BRASILの独り言

(6)ブラジルに来て




当然一般的な日本人と比べて、随分と太いのだが、尻だけが異常にでかい!しかも、張り裂けそうなほど“ぴちぴち”サイズのズボンを好んではいている。


ブラジル人男性は女性の尻に一番魅力を感じるといっていて、小さいお尻は見向きもされないというのは 話に聞いていたが、まさか こういうデカ尻がいいのか・・・。





まったくお国変われば・・・である。




さて、私が来た当時、皆ウエスト部分が以上に高く、腰の部分にかけて不自然なカーブを描き、尻の頂上から足首にかけてすとんと落ち、足首部分が閉まっているデザインのジーンズが流行っていた。しかも霜降り。





―――イヤだー。こんなジーンズ!!!!――――――






見た瞬間、ゲッと思ったが、町中の人皆それを堂々とはいて、闊歩している。そのジーンズの上は首のところが閉まったでかTシャツ。
そして、やたらジャージのズボンをはく。首が閉まったでかTシャツ&ジャージのズボン&必ず白いスポーツ用スニーカー。それに 黒の皮バッグを肩から提げて、街から、買い物、映画まで見に行ってしまうのである。ださださー。




私は絶対あんなダサい格好はしたくない・・・と思っていたのだが、町中の人も、ショッピングセンター内でも、挙句の果てにはファッション雑誌、TVに出てくる有名人までも、堂々と誇らしげに霜降りジーンズ姿を披露している。私一人が異端派で、挙句の果てには義妹がブラジルジーンズについて、知ったげに講義を始めたりもする。文化の違う異国にぽーんと入り込むというのは とても心細いし、自分の自信も揺らいでしまうものだ。当時はまだ若かったし。
早くこの国の言葉を覚え、この国の普通の人間として振舞いたいという気持ちの現われだったのか・・・?






な、なんと不覚にもブラジルモードに影響されてしまったのだ!




ちょっとだけ興味が沸いてしまったのだ!!!!!





見た目だけでもこの国になじめたような気が味わいたかったのだ!!!!(汗)





当時人気ブランドだった『ZOOMP』で例の「ハズカしいジーンズ」を購入し、お出かけ時にはいていたのだ。いやーーん!(赤面)思い出したくない恥ずかしすぎる過去である・・・。

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