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中国語で電話があった。プリンターの修理が終わったと電話をもらったばっかりだったので、その関係の電話かと思って聞いていたが、要領を得ない。中国語がわかるお手伝いさんに代わってもらい要件を聞いてもらった。広州の会社が何かをファックスしてほしいそうだ。間違い電話かと思ったがうちの名字を中国語で言っている。ファックスの番号を聞いて電話を切り、主人に電話し心あたりがあるか聞いてみたが知らないという。きっと間違い電話に違いないという結論に達したのだが、帰る間際にお手伝いさんがわくわくしながらこう言った。「私はず~っと考えていたよ、太太(おくさん)。太太の誕生日は来月でしょ?さっきの電話は宝石を売るプラダっていう有名な会社からだった。先生(ご主人)がきっと太太の誕生日プレゼントにダイヤモンドの指輪を買おうとしてるんだよ」うちの主人に限ってそんな素敵なサプライズを考えつくなんて、あ・り・え・な・い。ブランド物や飾り物など無駄なことにはお金を使わないひとだ。すぐさま打ち消したがお手伝いさんはまだ自分の推理が正しいに違いないという顔をしていた。主人が帰って来ると早速お手伝いさんが主人に聞いた。すると主人は笑い飛ばし、「旦那さんが指輪を買ってくれるもんだと思って喜び、言われるとおりに注文の確認ファックスを送るとそれを証拠に高額な請求をしてくるという詐欺の一種だよ」と言った。なるほど。うちのお手伝いさん、もしかして詐欺にあい易いタイプ?あぶないね~。でも、プラダでダイヤモンドの指輪って売ってるのかな・・・。
2006年03月28日
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住んでいるところのホテルの経営が変わった。シンセンの国営航空会社が買い受けたのだ。これからホテルは全面的に改装され3ツ星から4ツ星になるそうだ。3月から9月までホテルは閉鎖されるため今までいたスタッフや従業員はほとんど解雇。英語が堪能でとっても親切だったイバまでいなくなってしまった。一応ヴィラの区域はそのまま運営されるため必要最小限のスタッフや運転手だけ残された。でも英語が安全に判る人がいなくなったのでとっても不便。メイドサービスや郵便物の受付などホテルの機能はそのまま残してくれたし、使えなくなったプールは隣のサービスアパートのスポーツクラブを使えることになったのだが(温水だし24時間開いてるのでこれはラッキー)、改装のごたごたでインターネットの調子がとっても悪い。先週はしょっちゅうつながらなくなったし、週末は3日間完全にダウン。メールが見られなくなってすごく不便だった。レストランもなくなりお誕生日の朝食のサービスもなくなった。コックもいなくなったので先週の主人の誕生日にはクリスティンというお店から買ったケーキを持ってきてくれた。(でも、やっぱり超マズだった。クリームはコーヒー味だったし。一切れだけ切って残りは全部お手伝いさんにあげたらとても喜んでもらっていってくれた。)これからは改装工事をする人たちがホテルにたくさんやってくるだろう。ホテルとヴィラの間は塀を作って隔離してくれるらしいがやはり安全対策には多少の不安がある。お隣の台湾人のおじさんは早々に隣のサービスアパートに引っ越していった。私たちも多少の不安はあるが、ここの家は居心地がいいので引っ越したくはない。不便になるだろうが安全が確保される限りここに住み続けたい。でも、ホテルの改装が終わったあとはヴィラも改装してグレードを上げるという話もある。実際新しい入居者は断っているらしい。今日会った主人の会社の人も断られたそうだ。ホテル側は今の家賃の倍の家賃が取れるようにと狙っているらしいのだ。そうしたら私たちは追い出されてしまうのかな。安い家賃で入らせてもらってるもんねぇ~。うちだけ改装しなくていいからこのままここに住まわせてくれないかなぁ~。
2006年03月27日
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テストの前の日、上の娘に地理の小テストを作ってやらせた。完璧に覚えさせるため、その小テストで満点を取ったらお菓子を二つ。ひとつ間違えたらお菓子は一つ。と、主人は相変わらず物でつっていた。同じテストを2回続けてやらせたら2回目は満点をとった。そして約束のお菓子は主人が自分で食べようとして密かに買ってきていたポテチと以前日本の友人からもらったチョコボールだった。次の日宿題をしながらチョコボールを食べていた娘がドドドドっと階段を下りてきて私に聞いた「これなあに!」なんと手には金のエンゼルがのぞいているチョコボールの箱。子供のころ一度もお目にかかったことはなかったのにこんなところでお会いできるなんて。私の周りにはおもちゃの缶詰をもらったことのある人は一人もいなかったので、そのときまで金のエンゼルが本当に実在するとは思っていなかった。そういえば、チョコボールをくれた友人はめちゃくちゃくじ運がいい人だった。いつも何か当たっている。旅行からお米にいたるまで話し出したらキリがないくらい当てているらしい。日本にいたときにオフィスビル内で行われた福引では特賞と1等どちらにも名前を連ねたことがあるのだそうだ。その彼が選んだチョコボール。あたるのは当然かも知れないが、それを目の当たりにした私は改めて彼の見えない力に恐れ入ってしまった。とりあえず封筒に金のエンゼルを入れ、あて先を書いた。中国まで送ってくれるかなぁ~。だめだったら日本のおばあちゃんちにでも送ってもらうか・・・。
2006年03月17日
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最近、近所の上海人とまた浦東のビラを見に行った。買う予定はないのだが素敵なおうちを見るのが趣味になってしまったようだ。彼女の友達でそこのビラをすでに買っているルイザさんが駅まで迎えに来てくれて彼女の車で向かった。リニアモーターカーの駅が隣接している龍陽路駅から車で5分くらいのところで、大きなゴルフクラブの隣だった。名前は東郊花園。東郊迎賓館の隣になるので国賓が泊まるホテルとしてグレードが高いエリアだ。上海にしては珍しくすべて外国人による設計だそうだ。お庭は日本人が担当していた。イギリス式の建物は無駄な装飾もいっぱいあるがなかなか素敵だった。リビング、キッチン、ダイニング、ティールーム、書斎、豪華なバスルームに大きなウォークインクローゼット。屋根裏部屋と、地下にはジャクージーとホームシアター。内装や家具の趣味はいまいちだったが壁紙はイギリスっぽくて素敵なのもあった。。一番小さいので480平米(地下と屋根裏部屋はおまけ)800万元(1億2千万円)貸し出すときは家賃として750USD(90万円)が入ってくる。大きいのでは700平米で1300万元(2億円弱)。でも貸し出すときの家賃は850USD位。う~ん、どっちがお得なんだろう・・・って、私が心配することでもないか。
2006年03月13日
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2歳と1ヶ月の娘は中国語と日本語を自然に身につけている。しかも中国語と日本語を使う場面を明確に分けている。会話が成り立ちはじめた1歳半頃からずっとそうだ。中国人には中国語、日本人には日本語、という原則を崩さない。というより、相手によって話す言葉が固定し、容易に切り替わらないという印象を受ける。パパが中国語で「外面冷(ワイミエンラン)」言うと、娘はちゃんと日本語に直して「おそとさむいー」と言いかえる。また、パパが夜帰宅すると、「パパかえってきたー!」「パパかえってきたー!」と日本語ではしゃぐが、次の瞬間お手伝いさんに対しては、はしゃいだまま「ババフイライラ!」とすんなり中国語に切り替える。これは言語や概念の形成が、周りの人との関係の中で形成されてゆくことの証しなのかもしれない。1-2歳児が、しかも感情を無邪気に吐露する場面で、相手のことを慮って相手の言語に合わせているとは考えにくい。むしろ、彼女の頭にある概念は、その人との言語の交流から形成されたものだから、その人に向き合った瞬間、その言語でしか概念を交換できないように見える。娘のように接触する人が限られ、概念が初歩的な場合、比較的純粋な形でそれが現れているのではないだろうか。この使い分けには例外もある。片方の言語では知っているが、別の言語で知らない単語の場合や、自分でもどちらの言語か区別できない場合だ。娘にりんごをむいてあげた時、娘はりんごに僅かに残る皮を見つけ、「皮(かわ)はダメダメ!」と言おうとしたのだろうが、「皮(ピー)はダメダメ!」としきりに繰り返した。この場合、りんごの皮の概念はあるのだが、日本語の単語を知らないか混乱して、使い分けをし損ねている。2歳児が言葉の使い分けをするなんて、と大人は感心するだろう。しかし実は子供にとっては一番楽な選択にすぎないのである、というのが私の印象だ。
2006年03月13日
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2歳の娘にはどもりがある。妹の子供も小さい頃ひどかったらしいが、すぐになくなったらしい。時々発作のように出るだけなので心配はしていないけれど、出はじめると止まらない。たいていは最初の単語にひっかかってしまい、あとがスムーズに流れない。今日は「ヨーグルトのむ」の一言で苦労した。「ヨッヨッヨッヨッヨッヨッヨッ・・・」という具合に延々とつづく。本人もさすがにもどかしいらしく、途中から手で口を抑えながら「ヨッヨッヨッ・・・」を繰り返す。それでも脱却できず、最後には、悲しみと悔しさから「キュン!」声を上げて挫折した。そのあと、主人が背中をなでながら「ヨーグルトのみたいの?」とたずねると、今度はすんなり「ヨーグルトのむ!」と言えた。どもりはいろんな場面に出るが、この娘はとくに飲食に冷静でいられないたちのようだ。
2006年03月12日
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土曜日の午後、10歳の娘とテニスをやった。そこで改めてスポーツ、特に部活の意味について思いをはせた。10歳の娘は塾には行ってないが、学校の宿題は多く、子供ながらに締め切りやストレスの中で生活している。毎日「宿題早く終わらせなさい」と私にがみがみ言われるし、ここ2年はそれまで独り占めにしてきたアイドルの座を妹に奪われたと感じているに違いない。そんなストレスの中、しばしば機嫌をそこねて、大きな声をあげることがある。可愛そうだなと思っていた。しかし最近はテニスに凝り始めたので、テニスのレッスンも週2回に増やしてあげた。これはストレス発散に相当に作用するらしく、テニスの日は比較的穏やかだ。考えてみれば、毎日机に座っていては誰でもつらい。主人は学生時代、部活にあんなにエネルギー浪費することもなかったと、すこし後悔することもあったらしいが、「部活には生徒のストレスを発散して精神を安定させる」という意味があったことに、子供を育てながらようやく気がついたとも言っていた。でも、私たちの時代は勝利にこだわってストレスを作りだす部活がむしろ主流であったような気もする。人一倍負けず嫌いの娘にはこれからどのように作用することやら。心配は尽きない。
2006年03月05日
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遺伝はふとした所に現れる。土曜日の朝、家族全員で外出した。タクシーで20分ほどの所だ。出発から10分したころ、下の娘(2歳になったばかり)が車に酔ったらしく、主人にひざの上でぐったりとなり、吐いた。おかげで本人とパパはxxまみれになった。主人も子供時代に乗り物酔いが激しく、電車だろうが車だろうが、30分ともたなかったという。そういう時は姿勢を前のめりにすると楽になったそうだ。娘も教えたわけではないのに、頭をさげて前のめりの姿勢をとっていた。パパの乗り物酔いDNAが、不快回避の情報とともに受け継がれたのだろうか。xxの被害にあった本人とパパだけ一足先に家に戻ったが、帰りの車中でもぐったりしていたそうだ。しかし家に着くと間もなく元気を取り戻し、まだお昼まで1時間あるというのに、お手伝いさんに“吃飯!”(ご飯食べよう!)としきりにねだり、早々と胃ぶくろを満たしたのだそうだ。(これは私のDNA?)
2006年03月05日
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近所の子のお誕生会でもらってきた風船がここ数日家の中にころがっていた。ひな祭りの晩はその風船でいつの間にか家族四人のバレーボール大会が始まった。といっても試合ではなく、輪になって風船を次々につくだけだ。この何気ないことが、2歳の娘には相当エキサイティングなことらしい。だれかが風船をつくごとに大笑いでよろこび、自分のところにくるといっそう興奮してよろこぶ。バレーにちなんで「くるしくったってー♪」と水を向けると、アタックNo.1の主題歌の続きを歌い出す。(ドラマ版のDVDをほぼ全編観て、こんなナツメロを2歳にして歌える。)ところが、興奮のあまりその歌も途切れるほど、風船にエキサイトしていた。「おもちゃだ、子供向けDVDだ、」と大人の目線で頭をひねるより、こどもにとって楽しいことは、案外そんなところにころがっているのだ。
2006年03月03日
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今日はお雛様だったので、近所のお友達を呼んでささやかにお祝いした。しかしウチには二人も娘がいるのにお雛様がない。主人は雛人形なんて無駄だという方針なので買う予定もない。しかしせっかくのひな祭り、お雛様がなくてはさびしいので昨日の夜さっそく雛人形を作った。雛人形の顔を作ってる暇がなかったのでとりあえずリカちゃんで代用。これが結構イケてた。お内裏様に化けたのはウェイトレスのドレスを着ていたリカちゃん。黒いテープで眉毛を作り、頭はその黒いテープでぐるぐる巻きにした。なかなか凛々しいお内裏様になったと思う。着物は和風の生地にキルト芯を挟んで縫ったのでちょっと内掛け風に立体的になった。大きさも普通の雛人形のようで存在感もある。子供たちは大喜びだったが、下の子から飾ってるリカちゃん雛人形を守るのは一苦労だった。主人に見せたところ、「宝塚風雛人形?」と不評だったが、パロディーとしては傑作とお褒めの言葉(?)を頂戴した。来年はリカちゃんをもう3つ買って三人官女を作ろうと思うと打ち明けたら「やめてくれ~」と言われてしまった。なんで?いいじゃん。
2006年03月03日
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あるとき主人が思い出し笑いをしていた。聞くと、中国の犬には名字があるのだという。主人の職場でミーティングの最中、一人の日本人が女性スタッフ黄(ホワン)さんを、親しみを込めた日本語で「ホワンちゃん」とよんだ。中国人は当然うしろについた「ちゃん」の意味がわからない。それで主人が日本語の「ちゃん」の意味を説明することになった。中国語では、親しみを込めた名前の呼び方に、その人の名前に含まれる漢字一つをとって、その前に「阿(ア)」をつける。主人はその例をとって中国語で説明をした。そして最後に「つまり彼の言う『ホワンちゃん』をそのまま中国語にすると『阿黄(アーホワン)』・・」と言った瞬間その場は大爆笑。主人も何がそんな受けているのかわからず理由を聞くと、阿黄(アーホワン)とは中国で犬を称して呼ぶ呼び名とのこと。犬の毛はたいてい黄色系だからだそうだ。その説明を聞いて主人も逆爆笑。「それじゃ犬のファミリーネームはみんな黄(ホワン)さんだ」などと盛り上がったらしい。それ以来主人は、それまで名字を知らなかった犬たちの姿が次々に思い出され、ついつい笑ってしまうのだという。
2006年03月02日
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子供の感情表現はストレートでわかりやすい。夜、下の娘に自分のパジャマのボタンをとめさせた。5分くらい奮闘した末、ようやく一つのボタンをはめることに成功。生まれて初めてのボタンとめで、相当嬉しかったらしい。喜びに満ちた目を大きく見開き、両手をまっすぐに伸ばして「ヤッター!」「ヤッター!」とベッドの上で何度もジャンプする。気をよくしてもう一つのボタンに挑戦。これも3分ほどの格闘で成功。同じように喜んだあと、興奮でうわずる声で、階下のパパに「パパできたよー!」「ボタンとめたよー」と叫んだ。こういうわかりやすい感情表現、だんだんできなくなるんだろうな。
2006年03月01日
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