにも実用的なファイナンス。これはちなみに消去法です。ほんとは会計が気にいったけど、カナダのはいらないし、マーケティングなんて全然あわなかったし、ITなんかに興味ないし。専攻にしないとdepthが足りないかな、ということで、残ったファイナンスになったのです。

でもなー。就職が決まってるから言えるのかもしれないけど、マネジメントで学ぶことなんて、やりたかったらMBAでまったく同じことをするし、働いてる間にいろいろどうせ学ぶんだし。日本で就職するなら、専門知識も求められないことがおおい。投資銀行でもいろいろあるけど、なんにも専門知識がない、生物、とか、美術史、とか専攻してる人も選考に残っていた。だったら、他に学びたいことを犠牲にして、わざわざ3年もマネジメントのコースばっかり取った(それしかできないんです、選択の余地なし)やだもんの立場はいったい・・・、ってちょっと思いました。

もちろん、マネジメントにいたからこそ、考えたこととか、わかったこととか、あります。そこはやっぱりtrade-offが。

仕事を得るために大学にいくのか、学びたいことのために大学にいくのか。人それぞれ。大学は勉強すること、とはいっても、大学にいかないと好きな仕事につけないときもあるだろうし。学びたいことは学べても、仕事が見つからない場合もあるだろうし。いやいや、難しいけど、とりあえず自分を納得して決めることができるなら、どちらに転んでも、やっていける、先に進めるはずですね。

2004.1.24


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