セメント太郎が行く

昨夜遅く。

学習する事を覚えた長女がLINEしてきた。
『今日は出張から帰るよね?』
(過去に３度、風呂の湯を抜かれた)

『帰ります』

帰ったら風呂の湯があった。

更に、犬が起きていた。
遊ぶ気マンマンで部屋を走る犬。

全力アタックしてきたり、顔を舐めたり。

要は・・・



夜中ですが、ビスケットください


と、言うことです。


さて。今日も爺様繋がりで。



この爺様、８０歳です。

広島市内で不動産業をしていて、多数のビル所有。
今日は築４０年のビル。ベランダ天井の補修。
出入りの業者から、うちのモルタルを入手。
使い方を教えてほしいと連絡があり、対応。

『こういう作業が好きだから、自分でやりたい』

一度現場を見て、今日最初だけ立ち会う約束をしていた。

結局、接着剤を配合したり、モルタルを練ったり、
両方の塗りつけも、手伝ってあげた。

４０歳からこの仕事をしていると言うので、
もしかしたら親から継いだのだろうか。

「もう１０年して、ワシが生きてたらの話だけどな」

突然話出す爺様。

「このビルも他も全部壊して売るつもり」

「古いビルだからな、もう、壊す」

・・・俺の内心は。

どんだけの額になるんだ?

そう、ここは市内中心部一等地。
他にいくつあるのか聞いたら、

わからん

と言われた。 シビレタ。

帰り際、ちょっと待ってと言われた。

「これ、ビール飲みながら食べんさい」

土産を用意してくれていた爺様。
高級そうなナッツ詰め合わせ。

いただきました。

週明けから寒波来るらしい。
来週末はもっと寒波らしい。

広島城沿いの並木と。



冬の黄昏。