★キャッツ
キャッツ
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あらすじ
年に一度開かれる舞踏会に集まる２４匹の猫たち。
今宵は天上に上り、新しい人生を生きることが許されるという
"ジェリクルキャッツ"が選ばれる特別な日。
"ジェリクルキャッツ"とは
人間に飼いならされることを拒否し、逆境に負けずしたたかに生き、
自らの人生を謳歌する強靭な思想と無限の個性、行動力を持つ猫。
猫たちはそれぞれの生き方を歌い、踊り、競い合う。
そして夜明けの静寂の中、長老猫によりただ一匹の猫の名前が宣言される。
その猫の名前は-----
みどころ
ストーリーを求めてはいけないということです。
はじめてみたときに最後までストーリーというようなストーリーがなかったので
あれー？(￣∇￣；)と思った覚えがあります（苦笑）
どちらかというと「ショー」だと思って見ると楽しいと思います。
あらすじでは２４匹の猫とありますが、実際には数えてみたら２７匹います。
劇中芝居の中にでてくるグロールタイガー＆グリドルボーン、神出鬼没のマキャヴィティは
舞踏会参加者には加えないらしい。それもそうか（苦笑）
とにかくたくさんの猫がでてくるので見分けがつきません（笑）
最初は覚えるだけでも大変かも。
キャッツの見どころは舞台もそうですが、キャッツ・シアター自体も楽しめます。
キャッツのためだけの専用シアターなので劇場全体を使ってゴミ捨て場の雰囲気を作っていて、まるで本当にその中にいるかのよう。
壁に貼り付けてあるゴミも猫の視点にあわせて大きく作られていて精密に作ってあるので これだけでも見て回るのが楽しいです。
たまごっちやスリッパ、たまごのパック、雷おこし、人形焼、ぴあや懐かしのゲーム盤などたくさんのゴミがあります。
それぞれ公演地のご当地ゴミなどがあってそれを探すのも楽しみだったりするらしい。
天井も切り絵のような夜空が作られていて、色とりどりの電飾も飾られていてゴミ捨て場なのにおもちゃ箱のような感じです。
舞台と座席の距離も近いので、２階席でも充分楽しめます。
というかむしろはじめは２階席の方が全体を見渡せていいかと。
そして１階席・２階席ともにおすすめなのが通路側席です。
なぜかというと猫と握手できるから！
あちこち走り回ってくれるので握手タイムには自分から手を出せばたいてい握手してくれます。
それだけでも得な感じがするのですが、時には立ち止まって見つめてくれたりするのでほんとお得な席になってます。
＜余談ですが、鈴木スキンブルと見詰め合った日には気絶するかと思いました・・・。
なんなのあのキラキラした人は！！一気にフォーリンラブ！！＞
舞台が始まるとS回転席が回りだし、真っ暗になって「オーバーチュア」という
曲が流れだすのですが、その時ちょっとした客席パフォーマンスがあります。
はじめてみるときはびっくりしますがこんなとこも楽しいですね。
そして猫たちが舞台に集まり、舞踏会が始まるのですが、ダンスがすごい！
ダンスシーンが長いので、キャストの人はすごく大変だなあと見るたびに思います。
以下出演順に猫さんたちの紹介を。
タントミール→ワインレッドのシャム猫の一種。スレンダーでセクシーな雌猫。
オープニングでのしなやかな仕草は美しいの一言です。
ダンスシーンでもとっても綺麗でひときわ目をひきます。
ヴィクトリア→全身真っ白な美しい雌猫。
白い首輪には星がついていて可愛いです。月明かりの中踊るシーンはとても綺麗。
コリコパット→黄色と黒の毛皮を持つ踊りが得意な青年猫。
ヴィクトリアとペアで踊ったりします。目・口元が白いのが特徴。
徐コリコのはにかみ笑顔が可愛いですｖ
マンカストラップ→グレーと黒の縞々雄猫。
みんなのリーダー的な存在。犯罪王マキャヴィティにもみんなを守るため果敢に立ち向かう素晴らしき兄貴！ かっこいい！
ジェニエニドッツ→オレンジ色の縞模様の優しいおばさん猫。
朝から晩まで動かないので太っている。しかし夜になると大変身。
毛皮を脱ぎ捨てて（笑）地下室のネズミたちやゴキブリたちの教育に奔走している。
ネズミとゴキブリたちとのタップダンスはとっても楽しくてワクワクします（＾-＾）
ジェニエニドッツの笑顔が太陽のようです。
ジェミマ→白の毛皮に黒とオレンジの縞模様の雌猫。耳は赤い。
タントミールとシラバブと３人でジェニエニドッツの奮闘ぶりを紹介する様が面白いです。
「いいえ～♪」
ラム・タム・タガー→黒毛に茶色のたてがみと豹柄模様がワイルドな雄猫。
奔放でセクシーで天邪鬼な彼に雌猫たちはメロメロ！そして私もメロメロ！（笑）
１階席センターブロックに座っている女性は注意。
連れ去られて舞台で一緒に踊ることに！（ラッキー！！）
個人的に芝タガーがお気に入りです。アドリブ多いから目が離せません（笑）
グリザベラ→若い頃は名の知れた娼婦だったが、いまや老醜ただよう孤独な雌猫。
自分も舞踏会に参加しようとしますがみんなにさげすまれ、見下されているためなにかと邪魔されます。
そんな彼女の歌い上げる「メモリー」は切なくて涙を誘います。
早水さんのメモリーは素晴らしくて鳥肌たちました・・。
バストファージョーンズ→街一番の金持ちで政治が大好きでグルメな太ったおじさん猫。
いつも「いらっしゃ～い！」といいながら登場するので毎回｢三枝かよ！」とつっこみたくなります(笑)
こびる猫や我関せずの猫。他の猫の反応が面白いです。客席に紅いカーネーションを投げてくれます。
マンゴジェリー＆ランペルティーザ→赤毛に黒が混じった雄猫と黄色に黒い縞模様の雌猫の泥棒コンビ。
おそろいのトラ柄のベストと豹柄のスカーフでスリルを楽しむため日々泥棒稼業にいそしんでいる。
このコンビの歌とダンスは軽快でアクロバットのようでとても楽しいです。
オールドデュトロノミー→猫たちの敬愛を一身にあつめる長老猫。
特にスキンブルは一番に迎えに行って寄り添ってくるほど敬愛している様子。（いいなあ・・）
仙人のような存在でジェリクルキャッツを選びだす役目をになっている。
カッサンドラ＆タンブルブルータス→灰色の毛皮に黒の縞模様の雌猫と雄猫。
つねに寄り添っていて二匹で踊るシーンは神秘的です。この二匹はたぶん恋人同士。
アスパラガス（グロールタイガー）→茶色い毛並みにつぎはぎだらけの上着を羽織った老猫。
かってはグロールタイガーというアタリ役を演じていた二枚目俳優だがいまはその面影はなく昔を懐かしんでばかり。
劇中グロールタイガーがグリドルボーンに手玉に取られる様は面白いです。
ジェリーロラム（グリドルボーン）→茶色がかった黄色の毛皮をもつ雌猫。
アスパラガスに優しく寄り添いあたたかいまなざしを注いでいる。
その様子は親子の様（失礼；）
劇中グリドルボーンに扮するがその姿はとってもキュート♪
白くてふわふわで天使のような姿ですが、シャム猫軍団にグロールタイガーをはめて引渡す悪女猫。
２階からの登場シーンは見物です。
ギルバート→三毛猫の雄猫（めずらしい）。
劇中グロールタイガーを追い詰めるシャム猫軍団の隊長を演じているのですが、
このときのカンフーがすごい！
キャストさんによって剣だったり、棒だったりと武器は違うのですが、とにかくかっこいいです！
空中ブランコで飛んだり、ミストフェリーズにマジックで飛ばされたりとなにかと飛んでいる猫（笑）
カーバケッティ＆ランパスキャット→顔の右に大きな黒いブチがある三毛猫風の雄猫と薄いグレーの毛皮に黒ブチの雄猫。
２匹ともダンスが抜群らしくいつもダンスナンバーでは踊っている。ランパスはロック好き。
スキンブルシャンクス→いち押し猫！黄色に茶色の縞模様の雄猫で鉄道猫。
鉄道を愛し、寝台列車に乗り込み乗客のために骨身を惜しまず働く気のいいアイドル猫。
黒いベストと胸元のベルがとってもキュート！さわやかな笑顔に癒されます♪
ただ、スキンブルの曲は大好きなんですがテンポが中途半端に途切れるので
手拍子をあわせるのがいつも一苦労です。。
百々スキンブルも素敵だけど、私はやっぱり鈴木スキンブルがお気に入りです。
カムバック！スズキンブル！！
マキャヴィティ→猫の世界の犯罪王。
すごい咆哮をあげるので子供がいたら泣くんじゃないかといつもハラハラします（笑）
顔はマスクで隠れているし、全身もマントと毛で覆われているため、キャストが誰なのか
キャスト表を見ない限りさっぱりわかりませんが（汗）フリルのついたシャツが何気に可愛いかったりします（笑）
ディミータ＆ボンバルリーナ→オレンジ色に黒と白の縞模様の三毛猫系雌猫＆黒と赤の毛並みをもつ猫。
セクシーな大人のダンスでマキャヴィティの登場後その存在を際立たせます。
恐れおののきながらもマキャヴィティに憧れの念をいだいている様子。
ワルに弱い女の人っているよね・・・。
ミストフェリーズ→黒い毛皮に耳と胸元、右足が白い小さな雄猫。短い尻尾も可愛い。
小さくてとっても可愛いのですが、ダンスとマジックは本当に素晴らしいです。
ダンスで回転するシーンは必見！どこまで回るの～～。
クールな猫らしいですが、もっと笑ってくれたら可愛いのになといつも思います。
シラバブ→全身が淡い黄色の毛色をもつ雌の子猫。
小さくてとってもキュートな猫です。シラバブも「メモリー」を歌うのですが、
声が可愛いのなんのって。
純粋で好奇心旺盛のためかグリザベラに近付いては他の猫たちから止められてます。
というように以上のような個性的な猫がたくさんでてきます。
舞台装置も大掛かりで凝っていて、劇場のあちこちから猫が現れたり消えたりします。
劇場全体を使って楽しませてくれるキャッツ。
一度では猫達も内容もなかなか理解できないと思うので何度も足を運ぶことをおすすめします。
見るたびに新しい発見があってとても楽しいですよ。
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