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Books Tonton（ブックスとんとん）は、本や音楽をはじめ、日々気になったことなどを、あれこれのんびり書いていきたいと思います。
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2006.02.27
カテゴリ： 本・作家
が、文章量はきわめて少ない。
それに加えて、サム・メッサーが描いたタイプライターのアートワークが何作も収められている。同じタイプライターを描いても全て異なる作品に仕上がっている。
このテキストと絵のバランスが絶妙である。
どちらかといえば絵の方が勝っているくらい、訴えかけてくる。
こんなコンパクトな本にも、オースターらしさが感じられるから不思議だ。
ちなみにオースターは今でもコンピュータはほとんど使わないそうだ。
僕の部屋にも古いタイプライター（Underwood社製）があって、もう使わないのだけれども、十代の淡い恋の思い出とともに捨てられずにいる。
『わがタイプライターの物語』ポール・オースター：著、サム・メッサー：絵、柴田元幸：訳。新潮社刊。
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Last updated
2006.02.27 20:33:04 コメントを書く
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